12/28 好走期待馬・穴推奨馬

※指数はグリーンチャンネルの「先週の結果分析」のものを用いています。過去1年半までの指数を用いています。
※軸自信度は、赤枠がA、黄色枠がB、青枠がC、緑枠が、勝ちまで自信あるS、となります。
※筆者の言うペースは、前が残るかどうかの目安となるペースであり、前傾か後傾かを意味しません。前が苦しくなるペースをハイ、前が楽なペースをスロー、中間をミドル、としています。

好走期待馬

阪神7R ◎12 フィフティシェビー B評価
中山8R ◎16 アイルビーザワン A評価
阪神8R ◎12 ワンダーイチョウ A評価
中山9R ◎14 マイコレット C評価
阪神9R ◎11 カモントゥミー B評価
中山10R ◎10 モリノカワセミ B評価
中山11R ホープフルステークス ◎7サトノヘリオス A評価 ※勝負レース
阪神11R ベテルギウスステークス ◎16ゲンパチルシファー B評価

穴推奨馬

阪神8R 穴9ローズファラオ
中山9R 穴9マイネルイヴィンス

まえがき

こんばんは。
有馬記念はペルシアンナイトに自信の本命を打ちましたが、14着と残念な結果に。
鞍上のクリスチャン・デムーロ騎手はしっかり勝負にいく騎乗をしてくれましたから悔いはありません。位置を取りに行ったのが裏目に出てしまったのでしょうか、それとも距離が堪えてしまったのでしょうか、昨年よりも着順を落としてしまいましたね。

火曜日がいよいよ中央ラストデー。
何とか勝ちたいとは思っていますが、最近は運にも見放されてしまった感が強いです。
来年に向けて良い結果で終わりたいと思っています。
大勝ちしている内に、YouTubeで使うためのマイクを購入しておけば良かった。
負けに転じてしまったので、お預けになっています。
明日大勝ちすれば購入したいところ。

馬場状態から。

中山ダートは含水率が6.4%とフラット。
乾いて凍結防止剤の影響も気にしなくて良いため、1200m・1800m共に外枠・先行有利と見て良いでしょう。
時計の出ている今開催の中山ダートの中では、明日が最も時計がかかりそうです。

阪神ダートは含水率が3.4%。
これだけ乾けば、かなりタフなことが予想されます。
今年の札幌ダートは総じて含水率が低かったのですが、前の馬が残れないレースが続出しました。
距離やメンバーにもよりますが、差しは比較的決まりやすい、と判断します。

ホープフルステークスの行われる中山芝は、引き続き内枠・先行有利で良さそう。
Aコースをずっと使っていなかっただけに、やはり芝の保ちが良いですね。

まだ東京大賞典の予想をアップする可能性がありますが、中央は今年最後。
最終日もどうぞよろしくお願いします。

見解
阪神7R
本命は人気二頭で迷ったが、甲乙付けがたい。それなら、人気のない馬から。

◎ 12 フィフティシェビー

ここはカフジオクタゴンとデリカダで本命を迷いました。
前者は前走、超スローペースで内の動けないポジションに。完全に騎乗ミスで4着だったので巻き返しは必至。
後者はそのカフジオクタゴンに新馬戦で勝っています。しかしながら、前半1000m65.6秒の超スローでの勝ち上がり。レース上がりが、12.6-12.4-11.9、という優秀な加速ラップでしたから能力の高さは間違いないと思いますが、逃げ馬がいてペースが流れそうなここで戸惑わないか不安です。
カフジオクタゴンは前走の不利がバレていてオッズに織り込まれています。
後者はペースアップした時が不安。

それなら、という理由でフィフティシェビー。
前走はカフジオクタゴンと同じ1勝クラス。
フィフティシェビーは出遅れて後方から。道中、マクる好判断で3着に粘り込みました。
当時は高速馬場。勝ったウェルカムニュースは最内を突けましたし、2着のセイルオンセイラーは逃げてそのまま粘り込み。
マクったフィフティシェビーは上位二頭より外を回された分。小差なので特に気にする必要はないでしょう。
今回はペースが流れそうなので、道中、早めに動く必要はありません。
前走は63.5秒のスローでしたが、ペース補正なしで指数が93とまずまず高い。能力の担保は出来ています。
タピット産駒でダートの方が向くのもほぼ間違いないでしょう。
今回は有利な外枠。前走より含水率の低いタフなダートでよりパワーが活きると見て本命を打ちます。

