ジャパンカップ2019 出走予定馬 タイプ・展開有利不利診断 前編

※瞬発戦タイプと消耗戦タイプというのは、レース上がりの速いレースに向くか、レース上がりのかかるレースに向くか、という大雑把な判断です。 
※「中・前有利 中・先」となっていれば、「直線の進路が馬場の真ん中辺り有利・前目に付けた馬有利 その馬が通った進路が馬場の中目・その馬が取ったポジションが先行」という意味です。
 青は「展開に恵まれた」赤は「展開が不向きだった」という意味になります(あくまで馬場・展開だけで消耗戦向きかどうかなどは考慮に入れていません)。

 

ウインテンダネス
消耗戦タイプ
アルゼンチン共和国杯(G2) 中・前有利 中・先
第54回京都大賞典(G2) 内・前有利 落馬
七夕賞(G3) 外・後有利 外・追

今年に入ってから促しても行き脚が付かなくなっている。
昨年のJCの走破時計は優秀。
今年もペースが流れた目黒記念ではそこそこやれたが、すでにピークアウトしているように映る。

エタリオウ
消耗戦タイプ(?使ったレースほぼ瞬発戦だが血統的に消耗戦向きの可能性あり)
京都大賞典(G2)  内・前有利  外・追
宝塚記念(G1) フラット・前有利 外・追
天皇賞(春)(G1) 中・前有利 外・追

持ち前の安定感がなくなっているが、ずっと展開不向き。
天皇賞・春は後ろすぎ。
宝塚記念はやたらと前有利の馬場になったので参考外。筆者の本命だったが、馬場を見て急遽本命を変更したほど。
京都大賞典も内・前有利の中、かなり外を追い込む競馬。参考外で良いだろう。東京で差し届く馬場なら。

カレンブーケドール
消耗戦タイプ
秋華賞(G1) 内・差有利 中・先
紫苑ステークス(G3) 内・前有利 内・先
優駿牝馬(G1) 中・差有利 中・先

オークスがハイペースを先行して差し返すかという勢いの強い内容。あのレースを見る限り、完全な消耗戦タイプだろう。
秋華賞は勝ち馬とポジションが逆だったらと思わせる内容。
スローの瞬発戦では紫苑ステークスを見ても分かるように切れ味で劣る。ペース次第。

ジナンボー
瞬発戦タイプ
新潟記念(G3) 外・差有利 外・先
ジューンステークス
府中ステークス

新潟記念は上手く外を回して勝ち馬を追い詰めた。レースレベルも高い。
勢いのあるディープインパクト産駒は昇級を苦にしない。このメンバーならやれそう。

シュヴァルグラン
消耗戦タイプ
有馬記念(G1) 外・差有利 中・差
ジャパンカップ(G1) フラット・フラット 中・差
京都大賞典(G2) フラット・フラット 内・先

海外転戦で国内での評価がしにくい。昨年分だけ走ればまだやれる。
ドバイでも2着。追い切りを要チェックしたい。

スワーヴリチャード
消耗戦タイプ
天皇賞(秋)(G1) 中・前有利 内・差
宝塚記念(G1)  フラット・前有利 中・先
中山記念(G2) 内・差 内・差

天皇賞・秋はロスなく回りながら案外な競馬。
宝塚記念は前有利を先行して3着。前々決着。この馬ならこれくらいはやれるだろうという内容。
一回使って変わり身あるかどうか。

タイセイトレイル
消耗戦タイプ
アルゼンチン共和国杯(G2) 中・前有利  内・差
丹頂ステークス
札幌日経オープン(L)

完全な消耗戦タイプかと思いきや、アルゼンチン共和国では馬場の悪い最内を突いて上がり最速の2着。瞬発戦にも対応してきた。
とにかく安定感がある。安定感がある馬は強い。なぜなら、レース展開や調子に左右されずに走り切るから。
とにかくこのメンバーで勝負になるかどうか。

ダイワキャグニー
消耗戦タイプ
オクトーバーS(L)
新潟記念(G3)  外・差有利  外・先
メイステークス

距離不安は否めない。割とタフなレースになった新潟記念では止まった。
同じくタフなダービー卿チャレンジトロフィーでも惨敗。
勝ったオクトーバーステークスとメイステークスはぬるい流れ。
超スローをロスなく先行するなど、相当展開に恵まれなければ厳しいのではないか。