2023/10/15(日)「余力ラップ2.0」予想

※指数はグリーンチャンネルの「先週の結果分析」のものを用いています。過去1年半までの指数を用いています。
※評価は軸自信度になります。好走率・回収率ともにA>B>Cになっています。Sは1着まで自信あるという意味です。
※勝負レース表記は、全レースの予想が終わってから付ける予定です。

自著『「永遠の初心者を脱する!」ための競馬思考』・「余力ラップ」について触れていただいた山崎元様の記事掲載の『優駿』2023年8月号・「余力ラップ」私の記事が掲載された『競馬王』2023年7月号・10月号になります。

まえがき・馬場予想

こんばんは。
土曜は17R予想で、本命の複勝率が8頭。A評価とS評価しか出さなかったですが、A評価で複勝率50%あるので概ね、平均的でした。堅めが多くて回収率は低くなったのと、1.2着が1回ずつで3着6回はちょっと酷かったです。4着2回、5着1回と大きく崩れた馬は少なかったので良しとします。

土曜は張り切って「余力ラップ4歳馬を狙おう!」と思っていましたが、土曜はあまり良い馬がいませんでした(笑)日曜は良い馬がいることを願っています!

馬場予想。
東京競馬場は雨予報!
東京芝は降雨があると外枠差し有利傾向が強まりますね。先週の月曜が雨でしたが、外枠有利になっていました。差し有利とまではなっていなかったかもしれませんが、馬場の内側も荒れてきているので、やや差し有利と見て予想します。
東京ダートは含水率がかなり高くなりそう。おそらく不良馬場までは悪化しないはずなので、湿った東京ダートのセオリー通り、内枠差し有利と見て予想します。芝スタートの1600mだけは外枠有利かもしれません。

京都競馬場も雨!
京都芝は雨が降ると上がり差が出なくなって先行有利傾向が強まりやすいです。阪神芝と同じような形です。内枠先行有利を基本と見て予想します。
京都ダートは雨が降っても時計がかかるんですよね。春は1度だけ、雨で高速化したのですが、ちょっと意味が分かりませんでした。あれはイレギュラーと考えても良さそうです。

新潟芝は想定通り、外枠優勢でした。
明日は微妙な雨量なんですよね……。引き続き外枠で差せる馬を狙っておけば大きくは間違わないはず。
新潟ダートは多少雨が降ることで先行有利傾向が強まるはずです。土曜よりも気持ち、前有利と見ます。内枠も悪くないはずですが、枠は雨量で大きく左右されるので難しいところです。

では本日もどうぞよろしくお願いいたします!

余力ラップ該当馬一覧

※余力ラップ基準
該当馬には僅差負けを含みます。僅差負けの定義は、芝で0.3秒差以内、ダートで0.5秒差以内です。L1基準のみ0.2秒差以内で統一します。
基準をクリアしていても、僅差負けでないため漏れる場合があります。
古馬混合になりましたが、3歳馬、及び、今後出てくる2歳馬については全て載せる予定です。

2.3歳(芝)

L1L2L3L4L5
11.4秒以内
※距離不問
22.7秒以内
・1200mは3F通過35.2秒以内・1400mは3F通過35.5秒以内
上がり差で2位に0.5秒以上付けている45.9秒以内・1500m以上に限る
※距離が伸びれば伸びるほど評価できる
58.2秒以内・1500m以上に限る。
※距離が伸びれば伸びるほど評価できる

2.3歳(ダート)

L1L2L3L4
12.3秒以内
※距離不問
1150-1400mは24.3秒以内
1600m以上は24.6秒以内
※東京1400-1600mは多めに出て精度が下がるので他基準と合わせて確認する。
上がり差で2位に0.5秒以上付けている50.0秒以内(1700m以上)
東京ダート1600mは49.7秒以内

