2021年1月中央競馬・馬券収支

※筆者は馬券購入に当たって、IPAT以外にJRAダイレクト(クレジットカード決済)も利用しています。JRAダイレクトの収支はA-patの収支画面に反映されないこと、また、芝・ダート別など、細かく収支を見てもらいたいことから、Targetの収支画像を載せています。
※本コーナーは、年回収率で(おそらく)1度も100%を超えたことのない男が100%を目指すという旅程で、まずはその過程を楽しんでいただきたい、と思っています。その達成は目標ですが、見せ場はあくまで試行錯誤している姿のつもりです。嘘偽りのない、ありのままの成績を載せておりますのでご安心ください。

まぐ
今年こそは回収率100%を達成する!

筆者は昨年まで重賞をメインに予想・購入していました。
重賞をメインにした理由は、単に時間の都合、馬の情報を得やすい、変な状態で出走してくる確率が少ない、読者需要が高い、等の理由があります。
が、そこで問題が生じてきました。

大して予想もしていない平場を無駄に買って勝てない!回収率が下がる!
買いたくなくても、時間があるのでどうしても買ってしまう!

その解決策はもちろん一つですよね。

平場を真剣に予想する!

馬券での勝利には、精神力、が大切だと思っています。
買ってはいけないレースを見送る、というのがその一つでしょう。
筆者は勝利への貪欲さに欠けているというのもあるため、その精神力を身につけることが出来ない。
ならば「買う」という選択肢をチョイスするしかない!

という訳で、今年もひと月が経過しました。

その成績をどうぞ!

2021年1月トータルの馬券成績

回収率76.7%はまだしも、収支-101200円だとぉ!

マイナス10万円は痛い!
筆者の資力では、ひと月で負けて良い金額では断じてありません。
これは2、3年前の1年トータルでの負けに匹敵する額です。

他人の不幸は蜜の味
今年も負け確ザマァ

という声が聞こえてきそうです。が……

まぐ
ああ、これ、今年勝てますね……

と、ひと月で筆者には心の余裕さえ出来ました。
どういうことかと言えば、芝・ダート別の成績をご覧ください。

まずは芝。

2021年1月芝のみの馬券成績

続いてダート。

2021年1月ダートのみの馬券成績

芝の回収率13.5%はいくらなんでも酷い……。
1月の中山、中京は、特に重賞が難解でした。
まず失敗の一つは、

重賞をメインに買っていた昨年と同じ気分でいたため、難解な重賞にあまりにも金を賭けすぎた!

というのが挙げられます。
実際、重賞が負けの半数以上を占めています。

2021年1月重賞のみの馬券成績

(にしたって重賞で買いすぎな気がするけど……。昨年12月、予算オーバーな買い方をしまくっていた時の年末気分のままでいたかな……)

マイナス63400円、回収率28.5%。
重賞11R中、的中はダートの根岸ステークス、ワンダーリーデルとタイムフライヤーのワイド1000円のみ!

重賞に関しては、途中から「今年は平場も重点的に購入しているので、昨年までのように難解な重賞で無理に勝負する必要はない」と思い、資金を控えるようになりました。

重賞での大敗は2月以降避けられそうです。

芝の回収率アップに関しては今後の課題にします。

それよりも……

まぐ
ドル箱は回収率128.7%のダートです!

実は筆者、もうかれこれ10年前くらいになるでしょうか、ダートだけなら馬券で勝てるのでは、と思ったことがあります。
その時に「上がりだけの勝負になることが多い芝よりも、ダートはスピード指数が機能する」と学びました。
ダートは基本的に前傾ラップの我慢比べになり、全馬が持っている力(タイム)を出し切りやすいですからね。

その時に導入したのが、Victory Roadというサイトで無料配布している「先週の結果分析」のTargetのデータです。

※「先週の結果分析」とは、各レースのスピード指数を出しているグリーンチャンネルの番組です。
※Targetとは、JRA-VAN データラボ が提供している中でも最も人気の高い予想支援ソフトです。おそらく、馬券で勝っている人で導入していない人はいないだろう、とも言えるくらい有能なソフトで、筆者も馬券に本気の人には絶対に導入を勧めます。これ抜きの予想は考えられません。

数多くあるスピード指数の中で「先週の結果分析」のものを選んだ理由は、単に無料でTargetのデータが手に入るからです。
加えて、他のところが出しているスピード指数を見ても、どこもそこまで大きな差はない、という理由もあります。また「先週の結果分析」は出している数値が単純明快です。公開している馬場差と基準タイム、走破タイムから算出しており、スローの時はペース補正が入るだけで「どうしてこういう数値になるのか?」という疑問に悩まされることがありません。JRAのグリーンチャンネルが公開しているだけあって、馬場差や基準タイムにも変な数値は出さないだろうという安心感もありますね。

話は戻りますが、データさえ入手すれば、Targetでどの馬がどういうスピード指数を持っているか、すぐに把握することが出来ます。
タイムランクという項目があり、様々な条件別に絞って表示させられます。
以下のような画面。期間・場所・距離・馬場状態・脚質等の項目があります。

