※指数はグリーンチャンネルの「先週の結果分析」のものを用いています。過去1年半までの指数を用いています。
※評価は軸自信度になります。好走率・回収率ともにA>B>Cになっています。Sは1着まで自信あるという意味です。
※勝負レース表記は、全レースの予想が終わってから付ける予定です。
自著『「永遠の初心者を脱する!」ための競馬思考』・「余力ラップ」について触れていただいた山崎元様の記事掲載の『優駿』2023年8月号・「余力ラップ」私の記事が掲載された『競馬王』2023年7月号・10月号になります。
こんにちは。
回顧はやはり文章にした方が良いですね。YouTubeだと話したこと忘れてしまいます。YouTubeはTARGETの使い方等、何度も観ていただけるようなコンテンツ中心にしていこうかなと思いました。良いアイデアがあれば教えてください!
先週は注目レースについて書かなかったので、今回忘れず書いていきます。
2場開催は楽ですね。今週は3日間開催!頑張りましょう!
馬場回顧。
中山芝は金曜に100ミリ以上の雨が降ったというのに超高速馬場でした。
グリーンチャンネルだかで、芝が生い茂っているから乾くのが早い、と聞いて意外だなと思いました。芝が水分を吸収してくれるんでしょうかね。
土曜は外枠差しもよく来ていましたが、日曜は内枠先行有利に変わっていましたね。その原因は、日曜に馬場が乾いたこと&踏み固まったことだと思うので、土日で区別しておいた方が良いと思います。土日共に追い風が強かったのですが、土曜の方が気象庁で見る限り、やや強かった印象です。超高速馬場&直線の追い風の影響で余力ラップも多く出ていました。余力ラップが出にくい中山ということを考えれば、注目すべきレースも多かったと言えます。
中山ダートは雨の残った土曜が内枠有利に傾いていました。日曜は途中から良馬場になったので外有利寄りになっていたと捉えて良いかと思います。こちらも土日で区別した方が良さそう。
阪神芝も超高速馬場ですが、昨年秋のAコース同様に上がりが出ています。土日ともに、内枠外枠・先行差し、満遍なく来ていたように思います。速い上がりが出る馬場だと、速い上がりを使える差しの不利がなくなり、むしろ有利まであります。特にスローで馬群が凝縮して団子になると、ヨーイドンで差し馬有利になりやすい。通常は不利な外枠差しも来やすくなるので少し難しくはなります。
阪神ダートは含水率が低く、差しもよく来ていました。タフで時計もかかっていたので、前が止まりやすかったと思います。
阪神1R ◎12.ベント C評価 4着 穴7.チカッパ 2着 △2.3.4.8.9
ベントは頭が高い走法だと予想に書きました。外枠なら他馬を気にしないから大丈夫だろうと思っての本命でしたが、外枠でも頭が高くて加速が付きませんでした。それでも上がり2位で4着までは追い込んできました。今回シャドーロールを付けてきたのですが、改善が見られず。砂被りも嫌がっていたという話です。カリフォルニアクローム産駒でダート自体は向くはずで、レースに慣れてくれば、でしょう。
チカッパは芝の余力ラップ該当馬でダートも問題なかったですね。指数95と水準以上に走っています。安定した先行力もあり、次走もダートなら勝ち負けできる馬でしょう。
阪神2R ◎7.ダイメイイチョウ A評価 5着 穴1.ホウショウディーバ 7着 △2.4.6
ダイメイイチョウは鞍上が乗りやすいという話。3F通過35.1秒とマイペースでの逃げを打てましたが、L2が11.4-11.5と速くなった分、切れ負けしたというか、上位が強かった印象です。ダイメイイチョウ自身も上がり34.9秒と過去最速をマークしています。相手弱化してくれば、チャンスはあるでしょう。
ホウショウディーバは最内枠から特にロスのない競馬ができました。1着馬が1.21.6で指数100と上位馬が強かった分もあると思います。悪い競馬ではなかったので、これも相手弱化なら。
L1が11.5秒と余力ラップ寸前だったので、上位馬は高く評価。
中山2R ◎3.ララヴィエルジュ A評価 1着 穴9.キタノワシントン 5着 △4.5.10.12
ララヴィエルジュは順当勝ち。内で我慢している時の手応えが抜群でした。ピッチ走法だと書きましたが、コーナリングもスムーズで中山を得意としているタイプだと思います。
キタノワシントンの方が中山微妙そうで、道中はフラフラ。コーナリングもぎこちなく手応えも良くありませんでした。止まるかと感じましたが、最後まで脚を使って5着。新潟の新馬戦では最内枠から真っすぐ走っていました。東京替わりで注目してみたいですね。
