2023/10/21(土)「余力ラップ2.0」予想

※指数はグリーンチャンネルの「先週の結果分析」のものを用いています。過去1年半までの指数を用いています。
※評価は軸自信度になります。好走率・回収率ともにA>B>Cになっています。Sは1着まで自信あるという意味です。
※勝負レース表記は、全レースの予想が終わってから付ける予定です。

自著『「永遠の初心者を脱する!」ための競馬思考』・「余力ラップ」について触れていただいた山崎元様の記事掲載の『優駿』2023年8月号・「余力ラップ」私の記事が掲載された『競馬王』2023年7月号・10月号になります。

まえがき

こんにちは!
バタバタしていて回顧もできずにスミマセン……。
次週も少し忙しくなりそうなんですが、11月からは余裕できるはずです。疲れてしもうて風邪っぽく、集中力も欠いていますが、予想して復活させていきます!

先週日曜の成績です。


余力ラップは2.3歳共に良かったんですが、画像を撮る前にチェック馬登録をしてしまい、今回のレースが余力ラップだった、というパターンも多く含まれているので載せないでおきます。

東京ダートと京都ダートをしくじりました。東京ダートは想定よりも雨が降りすぎて不良馬場まで悪化。京都ダートは内枠有利に変わると読めませんでした。
無念だったのが、日曜東京6Rで7番人気1着の12.ウォルラスですね。
恥ずかしい凡ミスなんですが、4.メモリーグラスの鞍上・菅原隆一騎手を菅原明良騎手だと勘違いして本命を打ってしまいました(笑)凡ミスがなくともハズレだったと思いますが、こういうのは極力、なくしていきたいと考えています。

今週もレース数を絞り、印を多くしていきますね。
では、本日もどうぞよろしくお願いいたします!!!!!

馬場予想

新潟競馬場は大荒れ模様。雨量もすごく、かなりの強い向かい風が吹きます。先週を見ていて思いましたが、上手いジョッキーが少ない影響がペースなどに出ていますね。この2つの理由から大きな勝負することはオススメできません。
新潟芝のクッション値は10.4。
かなり上がったのですが、雨の影響で明日には一気に低下するでしょう。外枠有利で良いはずですが、直線の向かい風が強いので、先週よりも差しは利かないはず。
新潟ダートの含水率は2.9%。
不良馬場まで悪化しそうで内枠有利と見ます。直線の向かい風も相まって、先行有利傾向に拍車がかかると予想。芝は前日予想がかなりキツそうですが、ダートは先行力重視で予想しておけば、大きく間違わなそうです。

東京競馬場はかなりの強風が吹く荒れ模様の天気のようですが、何と土曜の開催時間内は風が弱い予報で、うまーく避けてくれました。実際は当日にならなければ分かりませんが、風は気にしないで予想します。土日ともに雨もない予報。ラッキーですね。
東京芝のクッション値は9.4。
先週よりも上がっていますが、JRA画像ではインコースが荒れているので、引き続き外枠有利で良さそうです。
東京ダートの含水率は4.5%。
明日どこまで下がるかは分かりませんが、この水準なら外枠先行有利でしょう。

京都競馬場は土曜の10時くらいから風が強くなる予報。直線はほぼ横風ですが、4コーナーが向かい風になります。展開に迷った時は先行有利と考えようと思います。雨は金曜に多少降りますが、芝・ダート共に良馬場想定で良い水準。
京都芝のクッション値は10.1。
先週、外回りは外枠差し有利。内回りはまだ内有利と見ても良さそうですが、JRA画像では内目も荒れてきているので極端に内有利にはならないだろうと考えています。
京都ダートの含水率は4.7%。
ここは月曜のコラムにしようと考えているのですが、やはり改修前よりも時計はかかっています。
以前まで内有利だった1800mも、低速化によって基本的には外枠有利になっています。
重馬場まで悪化した先週日曜の馬場差が-0.5秒。自分はもっと高速化していると考えていたので意外でした。先週の結果分析の馬場差もたまに大きくミスるのですが、現時点では多くの人の知恵に従って考えます。ちなみに、改修前は雨が降ると-2.0秒くらいまで普通に高速化していました。
それはともかくとして、先週の日曜は内枠有利に傾いていましたが、よほど雨が降らない限りは外枠有利で良いでしょう。土曜は外枠有利で予想していきます。

