武蔵野ステークス2020 レース回顧

ラップタイム
200m400m600m800m1000m1200m1400m1600m
12.223.034.246.158.61:10.61:22.71:35.0
12.210.811.211.912.512.012.112.3
※スマホからの場合、左右にスクロールして見ることが可能です。
指数

タイムランク:C
メンバーランク:C
勝ち馬指数:99
馬場差:-0.7

レース回顧

予想へ

まず、ラップから。
前後半46.1-48.9で、2.8秒という大きな前傾ラップに。
参考までに、今年のフェブラリーステークスが46.4-48.8の2.4秒の前傾で前の組は失速。前で唯一残ったのがタイムフライヤー。
昨年の武蔵野ステークスが46.5-48.1の1.6秒前傾で、これでも前の組は失速。前で唯一残ったのがサンライズノヴァ。
展開不向きで残れる馬はやはり実力馬なのだということが分かる。
※ちなみに、2015年武蔵野ステークス(勝ち馬:ノンコノユメ)も2.5秒の前傾だったが雨の影響で前も残れるレースになった模様。

とにかく、このペースで前に行ったレピアーウィット、三歳の二騎デュードヴァンとケンシンコウはこの時点で終わり。
特に、三歳馬は指数が足りないと評して無印にしたが、今回の騎乗は非常に勿体ない。
二頭とも後ろからも行けるタイプなのにこのハイペースを前で付き合ってしまった。こういうハイペースの時こそ、三歳馬がどこまで指数の上積みが可能なのか見極められる良いレースだと思うが、これでは強いのか弱いのか分からない。出せる指数以下のものしか今回出せなかった。
今回は参考外で良い。

勝ったサンライズノヴァは初めから大外狙い。正解だっただろう。
指数は99。
距離は違えどもプロキオンステークスも指数は100。
展開関係なく安定して中央重賞で95以上出せる馬で、追い込み馬でも今後も馬券からは切りにくい。

対照的だったのが4着ワンダーリーデル
昨年の再現を狙おうとしたのか、道中は最内に。
結局、直線外にスムーズに出せず、相当なロスになってしまった。
大外に進路を確保した時にはもうサンライズノヴァはスピードに乗って前を交わす勢いだった。
ノリがキレイに勝とうとしたのだろうが、失敗したという印象。
内枠でもなく、能力が足りていない訳でもないのだから、初めから外狙いの競馬をしてほしかった。そうすれば、2着はあったのではないか。

2着ソリストサンダー
前走の福島民友カップの指数が92。ここでも買えないことはないが、手が回らなかった。今回のように展開さえ向けばこの98の指数でも走れたということだろう。
指数をぐんぐんと上げてきている5歳馬。フロックではなく、本格化したのだと見たい。

3着エアスピネル
「湿った馬場の方が良い」というユタカのコメントもあり、簡単に馬券からは消したが、プロキオンステークスではサンライズノヴァと0.3秒差の2着で指数は97。
今回もまたサンライズノヴァと0.3秒差で、指数は96。
このくらいはやれるのだろう。
湿らなくても芝スタート、広くて時計の出やすい東京コースも向いたはず。
ただし、ポジションが3角7番手で、これは展開やや不利だったというのはある。
同じく3角7番手だったタイムフライヤーの方がペースを読んだのか、4角で8番手と追い出しを控えた一方で、こちらは4角6番手と強気に早めに仕掛けていった。
結局、タイムフライヤーを0.1秒差凌ぐことになった。
ダートでも上位にはある。
あとは2ターンの1700、1800mのコースをこなせるかが鍵となりそう。

5着タイムフライヤー
エアスピネルの頁で書いたように、この馬も展開不利に含んで良いだろう。
とにかく、展開不利の多い馬。
昨年のエルムステークス、シリウスステークス、今年のフェブラリーステークスと今回がそう。
あとは予想の方にも書いた通り、ダートでもスタミナがそうないタイプで、タフな中山ダート1800mは向かない。
これらを除けば、ダートで【2.1.0.1】なのだから優秀。
着外は昨年のチャンピオンズカップだが、これが8着でも相当優秀な指数(G1で109)なのはきちんと覚えておきたい。

6着メイショウワザシ
シリウスステークスの予想の頁に「メイショウワザシは簡単に崩れる先行馬ではない」と書いたが、前の馬が崩れたシリウスステークス、そして今回と、どちらも展開不利にも関わらず崩れていない。
展開さえ向けば、そこそこやれるのだが、向いたとしても上積みがそうないタイプ。
とにかく、簡単にはバテないのでやはりタフなコース向きではあるだろう。

7着モズアスコット
斤量、という横山武のコメントが出ている。