阪神3R ◎3.ローザサンリヴァル B評価 4着 穴6.アクアヴァーナル 1着 穴5.ペンナヴェローチェ 2着
ローザサンリヴァルは余力ラップ該当馬でしたが、2F延長だったので評価すべきではなかったかもしれません。L1で脱落したので、おそらくは距離か坂が響いたように思います。
アクアヴァーナルはスタート接触して後方からになりましたが、マクったのが正解。スローになりやすいコースで、実際にスロー。動いてなければ勝っていたかは微妙かと思います。2着馬の追い上げを差し返すような形で立派でしたが、ラップ的に上で通用するかは微妙だと考えます。
ペンナヴェローチェはデビューから2戦のラップ・時計も特に優秀だった訳ではありませんでした。1.3倍はないだろうと考えていましたが、川田騎手人気なのでしょう。コーナーで外を通して上がっていった分、勝ち馬に差し返されたように思います。次走も人気でしょうが、強い馬が出てきたら疑ってみたいと思います。
中山3R ◎11.エースアビリティ B評価 4着 穴9.トモジャデュポー 13着 穴1.アスプリージャ 2着 穴2.オーケーソニック 1着
土曜でかなり悔しかったレース。
本命のエースアビリティは、新馬戦で大きく出遅れて追走に苦しんだものの、上がり36.5秒を評価。2戦目は芝の2000mで比較的追走していたので、中山ダート1800mならと考えました。重馬場でやや内有利だったと思いますが、後方に控えたままで、4コーナーは大外ぶん回し。上がり38.9秒は2位に0.5秒差を付けています。競馬としては一番強い内容だったと思います。もう少し早めに進出できていれば。ダートは走るので、またチャンスはあるでしょう。
トモジャデュポーは芝の新馬戦を評価しましたが、今回は出遅れて後方から。結果的にダートは合わないのかなという内容でした。
勝ったオーケーソニックはカリフォルニアクローム産駒のダート替わり。アスプリージャは田辺騎手が包まれたくないのでハナに行ったのは予定通り、と述べています。1000m通過61.6秒とハイペースで、L3は13.2-13.5-13.5とこの2頭は失速しているのですが、今の時期の2歳ダート未勝利はレベルが低く、3.4コーナーで築いたセーフティリードを守れました。どちらも大物という訳ではないので次走はあまり評価できないと考えます。
阪神6R ◎5.ジョウショーパワー A評価 3着 穴8.ターゲサンブルック 12着 穴11.ブラックサウザー 落馬 注.13 △4.7.10
これはエルゲルージを疑ったのは申し訳なかったです。タフな馬場でL1が13.2秒と止まりましたが、控えていた馬が台頭する中での勝利。L4も50.1秒と馬場を考えれば優秀です。道中は多少力んでいたという話です。長期休養明けから3走目でパフォーマンスがアップしたと言えます。2勝クラスでも相手次第で通用しそうです。
ジョウショーパワーは休み明けで、減った馬体は回復していました。前走に続いてスタートが悪かったですね。コーナーではムチが入ったように反応も悪かったです。終いは伸びて3着には来ましたが、もっとやれるだろうという馬。鞍上が「休み明けを使って良くなると思います」と述べているので、次走も引き続き注目です。
ペースは遅かったのですが、ターゲザンブルックはバーニングアイズに前に出られたところから押してハナに。その後はまたバーニングアイズに出られてしまいました。ハナ争いが長引いたのでペース以上に負荷は大きかったと言えるでしょう。今回は度外視しても良い内容です。
ブラックサウザーは落馬。
中山6R ◎6.ピカリエ A評価 2着 穴4.オルコス 6着 穴11.イノセンス 13着 穴9.ウイスキータイム 5着
余力ラップ戦(L2・L1基準クリア)
本命ピカリエはいつもスタートが悪い馬で出遅れ。重馬場で外々を上がっていっての2着なので強い内容だったと思います。
想定通り、33.7秒通過のハイペースでしたが、逃げ切ったルーラルハピネスは想像以上の強さ。ダートで勝って、その後、芝で好走してのダート戻りは人気になりやすくて個人的に疑いたくなるんですよね。フラワーカップ2着からダートに戻ったパルクリチュードが一例です。1.09.9は流石に速いのでルーラルハピネスは上でも通用しますね。
