日経新春杯2021 予想 愛知杯と一転して、前に行ける馬自体が少ない。

展開

先週月曜時点の芝2200mでの馬場差は-0.9秒。
愛知杯のところにも書いたが、高速馬場とは言えないが、速い時計の出る馬場。

トラックバイアスは基本、前だと思うが、愛知杯が前半1000m57.9秒という超ハイペースになってしまった。これでは前が止まって当然。
日経新春杯は「行く馬が少ない」のではなく「行ける馬が少ない」。
となれば、スロー濃厚だろう。
前有利と見る。

行きたいのはミスディレクションだろう。
ダイワキャグニーはスタミナに不安があるため、極力、スローに抑えたいはず。

他がとにかく遅い。
レクセランスの前走が速いが、先行して失敗したので今回は控えるか。
有力馬のヴェロックス、クラージュゲリエ、アドマイヤビルゴ辺りが続きそう。
あとは本当に遅い馬ばかりなので、普段、後方待機しているような馬がそこそこのポジションを取れる可能性もある。
サトノソルタスなんかは行きたいクチだろうし、レイホーロマンスですらこのメンバーなら上位の速さ。サンレイポケットは基本遅いが、毎日王冠では出していっている。

前有利ほぼ確実だが、ヤワな馬では中京2200mでは沈む。
前に行けてタフな馬を狙う。

◎ 16 ミスディレクション
○ 4 サンレイポケット
▲ 9 ヴェロックス
△ 1 ダイワキャグニー
△ 7 バレリオ

見解

◎ミスディレクション
評価したいのは前走ケフェウスステークス。
前半1000m59.6秒、その後も緩まなかった相当キツいラップを二番手追走から7着まで粘った。ちょっと後ろに付けていたラストドラフトが8着で、アルゼンチン共和国杯で巻き返しているのだから、悲観するどころか、優秀な内容。
当然ながら前壊滅、後方勢台頭のレースとなった。

この馬はとにかく不運で、小倉日経オープンではスタートで挟まれて後方に。
小倉記念は超ハイペースを逃げて早々に脱落。馬場差も速すぎただけに仕方がない。
その前の尼崎ステークスはトップハンデ、阪神2200mをロンスパ戦で逃げ切っている。

中京2000mではケフェウスステークスの他に、1勝クラスの3着と未勝利勝ちがある。
200m伸びるが、舞台適性自体はあるだろう。

スタミナ面がどうなのかという点。
ミスキャストは産駒少ないが、天皇賞(春)の勝ち馬ビートブラックを輩出しているし、トニービン持ち、ニジンスキー持ちで、保ってくれると願う。願望が入ってしまっているが、まあ、それでもスローペースなら保つだろう。

前に行きそうな有力馬が背負っている中、この馬の54キロはかなり有利。
前有利のトラックバイアスとスローペースを味方に、すいすいと逃げ切る姿が想像付く。

○サンレイポケット
タフなコースなので、追い込み馬でもサンレイポケットを対抗に。
追い込み馬といっても、毎日王冠のようにそこそこ位置を取れる可能性も十分にある。
前走は不利な内に入ってしまっただけで、他全く崩れていない安定感は非常に心強い。
ハイペース向きだが、スローになってもきちんと追い込んでくる。

この馬の55キロもラッキーな部類。


中京2000mは2戦2勝。
2400mでも勝鞍があり、距離に不安は全くない。
あんまりにもスローで後方なら動いていけば良いし、そうでなくても鋭い脚は使える。
33.1秒の上がり最速も、37.2秒の上がり2位も使えて堅実。
成績にもそれが表れている。

中京の中距離は前が残るか、差しが届くか、紙一重な部分があるので、本命が前なら、対抗は後ろ、馬連フォーメーションで買うので、どっちが来てもオッケーという買い方にする。
その分、相手は絞った。

▲ヴェロックス
距離不向きと思われて、展開もかなり厳しかった菊花賞でも3着。
世代屈指の安定感はまだ見限れない。
小倉大賞典はあまりにも重すぎる馬場になってしまって度外視。
前走は超スローで休み明け、トップハンデでもあったので。

安定して位置を取れるのは強みだし、スタミナも十分にある。
神戸新聞杯では超スローながらも32.5秒の脚を使っており、本来は消耗戦タイプだろうが、適性は広く瞬発戦もこなせる。

安定感を取る。

△ダイワキャグニー
最内枠でスルスル、という姿が目に浮かぶようだ。
今ではタフな馬場向きのようだが、瞬発戦にも位置取りの良さで対応可能。
ジャパンカップで予想外のスタミナを証明した。
それでも、まだスタミナには不安を持っているだろうから、最内を二番手追走か。

行った行ったの展開になるようなら。

△バレリオ
ステイゴールド産駒でこれもスタミナ豊富だし、スタートは安定しないが、前に行ける脚もある。
展開次第で位置を上手く取ってほしいところ。
速い上がりは使えなさそうなタイプだが、超スローのメトロポリタンステークスで意外にも2位の33.4秒の脚を使っているし、タフなレースでも上位の上がりを使えて決して弱くない。

アルゼンチン共和国杯と七夕賞は出して行ったら引っかかってしまったという話で、今回はブリンカー再着用。その効果にも期待する。
ダイヤモンドステークスに関しては超超と二回付くほどの消耗戦になったので度外視出来る。

1勝クラスで勝ちのある中京2200mは向く。

他。
アドマイヤビルゴ。

今回、56キロを背負わされるのはまず減点材料。
タフなレースになった2200mの京都新聞杯で負けているように、距離には限界がありそう。
3勝クラスの中京2200mは超スローだったし、上がりも大したものを使えていない。
前走も流れた割には指数が低く、勝ってはいるが、若葉ステークスの高指数はどうした、と聞きたい。小柄な馬で馬体重も増えてこないが、成長力に難があるのでは。
以上の点から軽視して無印にする。
やはり京都新聞杯での敗北が頭をよぎる……。

クラージュゲリエ。
キングカメハメハ産駒で、中京2200mは保ってギリギリかもしれない。
前走も、散々批判したアドマイヤビルゴに負けているし、今回はそれと同斤量とはいえ、ここには上がいる。
若い時のレースを見ても瞬発戦>消耗戦、に適性があるように思えて、ここではどうか……。

ちょっと眠すぎて上手い文章が書けなかった……。
馬券は馬連フォーメーション◎○→◎○▲△、ワイドで◎→○▲△へ。
◎の単勝も購入予定。
後ほど馬券をアップすると思う。

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