中山8R
前走の好走は去勢効果。
強い内容で高い指数。
先行馬は多いが、徹底先行馬は不在なら、外枠から先行して押し切れる。

◎ 16 アイルビーザワン
○ 15 ロードミッドナイト
△ 12 ミッキーチャイルド

アイルビーザワンは去勢して初戦の前走が好内容。
指数は96でメンバー上位になります。
前走は中枠から先手を取りましたが、内の1番人気スターリングワースに抵抗されてラチ沿いまでは奪えず。
当時は馬場差-0.7秒の高速馬場で内有利。
上位は内目を通った内枠勢が占めました。
4角ではスターリングワースに先頭を奪われながらも、直線でも離されず、しぶとく食らいつきました。前半33.6秒のハイペースで、内から伸びたグランドストローク、トーセンニックに差されたのは仕方ありません。十分強い内容の4着だったと言えます。
3着のスターリングワースは先日の土曜に勝ち上がりましたし、2着だったトーセンニックも同じレースで4着。アイルビーザワンも1勝クラス上位と見て良いでしょう。
この好走は去勢効果の現れだと見ているので、フロックではないはず。

前々走は超ハイペース。内枠で揉まれてしまって惨敗。
3走前の浦和は、外枠から逃げて高指数での勝利。去勢されて改善されているかもしれませんが、浦和戦を見ても外枠から先行するのがベターではあるでしょう。浦和での好走から、時計のかかる馬場になっても心配ありません。

比較的、外枠に弱い馬、内枠に強い馬が揃いました。
中央再転入のスカイトライアは、門別での指数から通用の器。門別で全勝なので、タフな馬場でも問題ないはず。再転入がオッズ妙味あり、という見方も出来ますが、内枠で揉まれる危険性を考えると相手まで。
アドマイヤレビンは未勝利勝ちの指数が現級換算95で、これも通用します。しかし、メンバー的に前走や前々走くらいの位置になりそうで、届くか不透明。
ホテルカリホルニアは前々走の指数が97でトップ。前走は距離が敗因だと見ています。能力は足りますが、休み明け。「体調が整わずに再仕上げに。まだ本来の動きではないが1200がいい方に出れば」というコメントが出ていますので、軸にするのは怖い。
最内枠シゲルヒラトリ、前走は中京ダート1200mで指数97。能力足りますが、やはり内枠の差し馬に向く展開になるかどうか……。
ビーマイベイビー、3走前の中山がアヒペースで競り合う形になりながら4着で指数92。自分の分は走るタイプ。この人気なら押さえたい。
ゴムマリ、能力は高い。追い込みハマるかどうか。

執筆現在、3番人気のロードミッドナイトはもっともっと人気が落ちそう。
前走の中京は、プラチナムレイアーの大逃げの2番手からの競馬。着順こそ7着ですが、指数93と優秀です。
前々走の東京ダート1300mは6着で指数87と平凡も、スローペースだったことによるものでしょう。上位3頭はすでに勝ち上がっていますから、この馬も上位と差はないはず。ここ二走、しっかり先行出来ているのは成長している証拠でしょう。3.4走前は出遅れでした。
人気を考えれば、こちらから行く手もありかなと思います。

ミッキーチャイルドは障害帰りですが、中山ダート1200mで二戦連続2着。能力は足りますし、外枠からある程度の位置を取れそうです。休み明けがどうか、でしょうか。

阪神8R
現級上位のワンダーイチョウ。力の要る馬場なら捉え損ねる危険性は低いと見るが、地方からの転入馬が不気味。

◎ 12 ワンダーイチョウ
▲ 14 ソナトリーチェ
穴 9 ローズファラオ

逃げそうな馬が、地方からの転入馬三頭。
最内ワーイズオーバー、中枠ローズファラオ、大外ソナトリーチェ。
ソナトリーチェはほぼほぼ通用すると思います。名古屋での指数優秀で、二戦ともに大差の大楽勝。上がりも速く、余力も十分でしょう。1勝クラス上位にどこまで対抗出来るか。それとも、楽に勝ってしまうか。単穴に抜擢します。