余力ラップ該当馬一覧

※余力ラップ基準
該当馬には僅差負けを含みます。僅差負けの定義は、芝で0.3秒差以内、ダートで0.5秒差以内です。L1基準のみ0.2秒差以内で統一します。
基準をクリアしていても、僅差負けでないため漏れる場合があります。
古馬混合になりましたが、3歳馬、及び、今後出てくる2歳馬については全て載せる予定です。

2.3歳(芝)

L1L2L3L4L5
11.4秒以内
※距離不問
22.7秒以内
・1200mは3F通過35.2秒以内・1400mは3F通過35.5秒以内
上がり差で2位に0.5秒以上付けている45.9秒以内・1500m以上に限る
※距離が伸びれば伸びるほど評価できる
58.2秒以内・1500m以上に限る。
※距離が伸びれば伸びるほど評価できる

2.3歳(ダート)

L1L2L3L4
12.3秒以内
※距離不問
1150-1400mは24.3秒以内
1600m以上は24.6秒以内
※東京1400-1600mは多めに出て精度が下がるので他基準と合わせて確認する。
上がり差で2位に0.5秒以上付けている50.0秒以内(1700m以上)
東京ダート1600mは49.7秒以内

余力ラップ2歳馬

新潟3R
13.ギルティプレジャー(芝)
14.チカッパ(芝)

余力ラップ3歳馬

新潟6R
5.ツインビスケッツ
8.スペンサーバローズ
10.アルムエアフォルク
新潟7R
5.パルティクラール
9.トーセンエスクード
13.テンノメッセージ
新潟9R 岩船特別
15.ヒシタイカン
新潟10R 村上特別
4.モズロックンロール
5.トーホウガレオン
東京7R
1.プチボヌール
3.ビターゼノビア
6.ナックダンス
8.ニシノパプルブリリ
東京8R
12.コパノパサディナ
東京11R 富士ステークス
11.ダノンタッチダウン
東京12R
5.ランプシー
7.ハリケーンリッジ
8.エメリヨン
京都6R
2.バトゥーキ
京都7R
3.トラストエムシー
京都8R
1.ロードトラスト
京都9R 北國新聞杯
4.バリアントバイオ
6.ティルドーン
13.ホウオウカブキ
京都10R 鳴滝特別
4.ブレイヴロッカー
9.ミタマ
京都11R オータムリーフステークス
13.サンライズフレイム
京都12R
6.クリーデンス
13.ボナンザ

余力ラップ4歳馬

新潟8R
4.オーロラアーク
新潟11R 北陸ステークス
1.オタルエバー
12.ブレスレスリー
東京7R
7.レディナビゲーター
15.ファミリークレスト
東京8R
1.バルミュゼット
8.アポロプラネット
10.ロジヴィクトリア
東京10R 神無月ステークス
2.タイセイエピソード
7.セブンスレター
12.ホウオウバリスタ
14.フルオール
15.インディゴブラック
東京11R 富士ステークス
2.マテンロウオリオン
3.エターナルタイム
5.ジャスティンスカイ
6.ナミュール
9.レッドモンレーヴ
10.キラーアビリティ
京都7R
1.チュウワダンス
京都8R
5.ボナホイアン
京都10R 鳴滝特別
2.ダノンピーカブー
6.メイショウゲキリン
10.ストキャスティーク
京都11R オータムリーフステークス
2.ジレトール
7.エルバリオ
11.カセノダンサー
京都12R
1.テキサスフィズ

予想

東京1R ◎4.セイウンマカロン B評価 ○12.エリカポラリス ▲11.エチャケナ △2.5.6.8.10
セイウンマカロンは前走、外枠から先手を奪えるだろうと考えて本命を打ちましたが、鞍上の判断ミスで位置を悪くしました。それでも最後は差を詰めていて悪くない内容でした。今回は先手を取るための距離延長です。
3走前は、鞍上が馬場の良い外目に出すことにこだわって半端な競馬に。
正直、鞍上はまだ買える騎手ではありませんが、ここが3度目の正直。2度ミスしてきていると理解しているはずです。位置を取ることに専念してはくると思うので、改めて期待します。

エリカポラリスは完全なダート母系。前走はやや出遅れましたが、新馬戦にしてはペースが流れすぎた面もあります。マイルへの延長で位置を取りやすくなるはず。パトロールビデオを見る限り、最後は脚を使っていました。血統的にも距離は問題にしないはずで、先行しやすい外枠で改めて。

