2023/7/29(土) 好走期待馬

※指数はグリーンチャンネルの「先週の結果分析」のものを用いています。過去1年半までの指数を用いています。
※評価は軸自信度になります。好走率・回収率ともにA>B>Cになっています。Sは1着まで自信あるという意味です。ロジックに添っていなければC評価になります。ロジックに添っていればB評価、中でも3着内が堅いと思えばA評価になります。

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競馬王2023年7月号に私の記事が掲載されました!優駿2023年8月号にて、余力ラップを取り扱った、山崎元様の記事が掲載されました。

まえがき・馬場予想

こんにちは。
日曜は札幌競馬場まで行く予定ですが、2場開催になったおかげで、寝不足を避けつつ見解までしっかり書いて予想できそうです!サロンの観戦会のあとは、ハーレム飲み会になりそう!といってもおばさん3人ですが、推しの薬剤師さんが来てくれる可能性があるのです!観戦会に加えてダブルでワクワクしています!

馬場予想。
札幌芝は先週、2000mの馬場差が-2.7秒と超高速馬場と言って良い水準でした。1200mと1500mで差し馬の活躍が目立ちました。この2つは速い上がりを使える馬がベター。残せると見ていた先行馬が交わされる場面が目立ちました。1800mと2000mは内枠先行有利で良いと思いますが、差し馬軽視は禁物です。
札幌ダートは含水率が2.6%と先週以上に乾いています。暑いですもんね……。外枠差し馬有利で良いでしょう。

新潟芝は内回り・外回りで分けます。クッション値は9.4。例年並です。
ここ数年の開幕週を見る限り、内回りは内枠先行やや有利と見て良さそう。
外回りは外枠有利ですが、開幕週なので内もカバーしておければ。脚質は展開次第でしょうか。
新潟ダートは含水率が1.6%しかありません。かなり乾いているので、外枠先行有利と見てほぼ間違いなく、あとは先行馬が止まるシーンも目立ってくるのではないかと予想しています。

では本日もどうぞよろしくお願いいたします。

余力ラップ該当馬一覧

※余力ラップ基準
該当馬には僅差負けを含みます。僅差負けの定義は、芝で0.3秒差以内、ダートで0.5秒差以内です。L1基準のみ0.2秒差以内で統一します。
基準をクリアしていても、僅差負けでないため漏れる場合があります。
古馬混合になりましたが、3歳馬、及び、今後出てくる2歳馬については全て載せる予定です。

2.3歳(芝)

L1L2L3L4L5
11.4秒以内
※距離不問
22.7秒以内
・1200mは3F通過35.2秒以内・1400mは3F通過35.5秒以内
上がり差で2位に0.5秒以上付けている45.9秒以内・1500m以上に限る
※距離が伸びれば伸びるほど評価できる
58.2秒以内・1500m以上に限る。
※距離が伸びれば伸びるほど評価できる

2.3歳(ダート)

L1L2L3L4
12.3秒以内
※距離不問
1150-1400mは24.4秒以内
1600m以上は25.1秒以内
※東京1400-1600mは多めに出て精度が下がるので他基準と合わせて確認する。
上がり差で2位に0.5秒以上付けている50.0秒以内(1700m以上)
東京ダート1600mは49.7秒以内

札幌2R
10.エマウリオマレプ
札幌3R
15.フォティック
札幌4R
3.ピュアマークス
6.ヒルノピレネー
札幌7R
6.フレーヴァード
12.チャイボーグ
札幌8R
6.サンテックス
札幌9R 積丹特別
6.ウインルーティン
12.コルデアニル
新潟3R
13.ヤマニンブルトンヌ
新潟9R 出雲崎特別
2.フェイト
13.ワイドアラジン
16.キャリーハピネス
新潟12R
16.アンタノバラード