軸は現級上位で好枠を引いたワンダーイチョウ。
前走は重馬場で、楽に逃げたトーセンアランを捉えられませんでした。
前々走は大出遅れで度外視。
3走前は、3勝クラスをもう勝ち上がったシゲルホサヤクの2着。
4走前は高速馬場で、外を回るロスが響きました。タフな阪神なら、外を回って問題ありません。この時のような敗戦はないはず。
5走前は指数101でクビ差2着。これも2番手から競馬を進めた3キロ減のジャスパーゴールドを捉え損ねる形に。

穴推奨にローズファラオ。
追い切り欄のゲート練習の時計を見る限り、テンは速いでしょう。
船橋1200mで逃げた時がどちらも大楽勝で、指数も優秀。
前走は最内枠で躓き、逃げられませんでした。
アメリカンファラオ産駒らしく、揉まれずにスムーズに運べれば。
あとは距離でしょう。船橋では1200mしか使っていないので、1400mに問題がなければ穴をあけて不思議ありません。

他。
前走本命を打ったメイショウストームは、いくらなんでも位置が後ろすぎました。
完全に想定外でしたが、最後は3着までよく届いたなという印象。
前々走は中団から進めて、ここにも出走している実力馬ボマイェとハナ差。指数97で、一撃を秘めています。
ボマイェも当然上位の馬です。
ゴルトファルベン、3走前は1400mで89の指数を出しています。上位にはやや足りませんが、好枠を活かして上手く乗れれば。
ワンダーヘイルネスも前走1400mで89。これも上手く立ち回れば。
ドンカポノ、1番人気に推された前走はスタート一息。1400m自体は良いと思うので、スタート決まれば。

軸はワンダーイチョウで良さそうですが、他が混戦かなというメンバー構成ですね。

中山9R ヤングジョッキーズシリーズファイナルラウンド中山2戦
推し馬の初ブリンカー。逃げ馬不在のここは、ブリンカー効果に期待する。

◎ 14 マイコレット
穴 9 マイネルイヴィンス

1勝クラス時代は強豪相手にいい勝負をしていたマイコレット。
2勝クラスに上がってからさっぱりな理由がちょっと掴めません。
牝馬なので夏場が良かったのか、とも思いますが、それにしても走らなすぎです。

前走は中山ダート1800mに距離延長。
以前のように先行出来るだろうと思っていたのですが、出遅れて後方から。
4角では位置を下げて完全に終わりましたが、それでも4角12番手から最後は9着。盛り返してはいます。

ここは逃げ馬不在。しかもヤングジョッキーズシリーズなので、騎手がどう乗るかの不確定要素も強すぎます。シュッドヴァデル辺りを軸にするのが無難かなとは思います。

ですが、マイコレットは今回初ブリンカー。
「ケイコで難しさを見せて、気の悪さが出てきた。ブリンカーで集中すれば」と調教師がコメントしています。
ここ3戦の大敗は、その気の悪さが原因かもしれません。

気になるのは、やはり中山ダート1800mでスタミナが保つかという点と、鞍上の永島まなみ騎手。3歳牝馬なので最軽量ですが、4キロ減のない永島まなみ騎手というのはかなりの懸念材料になります。4キロ減があっても買いにくいだけに……。
それでも推している馬で、2勝クラスでも通用する力はあるので追い続けてみたいと思います。

穴推奨にマイネルイヴィンス。
昨年12月のタフな中京ダートで単勝万馬券で圧勝した馬です。当時の指数は99で、現級換算でも91。
昇級戦の中山では、指数86で5着。
タフなダートは向くはずなので、逃げ馬不在のメンバー構成で良い位置を取るか、早めのマクりが出来ればチャンスありと見ています。
ここ最近はずっと高速馬場ばかり使っていますので、一変はいつあってもおかしくありません。
加えて、ここは2勝クラスでもかなりの低レベルメンバー。距離延長が不安のマーキュリーセブンやファイヴレター辺りが人気になるようなメンバーですから、普通にあり得ると思っています。

