2023/12/9（土）　レース回顧

※指数はグリーンチャンネルの「先週の結果分析」のものを用いています。過去1年半までの指数を用いています。
※評価は軸自信度になります。好走率・回収率ともにA>B>Cになっています。Sは1着まで自信あるという意味です。

自著『「永遠の初心者を脱する！」ための競馬思考』・「余力ラップ」について触れていただいた山崎元様の記事掲載の『優駿』2023年8月号・「余力ラップ」私の記事が掲載された『競馬王』2023年7月号・10月号になります。

こんにちは！
「三連複が難しい」とポストしたら、有効な方法を教えてもらいました。
ワイドと三連複の併用は良いなと思いました。
私は印を基本的に絞るからか、馬連まで届かないことが多いんですが、思考停止で馬連・ワイド併用で購入していました。
2着内に入らないなと感じた時は、馬連を捨ててワイド・三連複併用で勝負できそうです。
あと、1.2番人気の一点！みたいな予想はなるべく出さないようにしています。購入して人気馬だけだったらガッカリしないですかね。
三連複を併用することで、この問題も解決できそうです。
複勝1点！も出しにくいんですが、ある程度の配当が見込めれば問題はないかなあ……。
購入者さんがどう考えているのか伝わって来ないので、なかなか難しい。

12月に入ってから中山と中京の芝が読めていなくてイマイチ。
悪くはないんですが……。
外差しは利くと何となく分かってはいるのに、どうしても内・前で取りたくなるんですよね。
来週はフラットと考えて巻き返したいと思います！

先週の成績です。

単勝回収率が高いのは、ドラゴンゴクウの97倍が影響していますね。
複勝率25％はあまりに寂しい。ウマい馬券で1番人気を避けてるからですよ、これは。
的中率も高めたいのでもう少しバランスも意識します。

ではどうぞよろしくお願いいたします。

※土日併せての回顧になります。

中山芝は内枠先行有利の1600ｍ・1800ｍも外枠だったり、差し馬だったりが来たりしています。
ほぼフラットなんでしょうね。
先行有利は間違いありませんが、差しもよく来るから厄介。
かなり時計が出ていてインが荒れている訳ではないというのに、内外フラットで差しも届きやすいとはどういう現象なんだろう……。その辺りは把握できていませんが、とにかくほぼフラット。

中山ダートは外枠先行有利ですが、差しなら内枠が来ていました。
まだ時計がかかりまくるという程ではなく、多少時計がかかっているな程度です。

阪神芝は内枠有利。時計も出ています。
外枠が来ているのは少頭数や新馬戦が中心です。
馬場が良くなって、よほどでない限りは外枠有利とはなりません。
1番分かりやすいので、阪神芝中心に予想を出せれば良いですね。

阪神ダートは外枠先行有利。
こちらはかなり時計が掛かっていますね。
次週は雨で傾向が変わるはずです。

中京芝は枠順フラットで、差しが届きやすい傾向にあります。
中距離の方が届きますが、短距離も比較的届いています。

中京ダートは含水率が低くて超が付くほどの差し馬場。先行不利と言っても良いくらいのレベルでした。ただ、次週は雨降るんですよね……。
低速馬場になって内の優位性は減りました。やや内有利かなという程度です。

中京1R
1000ｍ通過64.1秒のスローでしたが、L2は12.8-12.8の持続ラップ。メンバーレベルが低かったので何とも言えませんが、超低レベルという訳ではありません。

阪神1R
1000ｍ通過65.8秒で超スロー。少頭数ですが、メンバーはまずまず揃っていました。L4は51.2秒。馬場を考えれば、まずまずでしょうか。
2着ネバーモア：まさに直線一気という内容で、終いは凄まじい勢いで差を詰めました。あと5ｍでもあれば差していたでしょう。

中山1R
3F通過34.4秒で時計的に水準レベル。
5着フクノパピヨン：スタート後に両隣から挟まれる。そのせいか、力んでいました。鞍上は馬体も減っていて疲れかも、追い切りも動いていなかったという話です。

中京2R
L2が12.6-12.5と加速ですが、勝ち馬ライツフォルが引き上げたもの。ライツフォルは短縮がハマったにしても良いラップを刻んだので上でも。
4着オルコス：初ブリンカーでしたが、出遅れ。出遅れる馬ですが、1400ｍに目処は立ちました。インに潜り込みましたが、直線ではその分、進路を切り替えて加速に手こずりました。
16着ムーンフォレスト：道中は掛かって2番手まで上がりました。折り合いを欠きまくって度外視。

阪神2R

余力ラップ　L5・57.8秒　L4・45.9秒　L2・22.6秒

メンバーも揃っていて余力ラップ、しかも好時計。これはハイレベルでしょう。
4着メイショウソニック：毎回出遅れていますが、今回も出遅れ。余力ラップ戦で上がりは使いました。前走も余力ラップ戦で0.4秒差。メンバー落ちならすぐ勝てるレベルです。