余力ラップ2歳馬

なし

余力ラップ3歳馬

新潟4R
8.コルデアニル
新潟6R
3.クリノグローリー
7.リチャ
新潟8R
10.イツモハラペコ
15.バトゥーキ
新潟9R 粟島特別
7.エイムインライフ
新潟10R 菅名岳特別
6.ルクスフロンティア
7.デルマオシダシ
新潟11R 信越ステークス
5.メイクアスナッチ
東京6R
4.メモリーグラス
12.ウォルラス
東京7R
5.ティムール
東京8R
11.メイショウコバト
12.リバートゥルー
東京10R テレビ静岡賞
4.ハチメンロッピ
東京11R オクトーバーステークス
7.グリューネグリーン
8.シルトホルン
東京12R 鷹巣山特別
2.ニシノライコウ
3.セフィロ
京都6R
1.オメガタキシード
2.パラディ
4.シゲルソロソロ
6.プメハナ
京都7R
7.グランデスフィーダ
8.ペプチドタイガー
京都10R 大原ステークス
1.コスモサガルマータ
京都11R 秋華賞
3.マラキナイア
4.コナコースト
6.リバティアイランド
7.マスクトディーヴァ
8.モリアーナ
9.ミシシッピテソーロ
11.キタウイング
13.ラヴェル
14.コンクシェル
15.ヒップホップソウル
京都12R 花背ステークス
3.テーオーリカード

余力ラップ4歳馬

新潟4R
7.カイザーレオン
新潟6R
1.アーバンデザイン
新潟7R
7.ウインエイムハイ
新潟8R
5.カリュウ
6.フィーカ
11.ベネロングポイント
新潟9R 粟島特別
15.モディカ
新潟10R 菅名岳特別
5.ヴィンテージボンド
東京6R
15.ベルウッドウズメ
東京8R
5.ボンクラージュ
9.フィフティシェビー
東京10R テレビ静岡賞
3.イグザルト
11.レオノーレ
東京11R オクトーバーステークス
1.ヤマニンサルバム
4.アライバル
13.マイネルクリソーラ
14.レッドランメルト
京都7R
6.メイショウタイゲイ
京都9R
4.テンダンス
6.テーオーサンドニ
10.ヴァモスロード
京都12R
13.コパノニコルソン

予想

東京1R ◎2.ノアスペシャル A評価 △1.3.5.6.7
道悪東京ダートは内から差せる馬有利ですが、ここはメンバーランクが低く、差せそうな馬があまり見当たりません。
ノアスペシャルの新馬戦はラスト2Fが12.4-12.7と減速幅の少ないレースで、ダントツの上がり36.3秒で差してきました。最後も伸びており、これなら1400mへの延長で更に良さが出そうです。
相手には内枠勢を中心にセレクト。
ユイノパチョレックとタリスマンはダート替わりで変わってきそうな血統。
ダイチジェムは前走でレース内容に大きな進展がありました。
マツシマとピュアケミストリーは1800mからの短縮に期待します。差せるような馬が少ないので、先行して粘り込めそうです。

新潟4R ◎8.コルデアニル A評価 ○7.カイザーレオン ▲9.スペシャリスト △5.アンノウンウォリア
新潟ダート2500mは施行数は少ないものの、外枠先行が圧倒的有利というデータが出ています。
コルデアニルは一度だけ使ったダート2400mの内容が優秀。ラスト4Fが49.0秒で余力ラップ基準をクリア。2400mで上がり36.9秒というのも非常に速く、ここでも下手な競馬はしないでしょう。
カイザーレオンの前走は内枠で終始揉まれる競馬に。1勝クラスでも大きくは負けていませんし、外枠替わり&3キロ減の永島まなみ騎手鞍上で今度は先行できそうです。
スペシャリストは2400mを使った前走で初勝利。今までとは違って控える競馬で結果を出せたのも収穫。今回も外枠で。
アンノウンウォリアは長丁場の常連ですが、ここ2走が僅差。ラスト4Fは前走・前々走が50.6秒、50.4秒と決してレベルが低かった訳ではありません。外から被されそうなところが不安ですが、実力を出せれば圏内でしょう。