阪神9R 春待月賞
1200mなら外枠先行有利。逃げ馬もそうおらず、前走から巻き返せる。

◎ 11 カモントゥミー

本命はカモントゥミー。
昇級戦の前走はハナを奪おうとするものの、新潟ダート1200mで逃げてきたヴァガボンドのテンの速さが一枚上で、逃げられずにバタバタに。
これは完全に度外視で良いでしょう。

前々走、1勝クラスの勝ち上がりが優秀です。
前々走もハナを奪いきるのに苦労しましたが、34.3秒のハイペースで逃げると、ここでも人気のエナジーロッソを抑え、すでに2勝クラスを勝ち上がっているランドボルケーノの追撃も退けて勝利。指数101で、現級換算95。まともに逃げられれば通用の器です。
ここは外枠からハナを奪いやすいと思うので、その「まともに逃げられる」番だと見ています。

中山10R ベストウィッシュカップ
行く馬がかなり揃った一戦。距離短縮でひと押しが利く馬を本命に。

◎ 10 モリノカワセミ

外にミキノバスドラム、ライクアジュエリー、内にクロッチ、サノノクヒオ、中枠にエターナルダイヤやミエノワールド。かなり速い馬が揃ったので、狙いは差しに回れる馬から。

本命はモリノカワセミ。
前走と3走前に阪神に遠征。1400mでそれぞれ95.93と高い指数をマークしています。
レベルの高い関西、しかも1400mでこの指数を出せていれば、距離短縮の中山1200mで更にパフォーマンスアップを期待出来ます。
1200mになるので、ここは自然と差しに回ることになるはず。
ペースアップはほぼ間違いなく、外枠からスムーズに回ってくれば馬券圏内は十分可能だと見ています。

中山11R ホープフルステークス
2歳限定の中距離戦はスローペースになりやすい。
過去のホープフルステークスでは流れた年もあるが、今年のメンバーならスロー濃厚。
二戦連続レコード勝ちの能力馬がそれほど人気にならないというのなら、ペースが合わなそうでも本命を打ちたい。

※勝負レース

◎ 7 サトノヘリオス
○ 5 キラーアビリティ

キラーアビリティを強敵だと見ているため、S評価は打ちませんが、限りなくS評価に近いA評価と捉えてください。私はサトノヘリオス頭の馬券を中心に買う予定です。

サトノヘリオスの新馬戦はイクイノックス圧勝のハイレベル戦。
イクイノックスは東スポ杯2歳ステークスを好タイムで圧勝しましたし、3着だったサークルオブライフも3連勝で阪神ジュベナイルフィリーズを制しました。
4着だったサトノヘリオスは大きく出遅れ。
川田騎手がリカバリーのため促したら、今度は引っかかりました。
その次は抑えるという、完全にちぐはぐな競馬。
川田騎手はレース後、「ゲートは遅れましたが、その後はちゃんと走ってくれました。しっかり自分の力を出し切れた初戦だったと思います」というコメントを残していますが、いやいや、そんなはずは全くありません。
これは完全な騎乗ミス。

話は変わりますが、川田騎手はセリフォスで新潟2歳ステークスを勝った時、「馬が内に行きたがっていたので、(馬場の悪い)内を走らせた」とコメントしています。その時も「結果的に内を通るしかなかっただけなのでは……」と思いました。あまり非を認めるタイプではなさそうなのでコメントを真に受けない方が良いと感じた二つの出来事でした。

話を戻します。
二戦目は中京2000m。
このレースでもサトノヘリオスはかなり引っかかっていましたが、それでいてレコード勝ち。
2着だったフェーングロッテンも次走すぐ楽勝。
2.00.0のレコードは同日の野路菊ステークスでロンにすぐ更新されてしまいましたが、今回出走のクラウンドマジックより0.5秒速い走破時計でしたし、同日10R・2勝クラスの夕月特別より0.7秒も速い時計。2歳未勝利で出した時計としては十分すぎる程高い評価を与えられます。