好走期待馬

札幌1R ◎4.レガーロデルシエロ A評価 穴1.ブレードサクセス
レガーロデルシエロは初戦で出遅れましたが、最後は凄まじい脚で差を詰めてきました。L1は11秒台前半のはずで、実質的に余力ラップ。2着だったコスモブッドレアも次走勝ち上がり、5着リベルテも次走で3着でした。このボルケーノの勝った新馬戦はL5が58.4秒、L4が46.3秒と基準クリアに近い水準です。札幌なら差しやすいはずで、凡走の危険性は低いと見ます。最終追い切りは、時計の出にくい函館WでL1が12.3秒。追い切りも走る馬です。
ブレードサクセスの新馬戦は勝ち馬の指数が108で、本馬も102と高いです。ペース補正が0.4秒入っていますが、それを抜いても98。内枠から逃げか番手の競馬はできそうで、こちらも圏内でしょう。

新潟1R ◎8.シカゴスティング B評価 穴3.ピースラピッド
同距離ローテの馬不在で、前走は中京マイルか福島1200mのみ。レースレベル比較が難しく、かなり難解というのが本音です。新潟は内回りはやや内枠有利と見て良いのではないでしょうか。脚質は先行有利でしょう。
シカゴスティングの新馬戦はスタートを決めて外枠から2番手に。新馬戦ながらかなり力んでいたので短縮はプラスに働きそうです。4着だったバウンシーステップも出てきますが、最後はバウンシーステップよりも良い脚色。ゴール寸前で2着馬に交わされたことからも短縮でひと押しが利きそうです。
ピースラピッドは前残りだった新馬戦で、上がり34.6秒4着。上がりでは次点に0.6秒も付けています。1600mの前走はL1で差を付けられたので、この馬も1400mの方が向きそうです。

札幌2R ◎10.エマウリオマレプ A評価 穴4.フローラサンライズ
エマウリオマレプはダート1200mでの余力ラップなのですが、芝1800mで6着があるので距離は問題ないと見ます。1700mを使ってからの2戦が案外なのですが、まず前走は内にいる間に外からマクられて手応えが悪くなりました。外々を回ったのも重馬場だったことを考えると不利と見て良いでしょう。
2走前はオーバーペースが敗因。4番手以下を離す隊列になり、差し決着になりました。同じような位置にいた5番人気のナイトフォールサンに本命を打ったのですが、これが0.7秒差9着。0.5秒差の6着なら悪くありません。馬券内に残すかと感じるレース内容で、これはむしろ評価を高めても良いくらいです。
今回は逃げ先行馬多数で、外マクリの利くレースになるはず。エマウリオマレプは前に行きすぎないかが不安ですが、テンの速度的に前に行きすぎる危険性は低いと判断します。
フローラサンライズは出遅れがデフォルトの馬ですが、能力は確か。前走はレース上がりが41.3秒とかなりかかったのも味方しましたが、とても届かないだろうというところから2着まで来ました。2走前は前残りの中、1頭差してきました。1.2着が余力ラップ該当馬だったので評価できます。3走前はL2が25.1秒の余力ラップ戦。勝ったグラングストは元々余力ラップ該当馬で能力上位。1.6秒差とはいえ、一定の評価はしておくべきでしょう。近走強くなっているのも明らかで、1700mをこなせれば。

新潟2R ◎3.タガノトラリア A評価 穴10.ステラデルシエロ 13.デオヴォレンティ
タガノトラリアの前走は、内で揉まれて位置を悪くしてしまいました。直線も内で窮屈なところに入ったので度外視で構いません。2走前は余力ラップ戦で0.5秒差。外からスムーズに加速できた馬が4着までを占めた中、内目から5着なら悪くありません。3走前は淀みないラップになり、先行した馬が後続のキレ味を削いだ形になりましたが、タガノトラリアは最後までしっかり脚を使っています。2走前は加速のスムーズ差が明暗を分けた印象なので、直線の長い新潟外回りの方が力を発揮できるはず。内枠がどうか、ですが、開幕週で極端な外枠有利にはならないでしょう。2.3走前はある程度の位置を取れているので、当時と同じレースができれば、位置を悪くするようなメンバーではありません。
ステラデルシエロの前走は内にいて、マクろうにもマクれない位置に入ってしまいました。逃げ切り勝ちの馬には離されましたが、終いはしっかりと伸びて3着には3馬身差。やはり能力は高い馬です。途中でダートを使っていましたが、デビュー戦と2戦目は34秒台の上がりを使い、時計も優秀。前走のように後ろすぎる位置にさえならなければ。
デオヴォレンティの前走・盛岡の交流戦は内にいる間にマクられたことと、直線で前が狭くなったことが敗因でしょう。2走前は2分を切る時計で走っていて、指数も97と優秀。位置を取れたことも評価できます。今回も良い位置から長く脚を使えそうです。

