ジャパンカップ2019 予想 待ち望んでいた舞台

展開
雨の影響で予想が難解に。
予報では午前中に雨が上がりそうだが、どこまで乾くかどうか。
『馬場を読んで馬券に勝つ方法』の記事に「東京競馬場は馬場の真ん中辺りから乾きやすい」と書いたが、それはAコースでの話。
Cコースの乾きかけでは内が相対的に有利になりやすい。
東京競馬場はかなり水はけが良いので、どこまで回復するか……。
とにかく、上がりがかかるタフなレースになると予想。

◎ 13 エタリオウ
○ 1 カレンブーケドール
▲ 6 ユーキャンスマイル
△ 15 ジナンボー
× 2 ワグネリアン
× 9 ルックトゥワイス
× 10 ダンビュライト
× 12 タイセイトレイル

見解
◎エタリオウ
この馬は今までほとんど瞬発戦しか使っていない。
唯一、日経賞だけがロンスパ戦になってタフにはなったが、前半スローで最内回ったメイショウテッコンにしてやられただけ。
基本的には、ステイゴールド産駒らしくタフなレースに向くと思っている。
例年馬場が悪化する宝塚記念は向くと思ったが、当日の馬場が前残りになったので参考外。
渋った東京競馬場は待ち望んでいた舞台。
ここ数戦、展開不向きで負けてきたからか、人気ガタ落ち。
相手が難解。十分に付く単複メインで勝負する。
あとは馬連で幅広く買う予定。
それでも十分に付く。

○カレンブーケドール
消耗戦タイプ。
最終追い切り好時計。
時計のかかる馬場自体は秋華賞でこなしている。渋った馬場に脚を取られなければ。
斤量の有利と、内目の馬場が有利になると考えたら、対抗まで上げても良い。
今年の三歳牝馬クラシック路線はレベルが高かった。
このメンバーなら通用する。

▲ユーキャンスマイル
追い込みは届きにくかっただろう天皇賞・秋で上がり最速4着。
5着のワグネリアンよりも評価している。
また、今まで長距離を使ってきたことからも、2400に伸びて向くのはワグネリアンよりもこちらだろう。
新潟祈念もレースレベルが高かった。

キングカメハメハ産駒。雨はおそらくこなせるだろうが、未知な部分があるので単穴の評価。

△ジナンボー
全頭診断では瞬発戦向きと書いたが、不良馬場のジューンステークスを逃げて楽勝。
直線向いても手応え抜群で残り400を過ぎてから追い出した。
あれを見れば重馬場が得意だとよく分かる。
休み明け自体はノーザンファームの馬だから問題ないだろう。
勢いのあるディープインパクト産駒。新潟記念のレースレベルも高かった。

あとは大外枠。不利なのは間違いないが、スッと先行して内に入ることができれば。

×ワグネリアン
内枠有利になればもちろん浮上はある。
瞬発力型ディープインパクト産駒で、古馬になってその武器が衰えてきている懸念があるが、まだまだG1でも上位に来ている。
軽視はできない。

×ルックトゥワイス
ステイゴールド産駒らしく、この舞台は向くと思う。
前走は展開不向きで好走。目黒記念のようにタフなレースになれば当然上位候補。

×ダンビュライト
おそらく展開のカギを握る馬。
ルーラーシップ産駒。時計のかかる馬場の方が来ている。
京都記念もそうだし、勝ったAJCCもやや時計のかかる馬場だった。
三歳時を見てもそう。
内を通れるメリットを活かしてスルスル伸びてくるかもしれない。

×タイセイトレイル
ここ10戦馬券圏内。安定感抜群な上に上がりのかかる馬場は向く。
前走は馬場の悪いところを通って上がり最速。
毎回言っているが、安定感のある馬は強い。どんな状態でもどんな展開でも来るのだから。
押さえるべき一頭。

他。単複中心なので、以下の馬も少額押さえるかもしれない。
ムイトオブリガードは馬場の回復度合い。水準級の時計が出るくらいまで回復したら押さえる。
スワーヴリチャードは前走が案外だったが、ハーツクライ産駒。距離延長のこちらの方が向くだろう。
叩き二戦目。どこまで上昇あるか。
レイデオロはルメールが乗らず。
アーモンドアイが出走予定する可能性があったので早めにビュイックを確保したのかもしれないが、陣営の期待も薄れているのでは。
オールカマーは展開不向きだったにしても凡戦。
まだ見限るのは早い
とは思うが、軽視。
シュヴァルグランは海外転戦帰りがやはり不安。一度使っての有馬記念で狙いたい。