新潟6R ◎7.リチャ A評価 ○3.クリノグローリー ▲1.アーバンデザイン
リチャは前走が想像以上に強い競馬で2着。ヴァナルガンドを交わしそうな競馬をするとまでは考えていませんでした。陣営は「休ませて良化していました」と述べています。その言葉通り、強くなっているのは間違いありません。前走はラスト4Fが49.9秒で、ラスト1Fが12.5秒。まだ余力のある2着で、ここも勝ち負けになるはずです。

クリノグローリーの前走はラスト1Fの急坂部分で失速しましたが、上位3頭が強い競馬をした面もあります。平坦新潟の1800mなら粘りが増すはずです。

アーバンデザインの前走は去勢明け初戦。休み明け3ヶ月だったので、まだ体ができていなかった可能性が大きいと考えています。陣営も「前走は急仕上げ気味」と述べています。追い切りの過程から4月に去勢したと思われますが、丁度、6ヶ月経過してホルモンバランスは整っているはず。今回は、前走で外したブリンカーを再着用で挑むので、勝負気配も違うはず。現級上位の実力はあるので、力を出せれば。

モズタンジロウは現級上位の力を持っている馬ですが、長期休養明けを2戦使って変わり身がありません。3戦目でそろそろかもしれませんが、差し脚質なので、前を捉えられるか微妙と考えて今回は軽視します。ヒルノデプラーツは前走で一変しましたが、不良馬場のレースでラスト1Fが14.1秒もかかったレース。良馬場で力が発揮できるかどうか、2番枠で揉まれる危険性が高いだろうとも考えており、ここは様子見したいと思います。

東京6R ◎4.メモリーグラス A評価 ○3.シュヴァルツリーベ ▲12.ウォルラス △7.13.15.16
内枠から差せる馬を中心視。
メモリーグラスはここを目標に乗り込んだという話です。東京ダート1300mでは安定していて、先行しつつ速い上がりを使えます。特に不良馬場だった3走前は34.9秒の上がりをマーク。道悪が予想される今回も安定して走ってくれるでしょう。

対抗にシュヴァルツリーベ。前々走の4着は、リバートゥルーに先着しており、非常に強いレースでした。前走がさっぱりだっただけに強調しにくいのですが、休み明けだったことが敗因でしょうか。今回はカイ食いが良くなり、思い通りにケイコを積めるようになったと陣営も前向きです。
この2頭が本線。

ウォルラスの前走は外に逃避してレースにならず。今回は左回りに替わることと、片ブリンカー着用で挑みます。同コースではダントツの上がりで未勝利を勝ち上がった馬です。速い上がりも使えるので、一変があっても。

ネバレチュゴーは現級上位。東京ダート1400mだとやや甘くなるので、1300mで。
ケンキョは前残りだった未勝利戦では、ラスト1Fで素晴らしい脚を使いました。次走は15番人気で2着でしたが、好走も納得です。出遅れ癖も近走はまともになっています。外枠のロスを防げれば。
ベルウッドウズメは力はあるのですが、安定感に欠けます。陣営も「掴みづらいタイプ」という話。全くの人気薄なら押さえておきたい存在です。
キュートハイカーは同コース得意で、道悪も得意としています。こちらも大外枠のロスを防げるようなら。

京都6R ◎7.ササヤキ A評価 ○2.パラディ ▲4.シゲルソロソロ △6.プメハナ ✕1.オメガタキシード
ササヤキの未勝利戦は出遅れてマクる競馬。マクってからペースアップしましたが、押し切りました。次走も出遅れましたが、メンバーの揃った世代限定戦で、しかもスローペース。差せないレースになりながらも6着は立派です。前走は京都ダートの重馬場でスタートを決めて好位から。世代限定戦で強い馬相手に4着ならここでは足りる馬です。改修後に特殊になった京都ダートで好走歴があるのも安心材料。

