1月27~28日のラップ中心の回顧

東京芝は高速馬場。Dコース使用の第1回開催は例年、東京にしては内枠先行有利が強くなります。東京なので差しも決まりますが、今年も内枠や先行馬の活躍が多かった印象です。
東京ダートは凍結防止剤の影響を受けて、かなりタフな馬場になっていました。土曜7Rは3F通過35.4秒で追い込み決着に。日曜は全レースでペースが緩みました。騎手心理が働いたのか、タフで前半の時計が出にくかったのか、判断が難しいところ(前半、競っているレースも少なくありませんでした)。
京都芝はインが荒れて外有利ではありましたが、外もかなり悪くなっています。後ろ過ぎる位置からは差せませんでした。日曜10Rではサスツルギがイン突きで勝利。xで知りましたが、最内1頭分の芝が残っているところを通すという神業でした。
京都ダートは土曜の含水率が7.4%で、日曜は6.4%。含水率通りという印象で、平均よりも少しだけ時計が出ていたかなという程度。タフではなかったので、先行・差しフラットな馬場でした。
小倉芝は土曜開始から外差しが決まると予想していましたが、その点は騎手も意識していたようで土曜の2Rから内を空けていました。こうなってくると先行馬の外を回される差し馬が有利とは言えず、かなり難しくなった印象です。
小倉ダートは土日共に含水率が低く、基本はタフな差し馬場。一番分かりやすかったという印象を抱いています。

東京芝の注目レース

1月28日(日) 東京12R

同コースで開催された土曜メインの白富士Sが1.57.2でL5が57.8秒。終いも11.4秒と止まっておらず、勝ったロードデルレイはG1級だと考えています。
この比較からは日曜12Rもハイレベル戦でしょう。勝ち時計1.58.4は2勝クラスとしては超優秀。L5は57.8秒で、終い11.4秒というのは白富士Sと全く同じです。勝ったドクタードリトルはデクラレーションオブウォー産駒ながらも高速馬場の方が良いタイプ。オープンクラスまでは上がれるはずで、3勝クラスでも安定して走ってくれるでしょう。

東京ダートの注目レース

・ありません。

京都芝の注目レース

・1月28日(日) 京都10R 八坂S

ずっと12秒前後が持続する時計が出やすいラップだったとはいえ、この馬場で2.12.7は優秀。
勝ったサスツルギはルメール騎手の神業。元々、瞬発力よりも持続力型と見ていました。切れ味勝負だと上がいますが、タフな馬場ならオープンでも通用するでしょう。
好メンバーの揃った一戦で、特殊馬場でもあったので負けた組も評価は落とせません。

京都ダートの注目レース

・1月27日(土) 京都6R

メイショウホウレンはブリンカー着用で一変。
3F通過35.8秒と楽逃げが叶いましたが、1.11.5は同日古馬2勝クラスより0.1秒速い優秀な時計。
L2も11.4-12.5なら優秀です。明確な好走要因があるだけに評価。次は番組的に距離延長すると思いますが、1400mでも侮れません。

・1月28日(日) 京都3R

L2が12.6-12.4の加速ラップ。勝ち時計は同日4R・3歳1勝クラスより0.2秒遅いだけの1.25.3。4Rは牝馬限定戦でしたが、モアザンワンスは牡馬相手にも通用しています。余力分を考えるとこの3Rの方が価値は高いと考えています。
ストレングスは差し切り勝ちなだけに上のクラスでハイペースになっても通用するはず。
2着ルディックは6戦連続2着。別に決め手で劣る訳でもないのですぐ順番でしょう。

小倉芝の注目レース

・1月28日(日) 小倉6R

L2が12.0-11.5の加速ラップに。タフな馬場だったことを考えれば、水準以上です。
勝ったグラヴィスはラヴズオンリーユーの半弟。前走ひと息でしたが、素質が高かったのでしょう。
ハナ差2着のマイノワールも次走注目。逃げて残したディーガレジェンド、勝ち馬に被せられながらも終い盛り返してきたマイネルバーテクスまで評価します。

小倉ダートの注目レース

・1月27日(土) 小倉7R

マイネルカーライルが衝撃的な強さで圧勝。勝ち時計の1.44.3は同日2勝クラスより1.5秒も速い超抜時計です。
1000m通過61.5秒で、L4が48.8秒。L2は12.3-12.3の持続ラップでまとめました。ダート適性が相当高いとしか言えません。以前にダートを使った時は800m通過45.8秒のハイペースを先行する形。サンライズジークが1.35.5の好時計で勝ったレースで、マイネルカーライルも1.36.7と十分に好時計。芝では折り合いを欠いてばかりでしたが、今回は折り合って逃げられました。上のクラスも突破できるでしょう。
2着ヤマニンクイッカーも2勝クラスよりも速い時計で走破。3着クールジャーマンは2勝クラスで6着相当の時計で走っています。クールジャーマンは距離延長が成功したのでしょう。2.1秒差3着なら次走も甘く見られそうです。

重賞

・根岸S

根岸Sは3F通過が35.8秒。35秒台前半を想定していたので遅すぎました。後方から差せなかった馬は参考外でも。
エンペラーワケアは上がり35.2秒と、高速上がりにも対応できました。
注目すべきは4歳馬がワンツースリー決着だったこと。現4歳世代は総じて強い印象。ダート路線の整備によって仕上げも早くなってくるでしょう。ダート路線の3歳馬軽視はもう通用しないだろうと予想しています。ダート短距離は中距離よりも若い内から通用しやすいとはいえ、です。

・シルクロードS

ルガルの強さに脱帽。好発からすんなりの2番手で、外に出すのも容易になりました。京阪杯よりもタフな馬場になったにもかかわらず、全く同じ時計で走破したのは強い。思えば不良馬場の橘Sも5馬身差の圧勝でした。母系がガリレオ系なのもあり、タフな馬場は全く苦にしないようです。高松宮記念は馬場が悪化しやすいので、そうなれば大チャンスでしょう。
2着アグリはこのメンバーなら上の存在でした。
4着サンライズロナウドは馬場の悪いイン突きで4着。前走はとても届かないだろうという位置から差し切り。重賞でも通用するところを示しました。