札幌3R ◎15.フォティック A評価 穴5.ウインルピナス
フォティックの前走は出遅れ。3コーナー下りを使ってマクり気味に上がっていきましたが、いくらなんでも外を回しすぎました。勝つような手応えから最後失速したのはロスが響いたからでしょう。とはいえ、11.2-11.1の余力ラップ戦で0.3秒差なら高く評価できます。その前の2戦はスタートを決めているので、また出遅れる危険性は低いと見ます。2走前はマクってきた馬と一緒に上がっていく羽目になっての失速。差し決着となり、展開不利でした。新馬戦は内枠がモロに響く競馬。内にいて動けないまま、ズルズル下がってしまいましたが、そこから盛り返してきたのは見どころあり。L2が11.5-11.4の余力ラップ戦で、上がり上位だった1.2.4着馬は勝ち上がっています。フォティックも実質最後まで伸びていたので評価できる馬。外枠がどうか……、ですが、内・外に逃げ先行馬が揃ったので隊列が伸びて内に潜り込むことはできそう。
逃げ先行馬が揃ったのでウインルピナスはあまり評価したくないのですが、3走前は不良馬場とはいえ、控えて上がり最速。他に速い上がりを使える馬もほぼいません。前走はペース補正が0.7秒分入っての指数110。L2も11.4-11.6と函館としては速く、さすがに評価せざるを得ません。穴推奨にはしますが、飛ぶことも考慮に入れておきたいところです。

新潟3R ◎13.ヤマニンブルトンヌ B評価 穴10.バンクサイド
余力ラップ該当のヤマニンブルトンヌの前走はレース上がりが41.3秒もかかったレース。逃げ切った馬以外は差し決着になりました。ヤマニンブルトンヌは人気を背負っていた分、早めに追いかけるしかなくレース運びが難しくなったと見ています。1.56.0という走破時計は、次に行われた3Rの中に入れると7着。サクセスハチハチと0.4秒差。そう悪くはなかったと言えるのではないでしょうか。2走前は内枠の不利が響いた印象です。今回は良い枠なので、いつも通りの競馬をしてくれれば終い堅実に伸びてくるはずです。牝馬限定戦から牡馬混合戦に替わる点だけが不安でB評価に落としました。
バンクサイドは前走だけを見れば高く評価できます。前走はL5・L4が速くなったレースで、バンクサイドの後ろは4馬身離れました。バンクサイド含む上位6頭まで評価できる馬たちで、1.2.4着馬がすでに勝ち上がり。3着タイキクラージュも脚質面で勝ちきれないだけで未勝利では能力上位。5着のフミヤングフェイスも似たタイプです。その強いメンバーの中で最後の伸び脚は勝ち馬に次ぐもの。含水率が低すぎてスタミナが要求されると考えれば、距離短縮も良いだろうと判断します。陣営が「完調手前」と弱気な点だけが気がかりです。

札幌4R ◎12.クリノヒーロー B評価 穴3.ピュアマークス
枠の差でどちらに本命を打つか迷いましたが、ピュアマークスは毎回出遅れることと内枠を引いたということで穴推奨に。
本命はクリノヒーロー。2走前の時に、一気の距離延長での4着は本物だと評価して穴推奨にしています。その2走前は、先行勢で決まったこと、クリノヒーローがマクられる側に回ってしまったことで、伸びてはきましたが、5着まで。前走は1000m通過60.0秒のハイペースで前に行き過ぎました。差し決着になり、前で粘ったのは4着ウインコマチだけだったので度外視しても。好走だった3走前は出遅れましたが、その後は出遅れていません。今回は自然と差しに回れそうで、12番枠からマクリ気味に上がっていけるでしょう。陣営は「ここ2戦は脚抜きが良くて、時計も速かった」と述べています。パサパサに乾いたダートで巻き返せると見ます。
ピュアマークスは毎回出遅れますが、余力ラップ該当で終い堅実のためここも追い込んではくるはず。内枠・出遅れ癖、良馬場替わりもマイナスに働きそうなので穴推奨までにしました。