エチャケナは1400mに短縮した前走でパフォーマンスを大きく向上させました。3戦全て出遅れていますが、徐々にマシになってきています。今回はスタートの上手な岩田望来騎手が鞍上。血統的にダートはこなせそうですし、外枠から上手く出れば。

新潟2R ◎8.ブレードサクセス A評価 ○11.イッツナッシング ▲7.サンカルミア
ブレードサクセスの前走はラスト4Fが50.7秒。これをダントツの上がりで差し切ったロードブレイズは1勝クラスでも上位の馬のはずです。3着を離しての2着なら十分強い競馬をしています。平坦コース替わりで、あとひと粘りが利くはず。

イッツナッシングはスタートセンスが良く二の脚も速い馬。今回は陣営が「4キロ減なら自然とハナに行けると思うので」と述べていますが、その発言通りの行き脚があるはずです。前々走はラスト2Fが12.9-12.7の加速ラップでの3着で、この馬自身も終い13.0秒で大きく止まっている訳ではありません。行けば止まりそうもない馬場になりそうなので、2番手推奨とします。

サンカルミアは前走出遅れ。ブレードサクセスに0.9秒差でしたが、上がりでは上回っています。前々走も前残りの展開で上がり最速。今の2歳戦なら上位の力を備えている馬です。
新馬戦は福島ダート1150mで外枠から出せていけており、今回、陣営は「もう少し強気に運べる」と述べています。先行できる場合、差しが届く展開になった場合を考えてカバーしておきます。

新潟3R ◎13.ギルティプレジャー B評価 ○14.チカッパ △2.4
ギルティプレジャーは2戦目が芝1600mの余力ラップ戦で0.3秒差。
前走は他馬と接触&外を通されての失速ですが、止まり方からしてより短い距離の方が良さが出そうです。新馬戦は小倉芝1200mで先行できている通り、先行力自体はある馬。しばらく勝鞍のない今村聖奈騎手が不安ですが、出せていけさえすれば。

チカッパはテンの速度も能力もここでは上位。こちらも一緒に出せていければ勝ち負けでしょう。

内をタイトに回って来られそうな2.4まで。

東京3R ◎9.スミレファースト A評価 ○8.アウェイキング ▲7.コスモマチュアー △10.セイウンティーダ
スミレファーストの新馬戦は外枠から好発を切りましたが、控えて外々を回る競馬に。最後は内から差されましたが、勝ち馬との差は内外の進路差でしょう。ラスト2Fは追い風の影響があったとはいえ、11.6-11.5と加速ラップに。1F短縮でここは負けられません。

アウェイキングの新馬戦は勝ち時計が1.21.2・この馬は1.21.8。ラスト1Fは12.1秒と余力こそなかったものの、この時計で走れるのなら、未勝利では上位の力があります。走破時計もラップの一部。走破時計を評価して2番手推奨とします。

コスモマチュアーは新馬戦で絶好のスタートを切りました。ラスト1Fで失速しているだけに1400mに短縮して改めて。

セイウンティーダの前走はスタートで挟まれる不利。道中も引っかかっていました。大外枠でノーストレスの競馬ができれば。

新潟6R ◎8.スペンサーバローズ A評価 ○10.アルムエアフォルク ▲5.ツインビスケッツ △11.オーバーザドリーム
ここは先行タイプが多く、延長馬が5頭。若手騎手限定戦なので、女性騎手含めて減量騎手が14人中11人もいます。先行有利の馬場になると思ってはいますが、乱ペースになる要素が満載。大荒れもある得ると考えています。

本命はスペンサーバローズ。
1勝クラスでは結果を残せていませんが、未勝利勝ちはラスト4Fが49.7秒で余力ラップ基準クリアしての勝利。先週、1.1倍を背負って3着だったブレイゼストを撃破しており、能力には確かなものがあります。
陣営は「他馬を気にする」ところがあると常々述べており、1勝クラスでの敗因の大半はその面が出ているからでしょう。それでも前走は、内枠で包まれつつ強豪相手に悪くない競馬をしており、休んでの成長が伺える内容。ここは前走よりもメンバーレベルがかなり落ちる一戦です。縦長馬群になって揉まれなければ最高でしょう。