パラディは前走、疑ったのですが、3着に7馬身差を付けての圧勝で文句のつけようのない勝利でした。4走前に1800mで惨敗していますが、急坂での急失速。1700mではハイペースで逃げても止まらない馬で、平坦京都ならこなせるでしょう。

シゲルソロソロの前走はハイペースで、ラスト2Fが13.3-14.3と失速するレースに。その分の3着で悲観する内容ではありません。ここも先行して良い競馬をしてくれるはずです。

プメハナが少し怪しく、シゲルソロソロが失速したところで最後追い込んできました。ただ、余力ラップで勝利していた通り、やはり力はあったようで、フロックとは言えない好走でしょう。まだ人気にならないのなら4番手評価とします。

オメガタキシードは能力最上位だと思いますが、去勢明け初戦で怪しさ満載。追走力のなさも欠点で、京都ダートで差せるかどうか。少額、押さえておきます。

京都7R ◎12.ヴァンダービルト A評価 ○8.ペプチドタイガー ▲6.メイショウタイゲイ △7.グランデスフィーダ
とにかく京都ダートは先行馬が相当揃わない限りは差せるイメージがわきません。
ヴァンダービルトは新馬戦の時だけ走れば通用の器。2戦目は内枠で砂を被ってズルズルと後退したので今回の外枠はプラスでしょう。長期休養明けだった3戦目もスタートが悪くて揉まれてしまいました。前々走は芝1200mのハイペースで外枠。外々を回されながらも0.9秒差8着と、馬は仕上がっているように思います。前走はスタートを決めて先行できましたが、コンクシェルの先行馬を潰す逃げに巻き込まれての惨敗で度外視できます。ダート替わりで外枠から先行できるであろう今回は絶好の狙い目。芝で負けてきているので強さがさほどバレていません。

ペプチドタイガーは先行力があり、京都ダート1400mで好走している馬。川田騎手がしっかり先行させてくるだろうと思うので崩れるイメージはわきません。

メイショウタイゲイはダート中距離を使っていましたが、今回は1400mを使ってきました。芝のここ3戦も悪くない時計で走っています。先行力に不安が残りますが、上手く好位を取れれば。

グランデスフィーダは前走、ペプチドタイガーと同タイム。先行力もあります。上位と力差はないはず。ここは4番手評価とします。

新潟8R ◎11.ベネロングポイント A評価 ○10.イツモハラペコ ▲3.アイファースキャン △2.5.6.15
ベネロングポイントは前走、初の1200mでしたが、内枠から先行。ラスト2Fは12.3-12.3と全く止まっていません。距離短縮はハマったと見て良さそうです。今回は外枠から位置を取っていけそう。崩れる危険性は低いと見て本命とします。

イツモハラペコは前走が初のダート1200m。内枠から出していくことを期待しましたが、鞍上が行く気を見せず。それでも良い位置で競馬はできました。陣営によれば、「前走後からハミ掛かりが良化し短距離志向が強くなっています」と前向きなコメント。芝1200mでも先行したことのある馬で、芝スタートの外枠なら前走よりは位置は取れるでしょう。スムーズな競馬ができれば。

アイファースキャンは1000mだと脚を余すような競馬になってしまうので、1200mの方が良い馬。位置を取れて、終いもしっかりしているのでなかなか崩れない馬です。前走は逃げ馬が揃った中でも逃げて圧勝。揉まれても問題のない馬なので、3番枠でも。

相手には余力ラップとして能力を評価している3.5.6.15まで。

東京8R ◎12.リバートゥルー A評価 ○11.メイショウコバト ▲9.フィフティシェビー △3.マブストーク
土曜の東京ダートは差しがよく決まっていましたが、雨が降ることで上がり差が出るようになり、速い上がりを使える差し馬がより有利になります(不良馬場まで悪化すると、先行馬も速い上がりを使えて前有利になりやすい)。
本命はリバートゥルー。新馬戦の時から、凄まじい上がり性能を備えた馬だと感じていましたが、前々走は重馬場になり、末脚に磨きがかかりました。その上がりは何と33.9秒。レースはスローペースで先行馬有利になったというのに、破格の上がりで差し切りました。前走のレパードステークスは新潟が向きませんでした。新潟はコーナー角がキツいため、L3部でラップが緩みやすいのが特徴。ここで押し上げていけないため、先行馬有利になりやすくなっています。最後方から上がり2位の脚を使ったことだけ評価しておけば良いでしょう。東京なら巻き返せると見て本命を打ちます。

