2023/10/29（日）　レース回顧

※指数はグリーンチャンネルの「先週の結果分析」のものを用いています。過去1年半までの指数を用いています。
※評価は軸自信度になります。好走率・回収率ともにA>B>Cになっています。Sは1着まで自信あるという意味です。

自著『「永遠の初心者を脱する！」ための競馬思考』・「余力ラップ」について触れていただいた山崎元様の記事掲載の『優駿』2023年8月号・「余力ラップ」私の記事が掲載された『競馬王』2023年7月号・10月号になります。

こんばんは。
回顧記事を早く終わらせて、週末の特別レース登録馬の前走くらいは全て見ておきたいと考えています。土曜は張り切り過ぎたので、日曜は手短に済ませます。文面に起こすと体感以上に時間がかかるんですよね。

今さっき、外を走ったり歩いたりしてきました。
4000歩なんですが、1日にここまで歩くのが超久しぶりな廃人です……。
体力も回復させていかないとやばいなあと思って頑張り始めました。

そういえば、インターネット馬三郎から競馬ブックWebにまた切り替えたんですが、やっぱり回顧書くなら競馬ブックWebの方が利用しやすいですね。少し値が張りますが、地方交流重賞も見られるので、今後は競馬ブックWebを継続利用していこうと思います。

ではどうぞよろしくお願いいたします。

※土日合わせての傾向なので土曜のコピペです。

東京芝は外枠差しが一番有利でした。
かなり差しバイアスが強かったですね。外枠先行が続き、内枠は先行馬なら来ていました。内枠差しがかなり厳しかった模様です。
次週も同じ傾向だと思うので、要チェックですね。
東京ダートは含水率が低かった割には上がりが出ていていました。
内枠有利と見ていましたが、総合的には内外フラットでしょうか。
上がりが出ていた分、差しも来ていましたが、有利というほどではありませんでした。内枠先行＝外枠先行＞内枠差し＝外枠差し、という感じです。
今開催は上がりが出るものと考えて良さそうで、雨が降ればより内枠差し有利に傾くでしょう。

京都芝は外枠差しが有利で、外回りはその傾向が顕著でした。
外枠先行が続き、内枠は先行のみ来ていました。内枠差しはほぼ壊滅。
次週はBコース替わりですが、おそらく、悪い部分をカバーしきれず、外枠有利傾向は続くのではないでしょうか。多少、内も来るだろう程度で捉えておけば。
京都ダートは先行有利で、差すなら外枠でした。内枠も先行馬は来ていて、こちらも内枠差しは厳しめ。

新潟芝は雨の影響で、馬場全てが荒れていて、結果的に内を通した馬が恵まれていました。外回りが2Rしかありませんでしたが、外回りの方がペースが緩むので先行有利のように映りました。
基本的に先行有利で、先行馬が脱落したところを、差し馬がバテ差ししてきた形でしょう。
新潟ダートは土曜はまだ外枠有利だったのですが、日曜は雨が更に降って内枠有利に。
日曜7Rを「自信あり」にして、12番枠セレクティオを対抗にしたのは、土曜傾向を重視したから。外々を先行する可能性は高いと考えていましたが、それが想像以上に響いた印象。外目を先行してバテてしまいました。

次週からは福島開催。
土曜は天気にもよりますが、ここ2年の傾向からは基本的に内枠先行有利と見て良さそうです。
ただし、馬場悪化も速く、日曜にはもう外枠差しが決まりやすくなります。1200ｍだけは日曜も内枠先行有利で良さそうですが、中距離は差しが決まり始めていました。
今のところは、書いた通りに予想していこうと考えています。

東京1R　◎9.エースアビリティ　A評価　2着　穴5.セイウンダキシメテ　3着
勝ったポンピエはスタート大きく躓きも、リカバリー。4.5Fが緩んで超スローになったのも恵まれましたが、新馬戦の内容から前走で勝つと思っていたレベルの馬。前走が前走だったので疑いましたが、ここは完勝でしょうか。
2着のエースアビリティはL1で11秒台だったはずです。前走は追い出しが遅れましたが、今回はスムーズ。上がりダントツで、これはすぐ順番のはず。
セイウンダキシメテは前走でエースアビリティに交わされたものの、出遅れていましたからね。今回はスタートを決めて順当な3着だったと思います。

新潟2R
グランオルカは前走が指数99で抜けていました。2番手から抜け出して順当勝ちですが、不良馬場とはいえ、L1が12.5秒なら優秀。時計も1.11.2で、上でも通用しそう。
ゴッドカインドは大外枠で、3角でかなり外目。日曜の新潟ダートは完全に内有利で、外を回したロスが響いたはず。上がり最速2着は評価。
ハヌルは初ブリンカーで逃げて3着。今後も逃げる競馬をしそうで、逃げられるかがカギでしょうか。