札幌6R ◎11.メイショウオトギ A評価 穴1.ラートリー 穴12.マーブルケイケー
メイショウオトギの前走3F通過34.0秒。スタートが上り坂の函館1000mとしてはオーバーペース。差し切ったコパノバークレーは2勝クラスでも即2着と実力ある馬で、負けたのは仕方ない面もあります。2走前はミルトハンターの勝ったハイレベル戦。ハイペースの逃げで3着と実力確かである上に、テンの速度も上位です。ここも外から被せて逃げていけるはずで、馬券内は濃厚と見ます。
ラートリーは1000mに短縮で4着続き。函館で差せなかった馬の札幌替わりを狙います。逃げ馬揃いのメンバーですが、おそらく、メイショウオトギに潰される馬が複数頭いるはずで、内をタイトに回ってくれば浮上してくるはずです。
マーブルケイケーはメイショウオトギの外なので被されないメリットが大きいはず。長期休養明けの前走は隊列の決まったところで被されたのも痛かったはず。差し決着でもありました。再度の長期休養明けは気になるところですが、追い切りは動いています。

札幌7R ◎6.フレーヴァード A評価 穴12.チャイボーグ 穴14.ドゥムーラン
フレーヴァードとドゥムーランのどちらを上に見るか、が鍵だと思っています。フレーヴァードの新馬戦はL3が11.4-11.3-11.1の加速ラップに。逃げたラッジオに11.1秒で上がられてしまっては、さすがに交わすのは厳しいでしょう。フレーヴァードは11秒フラットか、10秒台を使っています。負けて強しの内容。中山芝2000mの2戦目は出遅れ。完全に抜け出したホウオウムサシを交わす脚は異次元。上がり34.4秒は次点に0.8秒差。3戦目は本命を打ちましたが、敗因は2400mに不良馬場と明らか。時計の出る2000mに替われば、しっかり伸びてくると見ます。
ドゥムーランも新馬戦が中山芝2000mで、上がりが34.2秒。次点に1.1秒と、数字だけ見ればフレーヴァードよりも上です。L5・L4基準クリアのフローラステークスは外目を回りながら5着で、3位の上がり。甲乙つけがたい、というのが本音ですが、枠と先行力の差でフレーヴァードを上に見ます。1勝クラスで4着に負けたことでドゥムーランより人気も下になってくれれば妙味あり。
穴でチャイボーグ。3歳馬にしてはやたらキャリアが多く、4戦続けて格上挑戦もしていました。4走前がドスローながらも余力ラップ該当。上がり上位の4着馬までは強いはずです。2着馬は次走勝ち上がり、3着馬も先週の札幌で勝ち上がりました。チャイボーグに関しては、前走は馬場差不能の重馬場で価値が分かりにくいのですが、2走前はメジャーエンブレム産駒の素質馬スワッグチェーンを交わすかという勢いの3着。進路を切り替えるロスがあったので、ほぼ価値に等しい内容だったと思います。使って強くなっているのは明らかですし、洋芝や滞在も向くのではないでしょうか。手頃な人気が予想されるので、狙って面白い存在だと見ます。

新潟7R ◎1.コスモエポラール B評価 穴15.ウインアイオライト
なかなかの好メンバーが揃った1戦。
ここも本命をどちらにすべきか迷いましたが、最内枠を優先しました。
コスモエポラールは戦ってきた相手で勝ち上がっている馬が非常に少ないのが気がかり。終盤の未勝利戦は長期休養明けの馬があっさり、ということも目立つとはいえ、相手関係自体は微妙だと思います。
それでも評価したのは最内枠もありますが、まず、デビュー当初の追い切り過程・内容が微妙すぎたこと。追い切りで動かない馬で、新馬の最終追い切りは一杯に追って54.9-26.1-13.1、と微妙すぎます。よく4番人気に推されたなと感じたレベルです。休みを挟んだことで「背腰の筋肉が戻っていますし、以前より稽古で動けるようになっています」と前向き。今回の最終追い切りは、馬なりで54.3-25.9-12.6。以前は一杯に追って出る時計を馬なりで出せるようになっています。
もう1つの評価ポイントは、急坂で脚が甘くなるので平坦替わりがプラスに出るだろうことです。すべて阪神を使っているので分かりやすいと思いますが、最後に伸びてきている1.3戦目も急坂部分で差を広げられています。2戦目は急坂区間が急失速。ゴールドシップ産駒は平坦向きなので、この馬もその例に漏れないのだろうと予想します。
松山騎手鞍上で位置も取ってくれそう。長期休養前よりもパワーアップしていると見込んで本命とします。
ウインアイオライトは短縮にブリンカー着用と、勝負気配にあります。フライウィズミーが2戦前に1.20.3という好時計で走っているのですが、ウインアイオライトの2走前の1400m通過タイムは1.20.5。2番手通過でしたが、速いのには変わりありません。おそらくフライウィズミーが2番人気だと思いますが、それなら人気でも先行力確かなウインアイオライトを買います。

