1/9　複勝推奨馬

※「スピード指数（指数）」はグリーンチャンネルの「先週の結果分析」でのものを差します。その指数が正確かどうか、netkeibaのタイム指数を参考にすることもあります。
※「テンが速い」「テンの1ハロン」は、亀谷競馬サロンが無料で公開している「スマート出馬表」を参照しています。
※筆者の言う「ハイペース」は前傾ラップ、後傾ラップを意味しません。それだと中山ダート1200ｍは全てハイペースになってしまいます。前が比較的不利になりやすいペースをハイペース、としています。

中山1R
穴推奨
14　ホノノルーカ

推奨理由
低レベルの混戦牝馬限定戦。
ダートでの指数は、ナンノコレシキの前走中山が96、アヴォカドの3走前福島が95、ホノノルーカの中山での前走が94で単独3位。一定の能力は保証されている。

穴推奨として取り上げた理由は、展開。
減量騎手が乗った前走のテンの1ハロンが11.9秒。
馬格のない馬だけに、減量騎手の効果が大きいのだろう、芝での2戦よりテンが1秒前後速くなっている。
次点は12.0秒で逃げた時のトップシンデレラだが、今は差しに回っている。
これを除けば、次は12.3秒。次点との差が0.4秒もある。
これだけの差があり、外枠を引いたのなら、ここは楽に逃げられる可能性が非常に高い。仮に控えたとしても番手でスムーズな競馬が出来るはず。

また、調教師が「中間は前走以上に負荷がかけられた」とコメントしているように、最終追い切りの美浦坂路、馬なりで自己ベストを0.6秒更新（時計の出やすい馬場だったにせよ、今までの速い時計は一杯に追ってのものだった）。上積みも見込める。

前走で先着を許したのは全て牡馬で、その指数も優秀だった。
牝馬限定戦で展開有利がほぼ確実なら狙いたい。
敵は芝路線組と、前走出遅れたナンノコレシキ。
ナンノコレシキはもちろん、クラブジャス、ラインオブフェイト、メインターゲット辺りが人気で、怖いところ。それでも芝の組が全てダートで94以上の指数を出してくるのは考えにくい。
敵は複数いても、推定単勝オッズ22.6倍なら狙ってみたい。

中山7R
16　ライクアジュエリー

推奨理由
低レベルの1勝クラス。
まず、敵の一頭となりそうなテンの速いタマモキャペリンが休み明けで、中間、併せ馬で2度遅れている。馬なりのみの調整で、デキに不安がある。
他に速いヒートライトニング、ウインアクティーボ、チャンダナ、フィリーズラン辺りは能力に疑問がある。通用しそうなのはミッキーチャイルドくらいか。

ライクアジュエリーは前に行った時は安定してテンの1ハロンを12.7秒，12.8秒で走っている。これだけあれば、このメンバーなら安定して好位が取れそう。大外枠で内を見ながらレースを進められるのもメリット。

前走の東京ダート1400ｍ戦は前半3ハロン35.0秒と速めで、差し馬が台頭する流れ。前で唯一粘っての4着で出した94という指数は優秀。94自体、このメンバーで上位の指数。
その前の東京芝1400ｍ戦が不良馬場でダートのような減速ラップだった。ここも差し馬有利な流れの中、3着なのだから、同じく減速ラップになる中山ダート1200ｍも合うだろう。
前走でダート適性の高さも示している。

テンの速さから距離短縮に不安は全くない。
むしろ合うはず。

芝路線からは弱い一頭。
地方から転入のアオイスズメが坂路で好時計を出しているが、門別で戦ってきた相手を見る限り、ここでは通用しないのでは。
1番人気想定のミッキーチャイルドは最後に甘くなるということで距離短縮と初ブリンカー。どう転ぶか分からないので、複勝ならライクアジュエリー。
単勝想定オッズは4.2倍。

中山9R　黒竹賞
2　メイショウムラクモ

推奨理由
指数的にはディールクルムが2着した2歳1勝クラスがダントツに高い。
なのでこの組中心に見たいところだが、そこで再先着のディールクルムの追い切りが微妙……。
中3週で5本乗り込んだメイショウムラクモに対して、2本のみ、最終追い切り南Wでジョッキー騎乗、一杯に追って終い13.5秒、0.8秒遅れは印象が悪い。
元々追い切りは動かない馬で、前走の中間では終い15.2秒というバテバテなものもある。
が、それは2週前追い切りのもので、今回は最終追い切り。やはり不安。

一叩きして上積み見込めるメイショウムラクモの安定感を上位に取りたい。
中山1800ｍダートでは未勝利で119、1勝クラスで105。これはディールクルムに次ぐ指数。
未勝利と1勝クラスでは基準タイムが違うので、計算したところ、どちらも同じくらいの価値ある指数で走っている。

前走は内にいて上がっていけなかったし、直線も取りたい外の進路を取れず、内に切り替えるロスがあった。
先行してきた馬多く、ここはペースもそこそこ流れそう。遅ければ遅いで、未勝利の時のように捲くっていく脚もある。フルゲートにならず13頭というのも脚質を考えると良い。

