札幌記念2020 レース回顧

ラップタイム

ペース:M

200m400m600m800m1000m1200m1400m1600m1800m2000m
12.723.835.848.11:00.31:12.51:24.21:35.91:47.51:59.4
12.711.112.012.312.212.211.711.711.611.9

※スマホからの場合、左右にスクロールして見ることが可能です。

回顧

予想へ

ラップタイムを見る限り、馬場は例年通りか、多少良いかくらい。

出遅れはトーセンスーリヤ、ブラックホール。アドマイヤジャスタも良くなく、外のトーラスジェミニに被される形でポジションを悪くした。

◎トーセンスーリヤ:出遅れが痛かった。
多少のリカバリーは出来たが、正直、ラッキーライラックの位置が欲しかったところ。手応えは悪かったが、ラッキーライラックとの上がり差は0.2秒と、じりじりと伸びてはいた。今回、追い切りが全盛期にはまだ、という声も聞いていたので、全盛期レベルにある時に狙いたい。

○アドマイヤジャスタ:スタートでポジションを悪くしたこと、それとノームコアが四角で外に出した際の煽りを食らってかなりの外を回る羽目になったことが致命的。
前走はフロックではないと思うので、次も上がりのかかる馬場なら狙ってみたいところ。

ラッキーライラック:やはりこのラップは向かないのだろう。瞬発戦になる舞台なら当然G1級の能力はある。
ノームコア:内枠有利なレースで1枠1番。ポジションも良いところを取り、ロスなく進み、四角で馬場の良い外に出した。強いのは確かだが、ノリが完璧に乗ったので過剰評価は禁物だろう。
天皇賞・秋で勝負になるかと言えば、ならないと思う。マイル路線でもマイルチャンピオンシップは前半緩むラップ構成が向かない。この馬は消耗戦タイプなので。

他の競馬ブログで見たのだが、札幌記念でマイラーがよく来る理由。
マイラーは当然、マイル戦では速い追走をしている。これが札幌記念の持続ラップに合うというのだ。つまり、マイルで速いラップを刻み続けているから、札幌記念の緩い持続ラップなら脚が溜まる、という論理だろうか、イマイチしっくり来ないが、とにかく札幌記念はマイラーが来る。論理はともかく、結果的にそうなので覚えておいた方が良いだろう。これは大きな反省点。

ペルシアンナイト:勝ったノームコアの後ろでじっとしていたのが好走理由だろう。内枠も幸い。昨年も好走していたことから、この舞台も向いたのだろう。
今後も好走条件が限られる。マイルチャンピオンシップなら穴人気すると思うが、狙い目だろう。
それ以外では厳しいのではないか。
ポンデザール:一番驚いたが、前走のラップをよく見てみると2600にしては緩みがない。後半11秒台にも入っており、かなり厳しいレースだったんだろう。
ここをしっかり見ていれば、札幌記念でも対応出来るのは分かるので反省したい。
今年のエリザベス女王杯は阪神2200。超高速馬場なら厳しいかもしれないが、そうでなければ、チャンスあるだろう。注目。
イェッツト:最後方から内をロスなく回って追い込む。
今までのレースラップを見ると、スローで届かない場合が多い。
前が止まる流れなら3勝クラスは勝てるし、オープンの速い流れの方が向きそう。次走注目。
カウディーリョ:スローの瞬発戦の方が良いんだろう。不利がなくても前走・前々走は負けていたはず。そういう条件なら見直せる。
トーラスジェミニ:函館記念よりは楽なラップだったが……。
予想の方に「函館記念と似たラップになるここで結果が連動しない訳がない」と書いたが、一つ言い忘れていたことがある。それは、函館記念の方が圧倒的に前有利だということ。なので、函館記念で先行して好走した馬は敗退し、差しそこねた馬が巻き返してくる、という構図ではないか(詳しくは見ていない)。
ブラックホール:出遅れ、四角で外回されたことを踏まえても、じりじりとしか伸びなかった。斤量差あってもここでは力不足だったか。
ドレッドノータス:近走の不振そのまま。叩いて良くはなるだろう。先行有利馬場になればどこかでまた穴を開けそうではある。それでも、復調の兆しが見えないことには買わない方が良さそう。
ルミナスウォリアー:地方から再転入。ここでは厳しい。