休みを挟んだエリカ賞では、戦前に「メンタルの難しい面はあるが、放牧先で取り組んでくれた効果が出ている」というコメントが出ていました。
レースは前半59.7秒のハイペースだったにもかかわらず力んで走っていましたが、またもやレコード勝ち。新馬戦での騎乗ミスを知っていた私は、どうして離れた3番人気なのだろう?と不思議に思いながら馬券を購入しました(ちなみに、3連単頭固定で購入してハズレ)。
直線では狭くなったところを割って伸びる根性を見せました。
本馬の非常に前向きな気性は、ここで引っかかって凡走する危険性よりもむしろ、経験の少ない2歳戦で強力な武器になると見ています。
ディープインパクト産駒が前向きな気性から新馬戦や未勝利戦で好走するのと、発想的には同じです。

今回、エリカ賞の時と同様に「どうしてこんなに人気がないのだろう?」と思っています。
おそらくは、中1週のローテ、重賞未勝利の岩田望来騎手、の二点が要因でしょう。

芝の中長距離で無双の友道厩舎は、ノーザン系を多く管理していることから休み明け成績が良いのは確かですが、今年に限れば、中1週は12回使って3勝、3着内が6回と勝率25%・複勝率50%を誇ります(新馬戦を除けば最も優秀な成績を収めているローテーションです)。
滅多にないローテーションだからこそ、出してくるからには仕上げに抜かりはないのでしょう。

また、岩田望来騎手は友道厩舎から信頼を得ています。
今年の騎乗数は、トップの川田騎手の37回とほぼ同じ数の36回。
今回、同厩のフィデルに川田騎手が乗ることから、サトノヘリオスよりフィデルの方が期待されているのでは、と邪推する意見を見ます。
しかしおそらくは、二度乗ってどちらも引っかかっている川田騎手よりも、前走で勝っている岩田望来騎手の方が良いと判断しているのではないでしょうか。

もう一点。
岩田望来騎手の重賞成績が芳しくない、というのも評価を下げている理由でしょう。
実際、重賞に88回乗って2着6回が最高です。
しかしながら、二歳重賞が若手の初重賞制覇になるのはままあること。
今年も、泉谷楓真騎手がナムラリコリスで重賞初制覇しました。
重賞では頼りにならない三浦騎手だって、昨年はランドオブリバティでG1初制覇間近までいきました。
幾つか理由があるかと思いますが、2歳戦は能力差が大きく出やすいだろうこと、有力騎手にお手馬を奪われない、奪われる時期まで至っていないこと、辺りが要因だと思っています。
古くは、古川吉洋騎手がアインブライド阪神3歳牝馬ステークス(現・阪神ジュベナイルフィリーズ)で初重賞&初G1制覇を達成しましたね(本当に古い例で恐縮ですが……)。

という訳で、サトノヘリオスの人気のなさはむしろ美味しい配当を頂けるチャンスだと思っています。

対抗にキラーアビリティ。
未勝利勝ちの時のラスト3ハロンが、12.2-11.8-10.8、の加速ラップで大楽勝のレコード勝ち。
小倉芝2000mだったので、中山2000mともリンクするでしょう(これに関しては、サトノヘリオスのエリカ賞・阪神芝2000mにも言えることです)。
萩ステークスは朝日杯フューチュリティステークス3着のダノンスコーピオンにぎりぎり交わされただけ。朝日杯の方がメンバーが揃っていたことを考えれば、キラーアビリティもここは上位必至でしょう。

かなり危険だと見ているのが、1番人気のコマンドライン。
新馬戦のラスト3ハロンは、11.5-11.4-11.7。
特に優れたものではありませんし、その理由から前走・サウジアラビアロイヤルカップでは軽視しました。
そのサウジアラビアロイヤルカップは超スローペース。
ルメール騎手が早めに2番手まで押し上げる好騎乗のおかげで勝てただけだと思っています。
個人的には、ルメール騎手がこのような騎乗をしたことこそが自信のなさの現れだと思っています。
本当にコマンドラインが強いと思っていれば、今後のためにもあそこで上がっていかないで黙っていたと思うのです。新馬戦後に、ルメール騎手が「フツー」と述べたという話も耳にしました。
前走でコマンドラインより強い競馬をしたと見ているステルナティーアも阪神ジュベナイルフィリーズで掲示板を外しましたし、ここは明らかな過剰人気、ルメール人気だなと感じています。
買うにしても、おそらくは3連単の3着付けまでにすると思います。

