関東オークス2021　予想　スピード指数最優先で考える。

◎　6　ウェルドーン
○　5　リフレイム
▲　7　ケラススヴィア
△　1　ランスオブアース
✕　9　ベルヴォーグ

コーナーを6回周る川崎2100ｍは外を回されるとロスが大きく、内を通れる馬が有利となります。
しかしながら、スタートしてから最初のコーナーまで400ｍもあるため、枠順の有利不利はそうありません。
重要なのは枠順よりも脚質で、最内をずっと通れる逃げ馬有利とは言えますが、これもまた3歳牝馬限定の地方交流重賞のため、力の差の方が重要でしょう。
過去に3番人気で4着に沈んだローザノワールのような、逃げなければ厳しいというタイプがいれば、展開面も重要ですが、今年はそういう馬が上位人気にいません。
敢えて言えばケラススヴィアがそうなるかもしれませんが、ここはほぼほぼケラススヴィアの単騎逃げでしょう。
先に書いたローザノワールはスタートが遅い逃げ馬でしたが、ケラススヴィアはそうではありません。

以上の理由から、ここはスピード指数を最重要視して予想したいと思います。

使って使って強くなってきたウェルドーンに本命を打ちます。
頭はまず堅いのでは、と思っています。

もっと抜けた人気になって良い馬だと思うのですが、ケラススヴィアの三冠への期待が原因なのか、そこまで抜けた人気になっていません。
また、netkeiba.comのタイム指数でそう抜けていない、というのも理由の一つかもしれません。
私は「先週の結果分析」の指数を利用していますが、そちらではウェルドーンが抜けている、と分かります。
また、前走の同日に2勝クラスの1800ｍが行われていますが、その走破時計が1.52.3（勝ち馬スズカパンサーは2勝クラスを楽に突破出来るレベルにある指数を持った馬でした）。
ウェルドーンの鳳雛ステークスが1.52.2。
これだけ見れば、古馬2勝クラスを勝てる計算になります。
3歳のこの時期に2勝クラスを勝てるなら、同世代同士のレパードステークスでも好勝負になるレベルにあります。
それだけの馬が牝馬限定戦が出てくるのですから、本命は当然だと思っています。

対抗にリフレイム。
気性面から距離が保つかは心配ですが、前走でダートが向くと確実に分かりました。
当時の東京ダートは前有利のトラックバイアスでした。
覚えておいた方が良いと思うのでここに書きますが、東京ダートは乾いていれば先行有利、渋ると外差し有利のトラックバイアスになりやすいです。
事実、含水率の低かった先週が前有利でしたし、その前の二週間は渋って外差し有利になりました。

そうした前有利の馬場で出遅れて、直線は大外に出して6着。
後方から惨敗したラペルーズは他馬にぶつけられてやる気をなくした、という声を聞きましたが、そうでなくても負けていたでしょう。ハイペースながらも前が残ったレースですし、ラペルーズが前々走と同じだけの上がりを使っても届かない計算になるからです。
36.3秒なら十分に速い上がりを使ったと言えますし、このレースはレベルも相当高かったです。
勝ったゲンパチフォルツァの指数が102で、リフレイムの指数が90になります。
ちなみに、ウェルドーンの前走の指数が91です。

逆転ならリフレイムしかいないと見ての対抗評価になります。

単穴のケラススヴィアはこれ以上距離伸びて良くなるかは甚だ疑問ですが、ポジションの利を活かしてどこまで粘れるか、という勝負になりそうです。
この馬の指数なら、例年の関東オークスでも2.3着はあるレベルですので、これも順当な3番手評価でしょう。

あとはランスオブアースとベルヴォーグですが、中山ダートでの指数が高いランスオブアースの方を上に取ります。前走の園田も及第点の指数でした。
以下は私の作ったマトリックスです。

地方競馬場の大半は、左下の「最もタフ」な中山ダートとの関連性が高いと言えるでしょう。
タフな中京ダート1800ｍで指数を落としたベルヴォーグの方は疑ってかかるのが賢明、のように感じますが、果たして……。

最後に。
ここまで書いてきましたが、本日の川崎は不良馬場で前有利傾向が強い模様です。
ケラススヴィアを対抗に上げるのも手かなと感じています。

※購入馬券を貼り付けました。