マイルチャンピオンシップ2019 回顧 枠と位置取りの差が……

ラップ12.4 – 11.1 – 11.5 – 12.1 – 11.7 – 11.6 – 11.2 – 11.7
ペース12.4 – 23.5 – 35.0 – 47.1 – 58.8 – 70.4 – 81.6 – 93.3 (35.0-34.5)

※スマホからの場合、左右にスクロールして見ることが可能です。

レース回顧

予想はこちらから。

 スタート。タイムトリップ、ダノンキングリー、ペルシアンナイト、レッドオルガ辺りが出遅れ。ダノンキングリーはすぐにリカバリーできました。カテドラルは自然と後方へ。
 逃げたのはマイスタイル。グァンチャーレはすぐに控えましたね。
 前後半47.2-45.8なので、完全なスローになりました。
 京都の馬場が直前になっても非常に分かりにくかったです。外差し馬場になっているように映りました。が、予想欄に書いた通り、スローだと外回すロスが発生。結果、外差しは届かないレースになりました。それを込みにしても最内は悪かったんでしょう。直線の最後は最内がら空きでした。
 逃げたマイスタイルは四角回ってやや外へ。ダノンキングリーは空いた内突くしかなくて結果的に不運な枠になった印象です。

 また、四角で外通った馬は全滅ほとんどノーカウントで良いと思います。これらの馬は次走人気落とすだろうから注目です。

 ▲クリノガウディーに注目して見ていましたが、伸びそうな手応えながら7着。あの馬が通ったコースでも外すぎたように感じました。
 ◎ダノンプレミアムは四角でクリノの一頭分内を通って上がっていき、直線外へ。結果的に完敗の2着だったので、差は詰められたかもしれませんが、コース取り云々は言えないでしょう。

 馬場で特筆すべきことがもう一点。
 本日、オルフェーヴル産駒が3勝、インディチャンプでステイゴールド産駒1勝、他にはそれぞれ、ルーラーシップ産駒、キンシャサノキセキ産駒、キズナ産駒が1勝ずつですから、かなりパワーの要る馬場になったのだと思います。
 馬場が読みにくかったのも、これが一因だったのかなと。
 完全に盲点でした。次回に活かします。

 パトロールビデオを見る限り、どの馬も大きな不利はなかったように思います。

 インディチャンプはラップ構成が向かないと思い軽視しましたが、馬場が向き、位置取り、進路取りも完璧に映りました。道中内で、直線入ってすぐ外へ。もちろん、能力の高さがなければ勝てません。あのポジションを取った時に「あ、やられたかな」と感じました。おみそれいたしました。

 ダノンプレミアムは力は示した2着。インディチャンプが枠を活かした上手な競馬をしたこと、ディープインパクト産駒向きの馬場にならなかったことが敗因かと思います。

 ペルシアンナイトはこのレースのリピーターでも分かるように元々瞬発戦タイプ。スローでかかっていましたが、馬場の真ん中辺りから上がり2位の脚で差してきました。
 ここ2走は着差もそうなかったので、簡単に軽視しすぎたと反省です。大阪杯、可哀想な不利のあった安田記念を除けば堅実でした。先週のクロコスミア同様3年連続馬券絡みはお見事。
 ハービンジャー産駒で馬場も丁度良かったのかなと。

 マイスタイルはこれだけのマイペースで逃げられればこれくらいはやれるでしょう。

 ダノンキングリーは最内枠でしょう。下げる訳にもいかないので、最内を回るしかなかった。

 6着カテドラルが上がり最速。
 スローからの瞬発力勝負なら強いです。外に出さなかったのも好判断。
 しかし展開待ちな面があるので、今後も買いにくい印象です。ハーツクライ産駒らしく、古馬になって脚質に幅が出れば安定感が出るでしょう。

 7着が▲クリノガウディー。
 正直、もう少しロスなく乗って欲しかったなと思います。外から伸びかけてはいるんですよね……。

 8着が○グァンチャーレ。正直、こちらが逃げて欲しかったなと。直線、馬場の悪い内を通ることになったので。それでも0.8秒差の完敗です。

 以下は中団より後ろに付けたり、大外回した馬ばかり(フィアーノロマーノ除く)。
 ×モズアスコットも大外回ってロス大きかったです。
 アルアインはプラス10キロでどうしたんでしょう。やや出負け気味で押していましたが、位置取りが悪すぎです。

 枠や位置取りの差が大きく出たマイルチャンピオンシップでした。