『「永遠の初心者を脱する!」ための競馬思考』15 騎手の出遅れ率等のデータ・特徴について。

12 騎手について」では「インターネット馬三郎」で騎手の出遅れ率を確認することが出来る(載っているのは重賞レースのみ)、と書きました。
その後、「インターネット馬三郎」にその集計方法について問い合わせてみました。非常に丁寧で詳細な回答が返ってきましたので、ここで紹介したいと思います。

【集計期間】
騎手「出遅れ率」の集計期間について、
開催日が1月の場合には、前年+当年を対象にしています。
開催日が2月の場合には、当年のみを対象にしています。

(例)
2021年1月5日開催の金杯の場合、2020年1月~12月(+2021年1月が対象)
2021年2月21日開催のフェブラリーステークスの場合、2021年1月~2月が対象

【集計対象】
出遅れ率の計算には、平場戦、特別戦、重賞等の区別はなく全てのレースを対象として集計を行っています。

引用以上。
という訳ですから、1月開催の集計期間が最も長く、対して2月の集計期間が最も短いことになります。
1月、12月、11月……、の順に出遅れ率を見ていけば、極力、サンプルの多い期間から出遅れ率を採取出来ます。
重賞騎乗のない騎手については集計出来ません。
また、重賞騎乗の少ない騎手は夏辺りまで遡ってようやく出てきます。
それでも十分有用だとは思いますので、私はtargetの騎手コメント欄に出遅れ率を入力しました。
その数値を本記事で紹介したいと思います。

12 騎手について」にも書きましたが、馬三郎は14日間の無料お試し期間があります。
バックナンバーも閲覧可能です。
それはつまり、過去のレースコメントも読めるということになります。

私は主に本命馬を検討する際、過去にどうして負けたのか等を探るためにバックナンバー機能を利用しています。
非常に有効だと思いますので、読者の皆様も加入を検討してみては如何でしょうか。プレミアムコースで月額2724円(税込)となっています。

なお、出遅れ率に関しては『降格ローテ 激走の9割は”順当”である』を10月1日に上梓された「とうけいば」さんがそのnoteで更に詳しく調べてくれています。

【2021年】騎手の出遅れ率ランキング!

何が「更に」詳しいかといえば、人気のない馬ほど出遅れ率が高い点に目を付けて、補正をかけて評価しているのです。
全騎手に関しては、彼のオンラインサロンにて見られるという話ですので、気になる方は入会を検討してみては如何でしょうか。
私なんかの遙か天上にいる方のサロンですから勉強になることが多くあると思います。

とうけいばさんの出遅れ率ランキングの精度には適わないかもしれませんが、馬三郎の出遅れ率にも十分意味があると思います。
というのも、とうけいばさんの取り上げた出遅れにくい騎手、出遅れやすい騎手は、馬三郎の出遅れ率でもおおよそ同様の結果になっているからです。

それでは、出遅れ率順に騎手を羅列していこうと思います。また、本記事では騎手の特徴(ダート得意、内枠得意等)も後々追記していく予定です。

福永祐一 9.7%
松田大作 9.9%
西村淳也 10.1%
松山弘平 11.7%
嶋田純次 11.7%
加藤祥太 12.8%
田中健 13.1%
丸山元気 13.1%
川又賢治 13.2%
和田竜二 13.3%
荻野琢真 13.4%
北村友一 13.4%
野中悠太朗 13.4%
松若風馬 13.4%
横山武史 13.4%
岩田望来 13.5%
岩田康誠 13.7%
石橋脩 13.8%
武豊 14.4%
鮫島克駿 14.5%
柴田大知 14.5%
杉原誠人 14.5%
角田大和 14.5%
菱田祐二 14.6%
川須栄彦 14.7%
川田将雅 14.7%
坂井瑠星 14.8%
北村宏司 14.9%
菅原明良 14.9%
木幡巧也 15.0%
津村明秀 15.0%
永野猛蔵 15.1%
藤井勘一郎 15.6%
城戸義政 15.7%
ルメール 15.9%
大野拓弥 16.0%
武藤雅 16.1%
柴田善臣 16.2%
泉谷楓真 16.3%
勝浦正樹 16.6%
丹内祐次 16.8%
石川祐紀人 16.9%
吉田隼人 16.9%
池添謙一 17.0%
斉藤新 17.0%
酒井学 17.0%
田辺裕信 17.0%
黛弘人 17.0%
浜中俊 17.2%
小牧太 17.7%
戸崎圭太 17.8%
富田暁 17.8%
中井祐二 17.8%
木幡育也 18.2%
山田敬士 18.2%
団野大成 18.9%
宮崎北斗 18.2%
国分恭介 19.0%
水口優也 19.0%
鮫島良太 19.1%
幸英明 19.1%
藤岡佑介 19.3%
秋山真一郎 19.9%
藤田菜七子 19.9%
長岡禎仁 20.1%
高倉稜 20.2%
藤岡康太 20.3%
小崎綾也 20.5%
古川吉洋 20.6%
伊藤工真 20.7%
横山典弘 20.7%
三浦皇成 20.8%
荻野極 20.9%
菊沢一樹 21.0%
柴山雄一 21.1%
松岡正海 21.2%
森裕太郎 21.3%
吉田豊 21.4%
デムーロ 21.5%
丸田恭介 21.9%
国分優作 22.0%
江田照男 23.2%
田中勝春 23.6%
亀田温心 24.4%
秋山稔樹 24.9%
内田博幸 24.9%
岡田祥嗣 26.7%
原優介 28.5%
横山和生 29.3%
太宰啓介 29.9%
嘉藤貴行 30.2%
藤懸貴志 30.3%
川島信二 30.5%
武士沢友治 36.1%

以上。

こうして出遅れ率を眺めてみると、差し・追い込みタイプの騎手は出遅れ率が高く、逃げ・先行タイプの騎手は出遅れ率が低い、というごく単純な事実に気付きます。
出遅れ率が高いから差し・追い込みタイプになるのか、差し・追い込みタイプだから出遅れ率が高くなるのか、卵が先か鶏が先かのような話になりますが、おそらくは前者が多いだろうと推測します。
というのも、現代競馬においては逃げ・先行が圧倒的有利のため、好き好んで差しに回る理由は少ないと思われるからです。
ただし、馬に負担をかけないことで有名な秋山騎手、横山典騎手らは後者に当たることでしょう。

また、出遅れ率の高低は、そのまま内枠・外枠の成績に直結するのではないかと仮説を立てています。
というのも、スタートの上手い代表格である福永騎手は内枠の成績が非常に良い。
スプリンターズステークスのピクシーナイト、天皇賞(春)のワールドプレミアは内枠でスタートを決めての勝利。見事でした。スタートの上手さと内枠の得意さを考慮すれば、どちらも本命に出来たかもしれません。
それはともかく、この原理はごく自然のことのように思えますので、後々検証してみたいと思っています。

ちなみに福永騎手は、過去に『(スタートの技術が高まってきたことに対して)自分だけの「スタート論」として完全に説明出来る』と述べています。なお、現役のため、その詳細は「企業秘密」にしておきたい、とまで述べているのです。他のジョッキーも応用可能なロジックとして突き詰めているのでしょう。

本記事は以上で終わりますが、騎手の特徴が分かったら追記してより有用な記事にしていこうと思っています。
たとえば、内田博幸騎手はダート騎手で、ダートで不利になりやすい内枠でも成績を落としません。
そういったことを追記していく予定です。