メイショウコバトも鋭い脚を使える馬。4走前は最後に挟まれる不利があっての敗戦。このレースを除けば、ダートで崩れていません。有利な外枠を引けたので、今回も崩れる危険性は低いでしょう。

フィフティシェビーは出遅れ癖のある馬ですが、ここ2戦は比較的まともに出ています。ここ2戦は休み明けでしたが、今回は意欲の連闘策。前走は良馬場だというのにラスト2Fが11.7-11.9と速くなり、物理的に差せない展開になってしまいました。衰えはありません。1600mの道悪の方が差しやすい展開になってくれるでしょう。

マブストークは休み明けですが、休み明けの方が好成績を残している馬。速い上がりを使える馬で、自分の分は走ってくるのではないでしょうか。内枠と出遅れ癖が気になるので連下評価まで。

新潟9R 粟島特別 ◎12.ホーリーエンブレム A評価 ○13.パールテソーロ ▲17.ホウオウバーナード △3.7.9.11.15.16
外枠から速い上がりを使える馬を重視。
ホーリーエンブレムは33秒台の上がりを使える馬で、上がり性能はナンバー1。前走は敗因がイマイチ掴めませんが、最後は全く追っておらず、度外視しても良い一戦です。それ以前はずっと安定して速い上がりを使っています。前走だけで人気落ちするようなら俄然買いです。

パールテソーロは先行しつつ速い上がりを使える馬。前々走はスタート後にゴチャ付いて位置を悪くしました。前走は逃げたものの、初角で外を回りながら逃げる負荷のかかる逃げになりました。新潟外回りでゆっくりと逃げられれば巻き返せるはず。

ホウオウバーナードは馬場問わず上位の上がりを使える馬です。

新潟10R 菅名岳特別 ◎6.ルクスフロンティア A評価 ○7.デルマオシダシ
レパードステークス3着のルクスフロンティアは時計面も優秀で、前走のラスト2Fの12.0-12.4も余力十分。ここも逃げられるメンバー構成で、崩れる危険性は低いでしょう。

デルマオシダシはなかなか面白い馬。勝った未勝利と1勝クラスは共に超スローからの加速ラップを先行抜け出し。時計面で2勝クラスで足りるかは分かりませんが、ここもルクスフロンティアの外から付いていけそうな隊列になりそうで、展開としては恵まれるはずです。

東京10R テレビ静岡賞 ◎3.イグザルト A評価 ○1.スプラウティング ▲4.ハチメンロッピ
東京ダートは内枠差し馬徹底狙い。特に3勝クラスともなれば、差しが届きやすくなります。
イグザルトは上がり性能上位ですが、ここ2戦は東京ダートのやや重で外枠だった分、有利な内枠勢に破れたという印象です。今回は内枠替わりですが、東京ダートの内枠では4.6.8走前で馬券内。今回は圏内に届くと見ます。3歳時に余力ラップで勝利している馬。ダートは古馬上位の構造なので、成長度も込みで上位の存在だと見ます。

スプラウティングは絶好の最内枠。4走前は内枠でイグザルトに先着しています。上がり性能の差で対抗まで。

ハチメンロッピは抜群の上がり性能を持った3歳馬。前走同様、内枠から差せる展開になりそうで、堅実に追い込んでくるでしょう。

ウナギノボリやシャンブルも強い馬ですが、今回は外枠なので多少軽視します。

京都10R 大原ステークス ◎1.コスモサガルマータ A評価 ○7.ゴールドエクリプス
コスモサガルマータはセントライト記念で期待していた馬ですが、まさかの殿負け。陣営は中山のコース形態が合わなかったと述べています。ワンターンでは崩れていない馬なので、改めて期待します。

