200m | 400m | 600m | 800m | 1000m | 1200m | 1400m |
---|---|---|---|---|---|---|
12.6 | 23.8 | 35.5 | 46.9 | 58.0 | 1:09.0 | 1:21.2 |
12.6 | 11.2 | 11.7 | 11.4 | 11.1 | 11.0 | 12.2 |
タイムランク:D
メンバーランク:C
勝ち馬指数:96
馬場差:+0.3
予想の方で内枠危険、「外回りワンターンの1400m。内枠を引いてしまっては物理的に外に出しにくいだろう。馬場の悪い内を通らされる羽目になる」と書いた。
確かに危険だったと思う。
1枠の人気二頭、サウンドキアラとアドマイヤマーズの内、前者は飛んだが、後者は3着に残った。
その最大の要因が、スローペース。
過去5年、前半4ハロンは45秒台で推移していたのに、今年に限っては46.9秒。
これは流石に遅すぎて、逃げたカツジが勝利、2着ステルヴィオが3角4角で5番手、3着アドマイヤマーズが2番手からの競馬と、外差し馬場にもかかわらず、前有利になった。
もう一点は、アドマイヤマーズの川田の好騎乗。
パトロールビデオを見る限り、非常に良い判断だった。
特に良かったのは、スタート一息だったにもかかわらず、押して積極的に二番手に付けたこと。
もう一点は、スタートしてすぐに外に寄せたこと。
以下の画像を見れば、最内のサウンドキアラとの差が分かりやすいと思う。
サウンドキアラもその後、外に寄せていくのだが、後手後手に回った感があり、アドマイヤマーズよりも終始内を通る羽目になった。
下がゴール前。
勝ったカツジは内から二頭目。
アドマイヤマーズは内から四頭目であり、これでも不利な馬場だったが、スローもあって残すことが出来たのだろう。
サウンドキアラは内から三頭目。後手後手に回ったのが響き、上手い位置取りも取れずに馬群に沈んだ。とはいえ、スローもあってそう着差はなかった。
当然、サウンドキアラは実力を出し切っていないので巻き返し可能。
アドマイヤマーズも馬場不利による3着で、外枠なら勝つチャンスもあったのではないか。
共に評価を落とすようなレースではない。
1着カツジ
人気薄での逃げ切りだが、スローペースで恵まれた部分はある。
また、予想の方にも書いたが、この馬は地味に京都外回り巧者。
この二点が勝因だろう。
恵まれた部分はあってもまずまずの指数での勝利で、近走の不振は脱却したものと見て良い。
長期休養明けの東風ステークス、次のダービー卿チャレンジトロフィーでも大して負けておらず、今回を除けば人気も10倍台続き。今回は不当に人気を落としていたように思う。
2着ステルヴィオ
「3角の下りで挟まれたのが全て」という池添のコメント。
しかしパトロールビデオで見る限り、「全て」というほどの不利ではなかったように思う。勝ち馬を逆転出来るような不利だったかというと、?、が灯る。
枠には恵まれて、力はその不利以外出し切っての2着と見たい。
4着アルーシャ
いつもよりは前目に付けての4着。
特別な不利はなかったが、スローが痛かったという他ない。
5着シヴァージ
予想にも書いた通り、とにかく届くかどうか。
後方には厳しい流れでも毎回のように追い込んで差を詰めてくるのだから実力は本物。
展開待ちの馬。それに尽きる。
7着カテドラル
「下り坂でミスステップが入ったのが伸びきれなかったのにつながった」という福永のコメント。
3~12着までは0.2秒以内の僅差。
内を通って負けた馬、着順だけ悪くて着差はなかった馬の巻き返しには注意したい。
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