中日新聞杯2019 回顧 ラスト3ハロン目が最速のロンスパ戦に。

ラップ・タイム
200m400m600m800m1000m1200m1400m1600m1800m2000m
12.723.636.048.51:00.81:12.91:24.71:36.01:47.61:59.2
12.710.912.412.512.312.111.811.311.611.6

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レース回顧

予想はこちらから。

スタートはほぼ揃いました。アイスストーム、アドマイジャスタ、マイネルサーパスがやや遅れたかな程度。

ランドネの逃げ。
1000メートル通過は60.8秒。このコースを考えたら、やや遅いくらいでしょう。
そこからペースアップ。
ラストから3ハロン目が最速、上がりの4ハロンが11秒台というロンスパ戦になりました。差しが決まる馬場というのもあり、前の馬には厳しい流れになりましたね。

直線は内がごちゃついて不利受けた馬が複数いました。

特にカヴァル。進路がなくて全く競馬になっていないので度外視で良いでしょう。脚はあったので、掲示板くらいはあったように思います。
パリンジェネシスはサトノソルタスとぶつかって体勢を崩しましたが、もう脚がなかったのでいずれにせよ惨敗だったでしょう。
サトノソルタスは進路見つけるのに手こずって追い出すのが遅れていました。それがなければもう少しくらいは差を詰められたのでは。

勝ったのは本命サトノガーネット。
今回はようやく展開が向きました。
スタート後、促しても進んでいきませんでしたが、直線は後方、大外から素晴らしい脚。
展開次第のところがあり、安定感のある馬ではないですが、こういう消耗戦になれば強いです。
今後も買い時を見極めたい馬ですね。
距離はもっと長くても良いでしょう。

2着ラストドラフト。
全頭診断で瞬発戦タイプに分類しましたが、中団前目に付けてこの脚を使えるということは、ノヴェリスト産駒らしく消耗戦タイプなんでしょう。
ただ、適性の幅が広い可能性もあるので、今後も注視です。
また、最後フワッとしてしまったとのこと。それがなければ粘っていたかもしれません。
力を付けているのは間違いないでしょう。

3着に△アイスストーム。
直線進路はスムーズでした。
この馬は瞬発戦タイプだと思いますが、消耗戦にも対応してきました。
予想にも書きましたが、追い切りの動きが良く、状態の良さで対応してきたのかもしれません。

4着に×ショウナンバッハ。
進路が狭くなったように見えましたが、パトロールビデオでは問題ありませんでした。
やはりいつ来るかが分かりにくいのですが、左回りが得意なんでしょう。
上がりの脚は堅実なので、前残りにならないレースならば常に押さえておきたい一頭です。

5着に×サトノソルタス。
進路取りに手こずりましたが、着順に影響するほどでは全然なかったです。
先行した分、上位に劣った感じでしょうか。
今後、重賞でもやれる逸材でしょう。

六着に逃げたランドネ。
前の組で唯一残ったのがこの馬とは驚きました。
愛知杯でも3着なのでこのコースが得意なのかもしれません。
基本的にはスローを先行して粘り込む馬だと思います。

マイネルサーパスは前に行った分、甘くなったのでしょう。
このレースで惨敗した先行馬は参考外にしても良いと思います。次、人気落ちで適性内のレースならば買いでしょう。

馬場を考えれば時計は平凡です。
今回は特にポジション取りが明暗を分けた中日新聞杯でした。