東京2R
◎9.メティエダール　2着　○10.ツルマウカタチ　3着　▲5.リヤンドゥミラクル　△3.6　ウマい馬券

余力ラップ戦　L2・22.3秒　L1・11.3秒

勝ったシトラールは最内枠。ポタジェとルージュバックの下で、ラップ面から見ても過剰人気と判断しましたが、1F短縮でパフォーマンスを上げてきました。あとはルメールが神騎乗。内からスタートを決めてすぐ外に出しました。これで最内枠の不利もなくなったのが大きかったですね。とはいえ、L5が58.8秒、L4が46.3秒で、これは水準以上。短縮効果が大きかったと判断します。
メティエダールはアメリカンファラオ産駒ですが、芝で走りますね。前走よりも上がりを使ってパフォーマンスを上げています。
ツルマウカタチは出遅れ。前を捉えそうでしたが、最後はメティエダールに内からやられました。もう少しだけ普通に出られれば。
ニシノインヴィクタは先行力あって良いんですが、やや力みますね。中山でも力んでの逃げで失速。あとは馬場の悪い内を通した分でしょうか。やれる馬ですが、気性面に難あり。相手も見つつ次は考えたいところ。
リヤンドゥミラクルは前走、オーサムストロークの好タイム勝ちの2着。指数100と優秀でした。こちらも力んでいた分でしょうか。

新潟3R　◎13.ハリウッドパーク　A評価　1着　穴6.ブラックドレス　14着

余力ラップ戦　L1・12.3秒

ハリウッドパークは外枠で位置取れず。13.0秒のL2地点でかなり差を詰めていて、L1は12.3秒。これは評価できます。
ブラックドレスは内で砂を被って全くダメ。前走は内目に入れていましたが、上手く砂を避けていました。砂被りNG馬ですね。外枠ベターで、距離に関しては1800ｍでやれるかこれじゃあ分かりません。力はありますよ。
3着グレイトフルペインは出遅れ。外目を上がっていってかなりロスがありましたが、終いまでハリウッドパークに食らいついて追いかけていました。初ダートでしたが、完全に向きます。次走は勝ち負けできそう。

京都3R　◎7.ニックオブタイム　A評価　2着　○12.ツーエムピシュー　9着　▲2.タイセイタリスマン　6着　△1.ウィズユアハート　4着
アネックス予想が当たらなくなったんですよねえ……。
穴で狙ったタイセイタリスマンはようやく逃げられました。かなりすっ飛ばしてL1で交わされましたが、1400ｍ通過ラップが1.22.4なので、1400ｍで逃げられればやれそうです。とにかく逃げる競馬を継続してほしいところです。今回はテンの1F12.3秒と速かったので、次走からは逃げられそう。
ハイペースになって後続も脚を使わされました。
余力ラップ該当だったニックオブタイムは上がり最速で35.2秒と速くなかったですね。先行態勢に入ったかと思いきや、外から殺到して後方になってしまいました。クビ差まで追い込みましたが……惜しい！明確に不利だったので、次走もチャンス。
ツーエムピシューは道中、外に張る競馬。力んでもいたので度外視で良いですが、次走は馬具の工夫などが必要。おそらくしてくるでしょう。
ウィズユアハートは内枠が響いたかなという内容。直線もインで、さばきにくい場面が。

東京3R　◎9.マイネルレグルス　A評価　5着　○5.エリカサファイア　2着　▲2.デンティベス　4着　△1.ニューステソーロ　1着
5F通過60.3秒とまずまず流れましたが、その後が、12.7-13.0と大きく緩む流れ。こういう緩みは先行不利と考えていますが、ニューステソーロは再度、加速して逃げ切り。レースレベル的にはどうでしょう……。2.01.1でL1が11.7秒なら悪くはないですが、ちょっと判断が難しいレースです。
エリカサファイアは馬群の中で追い出しが遅れました。こちらは終いは余力ラップ基準程度で駆けているのでは。こちらを評価したい。
ワイドマルガリータは上がり最速ですが、外をスムーズに加速できました。最後はエリカサファイアに差されていて、上がり最速とはいえ、止まってはいます。出遅れたのもありますが、これも評価が難しいところ。1800ｍの方が良さそうだとは思います。
デンティベスは力んでいました。その分、伸びを欠いた印象。2000ｍよりは短い方が良いかも。
マイネルレグルスは少し期待はずれでした。新馬戦余力ラップ戦で脚を使っていましたが、超スローだったので、流れて案外脚が使えませんでした。

