ステイヤーズステークス2020 予想 「超」が付くほどの難解な一戦も、適性のある馬、強いだろう馬を買う。

展開

「超」が付くほどの難解な一戦。
状態や適性が分からない馬が多い上、久しぶりの中山開催ということで馬場も読めない。

そのため、ケンするのも手だと思っている。
それでも昨年のステイヤーズステークスの予想を参考に、この難解な一戦を紐解いていこうと思う。

ステイヤーズステークス2019 予想 名手に期待

傾向としては「前半ドスローから(ラスト)5ハロンの長い脚が求められる」。
また、コーナーを8回も回るため、器用さも問われる。
脚質は過去10年を見る限り、やや先行有利といった程度で、後方待機組も十分に届いている。
それよりも、3600m走ってもバテず、また、長く脚を使えるスタミナが必須となるだろう。

独特のコースのため、リピーターが多いのが特徴だが、今年はこのレース初めての実力馬が多すぎる。

例年、馬場差はスプリンターズの時と同じくらいになる。
今年の秋の中山開催は重い馬場だったので、スプリンターズステークスで馬場差-0.2。完全な外差し馬場だったスプリンターズステークスの時より、内目は回復しているはずだが、この辺りは明日の馬場を見なければ分からないところ。
出来れば、トラックバイアスも確認したい。

展開。
昨年の予想から引用すると「このレースは前走逃げ・先行馬の成績が良くない。スタートは鈍足の馬の方が断然好成績」とあるが、ダンビュライトが枠順確定前に取り消しで、前走で逃げ先行した馬自体がほぼいない。タイセイトレイルとオセアグレイトくらいで、どちらかが行くだろうが、いずれにせよ、超スローの可能性が高い。
オセアグレイトの鞍上がステイヤーズステークスを大の得意としている横山ノリなので、大逃げもありそうだが、それでもオーバーペースの逃げにはしないだろう。


求められる適性は例年通り。
が、それが分かりにくい馬が多いため、適性があると確定している馬、他は一長ある馬を抜粋したいと思う。

◎ 5 アルバート
○ 13 タガノディアマンテ
▲ 11 オセアグレイト
△ 6 リッジマン

見解

◎アルバート
ご存知の通り、ステイヤーズステークスを三連覇して、昨年も2着のアルバートを本命。
未知の適性を発揮したり、能力自体で上回ったりして、この馬に勝つ馬が出てくる可能性は十分にあるメンバー構成だが、3着内の可能性は高いと見ての本命とする。

昨年、不安視した橋口厩舎への転厩だが、結果的には何も問題なかった。
2着だったが、あれはステイヤーズステークスを乗り慣れていないマーフィーが、逃げ馬が残る流れで仕掛けどころを間違ったという印象。最後までしっかり伸びており、あと50mあれば差し切っていただろう。長距離得意な岩田なら心配はない
ステイヤーズステークスは4度使って全て上がり最速をマーク。
京都大賞典で叩いて、本番のステイヤーズステークスというローテーションも昨年と同じ。
もうステイヤーズステークスさえ勝てば良いと馬主も思っているそうだ。

執筆現在、単勝5番人気、複勝4番人気。前日なので人気ないだけかと他の券種も見てみたが、そこでもそれほど売れていない。
複勝なら1番人気になっても良いと思っている馬がこれなら妙味はある。
敢えて嫌う理由もない。
本命で良いだろう。

○タガノディアマンテ
能力的には一番だと思われるタガノディアマンテを対抗に推す。
クラシック皆勤賞で、6.9.7着。
菊花賞は外枠の影響でずっと外を回されたが、早めに進出して見せ場十分の7着なのだから能力一番というのも誇張ではないだろう。その指数も98と高く、長距離なら今後、G1でやれても不思議はない。

前走のダイヤモンドステークスは1番人気を裏切ったが、敗因は「右への逃避がすごくて競馬にならなかった」と川田が述べている。
あと、ダイヤモンドステークスはレース上がり38.1秒、上がりの4ハロンも50.6秒もかかる超超消耗戦で、こういうレースになることは他にほぼない。一定のスタミナがあるかどうかの参考程度にしかならないと思っている。
そこでの負けはそう気にするものでもないし、右への逃避がひどくて競馬にならなかったのだから参考外。むしろ、この敗戦で右回りの方が良いと分かった。皐月賞で坂を苦にせず上がり2位の末脚を使っているから中山も向くだろう。

問題は休み明け。
春に喉頭蓋エントラップメントというノド鳴りの一種で手術をしたらしい。
ノド鳴りと言うと非常に気になる話だが、普通の喉なりより回復力が早く、競走能力への影響は少ないという。クルーガーがこの手術後にダービー卿チャレンジトロフィーを勝ったし、リンカーン、シーキングザパールも罹っていた疾患とのこと。
活躍馬が多数だからノド鳴り自体は問題ないと見る。

他の休み明けはセントライト記念6着、万葉ステークス1着。
この中間は10本の追い切りを消化して、時計自体も以前と変わらない数字が出ている。
長期休養明けは初めてなので正直、未知な部分が多いが、能力トップであるだろう点を評価しての対抗。

▲オセアグレイト
とにかく鞍上のノリが魅力。
昨年のブログから引用しよう。

オープンで行われていた時期全て含めて(5・3・3・1・1・4)で3着内率はほぼ65%。穴でも持ってくる。(※注:昨年、レイホーロマンスで8着だったため、数字は多少下がる。が、あのレースも途中で先頭に立って上手い競馬をしている。道中でマクられたのが誤算だったのだろう)

肝心の馬だが、前述の通り、超超消耗戦になり、差し決着にもなったダイヤモンドステークスで先行して3着なのだからスタミナはあるだろう。

心配なのは、アルゼンチン共和国杯の時に三浦騎手が「今なら2000mくらいが良さそう」と述べていること。
それを裏付けるというか、確かにそうかもしれないと感じたのが、目黒記念の敗戦。
直線抜群の手応えで先頭に立ったかと思いきや、一旦交わしたノーブルマーズやステイフーリッシュにも差し返されて6着。完全に止まった感じがして、?、ではあった。
ノーブルマーズやステイフーリッシュよりも道中、外々を回った分、バテたのかもしれないが、正直、気にはなる止まり方だった。

それでも、ダイヤモンドステークスの粘りを見れば杞憂に終わる可能性も高い。
鞍上の魅力もあり、単穴にする。

△リッジマン
一度勝っているリピーターで、適性自体はあるだろう。

問題はデキ。
今回、陣営が「中間は障害練習を取り入れてじっくり乗り込んだ。その効果でトモの使い方が良くなったし、ここ最近では一番の状態で臨める」と述べている。
加えて、前走の京都大賞典は久しぶりに頑張ったと言えるレースっぷり。
勝ち馬から1.1秒差だったが、1着グローリーヴェイズ、2着キセキで、勝ち馬の指数が104というハイレベル戦。この馬の指数も93と全く悪くないので、陣営の発言には真実味が感じられる。
これなら復活もあり得ると見て印を打つ

総流しをしたいメンバー構成なので他馬の評価は差し控える。
馬券はこの4頭で買う。
馬連・ワイドBOXがメインで、それぞれの単勝も購入したい。

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