札幌8R ◎6.サンテックス B評価 穴1.ルミナスフラックス 穴8.ロードマゼラン
サンテックスはまず未勝利2着だった6走前が優秀。L4が50秒ジャストで、0.1秒差2着なのですが、L3が12.3-11.8-12.8とタフな馬場でも速いラップを刻めています。未勝利勝ちは大楽勝で、世代限定1勝クラスではかなり強い馬を相手に3着好走。1勝クラスはすぐ突破できる力はあるのですが、3走前はハイペースの差し決着に。2走前は戦前から逃げ馬多数で、予想された通りのハイペースを先行。重馬場で外を通っていたのも不利です。前走も2走前と同じくハイペース先行、稍重で外を回す競馬と、近走は全て度外視できる内容です。
今回はペースも緩んでくれそうで、それなら外差し有利の馬場で先行しても残せるだろうと予想します。
穴推奨にまずロードマゼラン。ずっとハイレベル戦を使ってそう差のない競馬を続けています。37秒台の上がりを安定して使って差してくるタイプで、札幌ダートはかなり合いそうです。タフな馬場なので短縮も良いでしょう。
ルミナスフラックスは4走前の金沢戦の指数がやたら高くて注目していた馬。3走前は、去勢&転厩初戦という大きな条件替わりで思い切って本命を打ったのですが、上がり3位の脚を使って見せ場は作りました。その次走は稍重だったので減点。前走は休み明けのプラス10キロでほとんど追っていませんでした。連闘で「叩いて調子は上向き」という話です。どこかで穴をあけそう。今回は最内枠なので強く推せませんが、しばらく穴推奨として追ってみたい馬です。

新潟8R ◎14.スペキオサレジーナ A評価 穴7.レヴィナス 穴8.ベルカノア
スペキオサレジーナは3走前に本命を打った馬。上がり性能の高さの割には13番人気と全く人気がありませんでしたが、6着と健闘。5着にリバートゥルー、7着にメイショウコバトと相手も強力でした。その後も好走続き。一定の追走力を持っていて、終いしっかりしている馬です。前が止まってくれそうなタフなダートならこの馬で良いと判断します。
そんなに激しい先行争いにはなりそうもないので、テンの速さからここも先行できるであろうベルカノアを穴推奨。
もう1頭のレヴィナスは、新馬戦のL2が13.0-12.8。失速していくのが通常の中山ダート1200mで終いしっかり伸びています。新馬戦の内容を考えれば、1勝クラスで通用して良いはずです。ここ2走は内有利に傾いた道悪の中山で外目を通していたのが裏目に出ていると言えます。2走前は道中内だったので敗因としては弱いのですが、前走はかなりの外々。レベルの高い世代限定戦から混合戦に替わって追走が楽になりそう、前が最後に止まってくれそう、となれば狙いたくなる馬です。

札幌9R 積丹特別 ◎6.ウインルーティン A評価 穴8.ウェイビー
ここは堅いと見ます。ウインルーティンは2走前が余力ラップで差し切り勝ち。2400mで余力ラップはなかなか出ません。次走は外枠で内から3頭目を回されましたが、それで0.1秒差。先行力も末脚も兼ね備えていてスタミナも豊富。まず崩れないと見ます。
ウェイビーはゆきやなぎ賞がL5基準クリア戦。逃げて0.5秒差なら評価します。矢車賞はミタマも切れ味に屈しましたが、3着に3馬身差。甲武特別はL5が58.3秒と基準クリア寸前のレースに。逃げて5着なら評価を落とす必要はありません。前走は強い休み明けの馬に負けただけで、4着には4馬身差を付けています。札幌は新馬勝ちにコスモス賞3着がある舞台。キレ負けの可能性はありますが、崩れる危険性は低いと見ます。

