ジャパンカップ2019 出走予定馬 タイプ・展開有利不利診断 後編

※瞬発戦タイプと消耗戦タイプというのは、レース上がりの速いレースに向くか、レース上がりのかかるレースに向くか、という大雑把な判断です。
※「中・前有利 中・先」となっていれば、「直線の進路が馬場の真ん中辺り有利・前目に付けた馬有利 その馬が通った進路が馬場の中目・その馬が取ったポジションが先行」という意味です。
 青は「展開に恵まれた」赤は「展開が不向きだった」という意味になります(あくまで馬場・展開だけで消耗戦向きかどうかなどは考慮に入れていません)。

 

ダンビュライト
消耗戦タイプ
京都大賞典(G2)   内・前有利  内・逃
大阪杯(G1)  中・前有利 外・先
京都記念(G2) 外・前有利 外・先

京都の二戦は展開に恵まれたもの。
府中の直線では厳しそうだが、おそらく逃げて展開のカギを握れる。馬場向けば残り目も。

マカヒキ
瞬発戦タイプ
天皇賞(秋)(G1)  中・前有利  外・追
宝塚記念(G1)  フラット・前有利 中・追
大阪杯(G1) 中・前有利 中・追

瞬発戦タイプにしたが、もう昔のマカヒキではない。瞬発力が衰えた中、ここでどこまでやれるか。

ムイトオブリガード
瞬発戦タイプ
アルゼンチン共和国杯(G2) 中・前有利  内・先
目黒記念(G2)  中・差有利 内・追
大阪杯(G1)  中・前有利  外・追

アルゼンチン共和国はレベルが低くて展開向いたにしても完勝。
目黒記念はややタフな競馬になったし、時計が速くて最後は馬が止めていたという関係者の談話。
大阪杯は阪神の重めの馬場が向かなかったのか原因不明だが、後方に置かれてしまった。それでも脚は使って差を詰めた。評価して良い。
スローの瞬発力勝負なら。

ユーキャンスマイル
瞬発戦タイプ
天皇賞(秋)(G1)   中・前有利 中・追
新潟記念(G3)   外・差有利  中・差
天皇賞(春)(G1)  中・前有利  外・追

天皇賞のラップをどう見るかだが、馬場を考えたらスローで前有利だったと読む。その中で上がり最速で追い込んだのは立派。
新潟記念は馬場が悪めの真ん中を通り、最後外に出して勝ち切る強い内容。
天皇賞は後ろすぎたか。元々、ステイヤーだとは思っていない。
東京2400で一番上昇してくる馬だと見て本命候補。

ルックトゥワイス
消耗戦タイプ
アルゼンチン共和国杯(G2) 中・前有利 外・追
目黒記念(G2) 中・差有利 外・追
新潟大賞典(G3) 外・差有利 外・差

前走は展開不向きの中、よく追い込んだ。勝ち馬級の評価をしても良いだろう。
目黒記念くらいタフな競馬になれば浮上して不思議ない馬。

レイデオロ
瞬発戦タイプ
産経賞オールカマー(G2) 内・前有利 中・差
宝塚記念(G1)  フラット・前有利  内・差
有馬記念(G1) フラット・差有利 外・差

オールカマーは58キロを背負い、外目を回って展開不向きではある。が、これほどの馬が後ろから二頭に差されてるのはだらしない。
宝塚記念は前行ったもん勝ちだったので、5着は及第点か。海外帰りでもあったし、藤沢厩舎の馬は宝塚記念であまり勝負してこない印象。
ルメールでないのが不安。昨年の状態まで戻せているかどうか……。

ワグネリアン
瞬発戦タイプ
天皇賞(秋)(G1)  中・前有利 中・差
札幌記念(G2) 内・前有利 中・先
大阪杯(G1)   中・前有利  内・差

天皇賞は外枠だったが道中内目に入れて上手い競馬をした。それを考えればユーキャンスマイルとの差は着順通りの評価で良いと判断。
札幌記念、大阪杯は馬場はともかく展開自体はそこそこ向いているのだが、上位入線まで。
鞍上川田でダービーのように先行してくれば怖いが……。