ウイスキータイムは外目の後方にいて、前に馬もいて上がっていけずに明確に不利だったと思います。終いはかなり良い脚を使っているので次走も注目。
オルコスは馬群に入って頭を上げる部分がありましたね。中京でも2着しており、関東圏の1勝クラスでは通用する力はあります。これも次走注目ですね。
イノセンスは距離短縮でしたが、揉まれたことと、コーナーを上手く回れていませんでした。東京の方が良いのかもしれませんが、中山でももう少し先行できるようなら。
阪神7R ◎4.アースクロニクル A評価 1着 穴2.コスモフーレイ 3着 穴10.エレガントギフト 6着 △3.5.7.8
余力ラップ戦(L5・L4・L2基準クリア)
クロノジェネシスの半妹アースクロニクルは強烈な強さでしたね。スタートが悪くて最後方になり、終わったと思っていましたが、L1で11.8秒と前が止まったところで一気の差し切り勝ち。1.32.9の勝ち時計も優秀で、もっともっと上を目指せるでしょう。
コスモフーレイは白菊賞4着を評価していました。ここ3戦は函館芝1800mを使っていましたが、マイルの方が良いのでしょう。今まで上がり34.0秒が最速でしたが、今回は馬場もありましたが33.5秒。雨が残ると思っての予想で、雨が残らないと分かった時に変えようか迷ったのですが、変えなくて正解でした。
未勝利馬の多いレースでしたが、これはハイレベル戦だったと見て良いでしょう。
未勝利のエレガントギフトも大外枠から外を通りつつ上がり3位。良い競馬だったと思います。このまま1勝クラスでもやっていく形でもどこかで勝てそうです。
中山7R ◎8.トラマンダーレ A評価 4着 穴4.ヒシルリアン 8着 △2.7.9
余力ラップ戦(L2・L1)
トラマンダーレは出遅れが響きました。強さは確かです。手前をすぐ変えていれば楽に2着はあったと、競馬ブックに書かれてありました。元々、余力ラップ該当馬で、すぐに1勝クラスは勝てるでしょう。
ヒシルリアンは先行して伸びず。ちょっとよく分かりませんね……。
ロードプレイヤーは外からかかり気味に上がっていった分もありますが、成長力に欠けているという判断で良いのではないでしょうか。ヒシルリアンとロードプレイヤーの百日草特別2.3着馬が微妙なのは残念でなりません。ロードプレイヤーが新馬戦で破ったブレイディヴェーグは順調に出世していて、ローズステークスでも勝負になるでしょう。それを考えれば、ロードプレイヤーとヒシルリアンは……。
阪神8R ◎9.トンジンチ B評価 6着 穴2.ワイドアラジン 2着 穴10.キャリーハピネス 5着
トンジンチはマイペースの逃げだったと思いますが、想像外に脆かった印象です。雨が残る想定だったので、そうならなかったのが想定外でした。こんな馬ではないと思いますが……。
ワイドアラジンは内をロスなく回って2着。余力ラップ該当馬ですが、あまり速い上がりを使えないので勝ち味に少し遅いように思います。実力は確かですが、勝ち上がるのに時間がかかるかもしれません。
キャリーハピネスは外枠で外を追走した分でしょう。もう3番人気と強さがバレてしまったので敢えて狙う意味がなくなってしまいました。前走や2走前で馬券に絡んでほしかったです……。
中山8R ◎7.ペンティメント A評価 1着 穴5.コブラ 2着
余力ラップ戦(L4基準クリア)
ペンティメントはマイナス10キロでしたが、もう一絞りできそうだと競馬ブックに書いてありました。ブライアンセンスに先着していた馬で、流石にここでは力が違いました。
コブラは中山のコーナーでスルスル上がっていけます。立ち回りが上手いですね。中山が得意な馬として今後も注目できます。
阪神9R 出石特別 ◎7.グーデンドラーク A評価 1着 穴4.テーオーサンドニ 2着 △1.2.6.8
テーオーサンドニはハイペースで逃げる馬。差し馬を連れてくると考えてグーデンドラークを狙ったのですが、普通に先行して押し切りましたね。5馬身差で強い内容でした。
1000m通過61.8秒は速かったのでテーオーサンドニの逃げのときは差し馬警戒で良いと思います。
テーオーサンドニの方はグーデンドラークに早めに捕まえに来られたので仕方ない敗戦。能力は高いので、すんなり逃げられれば、粘れる馬です。ここ2戦の惨敗で多少人気が落ちてくれれば。
中山9R アスター賞 ◎6.キャットファイト A評価 1着 穴8.ベストオブユー 3着 △5
余力ラップ戦(L5・L4・L1基準クリア)