中山2R

余力ラップ　L1・12.2秒

L3が13.2-12.7-12.2と0.5秒も加速していくラップで上位は優秀です。3着までは終いほぼ同じ脚色で評価。

中京3R
低レベル戦。
4着ラズライト：アネックス予想で推奨しましたが、69倍だったんですね……。もっと人気かと思っていました。東京で5着の時がハイレベル戦で、力はある馬。長期休養明けを1度叩いてもう仕上がっているでしょう。

阪神3R
3F通過35.7秒は遅めで前有利。上位3頭が水準級だったこと以外は特になし。

中山3R
3F通過34.0秒のハイペースも、L1が13.9秒は止まりすぎですが、先行争いがかなり長引いていました。
2着イデアガウディ：抑えが利かず、早めに先頭。終い失速しすぎではありますが、騎乗や気性面の問題。もう少し楽に行けたり含水率の高い馬場なら粘りが利くでしょう。

中京4R

余力ラップ　L2・22.6秒　L1・11.3秒

1000ｍ通過こそ61.3秒と流れましたが、全くペースアップしなくて2F戦に。上位4頭まで評価。
6着レトロタイプ：前走に続いて内枠で外からどんどん交わされる展開に。直線も鞍上が立ち上がる場面がありました。オッズチャージで次走狙い目です。
9着セレスト：こちらも直線で進路がなく、一度下がってから巻き返してくるレースに。過去2戦上がり3位を使っている通り、力はあります。

中山4R
このレースは内有利になりました。淀みないラップで上手い立ち回りが求められたということでしょう。外を回した馬は不利。
7着マグナレガリア：初角・3.4角と外を回って不利。
8着チョボナイノ：初角・3.4角と外を回って不利。先行争いに加わったものの、外枠で位置を取れず。終始外を回されて不利。
10着マイネルバーテクス：3.4角でかなり外で不利。
14着パーセルペーパー：ロスを防いで先行したものの、この大敗は不可解。

中京5R
中京マイルらしく緩めの流れ。ナムラエデンは余力ラップ僅差があり、先行力も高いので逃げてすんなり。
4着ラガークイン：新馬戦は余力ラップ戦で0.7秒差も、上がり最速をマーク。今回に関しては後ろすぎた上に大きく外を回す競馬。外が不利でないとはいえ、外を回しすぎ。致し方ない敗戦。

阪神5R
ラップ・時計的にも平凡。
5着クリノアドバンス：出負けして行き脚も付かず。コーナーでは外に逃避気味でロスが大きかった。それで5着なら最上位評価。

中山5R
L5が58.5秒で水準以上。
2着ミサトベレーザ：出遅れましたが、比較的ましな方で内からリカバリーできました。上がり最速の3頭は評価。
7着ルージュラフェリア：大きく出遅れ。外回って進出して上がり最速は評価。
11着トーセンアナベル：大きく出遅れ。外回って進出して上がり最速は評価。

中京6R
3F通過34.4秒はかなり速い。
2着トモジャアルマンド：2走前からブリンカー着用。着用初戦は出遅れて上がり最速。前走はブリンカー効果あっての好走でしょう。差し馬場で2着なのでもう本物。
5着ハルクバローズ：差し馬場をハイペースで逃げて5着。前走余力ラップ戦で0.1秒差と能力が高く順番は回ってくるはず。

阪神6R
L2が12.6-12.7。この馬場なら優秀。勝ったエーデルは前が止まらない中、よく差し切りました。同着の2着馬、上がり3位の4着馬まで評価。

中山6R
3F目以降ずっと13秒台で低レベル。

中京7R
1000ｍ通過61.8秒はこの馬場ではハイペース。メイショウコガシラは未勝利戦が超優秀でしたが、ここで見くびってしまいました。
5着ガンウルフ：ブリンカー効果があった模様。ハイペースでもなかなか止まらない馬で、この差し馬場でハイペースの中、よく粘っています。指数も優秀。

阪神7R
1000ｍ通過59.7秒はこのコースとしてはハイペース。
8着ダンツトレント：初角で他馬と接触してエキサイト。今回に関しては度外視。

中山7R
1勝クラスで1.07.7は相当速い。L2も11.5-11.5でまとめていてこれは超ハイレベル。上位馬は次走、まとめて狙いたい。
3着アシャカタカ：ハイペースで逃げてL1が11.8秒。これは本物。
7着ホウオウエンジェル：3角入り口で微妙な不利あり。

中京8R
逃げ馬が離して逃げていましたが、緩めすぎてサトノリーベが途中からハナに。展開の有利不利が見分けにくいという印象。
8着ピクシレーション：出遅れて後方からに。直線は一旦、内に行こうとしてから外に。ロスが大きい中で終い差を詰めていて評価。

阪神8R
勝ったトモジャケーヤは内から外に出す好騎乗。力さえ出せれば圧勝して普通の馬。平均的なペースでやや前有利だった程度。
7着ジャーヴィス：ちょっと不可解な敗戦。
10着サドル：前走でせっかく減ったのに、またしても+20キロ……。力はあるはずなので、絞れれば狙えます。

