富士ステークス2020 レース回顧

ラップタイム
200m400m600m800m1000m1200m1400m1600m
12.423.033.845.457.41:08.91:21.11:33.4
12.410.610.811.612.011.512.212.3
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指数

タイムランク:D
メンバーランク:C
勝ち馬指数:95
馬場差:-0.1

レース回顧

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シーズンズギフトがスマイルカナに絡む形になり、想定していた展開とは正反対の流れに。あとは、良馬場ながら馬場差-0.1秒と、重たい馬場でもあった。
二つの想定外がありながらも、本命ヴァンドギャルドが勝利。
レース上がり36.0秒、これはシーズンズギフトのバテた分も入っているが、勝ち馬の上がり34.6秒、次点34.7秒、三番手で35.2秒もかかっている。瞬発戦か消耗戦かという単純な分け方をすれば、消耗戦分類で良いだろう。
ヴァンドギャルドの勝因は二つか。
一つ目が、予想にも書いた通り、一線級の切れ味を武器にする馬不在で、単純に末脚だけで勝てるメンバーだったこと。
二つ目は、指数95で楽勝出来るくらいやや低めのレースレベルだったこと。
両方考慮すれば、メンバーに恵まれた、に尽きるだろうか。
不確定要素だが、母系がサドラーズウェルズ系で成長しているのもおそらくはある。
人気こそ割れていたが、これなら勝てるだろうと読み、あまり買わなくなった単勝を買って的中出来た。

2着に、印を打たなかったラウダシオン
マイルカップの指数は古馬相手となるとやはり低いし、あのレースの組のその後が壊滅的なのも正しい。
想定外だったのが、マイルでも厳しい流れのレースをこなしたこと。1400までの馬ではなかった模様。
あとはそもそもこの馬、厳しいレースの方が向くということ。展開予想とは正反対になって浮上したという部分もあるだろう。
ラウダシオンの出した指数で評価出来るのが、ファルコンステークス。
この時の馬場差が+0.4で、前半45.5秒の超ハイペースになった。デンタルバルーンの単騎逃げでも前の組には厳しかっただろう。それでいて2着なのだから消耗戦適性は高いはず。
父リアルインパクトが瞬発力よりも持久力を武器にした馬で、同様の適性を備えている、と見て良いと思われる。
現状、古馬トップレベルには及ばないだろう。
先行力と消耗戦適性を活かせるレースになれば、という印象。

3着ケイアイノーテック
予想の頁に「キレキレの末脚がある訳ではないので、ハイペースになって前がバテてもらわなければ届かない」と書いたが、そういう流れになった。
末脚キレる馬も他に不在で、3位に0.5秒差を付ける上がり2位の34.7秒を出したのも妥当なところだろう。

4着ペルシアンナイト
予想では「休み明け✕ 京都◎」で、前者はクリア、後者も「東京コースも悪くはない」という評価を下した。
馬場の悪い内目を通りながらしぶとく伸びている。
適性の幅も広い馬。まだまだやれるだろう。

5着からは指数90を切ってくる。
シーズンズギフトとスマイルカナが自滅したため、以下はあまり評価出来るようなレベルにない。
一頭だけ。
9着サトノアーサー
「馬場の悪いところを通らされた。ペースも速かったし、脚も溜まらなかった。追ってからもジリジリだった」という戸崎のコメントが出ている。