京都4R
L4が50.8秒と京都ダートとしては速いので上がり最速で勝った勝ち馬だけは評価。

東京5R

余力ラップ戦　L2・22.4秒　L1・11.1秒

2着のショウナンガチがL2部で追い込んできましたが、勝ち馬のジオセントリックがL1を11.1秒で駆け抜けて完勝。L5が58.9秒、L4が46.3秒とこちらも水準以上なのにL1を11.1秒はさすがにかなり強い馬だと思います。
ショウナンガチは出遅れていたので、こちらも強い。
3着マッスルバックまでは強いと思います。次走、3頭注目。

東京6R　◎6.レッドロスタム　B評価　4着　○11.エンデミズム　2着　▲14.アルヴィエンヌ　7着

余力ラップ戦　L5・58.2秒　L1・11.4秒

レッドロスタムは前走よりスローの逃げ。差し馬場＆L5が58.2秒の余力ラップ戦で0.3秒差ならやはり強く、逃げが現状良いのでしょう。気になるのがスタートがあまり良くないところでしょうか。逃げを身に着けた今なら中山でも良さそう。
勝ったマルディランダは出遅れて溜める競馬。L1・11.4秒を後方一閃！32.7秒はダントツの上がり。溜めた方が良さそうで、今後も差す競馬に回るのでは。2勝クラスでも当然通用。
エンデミズムも出遅れて33.4秒で上がっています。これも強い競馬をしていますが、勝ち馬が強すぎました。
アルヴィエンヌは外枠からかなり掛かって位置を押し上げ。それが響いての失速でしょう。
ジュドーは馬場の悪い内を通された分の差で、これも元々余力ラップ該当で強い馬。

新潟7R　◎6.メイショウクーガー　2着　○12.セレクティオ　9着　ウマい馬券

余力ラップ戦　L4・49.7秒　L2・24.4秒

まずセレクティオ。内から3頭目を回されてなし崩し的に脚を使わされたことが敗因だとしか現状言えません。にしても負けすぎですが、不良馬場で完全に内有利でした。
メイショウクーガーはまたしても勝ちきれず。前に12.4秒でまとめられては交わせなくても仕方なし。力負けではないので、すぐ勝てる馬ですが……。
勝ったマイネルシトラスは3歳時に余力ラップを出していましたが、1300ｍですからね……。馬場にも恵まれての勝利だとは思いますが、1800ｍでも現級通用の指数では走っていました。

京都7R　◎9.タロントゥーズ　6着　○2.ササヤキ　1着　▲5.タマモマスラオ　11着　△10.ヒロシクン　5着　×2.ケイエイト　2着　ウマい馬券
ササヤキが出していって5F通過61.1秒のハイペースに。これを逃げ切り圧勝は強いです。
タロントゥーズはハイペースを外目先行した分でしょうか。1700ｍでは強いのですが、1800ｍだと微妙かもしれません。
差し有利だったので、2-4着は展開に恵まれました。
期待したタマモマスラオは道中追っ付け通し。手応えなくしてタイムオーバー。未勝利勝ちの内容からはこんな馬ではないと思いますが、長期休養明けから2戦、馬体が増え続けていたのも影響したかもしれません。パドックも見てみましたが、たしかに太いかも。

東京7R　◎7.ブレイゼスト　A評価　2着　○6.タマモロック　3着　▲10.ヒルズカーン　8着

余力ラップ戦　L4・49.5秒

スローペース。
クロースコンバットは出遅れましたが、マイルで先行できたのが良かったのでしょう。時計優秀で本物です。
ブレイゼストはまたしても勝てず……。しかし、1.4倍ってどういうことなんですかね。過剰人気は間違いないですよね……。指数は高いはずですが、もっと高い指数で走っていた馬。うーん。
タマモロックは未勝利勝ち優秀だったのに、世代限定戦で負けて4番人気。これは妙味ありましたね。このくらい走れる馬です。発馬で寄られてバランスを崩しながらも強い。
4着以下は離されたので、上位3頭まで評価。

京都8R　◎13.メイショウタイゲイ　B評価　2着　○14.カマチョクイン　1着　▲8.エメラルドビーチ　3着　△5.ジャーヴィス　5着
ハイペースは想像付いた枠の並びでした。メイショウタイゲイはにしても、道悪から良馬場替わりで時計・上がりともに短縮してパフォーマンスアップ。前走よりも控えたのが良かったのかもしれません。ちょっと反応が悪くて下がった面もあるし、ダメかなとも感じましたがよく来ました。これからもやれるでしょう。
カマチョクインはやや掛かり気味でしたが、戦ってきた相手が強力。好発切ってハイペース先行押し切りで強い競馬。
エメラルドビーチはパフォーマンスダウン。遅めの流れで末を活かせた方が良いのかも。
ジャーヴィスはハイペース先行で粘ったのだからやはり強い。前走は出遅れ。今回はまともにスタートを決めました。