ゴールドエクリプスは京都芝1800mで2.1着と好走。小倉記念は前残りの展開で差してきており、力も付けています。

新潟11R 信越ステークス ◎3.ロンドンプラン A評価 △7.8.11.15
ロンドンプランは前走で想像以上に位置を取れました。あの競馬ができるならここでも位置は悪くしないでしょうし、高い上がり性能からも1400mに延長はプラスと見ます。
この馬を軸に据えて、あとは外枠の差せる馬へ。

東京11R オクトーバーステークス ◎2.キングストンボーイ A評価 ○1.ヤマニンサルバム ▲6.テーオーソラネル △8.シルトホルン
キングストンボーイは追走力に課題の残る馬。前走も通過順こそ11-10ですが、1000m通過58.5秒の超ハイペースを中団から運べており、直線では「来た!」と思わせるほどの見せ場あり。内容には進展が伺えました。
周知の通り、東京芝2000mは内枠有利のコースのため、2番枠からなら案外位置が取れるかもしれません。ムラッ気のあるタイプですが、ここはあっと言わせる好走を見せてくれるかもしれません。

内枠先行有利のコースのため、ヤマニンサルバムを相手に。白富士ステークスは2番枠からイマイチ位置を取れませんでしたが、3着と好走しました。その後はひと息も、枠順や馬場にも恵まれていません。改めて。

テーオーソラネルの前走・七夕賞はバトルボーンのような強い先行馬でも残せなかったレース。福島芝2000mは先行馬にとって鬼門です。逃げ差し自在の競馬で3連勝ですが、基本的には先行してくる馬。速い上がりにも対応できるので東京でも期待します。

シルトホルンは距離が長いだろうと感じていたセントライト記念で案外粘りました。2000mならこなせるだろうと前走で分かりました。高い先行力を活かせれば。

京都11R 秋華賞 ◎6.リバティアイランド A評価 ○14.コンクシェル ▲8.モリアーナ △7.マスクトディーヴァ
リバティアイランドについては多く語ることもないでしょう。距離面で多少不安があったオークスのラスト2Fは11.6-11.5と加速ラップに。2.23.1という走破時計ですでに優秀ですが、まだ時計を縮められる余力があります。日曜の朝5時まで雨がかなり降る予報ですが、改修後の京都競馬場は水はけはかなり良く、レースまでにはかなり乾くはずです。6番枠と好枠も引けたことですし、ここは三冠達成を見届けるレースになるでしょう。

コンクシェルは2.3走前、かなりのハイペースで逃げての押し切り。前走に関しては外枠で行ききれず、1000m通過も57.3秒という超ハイペース。惨敗は仕方ありません。
先行馬を潰すタイプの逃げ馬に成長してきました。ヒップホップソウルやピピオラ、ソレイユヴィータ辺りのテンが速いですが、それらより内を引けたのは好材料。最内枠のフェステスバントを交わして逃げられるかどうかがカギです。多少は雨の影響が残るはずですが、母父がガリレオという血統面も心強いところ。2000mに延びるのは不安材料ですが、逃げて残す可能性は十分あると考えます。

コンクシェルが先行馬を潰す逃げを打ってくれるなら、差し・追い込み馬が台頭するはず。モリアーナは今まで武藤雅騎手が乗ってイマイチな競馬を続けていましたが、NHKマイルカップから横山典弘騎手に乗り替わってから追い込む競馬で力を出せています。特に前走は、とても届かないだろうという位置からの差し切りで相当強い内容でした。大金星まであるかもしれません。