アルムエアフォルクの前走は3角で大きく外を回されての敗戦。世代限定戦の強い相手でも崩れておらず、ここでは能力上位の存在です。

ツインビスケッツは未勝利勝ちが余力ラップ戦&外を回しての楽勝。以来、注目している馬なのですが、どうも気性面で難しいところがあるようです。前走はシャドーロール着用で挑み、勝負圏外のところからですが、上がり最速で5着争いには加わりました。乱ペースが予想されるここは後方から突っ込んできても。

オーバーザドリームの前走は時計の出にくい京都ダートでラスト4Fが50.0秒。レースレベルが高くなりすぎました。前々走はハイペースを先行して、ラスト2Fが13.1-12.9と加速ラップのなかでの勝利。1勝クラスで上の力はあります。出遅れ癖のあった馬ですが、近走は先行力を身につけているので、先行馬最上位として評価します。

人気薄濃厚のツインビスケッツからも流しておきたいと思います。

新潟7R ◎13.テンノメッセージ B評価
テンノメッセージの前走は敗因不明の惨敗。陣営も敗因が分からないと述べています。この手のタイプはあまり狙いたくないのですが、ノーザンファーム産の馬が休んで立て直し、というのなら人気面も踏まえて巻き返しに期待しても。
2戦目の走破時計が1.21.0。しかも逃げてラスト2Fを11.5-11.5と持続ラップでまとめての好時計で、素質を高く評価していた馬。この時のパフォーマンスからしても1600mより1400mの方が良いでしょう。最近は位置を取れていませんが、ハイペースや外枠など理由あり。前走が分からないだけです。
1勝クラスでは当然上位の馬。力ある馬は揃っていますが、先行型は少ないメンバー構成。ここは外枠から先行できそう。リーディング上位の騎手の少ない新潟で吉田隼人騎手鞍上というのも心強くあります。

京都7R ◎3.トラストエムシー A評価 ○1.チュウワダンス
トラストエムシーは新馬戦のラスト1Fが11.4秒。マイネルラウレアが破格の末脚で勝利したレースです。トラストエムシーは早めに外に出して押し上げていきましたが、その分、切れが鈍ったという印象です。その後は安定した成績を残して勝ち上がりました。前々走は8枠で外を回されるロスが響きました。前走はラスト2Fが22.6秒の余力ラップ戦で、伸びてはいるものの切れ負けしたという印象。十分通用する力はあるというのに、どうやらあまりバレていない模様。先行有利の京都内回り芝2000mで、この馬の先行力が活きるはず。余力ラップ該当の3歳馬はこの馬だけです。

チュウワダンスは3歳時の2戦目が余力ラップ戦。前々走は休み明け。外を回されたのも敗因でしょう。前走は控えて上がり最速と、力のあるところを見せました。前走はペースが流れて控えた面がありますが、ここは松山騎手がある程度出していく競馬をしてくれそうです。

新潟8R ◎3.ラブミーモナコ B評価 ○6.エランティス ▲10.スマイルアップ △4.オーロラアーク
ラブミーモナコは兵庫ジュニアグランプリ6着の指数面から1勝クラスでは通用するレベルにある馬です。クビ差5着エコロアイはすでに3勝クラスで3着があります。
その次走は出遅れから位置を取りましたが、超ハイペースで失速。
園田ではスタートで落馬。
小倉ダート1000mも600m通過33.7秒の超ハイペースを先行。割と無理して促しており、4角では手応えが微妙に。完全に止まるかと思いきや、0.7秒差の7着と粘っていました。
前走の笠松では、外枠から控える競馬。最後は砂の深い内を突いて2着。交流戦でしたが、ブルーノートやルールシェーバー、ビナホイアンなど、1勝クラスで末切れる馬が揃っていました。上がり幅の狭さからおそらくスローペースの切れ負けです。
土曜新潟ダートは内枠有利になっているはずで、ここは絶好の狙い目。エランティスのテンが速いと思いますが、インの番手で我慢できれば。

エランティスはテンの速さも能力も上位。ここは勝ち負けのはず。2頭で購入しておけば問題なさそうですが、スマイルアップも能力上位で押さえておいても。

穴ならオーロラアーク。陣営は「疲れが解消して前走以上の状態なのは確か」と前向きです。武士沢騎手が乗って出遅れることの多い馬なので、乗り替わりもプラスに働きそう。スタートを決めて、内をタイトに回ってこられれば。力さえ出せれば、1勝クラス上位の馬です。