キャットファイトはさすがに超強い内容。2歳レコードで、かつ、L5・L4基準クリアとなればかなりの器だと思います。高速馬場&追い風だったとはいえ、中山でL5・L4基準クリアは滅多に出ません。5馬身差と着差も付けたので本物です。
フェンダーは未勝利勝ちがかなりのハイペース逃げだったのでここも飛ばすと予想していましたが、案外、ペースは緩みました。その分、4着に粘れたのだと考えています。
バスターコールは新馬戦のL2が12.0-12.5と失速しての逃げ切りだったので評価していませんでしたが、2着と走られてしまいました。使って良くなっていると考えた方が良さそうです。
ベストオブユーはギリギリ3着でしたが、ペースが緩んだ分だと考えます。緩めのペースで逃げることのできたフェンダーも軽視はできなくなりました。
エコロマーズはスタート後にかなり強くぶつけられました。早めに上がっていった分、伸びきれず。今回は度外視して良い内容です。
阪神10R ムーンライトハンデ ◎1.オールザワールド A評価 6着 穴4.ハートオブアシティ 9着 △5.9.11.12.13
阪神芝2200mらしくペースが流れて差し決着に。
オールザワールドは引っかかっていましたね。前走もやや引っかかっていたのでこういう馬なのでしょうか。よく伸びて0.3秒差なら評価して良いでしょう。
ハートオブザシティはゴール寸前で狭くなりました。0.5秒差なのでこれも評価は据え置きで良いでしょう。
中山10R 汐留特別 ◎1.トラベログ A評価 8着 穴6.トーセンサンダー 2着 △2.4.7.8.9.10
トラベログは外枠だった葵ステークスで6着を評価したのですが、今回はインの3番手。行きたがる面を見せていました。インで揉まれる競馬が良くなかったのかもしれないと騎手が述べています。
トーセンサンダーは不利な展開でも崩れていなかった馬。今回はペースも向いて順当な2着だったと思います。
阪神11R エニフステークス ◎7.カセノダンサー A評価 6着 穴6.ジレトール 4着 △2.5.8.9
ここは行く馬がいなくてカセノダンサーとジレトール以外の選択肢が自分にはありませんでした。結局、内からシゲルホサヤクとカリボールが主張して3F通過34.5秒ハイペースに。
ペースがペースだったので、ジレトールとカセノダンサーは今回不利で度外視しても。カセノダンサーの方は引っかかってもいました。
中山11R 紫苑ステークス ◎13.シランケド 3着 B評価 穴1.ミタマ 6着 穴15.エミュー 9着
馬場見てエミューからモリアーナに変えましたが、これは強い競馬でした。上がり34.3秒は次点に0.7秒差でノリの神騎乗でした。
シランケドはハイペースのなか、外々を回って苦しかったように思いますが、よく3着に来ました。結構負荷の大きいレースをしていて、秋華賞でもチャンスはありそう。
ミタマは前走の相手がどうかと少し疑っていましたが、一旦は2番手に上がって強い内容。内枠も良かったと思います。
エミューはシランケドの内にいました。やはり高速馬場は向かないのでは。騎手も「瞬発力に欠けていました」と述べています。
阪神12R ◎16.ミルトハンター A評価 5着 穴15.メイショウクリフト 1着 △2.3.7.8.10.11
外枠差しで狙いました。3F通過34.7秒で逃げて2着のアルムラトゥールはこれなら1200mでもやれますね。メイショウクリフトは一旦内に入れて、上手くさばいてきての圧勝。前走は熱中症ということだったのでまともに走れば2勝クラス突破水準にある馬でした。
ミルトハンターは左に張る面があるので枠が響いたという話です。最後は凄まじい脚で2着と0.2秒差。力はあるんですけども。もう少し内の方が良いのだと覚えておいて良さそう。
中山12R ◎6.スマイルアップ A評価 4着 穴14.デュアルキャリア― 15着 穴3.カフェベラノッテ 12着 △1.4.5.7
ここ、連下で残した3頭で決着でした。
スマイルアップは前走ドスローで、上がりの使える差し馬有利の流れに。スタート後を見ると逃げて良かったと思いますが……。陣営が控える競馬と言っていたんですよね。萱野厩舎は控えるの好きなのか謎の要求をしてきますw
カフェベラノッテはスタート悪く、すぐに馬の後ろに入ってしまいました。
デュアルキャリア―はスタートで大きくヨレていつも通りの位置を取れず。この2頭は度外視しても。
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