エーデルワイス賞2023　予想

※中央での指数はグリーンチャンネルの「先週の結果分析」のものを用いています。
※地方での指数はnetkeibaのタイム指数を参考にしています。

自著『「永遠の初心者を脱する！」ための競馬思考』・「余力ラップ」について触れていただいた山崎元様の記事掲載の『優駿』2023年8月号・「余力ラップ」私の記事が掲載された『競馬王』2023年7月号・10月号になります。

◎13.スティールマジック
◯12.モズミギカタアガリ
▲5.ライトヴェール
△4.9.10.11.14

エーデルワイス賞の特徴は門別1200ｍの傾向通り、外枠が圧倒的有利な点です。
昨年こそ中央馬のワンツースリーでしたが、この時期の門別馬は強力。
今年は例年ほど強力な地方馬は見当たりませんが、中央馬の方も小粒なので、門別の馬から狙うのがベター。
基本的に1200ｍなので前の馬も残りますが、差し馬から狙うのが基本線。
逃げ・先行馬が多いメンバー構成。ハイペースになってもある程度追走できる担保があり、差して来られる脚がある馬から狙います。
これから雨が降り続けるので重馬場まで悪化して、1分12秒台の勝ち時計になりそう。

本命はスティールマジック。
距離短縮の前走は好発を切って先行。
好位差しの形になり、37.6秒の最速上がりで差し切りました。これは門別1200ｍ以上ではこのメンバー最速。上がりでは次点に0.5秒差を付けており、上がり性能最上位と見て良いでしょう。
良馬場で出した上がりだと考えれば、重馬場替わりでもっと速い上がりを使えるはず。
時計は1.14.2の持ち時計もメンバー1位。良馬場での時計なので、もっと短縮できるでしょう。
陣営の話では「砂を被った時の不安が完全に払拭されたわけではありません」とのことですが、外枠で砂を被る危険性も減りました。
ここは飛ぶ危険性が最も低いと考えます。

対抗にはモズミギカタアガリ。
デビュー時は坂路で全く時計が出ていませんでしたが、前走の最終追い切りは35.7秒で自己ベストを更新。今回は10/25に35.3秒とまたしても自己ベスト更新です。デビュー時の成績は当てにならないと考えています。
クローバー賞では最内枠とはいえ、中央馬相手に最内から逃げの手に。
1600ｍの前々走も逃げましたが、3F通過36.4秒のハイペースで、完全な差し決着になりました。道中では本命のスティールマジックにハナを奪われる厳しい競馬になりましたが、内からしぶとく巻き返して、最後はスティールマジックには先着。
前走は一転して差す競馬に回り、上がり最速の2着。脚色はダントツで、差し損ねた形でした。
今なら1200ｍである程度の位置を取りつつ、速い上がりを使えるはずです。

単穴にライトヴェール。
前走は+24キロ。陣営も「前走は休み明けで太めの造りだった」と述べています。控える競馬でパフォーマンスを落としての2着も、今回は上積み十分。
前走時の追い切りは軽めで時計も全く出ていませんでしたが、今回は35.5秒で、終いも12.0秒と好時計をマーク。
前々走はテンの2Fを23.4秒ですっ飛ばしての逃げで、最後は押さえる余裕があっての楽勝。
今回は強気の競馬をしてくれそう。すぐ内のスカイキャンバスは芝でかなりテンの速い馬なので、これを見ながらの競馬もできる好枠です。

△には外枠から差せる馬を中心に。
内枠からは逃げて粘る可能性を視野に入れてスカイキャンバス。