8月31日~9月1日のラップ中心の回顧

まえがき

こんばんは!
ギリギリ、アネックスに間に合ったー。

馬場回顧

札幌芝はだいぶ外差し馬場に。土曜10Rから明確に外差し馬場になりました。内も壊滅ではなく、半端で難しいところでした。最終週でようやく外差しになったので来週もあって欲しかった!

札幌ダートは道悪で先行有利。時計は出ており、余力ラップ戦が多くなりました。

新潟芝は内空け馬場。外差し有利になってきてはいましたが、前も残っていたのでこちらも少し難しかったです。時計も掛かってきていました。

新潟ダートは外枠先行有利。途中稍重になりましたが、時計の出方は水準級。

中京芝は総じて時計は掛かっていましたが、重馬場と不良馬場で時計の出方がだいぶ違っていました。不良馬場になった土曜7R~11Rはかなり時計が掛かっていました。重馬場の時はまだ現実的な水準。どんどんと外差し有利になっていました。

中京ダートは道悪でかなり時計が出ていました。イン有利ですが、外が全くダメという訳でもありませんでした。

注目レース

札幌芝の注目レース

・9月1日(日) 札幌1R 2歳未勝利 芝1500m

L2が12.0-11.5の加速ラップ。L1の11.5秒はこの週の最速ラップ。
6馬身差圧勝のヒシアマンは、初戦も加速ラップを上がり最速で追い込んでおり、能力が高い。
2.3着馬は出負けから大外ぶん回し。最後まで脚を使っており、2着ワールドキッスと3着ホウオウライダイも次走、組み合わせ次第で。

札幌ダートの注目レース

・8月31日(土) 札幌9R インディアトロフィー ダート1700m

L4の48.2秒は優秀。勝ち時計の1.43.6は今年の札幌ダート1700mで3位に当たる好時計。
クラヴィコードは1勝クラス勝ちが余力ラップでしたが、当時の相手が弱く、少し甘く見てしまいました。力も付けているのでしょう。3勝クラスは基本、牡馬相手になるので次も甘く見られそうですが、展開次第で突破できる馬だと見ます。
バニシングポイントは久しぶりのダート戦。やたら転厩の多い馬ですが、古賀慎明厩舎はこの馬のことを理解しているように思います。坂路追い主体に切り替えたり、今回ダートを使って結果を出したり。次走、どこを使っても厩舎力を信じたいところ。
クロースコンバットは切れ負けしたという話。1800mは少し長そうで、1700mベター。1600mがベストかもしれません。前走もレベルが高かったので不運。2勝クラス突破の力を備えていて。次、1800mでなければ。特注とします!
5着コブラまで評価。

新潟芝の注目レース

・8月31日(土) 新潟5R 2歳新馬 芝2000m(内)

5F通過67.0秒のスロー。L4は13.1-12.5-11.6-11.1。スロー過ぎたとはいえ、新潟内回りで終い11.1秒は滅多に出ません。2020年まで遡っても11.1秒以下は3Rのみ。今年の日本海Sでヘデントールが終い11.1秒で勝っていますが、この馬は菊花賞候補。
また、高い加速性能も求められるラップでした。
ペースが遅かったからと甘く見られそうですが、上位3頭は評価して良いでしょう。
2.3着馬は次走、未勝利で1番人気でないようなら狙えます(今の時期の新馬はレベルも高いので、組み合わせ次第ではありますが)。

新潟ダートの注目レース

・9月1日(日) 新潟10R 両津湾特別 ダート1800m

L4は50.1秒とギリ余力ラップ基準クリアなりませんでしたが、前日3勝クラスが50.8秒。3勝クラスは稍重で勝ち時計1.51.7でしたが、良馬場で1.52.0のこちらの方が価値は高かったはず。メンバーレベルも高かったです。
ハビレは不利ばかりの馬でしたが、今回はようやくスムーズな競馬が叶いました。3勝クラスでも相手次第。
2着ボールドゾーンは内から外に切り替えるロス。最後猛追しており、2勝クラスはすぐ勝てます。
3着マンマリアーレは前走がやたら強く、騎手が上手く乗ったという話。今回も荻野極騎手で、時計を短縮しての3着。これも2勝クラス突破できるはず。
本命を打ったクリニクラウンは外を回されすぎたとはいえ、負けすぎ。何かあったのかもしれません。今回は度外視したいところで。