未知な馬がそこそこ人気になるようだが、メイショウムラクモが出した指数を未知の馬がそう簡単に出せるとは思えない。
推定単勝オッズ15.5倍なら美味しい。

穴推奨
3　ティアップリオン

推奨理由
メイショウムラクモと同じレースだが、穴推奨でこの馬も挙げたい。
前走はスタートで挟まれて位置取りを悪くしただけ。
そしてハイペースを速めに捲くっていったのは失敗だったように思う。構えていれば脚をもっと使えた可能性はある（これに関してはディールクルムも同様）。
それでいて指数103なら、当然巻き返しが期待出来る。
単勝想定オッズ24.6倍。

中山10R　初春ステークス
14　ニシノコトダマ

推奨理由
前走は長期休養明け、+30キロながら好位から押し切り、前半33.4秒というハイペースで、この馬以外の先行馬壊滅のレースだったのだから文句なしに強い。
このレースのテンの1ハロンが11.8秒。
この馬、実はこのレースより前に11秒台はおろか、12秒台前半も出したことがなかった。
1/2の追い切りが美浦坂路で自己ベスト更新しているように、休んで馬が成長しているのだろう。

前走のテンの速さならここでも逃げ、もしくは好位は取れる。前走のテン1ハロンはメンバー中、過去、前走いずれも1位。
問題は昇級しての指数。
常々、ダートの昇級戦は指数が重要になるから芝よりも通用しにくいと言っている。
前走はハイペースに巻き込まれて94。3勝クラス換算なら88。これでは恐らく足りない。
しかし、休養前に東京ダート1300ｍで100、3勝クラス換算なら94を出しており、成長もしているのだからもう少し指数も上積みが見込めるだろう。
前走の内枠から今回は外枠にもなる。

単勝オッズは想定21.3倍。
簡単には崩れないはず。

中京2R
2　ペプチドハオー

推奨理由
距離延長だが、この馬を狙う。
前走は出遅れ、これはダートで滑ったとかではなく、単に出自体が悪かった。出てからの二の脚も付かなかったが、これはダートスタートなのもあるかもしれない。今回は芝スタート。
「駐立が悪かったので、中間はしっかり練習した」という調教師コメントが出ている。
新馬戦はきちんと出ているし、今回は大丈夫だと見たい。
そもそも出遅れてもこのメンバーでなら上位の92という指数を叩き出している。

他にスタートが安定して速い馬は不在。
ここはポンと出て、そのまま逃げ切るだけ。
もし出遅れても、3着以内に入って不思議ない能力を秘めている。
単勝想定オッズ4.7倍。

中京8R
1　ソプラドール

推奨理由
スロー濃厚なメンバー構成。
中京ダート1800ｍで有利な最内枠を引き、中京ダート1800ｍでの指数もメンバー中、最も高いソプラドールで良いだろう。休み明けでも追い切りはむしろ時計が出ている。
安定してテンの1ハロンが速いし、レースを見ても二の脚速いので位置取りを悪くすることはないはず。

他に人気になりそうなラフリッグフェルはスタートが安定しないし、キムケンドリームはダートでは促しながらも速いテンを出していない。
他は前に行けるとしても指数が足らない馬ばかり。
ペースが遅くても速めの上がりを使える馬で、複勝圏内は堅いと見る。
単勝オッズは想定6.7倍。

中京10R
2　セラン

推奨理由
ここ二走、苦しい展開でも崩れなかったセランを推奨。
前走の東京戦は前半47.4秒は特別速くないが、差し有利のトラックバイアスで先行勢は苦しかった。それで5着。その指数96。
前々走の中京ダート1800ｍはスローになりやすいコース形態ながら、前半1000ｍ60.9秒。チャンピオンズカップでも61秒を切ると差しが決まりやすくなる。相手が弱くて差して来られないというのもあるだろうが、それで3着。指数94。

前に行きそうなタマモサンシーロ、レガーメペスカ、マカオンブランは指数が足らず、脱落していくだろう。前の組でしぶとそうなのはドルチェリアくらい。
ブルーコンパクタ、ゴールデンライオンは後ろからで、近走はペースの助けがあっての馬券圏内。
すでにこの馬はタフな中京ダートのハイペースをこなしている。
中京ダート1800ｍは元々前有利。
セランはスローペースでもでもハイペースでも崩れない。

単勝想定オッズ3.3倍

中京12R
8　ランランウイング

推奨理由
この馬の芝でのテンの速さを見れば、芝スタートのここでも逃げられる。
むしろ、逃げなければ脆いので、逃げると思わなければ推奨しない。
逃げにこだわる馬は他にいない。
前走の福島ダート1700ｍ戦はペースが速すぎた。
馬場差+0.5秒という重い馬場、1勝クラスで61.0秒は速すぎる。
指数自体は87とそう悪くなく、距離短縮で力を発揮してくれるはず。

元々、中京ダート1400ｍは前有利だが字面以上にスタミナを要するので、より長い距離でも対応出来るスタミナがあればより良い。この馬は芝で2000ｍも使っていた馬。問題ない。
逃げればとにかくしぶとい。
園田でも逃げた時は3戦3勝。
再転入前最後の大差勝ちの指数を見れば、中央の1勝クラスでも通用する馬。

単勝想定オッズ7.8倍

追記：馬券をもうJRAダイレクトで購入したので添付致します。
複勝推奨馬と言いながら、単勝も購入しました！