『「永遠の初心者を脱する!」ための競馬思考』8 私の現在の予想レース・予想スタイル。

 話をかなり前まで戻しましょう。

 私を「永遠の初心者」たらしめてきた最大の元凶、として競馬新聞を挙げるのは「人の予想なんて参考にならないものだ」と思わせたことにあります。
 予想印や短評だけでトラックマンの思考まで読めないのは当然でしょう。
 調教欄が読めなくても、調教の評価、というのは競馬新聞にあります。トラックマンの基準で順位付けしてあるABCなどの評価のことです。これもまた、人気馬で評価が低いのを見た記憶がありませんでした。
 陣営のコメントも「休み明けで一回使ってからだろう」と書いてあっても普通に来る場合、その逆の場合もまた然り、でした。
 参考にならないだけならまだしも、全く信頼出来ない。
 新聞の予想印が馬の人気を形作りますから、印の少ない・付いていない馬の好材料を探して自分で予想した方が良い、という決断に至りました。

 競馬予想本も「参考にならない他人の予想」の一つに入りました。
 私は大学に入学してから読書の習慣を身に付けましたが、「読書」の中に競馬予想本は入りませんでした。競馬新聞が無意味なのだから競馬予想本もどうせ同じだろうという先入観からです。
 趣味で読んでいた競馬王やサラブレなどで得た知識だけは参考にしていたのだと思います。というのも、分量があるだけあってそのロジカルが理解出来るから、でしょう。
 今でこそ競馬予想本にも有用なものが沢山あると知りましたが、それに気づけなくても不思議でない現状があると思っています。

 競馬予想について真剣に考え出したのは、自分の予想をネット上に公開するようになってからだと思います。
 当初は主にnoteに公開していましたが、自分専用のブログを作ってから「下手な予想は公開出来ない」と責任感が増しました。グーグルアドセンスで広告を付けているため、収益化するという目標も出来ました。
 私は作家志望なだけあって文章を書くことが好きなので、昔からアメブロを継続していましたし、ブログを収益化することにも興味を持っていました。その手の本を読んで、収益化のためには、独自ドメインを取得、レンタルサーバーを借りて自分だけのブログを作った方が良い、という知識を持っていました。
 広く公に公開する、という手法は競馬予想が上手くなる方法の一つだと思っています。万人向けの方法とは言えないと思いますが、文章執筆が苦でない方にはオススメしたい方法です。

 昨年までは重賞予想だけを主に行っていましたが、私はろくに予想もしていない平場のレースを買ってしまうため、たとえ重賞で勝っても平場で負けて、トータルではトントン、もしくは負けまで転じる、という場合が多くありました。
 それなら平場も真剣に予想すれば良いだけだ! というのが、2021年、思い立ったことです。
 手探り状態で始めましたが、一月で分かったことは「芝では大敗だが、ダートだけなら勝っている」ということでした。スピード指数で予想していた昔の経験が活きていたのです。
 それでも収支が下がってきましたが、その理由はtargetで調べれば明らかでした。
 ダートでも未勝利戦の成績が非常に悪いのです。
 そのロジカルも明確でした。
 未勝利戦は経験の少ない馬同士が走るため、レース慣れや馬が仕上がってきた、などの理由から指数を急上昇させる馬が多いのです。端的にいえば、未勝利戦においてはスピード指数は有効な戦略にならない、ということになります。

 現在は、ダートの1勝クラス以上、及び、重賞をメインに予想して馬券も購入しています。

 6月13日現在、トータルでの回収率は96.2%です。

 ダートの中でも1200m以下、及び、2勝クラス以下の回収率が低い状況です。
 ダートの1200m以下の回収率は69.6%。
 ダートの2勝クラス以下の回収率は47.4%。
 非常に低いため、今後、修正が出来なければ真剣馬券から外すことも検討しています。まだまだサンプルが少なく、一つ大きな馬券を取れば巻き返しが可能なため、結論はまだ先のことになりますが。

 重賞に限れば、183.6%で、今年の勝利は確定している状況です。

 予想ファクターは、スピード指数、馬の上がり能力、脚質、展開、ラップ、コース、枠順、トラックバイアス、追い切り、騎手などが主になりますが、これらは明確に順序付け出来るものではありません。
 その重要度も、単純な方程式で導き出せるものではないと思っています。

 トラックバイアスはハマる時の破壊力が抜群のため、活用出来る時は最大の予想ファクターになりますが、そうでない時は全く重視しない時もままあります。
 スピード指数は基本にはなりますが、参考にしない場合もあります。追い込み馬はペースによって指数の上下動が激しいですから、上がりが優秀だから、ということを重視して指数をほぼ無視することがあります。
 展開も基本ですが、正直、予想した通りにはなかなかなりません。
 一頭の出遅れや玉砕覚悟の逃げがあるだけで狂ってしまうものと言えます。
 それならコース形態から先行有利、後方有利、を判断した方が良い場合も多々あります。
 枠順も単純に内有利・外有利、で計れるものではなく、その並びが重要になる場合もあります。馬の脚質にも左右されるファクターなので、無視する場合もよくあるのです。
 休み明けの馬は特に追い切り内容を見ますが、本数・時計共に十分で馬体重に問題がなくても、休み明けというだけで走らない馬もいます。その時は単純に過去の休み明け成績を参照した方が良い場合もあると思っています。
 新馬戦はレースラップでその優秀さを計ることがある程度可能ですが、いくらラップが優秀でも次走凡走することはごく普通にあります。

 予想ファクターの切り出し方は、現状、自分の感覚に委ねられていますが、こうして本に書いているからには言語化したいと思っています。

 私が分からない・参考にしていないファクターにつきましても、書くことだけなら出来ます。
 たとえば、私はパドックを見てもサッパリ分からないため、予想ファクターから排除していますが、どうやってパドックの見方を学べば良いか、については語ることが出来ます。
 騎手についてもほとんど分かりませんが、競馬予想本を参考に語ることは出来ますし、どの本が良いのか推奨することは出来ます。

 これはひとえに競馬予想本を沢山読んでいるから、だと言えるでしょう。

 フランシス・ベーコンの名言「知は力なり」には、知識を蓄えることで自然を支配することがいつか可能になる、という傲慢なニュアンスが含まれていると聞きます。
 運ばかりの競馬は支配することが出来ません。
 それでも、正解に限りなく近づくことは出来ると思っています。
 私は「的中させた方が馬券下手だ」というレースがたまに、という以上には存在していると思っていますが、こうした考え方を持っている人はそう多くないように感じています。
 複数のファクターを考慮に入れて考えた時、どの角度から切り取っても買えない、という結果のレースは紛れもなく存在する、ということです。

「競馬は支配出来ない」

 競馬で勝つためにはメンタル面の問題が大切になりますが、競馬の支配出来なさに関しては肝に銘じておく必要があると言えるでしょう。
 だからといって、諦める訳ではない。
 競馬で勝つために、競馬を支配する必要まではないのですから。

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