マスクトディーヴァはローズステークスのレコード勝ちが衝撃的。多少は雨の影響が残ろうだろう点も、重馬場の新馬戦を圧勝した内容からプラスに働くでしょう。

新潟12R ◎7.アネモス A評価 ○4.パワポケビー ▲1.グッドロマンス △12.アルバリーニョ
アネモスは世代限定の1200mで行ききれなかった馬。ハイペースになる世代限定のダート1200mを使って負けた馬は、古馬混合戦での穴パターンだと考えています。混合戦になってからは芝1200とダート1000mを使っています。芝で行ききるスピードがあることからも、芝スタートのこのコースはプラスに働きそうです。強い馬が自分の競馬をできなかっただけで人気落ち。これは狙い目でしょう。

パワポケビーはもう本物。前々走のラップ・タイムですでに疑う面もありませんでしたが、前走は逃げてあわやの2着。3着には4馬身差を付けています。今回、被される危険性も考えましたが、ずっと速いペースで逃げてきています。4キロ減もあり、揉まれて終わるような競馬は避けてくるはずですが、アネモスが速いだけに危険性を考慮に入れて対抗まで。

グッドロマンスは世代限定のダート1200mでは、600m通過33.1秒の超ハイペースを先行して4着に残しています。むしろ1400に延ばして負けた馬。陣営は「1400mは少し長かった」と述べています。1200m&3キロ減で改めて。

外から被せてきそうなのがアルバリーニョですが、1400mからの短縮で、ダート1200mは初めて。今までのテンの速さを見ても被せ切るほどのスピードはありませんが、番手からは運べそうなメンバーと枠の並び。1200mで改めて。

東京12R 鷹ノ巣山特別 ◎11.ヴルカーノ A評価 ○3.セフィロ ▲4.ディオスバリエンテ △1.2.6.8.14
テンの遅い逃げ馬のグラニットの出方が難しいところ。前走は速い馬が揃って逃げられないだろうと感じていました。実際に逃げられませんでしたが、番手からの競馬で崩れませんでした。内田博幸騎手に乗り替わっての出方が分かりませんが、前走で逃げなくても競馬ができると分かった以上、無理な逃げはしないのではないでしょうか。

いずれにしてもグラニットの出方を見ながら運べる外枠勢が良さそう。ブルカーノは先行しつつ33秒台の上がりを使える馬。東京マイルではずっと崩れておらず、枠の面からも軸に最適でしょう。

内枠勢は競馬がしにくいと思いますが、先行してくるセフィロ、ディオスバリエンテを2.3番手に推奨します。どちらも能力確か。セフィロは未勝利戦のラスト1Fを11.4秒でまとめていて東京は問題ありません。ディオスバリエンテの前走はスローペースだというのに後ろからになりました。それでも32.6秒の上がりで差してきており、ここでもしっかり走ってくるはずです。

他、先行して残せそうな馬に、差して来られる馬もカバーします。混戦なので手広く流しても配当は取れます。

京都12R 花背ステークス ◎13.コパノニコルソン A評価 ○8.サンライズシェリー ▲3.テーオーリカード △5.ラズルダズル
コパノニコルソンの前走は、スピードの出ている初角で大きく外を回す羽目になり、その不利が大きくての惨敗です。ここは内枠勢がすんなり先行して隊列を決めてしまいそうなので、前走である程度出せていけたのはプラス。そう位置を悪くはしないでしょう。先行勢の後ろ辺りに付けられれば、差し切るだけの上がり性能を持っています。前走の不利が大きかったことから、次走では本命を打とうと決めていた馬。改修後の京都ダート1800mで外枠と、良いところを引けました。ここは決めてほしいところです。

サンライズシェリーは揉まれる競馬が良くないのですが、今回は外から被せる側に回れる好枠。内の逃げ・先行馬を行かせての外を通れそうで、巻き返す可能性は十分。

テーオーリカードの前走はミトノオーペースを追走して潰されてしまいました。連勝時の内容から、スムーズに逃げられれば違うはずですが、今回は楽に行けそうなメンバーで。

ラズルダズルは前走で完全復活。前残りの競馬を外からマクって4着。負けて強しの内容でした。

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