京成杯オータムハンデ2020 上がりがかかる。ここは決め打ち。

展開

紫苑ステークスの予想で失敗したのが、馬場予想。
稍重でも速い時計が出ると思っていたが、想像以上に時計がかかっている。上がりもかかる馬場。
脚質の有利・不利はペース次第で、特別な偏りはないように思える。
ペースが読みにくいが、いずれにしろ、上がりはかかるだろうと読む。
ノリが昨年のようなハイペースを作るとも考えにくいし、スマイルカナが大外からでも無理に行くだろうか。
ここは上がりのかかるレースに強い馬、それも先行馬をセレクト。
決め打ちする。

◎ 4 ストーミーシー
○ 7 ジャンダルム
▲ 2 ボンセルヴィーソ
△ 5 アンドラステ
△ 10 トロワゼトワル
△ 14 アストラエンブレム
△ 16 スマイルカナ

見解

◎ストーミーシー
この年齢になっての変わり身には驚いた。
評価したいのは、まず、ここと同条件の東風ステークス。今までの後方待機策から一変、先行策で勝利をもぎ取った。しかも、かなりのハイペースで前総崩れの中で勝ち切ったものなのだから、どこをどう見ても高評価せざるを得ない。
次走、ダービー卿チャレンジトロフィーも高評価。これも相当なハイペースを早め先頭で、2着とは0.2秒差。
両方とも上がりのかかるレースだった。
京王杯スプリングカップはドスローの瞬発戦で参考外。
不良馬場のパラダイスステークスは3着、上がりのかかった朱鷺ステークスも2着。上がりさえかかれば確実に伸びてくる。如何にもアドマイヤムーン産駒らしい。
ダービー卿チャレンジトロフィーと東風ステークスの時は追い切り時計も速く、それ以降、追い切り時計が悪くなって調子落ちかなと感じていたが、それでも堅実。今回はここ最近の中では追い切り時計が出ている方。
枠も良いところを引いた。

中山1600で評価を下げたら後悔する。
心中の本命。

○ジャンダルム
この馬も中山巧者。
昨年のこのレースが内枠を利して先行したので、内枠が良かったが、7番枠ならまあまあか。
上がりのかかったニューイヤーステークスを勝利。
東風ステークスは早めに外を上がりすぎた。一緒に動いた馬は止まっているのでノーカウントで良いだろう。
ダービー卿チャレンジトロフィーはストーミーシーのところでもハイペースと書いたが、この馬もそれに巻き込まれただけ。

中山1600の適性に不安はない。
ここも上位候補。

▲ボンセルヴィーソ
この馬も地味だが、消耗戦か、前残りになるようなレースならチャンスがある。
堅実な先行力があり、如何にもダイワメジャー産駒といった馬。
前で決め打ちするのだから、2番枠を引いて確実に先行するだろうこの馬は上位評価しなければならない。

他。
アンドラステ、中山向きかは微妙な気もするが、消耗戦タイプの先行馬で。
トロワゼトワル、昨年は異次元。良馬場の方が断然良いだろうが、能力は高い。
アストラエンブレム、中山堅実。
スマイルカナ、大外枠が痛恨も、極悪の桜花賞で粘っていることからも行けばしぶといはず。