中山8R
6F目まで緩みがなく減速していくラップ。差し有利の流れ。
3着ランスノーブル：結果的に進出が早すぎました。
4着クールシェルタ：名古屋での指数から通用の担保はありました。展開不利で4着は好走。
5着ヤマニンクイッカー：長期休養明けでしたが好内容。
9着ピュアブラッド：ブリンカーが裏目という話。
11着ヒラリーステップ：道悪ダート巧者の可能性が高い。

中京9R

余力ラップ　L2・22.6秒

バウンシーステップは本物。未勝利勝ちは実質的に余力ラップでした。
9着ビーグラッド：掛かり気味の逃げで失速。
11着コートリーバウ：出遅れて後方から。自分の競馬ができなかった。

阪神9R
1000ｍ通過60.6秒なら流れた方。
6着ラケダイモーン：終始外を回されて不利。前走は疑っていましたが、新馬戦でミカエルパシャの2着と気づいて見直し。レイデオロ産駒で切れない馬でしょうが、上がりのかかるレースなら。

中山9R
この馬場で34.0秒通過はスロー。上がり差も出ていないレース。
8着シュシュトディエス：1600ｍではずっと引っ掛かっての敗戦。短縮しても引っ掛かっていましたが、出遅れて上がり最速。1200ｍなら通用する。

中京10R
3F通過34.4秒は速いというのに、L1が12.4秒と失速していません。かなりハイレベルだったと言えます。ドラゴンゴクウは上でもやれるでしょうが、脚質が脚質だけに展開次第でしょうか。とはいえ、上なら差しも利きやすくなるので。
対して先行勢は度外視で良いでしょう。
4着ヒビキ：前走は超ハイレベル戦で頑張ったスマートオリーブに完勝。これは結果的に相当強いということなのでしょう。今回はかなり厳しいペースでしたが、内からあわや。先行馬で唯一残る。

阪神10R
結果的に差し不利の流れ。エアメテオラは心房細動。
8着トウキチロウ：良い脚で伸びてきたのですが、前をカットされた影響なのか、終い伸びを欠きました。カットが原因だったのか分かりにくいので、次走コメントをチェック。
9着アスクビックスター：4角で13番手まで下がったのですが、また追い上げて9着。どういうこったなレースでしたが、下がってから盛り返したのは評価。楽に行けるところでは強い馬です。

中山10R
3F通過34.0秒はそう速くないにしても、4F目まで11.5秒は速い。
4着ミレヴィーナス：脚質転換で後方から。35.2秒はいくらなんでも速く、終いだけで何とかなりそう。次走注目。

中京11R
1000ｍ通過60.2秒はこのコースとしては速く、差し決着になる流れ。前目から勝ったヤマニンサルバムはもう本物です。
6着サトノエルドール：軽視したのですが、直線では接触などもありスムーズさを欠きました。これで6着は評価せざるを得ません。
12着ホウオウビスケッツ：掛かってユニコーンライオンのハナを叩く無茶な競馬。ダービーも序盤引っ掛かっていただけに今後不安ですが、仕上がり面も微妙だったので。

阪神11R

余力ラップ　L5・57.5秒　L4・45.3秒　L2・22.1秒　L1・11.4秒

スローから後半が速いレースに。前有利。
2着ドゥアイズ：上がり性能が課題かと思っていましたが、まさかこの高速ラップに対応してくるとは驚きました。成長しているのでしょう。
3着エスコーラ：負けないだろうと思っていましたが、ラップを見て負けた理由が分かりました。このラップでは厳しい。次走、少しでも人気が甘くなれば買いです。

中山11R

余力ラップ　L5・58.2秒

かなりの縦長馬群になって差せない流れに。
4着カナテープ：すぐ内3頭目まで入れて比較的ロスの少ない競馬にできましたが、さすがに厳しいレースになりました。上がり最速でやはり強い。
11着ウインリブルマン：出遅れたにしても後ろすぎました。終い上がり最速で伸びているだけに次走は見直し。

中京12R
ハイペースで淀みないラップに。これは流石にインをタイトに回らなければ厳しいレース。
3着リシャールケリー：スタートひと息で、4角外。これで3着まで来たのは強い。芝の方が断然良いのでしょう、次走、もう少し位置さえ取れれば勝ち負けになりそう。

阪神12R

余力ラップ　L2・22.7秒

プロスペリダードはまたしても余力ラップでの勝利。上でも通用。
イン前有利で、外を通した馬はノーカンでも良いレースで特に取り上げる馬はなし。

中山12R
仕上がっていないメラーキがハナを奪おうとして、それにヨリノサファイアが抵抗。ハイペースの差し決着になりました。先行して負けた組は度外視でオッケー。
4着ヨリノサファイア：これは藤田菜七子騎手のミス。メラーキに抵抗する必要は全くありませんでした。負けて強しです。
6着クリーンドリーム：行くために延長したのかと思いましたが、このペースで控えて正解。小林美駒騎手とは手が合っている印象で、引き続き乗るようなら注目。かなり上手く乗っていました。