京都8R ◎5.ビナホイアン B評価 ○6.リュクスドレフォン ▲8.レッツゴーローズ △1.ロードトラスト
ビナホイアンの前走は新潟8Rのラブミーモナコと同じ交流戦。おそらくスローペースでしたが、上がり最速を使って復調気配は伺えました。もう2年も前ですが、2歳時の未勝利勝ちが破格の強さ。1勝クラスで掲示板に来ている力はあるので、復調面に期待します。

リュクスドレフォンは未勝利勝ちが、直線での追い出しをかなり待つ余力十分の勝ち方。前走はスタートの躓きに、落鉄もあったそうです。外枠から先行できそうなここは巻き返せるはず。

レッツゴーローズは前々走で、余力ラップ多数の相手に2着。外枠から先行できそうなここは勝ち負けになりそう。

ロードトラストは未勝利勝ち圧勝の内容から地力上位ですが、3走前に内枠で揉まれて凡走しており、今回も最内枠。ここ2戦は勝負所での反応が悪く、たとえ強くても危険性が高いと考えて押さえまで。

京都9R 北國新聞杯 ◎13.ホウオウカブキ A評価 ○16.イーサンバーニング ▲3.ツウカイリアル △1.ダンツエスプリ
逃げ・先行型が揃い、ペースは流れそうな一戦です。先行有利傾向にある京都ダートですが、1900mとステイヤーコースであることも踏まえて差しが決まる一戦になると予想。

ホウオウカブキは前走のラップを高く評価。下りの3角に当たるL4部が速くなると阪神ダート1800mは先行馬が止まりやすくなります。このレースは12.1秒と速くなりながらも2番手から抜け出して楽勝。ラスト5Fのラップ推移が12.7-12.1-11.8-12.1-13.1でしたが、ラスト1F以外がかなり速く、ラスト4Fが49.1秒。終い止まっているのは抜け出した分と、厳しいラップになったからでしょう。延長は問題にしないと判断しています。ダートでは2戦ともに上がり最速で、差す競馬にも回れるはずの馬と考えて本命とします。

イーサンバーニングは力を付けました。ここ5戦中4戦で上がり最速。2400mでもしっかり脚を使えるほどスタミナがある馬で、ここも堅実に追い込んでくるはずです。

ツウカイリアルの前走は加速ラップになり、簡単には差せない展開に。終いはしっかり伸びています。ドゥラリアルの36.8秒の上がりは破格すぎただけで、ツウカイリアルも2勝クラスで足りる力を備えています。鳳雛ステークスとレパードステークスも差せないラップになっただけで、前々走はペースが流れて3着。今回は展開が向くでしょう。

ダンツエスプリは気性的に難しいという話なので最内枠がどうかですが、前々走の芝2000mではラスト5Fが58.5秒と速い流れを上がり最速で差し切り。2着シュタールヴィントも1勝クラスを勝ち上がり、3着以下には5馬身差を付けています。かつてないパフォーマンスで衝撃的。芝ではそれまで36秒台の上がりが精一杯でした。前々走から覚醒しているのでしょう。前走は過去最速の33.6秒の上がりは使っての殿負けで度外視。ダート戻りで人気もありませんが、前々走から強くなっていると考えればダートでも軽視はできません。

東京9R アイビーステークス ◎3.レガレイラ ※S評価 ○2.レディントン ▲6.ホウオウプロサンゲ
ダノンエアズロックの新馬戦に関しては、このブログで何度も言及してきました。時計的には優秀ですが、2歳戦で重要なのは余力。ダノンエアズロックはラスト4Fやラスト5Fが遅く、ラスト1Fも12.0秒とかかっています。マイルではどうか分かりませんが、おそらくは距離を試す意味でも1800mか2000mを使ってくると考えていました。思った通りです。レガレイラの2着ならありそうな相手ですが、見合わないオッズだろうと考えて軽視します。

レガレイラの新馬戦はラスト2Fが22.9秒。レガレイラ自身はラスト1Fを11秒台前半で駆けています。しかも抜群の手応えで、下したのは札幌2歳ステークスの覇者セットアップです。ここも楽に通過すると考えています。ダノンエアズロックと人気を分け合うだろうと思うのでS評価とします。

レディントンは新馬戦のラップこそ平凡も、34.6秒の上がりは次点に0.4秒差付けています。下した相手も好走している馬が多数で、コートリーバウとフイノマジワリが余力ラップ相当で走っています。基本はレガレイラとレディントンの馬連一点。