京都9R　◎8.ドクタードリトル　A評価　3着　○9.マイネルメモリー　7着　▲7.アイスグリーン　1着　△5.プッシュオン　2着

余力ラップ戦　L4・45.5秒　L2・21.8秒　L1・10.9秒

スローとはいえ、さすがにL4以降が速すぎます。
アイスグリーンが33.1秒の上がりを使えるとは……。強くなっていると思いますが、京都外回りが向くのでしょう、白百合ステークスも良い競馬でした。
プッシュオンは出遅れ。終いの脚色同じでしたが、進路を切り替えるロス。隠れたハイレベル戦のつばき賞は良いですね、惨敗組も強い。あやめ賞は超ハイペースを好時計で差し切りで強かったのですが、高速上がりを使って2着は収穫。
ドクタードリトルも伸びていますが、前が速い上がりを使いすぎました。
マイネルメモリーはここまでの高速上がりは使えませんでした。

東京9R　◎7.キタノブライド　A評価　3着　○6.エッセレンチ　2着　▲8.チアチアクラシカ　中止

余力ラップ戦　L5・58.1秒

チアチアクラシカは抜群の手応えでこれが勝つかと思いましたが、結局、予後不良だったそうです。残念ですね。
キタノブライドは出遅れ。内にいて外に出すのが遅れましたが、よく3着に来ました。
ビジュノワールは先行力が付いたのが良いのでしょう。前走は札幌戦でレベル判別がしづらかったす。
エッセレンチも悪くない2着ですが、L5が速く持続力も求められて苦しくなったか。

京都10R　古都ステークス
シホノスペランツァは途中で動いた分、厳しくなりました。差し決着なのに動くのが速すぎました。

東京10R　ペルセウスステークス　◎1.ヘリオス　1着　◯4.オメガレインボー　7着　▲6.エーティーマクフィ　2着　△5.ヴァルツァーシャル　8着　ウマい馬券
ウマい馬券的中できたので一応。
ヘリオスは前も東京ダート1400ｍでスローで逃げて、後続が差せないレースをしたのをよく覚えていました。単騎逃げ濃厚のメンバーで逃げればこれは当然。
エーティーマクフィはこれくらいやれる馬。
オメガレインボーがよく見えたのですが、前半一生懸命になりすぎたという話。
ヴァルツァーシャルは使える脚が短いのでハイペース向きという話。

京都11R　カシオペアステークス　◎15.エアファンディタ　5着　◯11.アルナシーム　1着　▲16.ピンハイ　2着　△13.ヴァリアメンテ　9着　✕4.9.10.12.14　ウマい馬券
これ、当初はアルナシーム本命だったんですよね。だけど、ハイペースを追いかけすぎるのではないかと危惧して対抗に。結果的にこの馬にとって5番手なら全然問題なかったのでしょう。
ピンハイは馬体増で良かったですね。
エアファンディタは結果的にエンジンのかかりが遅くなったのは60キロでしょう。鞍上もそう言っています。惜しかったんですが。

東京11R　天皇賞（秋）　◎7.イクイノックス　1着　◯9.プログノーシス　3着　▲5.ガイアフォース　5着　△3.ドウデュース　7着　✕4.ダノンベルーガ　4着　注11.アドマイヤハダル　6着　ウマい馬券
イクイノックスはこの超ハイペースを先行してさすがに止まる！プログノーシス大チャンスー！！！と思ったのですが、強すぎｗｗｗ
ジャスティンパレスは初の33秒台の上がり。成長もしているのだと思います。ディープ産の中でも晩成タイプと見ています。
アドマイヤハダルは強くなっていますね。ロードカナロア産駒らしく長く活躍できるのでしょう。

東京12R　秋嶺ステークス　◎3.ウナギノボリ　◯1.オールフラッグ　▲7.タイキスウォード　ウマい馬券
ハイペースと見ていましたが、東京ダート1300ｍはスローになりやすい点を心配していました。3勝クラス少ないですからね、1300ｍ。
華果的に全然前が残れるレースに。
サクセスローレルはハイレベルだった甲州街道ステークスでハイペース惨敗。2勝クラスは余力ラップでの押し切りだったので、力はありました。距離短縮で狙い目だったかもしれません。
タイセイブレイズは外枠でしたが、内目に入れてロスのない競馬。
タイキスウォードの方が外目を通していました。上がりは使っているので、復調気配にはあるのでは。
ウナギノボリはさすがに最後方からでは間に合いません。出脚もつかず。
オールフラッグは内から外に進路を切り替える間に置いていかれました。スムーズでなかったのは確か。