2021年シルクロードステークスのタイムランク

話がだいぶ逸れてきましたが……。
当時と今の違うところは、スピード指数の扱い方です。
昔は中山ダートはタフ、東京ダートは時計が出やすい、ということも、距離短縮が競馬において相当有利、ということも分かっていませんでした。

これが分かるだけでも、東京ダートで中山ダートの指数を鵜呑みにするだとか、1400mで1200mの指数を鵜呑みにするだとか、そういう失態を防げます。

1月に本格的に馬券購入して分かってきたことは、指数がきちんと機能する開催とそうでない開催があるということです。
これはブログのおかげです。
きちんとレース回顧をして、場別成績も見るようになったから気づけました。

以下、1月のダートの場別成績を出していきます。

まずは「指数が機能しない開催」だった中京ダートから。

2021年1月、中京ダートのみの成績

今開催だけなのか、他の開催でもそうなのかは分かりませんが、中京ダートは指数が機能しにくかったです。
凍結防止剤の影響なのか、単に冬場で砂が重いせいなのか、ダート馬の中でもタフでバテにくいはずの馬があっさりバテたり、不可解なことが多かった。それなら、と穴狙いもしましたが、それもなかなか来ず、悲惨な成績に……。これがあってもダートは回収率プラスですからね。
他の競馬場は指数が概ね機能しました。

中山ダート。

2021年1月、中山ダートのみの成績

小倉ダート。

2021年1月、小倉ダートのみの成績

東京ダート。

2021年1月、東京ダートのみの成績

ここから更に絞ることも出来ます。
中山ダート・小倉ダートでも短距離はマイナス収支です(中山1200m、小倉1000m)。
東京ダートはまだ1週間のみですが、1400m、1600m、2100m、どれもプラス。

小倉ダート1000mは指数をほぼ見ていません。逃げ馬圧倒的有利なコースなので、逃げられるだろう馬を探しているからです。穴が続出しているので、現状、その方針で正解だと思っています。

中山ダート1200mの方は的中率33.3%と悪くないのでまだ何とも言えませんが、パッと見る限り、謎な馬も来ており、短距離のため紛れがあるのかもしれません。

まだひと月だけのため、中京以外のダートの好成績が続くか不明なのは承知ですが、これならダートの買いやすいレースだけ買っていれば……、という手応えを得ました。

娯楽でもある競馬でそんな買い方はしないし出来ませんが、ダート中心にもう少し機械的に資金を投入しようと決めました。
複勝よりも単勝の方が現状、圧倒的に効率が良いので、単勝中心。
単勝は30倍を1回当てれば、単純に29回外しても元が取れる勘定なのに、人気のない単勝の購入額を減らしているため、そうなっていないのは非常に勿体ないなと感じています。単勝の額は均等買い、そして、二点買いもありだな、と。
加えて、ワイドを点数を絞って、という感じでしょうか。

他に注目したいのが、今のところ、小倉芝1200m。
小倉はすぐに外差し馬場になるんですよね。
中距離なら道中、外に出しやすいですが、1200mにもなると物理的に内枠から外には出しにくい。
昨年もそれを狙って外枠ばかり買っていたのですが、これがなかなか当たらない当たらない……。おそらく、トラックバイアスの影響が大きすぎて、馬の能力というのがほとんど影響してこないのだろうと感じています。そのくらい謎の大穴が多すぎる。

先日発見したのですが、Targetには「馬券シミュレーション」という機能があります。
ここで「小倉芝1200m 新馬・未勝利戦以外(力の差が出やすい条件を排除) 良馬場以外(前半のペースがそう変わらないにもかかわらず、上がりがかかって差し決まりやすいと想定) 15頭立て以上(少頭数ではトラックバイアスの差が出にくいと想定)」という条件で、2010年1月まで遡り、9~18番の馬連BOXで購入した場合の成績です。

該当レース数が74レースしかないのは物足りないですが、開幕週で内有利等の日も全部含めて、的中率25.7%、回収率122.6%もあります。
ちなみに三連複だと的中率は10.8%と下がりますが、回収率は163.3%と上がります。

単に競馬場だけ変えて回収率を出してみます。
京都 54.9%
阪神 61.4%
中京 41.7%
中山 85.5%
新潟 57.3%
福島 228.2%
函館 40.9%
札幌 18.2%

やはり極端な外差し馬場になりやすい小倉、福島の回収率が高いようです。
買い目を1~9番の馬連BOXに変えたら回収率は大幅マイナスになるので、小倉・福島の外差し馬場の時の外枠BOXは効率が良いのだと思います。
外差し馬場の時に限って買えば、まあまずもっと回収率アップするはず。

ちなみに新馬・未勝利戦を含めた場合、2010年まで遡るとマイナスになりますが、2015年までならプラス。新馬・未勝利はおそらく、力量差、の問題かなと。

丁度、小倉は次、天気が下り坂のようなので、馬連の外枠BOX、おそらく試してみると思います。
この作戦、的中率が単純に25%前後あり、資金が回らなくなるのを防ぎやすい。

まぐ
まだ一ヶ月なのにこんなに余裕ぶって大丈夫かな……
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