阪神カップ 2019 回顧 一頭だけ瞬発戦に。

ラップ・タイム
200m400m600m800m1000m1200m1400m
12.322.833.945.256.61:07.91:19.4
12.310.511.111.311.411.311.5

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レース回顧

予想はこちらから。

勝ちタイムは1.19.4。
速いですが、高速馬場なので馬場差を考えれば水準級でしょう。

前半4ハロン45.2秒は速くて通常消耗戦ですが、ラスト1ハロンでグランアレグリアが突き放したので、一頭だけ瞬発戦を走った、という印象です。
ラスト1ハロンはほぼグランアレグリアの作ったラップですが、11.5秒と全く止まっていないですからね。
他馬の多くは12秒台に入っていたでしょうから全体的には消耗戦と見て良いでしょう。

スタートはノーワンが出遅れ。
レインボーフラッグ、本命フィアーノロマーノも良くなかった
です。
スマートオーディンは後方待機策。
メイショウショウブが逃げましたが、途中からグランドボヌールがハナに立って速くなりましたね。

1着はグランアレグリア。
消耗戦になると脆いと読んで軽視しましたが、一頭だけ瞬発戦のレースをやってしまいました。
スプリンターズステークスに出るという話だったので、消耗戦でも問題なくやれる馬なのでしょう。
見る目が甘かったです。

2着に本命フィアーノロマーノ。
出負けによってポジションが悪くなりました。
中団からでは伸びないかと思って見ていましたが、しぶとく伸びて2着は確保。
今後も消耗戦になるレースでは外せません。

3着に×メイショウショウブ。
消耗戦でもやれるのではと全頭診断に書きましたが、ダイワメジャー産駒らしく対応できました。
上位は差し・追い込み勢が占めた中、この馬だけ唯一先行から粘り込みました。
このくらいの距離ならハイペースでもしぶといですね。

今後も短距離路線で注目です。

4着に対抗レッツゴードンキ。
引退レース。
よく追い込みましたが、馬券的には3着に入ってほしかったです。
長い間、お疲れ様でした。

5着6着7着と×を打った馬が来てくれました。
消耗戦タイプに分類した馬なので予想の方向としては良かったです。
7着シヴァージはダートでも走っていたので消耗戦得意でしょう。このコースは消耗戦になりやすいので、ダートで走ってきた馬でも対応しやすいのだと思います。
5着ノーワンは春のいい頃の雰囲気が感じられたと坂井瑠星騎手。
6着レインボーフラッグは前が詰まりました。
それで6着ですから次走も消耗戦なら注意です。穴をあけても不思議ありません。

他の有力どころ。
スマートオーディンはラスト1ハロンで止まったというユタカの談話。
グァンチャーレは4角を回っていつもの手応えがなかった、良化がスローだったのかも、と池添騎手の談話です。
マイスタイルは反応してくれなかったと田中勝春騎手の話ですが、この馬は成績が示すように多少ムラッ気がありますね。

グランアレグリア一頭だけが別次元の阪神カップでした。