ホウオウプロサンゲは離れた3番手評価に。新馬戦はレコード決着でしたが、離れた4着。2戦目は外を回して上がり最速楽勝。この程度ならダノンエアズロックの方が強そうではありますが、外枠の方が良い今の馬場なら。

東京11R 富士ステークス ◎4.ソーヴァリアント A評価 ○10.キラーアビリティ ▲5.ジャスティンスカイ
マイル戦での超一流馬がいないメンバーで、ここは短縮馬の方が強いと判断しました。
ソーヴァリアントはスローからの瞬発戦で強い馬なので、4.5F目の中緩みからの瞬発戦になりやすいマイルは向く馬だと思います。
札幌芝2000mではラスト2Fを10.9-10.9という破格のラップで駆け抜けた馬。
当時から瞬発力は多少落ちているかもしれませんが、このメンバーなら。
チークピーシーズ着用で追走力補完&スローになりそうな展開面も向くでしょう。

キラーアビリティは大阪杯や京都記念がマイルに近いラップ。あのペースを追走できていたのだから追走面は問題ないと見ます。大阪杯に関しては外々を回されたロスも響きましたが、もう中距離では底が見えてきました。マイルのこのメンバーなら。

ジャスティンスカイは前走の敗因が謎ですが、東京マイルで1.32.0で走っている馬。人気落ちのようですが、さほど力量差のないメンバー。東京で見直してみたい馬です。

新潟12R ◎3.デアデルマーレ A評価 ○1.トーアスカーレット
デアデルマーレの前走は、最内枠だったので出していって止まるだろうと感じていました。出遅れ気味のスタートから出していく形になったので、ペース以上に負荷は大きかったはずです。1200mのここでもテンの速度上位ですし、短縮で高速ダートなら簡単に止まらないでしょう。巻き返せるであろう今回で買いたい馬です。

トーアスカーレットは休み明けの前走、内をタイトに回ってきて良い伸び脚でした。陣営は「もう少し前めなら」と述べていますが、高速ダートの最内枠ならそれが叶いそう。ここ2戦はスタートを決めているのも好印象です。

京都12R ◎13.ボナンザ A評価 ○12.フェズカズマ
先行馬が揃った一戦で、ここは差しが決まりそう。
ボナンザは3戦目で差す競馬に回って上がり最速をマークしており、差す競馬もできるであろうタイプ。近走は先行していますが、内枠で出さざるを得なかった側面もあります。外枠なら揉まれない競馬ができるので、控える形に回れるでしょう。先行するかもしれませんが、ペース判断に関しては川田騎手に任せておけば間違いありません。

フェズカズマは3走前から距離短縮。新馬戦を1200mで勝っている通り、今までは距離が長すぎたのでしょう。2.3走前は1000mで鋭い脚を使いましたが、1200mでも良い脚で伸びてきた前走は収穫。外枠もプラスで、差し馬として能力上位と評価します。人気面で予想を出すか迷っていたのですが、最終的には4番人気に落ち着いてくれそうです。

東京12R ◎8.エメリヨン A評価 ○7.ハリケーンリッジ ▲5.ランプシー
エメリヨンの新馬戦はラスト2Fが11.1-11.2。セイウンパシュートを差して、ココクレーターの追い込みを封じた内容から1勝クラスでは通用する馬です。2戦目は2400mで、3戦目のフラワーカップは不良馬場。カーネーションカップは余力ラップ該当馬が多数と相手も揃っていたことや、先行有利になったことが敗因でしょう。1800mでも外枠有利の馬場のはずです。今回は爪の不安で復帰が遅れたという話ですが、追い切りで大幅先着を何度も繰り返していて、不安よりも期待の方が先立ちます。

ハリケーンリッジの前走は内枠で、馬場の悪い部分を通されました。カーネーションカップは勝ったアンリーロードがローズステークス4着と力あるところを見せました。差してきたこの馬も当然強いはずです。

ランプシーの前走・中山芝1800m戦はラスト5Fが58.4秒とハイレベル。出遅れたトラマンダーレに先着はしていますし、このレースはブービーがヒシルリアン、殿がロードプレイヤーと強い馬ですら大敗しています。新馬戦が余力ラップ戦での勝利で、それ以降、崩れていません。ここも上位。

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