新潟9R 出雲崎特別 ◎16.キャリーハピネス A評価 穴13.ワイドアラジン
フェイトの前走は超ハイペースの逃げで1.45.1とかなり強く、新馬戦も上がり2位に0.7秒差と実績があります。押さえたいとは思いますが、内枠から先行してそうスムーズにいくかどうか。
キャリーハピネスは未勝利勝ちはL2・22.6秒の余力ラップ。ウインアチーヴが並んできてもうひと伸びしました。次走の1勝クラスではレーベンスティールの相手として買っていたのですが、伸びかけたところで思い切り挟まれてブレーキ。まともなら上位に来ていたのではないでしょうか。鞍上のホー騎手が心配ですが、フェイトやトーホウガレオンとそう差のある馬ではありません。外からスムーズに運べそうなここは巻き返せると見ます。
ワイドアラジンもレーベンスティール戦で相手に買っていた馬。内を突いたのが恵まれたのか、それとも内不利だったのか判断が難しいところですが、次走、白百合ステークスも余力ラップ戦で0.4秒差4着なら高い実力を持っています。陣営が以前から叩き良化型と述べているのが不安ですが、右回りは右にモタれるから左回りの方が良いと述べているのはプラス。
おそらく、キャリーハピネスはさほど人気にならないので手広く買っても良いでしょう。

札幌10R 摩周湖特別 ◎6.バニシングポイント B評価 穴2.ジョウショーホープ
バニシングポイントは「放牧先から戻ってきて、あまりに具合がいいので予定を繰り上げてここを使うことにした」とかなり良さげなコメント。この馬は2走前から蛯名正義厩舎から転厩&去勢。個人的に蛯名正義厩舎は成功するか怪しいと思っています。実際、転厩前は2400mを使って負けていたり、微妙だったので転厩は成功しそうです。元々、札幌芝1500mは2度使って2.5着と実績があります。今の札幌短距離は決め手ある馬が有利に映るので、バニシングポイントの末脚が活きるのではないでしょうか。
穴推奨にジョウショーホープ。先週を見ていると、どうも短距離は前が残ってくれそうで残ってくれません。外のジョリダムと内のマイネルダグラスが積極策をほのめかしているので、その後ろ辺りから競馬ができるジョウショーホープを狙います。昨年のクローバー賞の時の1500mは前有利が顕著でした。当時はジョリダムが逃げ切りましたが、今年はそうはいかないはず。ひいらぎ賞では余力ラップ該当馬5頭を下しての勝利で、特にシルトホルンを差し切ったのは価値が高いと思っています。

新潟10R 麒麟山特別 ◎15.サンライズジャスト A評価 穴11.クリーンドリーム 穴14.オレデイイノカ
サンライズジャストはブリンカー着用。前走は直線で勝ったと思わせる場面がありましたが、どうやら「馬自身が前へ抜け出さないようにしている感じ」だったとのこと。追走力があり、ハイペースになって控えても末脚堅実。現級上位の存在が有利な枠を引けたなら崩れないと見ます。
クリーンドリームは小林美駒騎手が出していってくれた3走前が良かったのですが、その後2戦は行き脚が付かず。津村騎手が出していってくれる可能性を考えて穴推奨にします。行く馬が少ないので位置を取れる可能性はあるでしょう。現級上位の力も持っています。
行く馬が少なめで、オレデイイノカは好位か、もしくは逃げまであり得ると見ています。2.3走前は先行馬に苦しい展開になりましたが、どちらも0.6秒差とさほど負けていません。4.5走前はタフな冬場の中山で連続2着と好走している馬。今回は展開が向くと考えればもうひと押しが利くでしょう。