あとは、スローペース濃厚、馬場が内有利なので、内で脚を溜められそうな馬を中心に押さえたいと思っています。
馬名を挙げるなら、グランドラインやラーグルフなどになります。

以上。
今年最後の中央G1。
是非とも当てたいところです。

阪神11R ベテルギウスステークス
先行馬は少ないが、タフな馬場なので前は楽出来ないと読む。ショウナンナデシコは過剰人気で確実に嫌いたい馬。ある程度位置を取れて、バテない馬を抜擢。

◎ 16 ゲンパチルシファー

ここは確実に嫌いたい馬が2頭。
前走、過剰人気すぎると判断したショウナンナデシコ。
内枠で、指数も足りずに危険と見ましたが、スローになり、ハンデ差もあって勝たれてしまいました。指数は89と及第点ですが、前走はかなり展開に恵まれたのと、52キロにも恵まれたので、ここも軽視したいところ。
もう一頭はエブリワンブラック。
元々指数の足りない馬でしたが、前走は93。指数を大幅に上積みしましたが、前走は高速馬場で内を通った馬が恵まれました。エブリワンブラックがまさにその一頭で、本命だった3着のデュードヴァンも最内枠だから本命にしました。今回はタフなダートに替わりますし、阪神で勝ってはいるものの、指数は低いので軽視したいところ。

大外枠、ある程度位置を取れてスタミナにも担保のあるゲンパチルシファーに本命を打ちます。
前走のブラジルカップは、東京ダート2100m巧者のグレートタイム、ハヤヤッコの間に入る2着好走。3着だったヴェルテックスは先日、名古屋グランプリを勝ちましたから、この馬の能力も高いはず。
ハヤヤッコは今回、59キロ。ゲンパチルシファーとの斤量差自体は3.5キロから3キロに縮まりますが、ダートの59キロは流石に割り引きです。また、ハヤヤッコは東京ダート2100m巧者なので阪神ダート1800mも割り引き材料。

ゲンパチルシファーの方は「時計のかかるダートなら」と調教師がコメントしていますし、実際に速い上がりを使えるタイプではありませんから、今回は向く舞台のはず。
近走では、5走前の下総ステークスが高く評価出来ます。
タイガーインディがハイペースを押し切る強い競馬をしたレースですが、ゲンパチルシファーは4角で早め2番手まで押し上げて、タイガーインディに半馬身差まで詰め寄りました。
3着ダンツキャッスルは後方から競馬をした馬ですし、ここでも人気のホウオウトゥルースは6着に敗れています。
指数的には東京ダート2100mでのハヤヤッコが一枚抜けていて、他、ホウオウトゥルースの3勝クラス勝ち、アイオライトの東京ダート1600m戦、ゲンパチルシファーの前走が2番手で並ぶ形。
ホウオウトゥルースは不利な最内枠を引きましたし、アイオライトは距離延長。タフなダートで来られるようには思えません。
という訳で、実質は指数トップと言っても良いであろうゲンパチルシファーを軸にします。
大外枠から良い位置に付けられれば、粘り込めるはずです。

馬券ギャラリー
二つに分けたので100円ですが、200円分的中です。割と高めが来てくれて良かったです。
本命モリノカワセミ2着ですが、相手がミエノワールドでは安い……。
ショックでやけくそになった中山最終でプラスになりました……。もう恐ろしや……。

競馬予想本を本ブログ、noteにて執筆しています。
全て書き終えたら、推敲してKindleダイレクトパブリッシングにて出版しようと思っています。
スキしてくれると励みになって書く気になりますので、内容が良いと思ったら是非、お願いします。

『「永遠の初心者を脱する!」ための競馬思考』

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