アメリカジョッキークラブカップ2020 回顧 地力の違い。

ラップタイム
200m400m600m800m1000m1200m1400m1600m1800m2000m2200m
12.824.837.750.01:02.41:14.41:26.41:38.31:50.42:02.52:15.0
12.812.012.912.312.412.012.011.912.112.112.5

※スマホからの場合、左右にスクロールして見ることが可能です。

レース回顧

予想はこちらから。

「先週の結果分析」のメンバーランクはC、タイムランクはSL(スロー)でした。馬場差は+1.0秒。時計のかかる馬場でしたね。

スタート。
ニシノデイジーが出遅れ。
スティッフェリオの逃げ。

1000メートル通過が62.4秒とスローにはなりましたが、その後、12.0秒前後が続く持久力が必要な流れになりました。

勝負どころでマイネルフロストが故障。
その煽りを受けたのが、ブラストワンピース、ニシノデイジー、ミッキースワロー、ラストドラフトの4頭でした。
特に、ミッキースワローとラストドラフトの不利が大きかったように思います。

勝ったのはブラストワンピース。
不利を受けて外に膨れましたが、そこから内へ舵を取りました。
この進路取りなのですが、内は明らかに悪いはず。
しかしながら、パワーのある馬なら内を通ってコースロスをなくす作戦に出るのも有効だったのでしょう。こなせるパワーがこの馬にはありました。
馬体重が示すように明らかに余裕残しだったと思いますが、地力の違いを見せつける結果となりましたね。

2着にステイフーリッシュ。
この馬も進路は内。
線の細い馬ですが、ステイゴールド産駒らしくパワータイプなので正解の進路取りでしょう。
こういう消耗戦は得意な馬で、このくらいやれるだろうという感じです。
また、乗り替わりの影響は大だったと思います。
今までの中谷騎手は消極的な競馬をしすぎでした。
ルメールは流石ですね、積極的だったという他ないです。

3着に△ラストドラフト。
大きな不利がありながらも、ミッキースワローを交わしての3着は立派です。明らかに脚を余していたので、不利さえなければ、勝ちは微妙でも2着はあったでしょう。

4着に◎ミッキースワロー。
不利が痛かったです。
この馬もラストドラフトには交わされましたが、脚を余す形に。
しかし、中山2200なら安定して走りますね。
悪い馬場は問題なくこなす馬だと思っています。
雨苦手説の出たエプソムカップは超が付くスローペースを後方からでした。後方待機の時点で上位は不可能だった上に、スローペース自体も向かないのでしょう。

5着に△サトノクロニクル。
久々でもほぼ出来上がっていたみたいですね。
調教が抜群でした。
前から離される形の5着。
外枠というのもありますが、もう少し積極的な競馬をして欲しかったという印象です。
差しの形ではこの馬の良さが活きないでしょう。

以上、アメリカジョッキークラブカップのレース回顧でした。