札幌11R STV賞 ◎5.マテンロウマジック B評価 穴13.ブルーロワイヤル
これは何が行くのか読めなくて超難解な一戦。
マテンロウマジックの前走はL5・58.8秒、L4・46.3秒・L2・22.6秒・L1・11.4秒と函館芝2600mとしてはべらぼうに速く、Twitter上でも評価したレース。着差が全然付いていないことがどうか……ではありますが、函館で上がり33.8秒は素直に速いと評価して良いでしょう。今回はノリに乗り替わり。問題は芝でどの程度の位置を取れるか、ですが、ダートではスッと好位に付けられていました。芝でも2走前は外枠だから位置を取れなかっただけに映ります。前走も長距離だから主張しなかっただけでしょう。ノリは何をしてくるか不気で、ハンデ55キロも有利。前走がまだ疑われている間に買っておきます。
手広く流して良いと思っていますが、穴は一応、1頭に絞ります。
ブルーロワイヤルはここならテンの速度上位でしょう。
前走はダート、2走前は大逃げ馬と離れた2番手の馬が恵まれて、あとは追い込み決着、3走前は内枠決着で外々を回された分、と考えれば、巻き返してきても。セン馬になって3連勝した馬なので、気ムラな面はあるでしょう。2勝クラス勝ちはL5が58.8秒と速く、2.3着馬が次走勝ち上がり、4着馬が次走2着とハイレベル戦でした。スムーズな競馬での巻き返しを期待します。

新潟11R 関越ステークス ◎16.アドマイヤハダル A評価 穴8.キングストンボーイ 穴10.エピファニー
余力ラップという理論を持った今、アドマイヤハダルを見てみると、エリカ賞に若葉ステークスが余力ラップと強いんだなと分かります。都大路ステークスもそうですね。復調して外枠を引いた今、オープンなら崩れないでしょう。
キングストンボーイはL5・L4基準クリアの共同通信杯で上がり最速。そこから評価している馬なのですが、出遅れも癖になってしまい、難しい馬になりました。今回はセン馬になってから2戦目。陣営は「体調はグングンと上がっている」と前向き。昨年はハイペースになってL1が12.2秒とかかったのも味方しましたが、上がりはダントツでした。毎日王冠もレコードを0.7秒差と悪くはありません。セン馬になっての2戦目と夏場、地力にも期待して穴推奨とします。
エピファニーは余力ラップで2.3勝クラスを突破。前走は緩みのない高速持続戦のため内前有利だったと言えるので、3着は頑張りました。東風ステークスも縦長馬群になって差せず。3走前は距離不向き。力は確かなので、近走の負けで人気落ちなら妙味ありと考えます。

札幌12R ◎6.マイアミュレット B評価 穴1.ユスティニアン
マイアミュレットは元々、門別でかなり高い指数で走っていましたが、3走前から本格化してきた印象です。その3走前は出遅れましたが、中山ダート1200mで35.1秒の上がりはさすがに優秀です。終いも一完歩ごとに差を詰めており、前有利の展開でよく追い込んできました。2走前はハイペース先行でしたが、L1を12.3秒でまとめたのは立派。前走は終い止まっていることからやや距離が長かったものだと思われます。2勝クラスの1000mなら差しも決まるはずで、3走前のように差して速い上がりを使えるならここでも期待したくなります。
ユスティニアンは札幌1000mで3戦して全て連対。前走の函館では外目を回って間に合いませんでしたが、札幌なら1勝クラスを勝った時のように内をタイトに回ってこられるでしょう。

新潟12R ◎16.アンタノバラード B評価 穴15.オリエンタルキング
新潟芝1000mは私の中で上手く理屈を消化できていないのであまり参考にならないかもしれません。
結局は究極の持続力戦になるので、ダート馬が走れるとは考えています。馬体重と斤量の比率も重要です。
高速馬場ほど差しは決まりやすいので、開幕週で内目に先行馬が集まったここは差し馬から。
アンタノバラードは持続力系の短距離馬。東京でも走れてはいますが、中山の方が良い馬です。馬格はないものの、53キロなら問題ないと見ます。スピード自体上で、杉原騎手も1000m得意。崩れはしないと見ますが……、どうでしょう。
オリエンタルキングはダート馬で馬格あり。前走は内枠から上がり最速タイを使いましたが、レースを見るとスムーズさを欠いた競馬。当時よりも高速馬場&外枠なら堅実に差して来られるのではないでしょうか。

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