中京芝の注目レース

・9月1日(日) 中京9R 有松特別 芝1600m

スローペースだったとはいえ、L2の11.1-11.3は重馬場としては超優秀。
勝ったフォーチュンタイムはこれで3連勝ですが、全て余力ラップ戦での勝利。グレーターロンドン産駒がついに超大物を出したかという印象です。
2着ワールズエンドは新馬戦でシュガークンを撃破した素質馬。こちらも強い。
3着シヴァースも実力馬。
5着ブルーミンデザインは道中、内をロスなく回ってくる競馬。直線も内目で進路で不利だったと判断しています。これで今回、前走、前々走、3走前、全て注目レースに。今回は相手関係含めて負けて仕方なかったので、次走巻き返せるはず。特注とします。

中京ダートの注目レース

・8月31日(土) 中京8R 3歳以上1勝クラス ダート1800m

5F通過64.3のスローでしたが、L3の12.7-11.8-11.5は凄まじいラップ。
調べてみたところ、L1の11.5秒は1800mで歴代最速の記録。
チカミリオンは上でも通用する牝馬。
2着アルムエアフォルクは前走、ハイレベル戦で追い込み届かないレースに。力を付けている可能性があります。
しぶとく食らいついていた3着メイショウホタルビまで評価。

重賞

・札幌2歳S

勝ち時計の1.50.3は翌日1勝クラスのガイアメンテの1.50.6よりも速く、水準のレベルにはあったはず。
勝ったマジックサンズは2番枠でしたが、意識が外。早めに外に出していました。4角で早めに先頭へ。函館の稍重馬場でL2の11.8-11.6の加速ラップを差し切った力はダテではなかったですね。
2着アルマヴェローチェは外に出したがっていましたが、渋滞しそうだと見るや内へ。騎手の進路取りが上手かったものだと見ます。
3着ファイアンクランツは新馬戦、札幌の重馬場でL2を11.8-11.1でまとめた素質馬。今回に関しては一列後ろだったという印象で。
4着モンドデラモーレは外枠で前に壁を作れず、少し力み気味でした。その分、伸びを欠いたか。

・小倉2歳S

重馬場でも割と馬場は回復しており、日曜は時計も出ていましたが、それでもL2の11.0-11.7は速い。
エイシンワンドは2戦目でスタートが改善。早めに抜け出して押し切りました。11.0秒のL2区間で2.3着馬を引き離しました。加速性能が高く、ここで引き離したおかげで2.3着馬の追撃を封じ込めました。
2着クラスペディアは惜しい競馬。終い11秒台前半で追い込んできました。結果的にエイシンワンドの新馬戦のレベルが高かったということでしょう。その1.2着馬がそのままワンツーでした。
こちらはかなりレベルが高かったと判断しています。

・新潟記念

2F目以降は11秒台で、3.4角だけ12秒台前半。
アリスヴェリテはスタートが悪く、3F通過35.4秒。序盤がこの馬にとっては速くなく、それが原因で2番手が付いてきたのだと思われます。序盤から徹底的に飛ばす姿勢でいれば、楽に大逃げができたはず。レースメイクが悪かったと思います。
5F通過58.9秒は速いですが、2番手はさほど苦しくなかったのでしょう、3番手追走は実質的にスロー。
勝ったシンリョクカは上がり勝負になるとやや分が悪いので、2番手に付けたのは好判断でしょう。今後も上がりの掛かるレースやハイペースを先行する形でしぶとさを見せそうで。
2着セレシオンは出遅れ。32.8秒の高速上がりを使っており、想像以上の馬でした。
8着バラジまで0.5秒差で、少しの差ではありました。差し馬は微妙に届かない流れ、また、外過ぎると不利だったので、届かなかった組も割り引く必要はありません。
今年は馬場が良かったので、1.58.0に高い価値があったとは思いません。

投げ銭のお願い
当ブログでは投げ銭を募っております。
予想の結果、読み物としての内容、が参考になった、気に入った、などありましたら投げ銭していただけると大変助かります。もちろん、無料で読んでいただくだけで十分嬉しいことに変わりはありません。
受取人のEメールアドレスに「magumagumagu.com@gmail.com」を入力していただければ、私に届きます。15円から可能です。どうぞよろしくお願い致します。