8/8　好走期待馬

※指数はグリーンチャンネルの「先週の結果分析」のものを用いています。過去1年半までの指数を用いています。
※軸自信度は、赤枠がA、黄色枠がB、青枠がC、緑枠が、勝ちまで自信あるS、となります。
※筆者の言うペースは、前が残るかどうかの目安となるペースであり、前傾か後傾かを意味しません。前が苦しくなるペースをハイ、前が楽なペースをスロー、中間をミドル、としています。
※馬三郎の前日オッズを参考に、期待値込みで予想しています。今年の成績を振り返った時、その方が圧倒的に割に合うと判断したためです。そのため、当日のオッズを見て本命を変えることがありますのでご了承ください。

土曜の好走期待馬を挙げませんでしたが、展開がどうなるか分からないレース、信頼しても良いものかと頭を悩ませる馬、が多く、加えてメンバーも夏競馬が続いて似たりよったりのメンバーが集まって魅力を感じられませんでした。

結果、見送って正解だったと思います。
もし買っていても的中していたと思われるのは、函館10Rのショウリノカンパイの複勝だけ、でした。
函館8Rのエレガントチャームも迷っていましたが、単勝7.1倍は渋い……。結果、相手荒れて複勝で280円なら美味しかったですが、あくまで結果論でしかありません。

具合悪くてほとんど寝ていたのですが、新潟の最終だけ賭けてみました。
相手が弱化されるアドアステラが柴田大知騎手からの「解放」（と一部で呼ばれているそうですね……）から二戦目だったので買ってみましたが、スローペース、途中から少し動きましたが、展開厳しいこともあり、惨敗でした。

明日は満足いくレベルには予想しましたので、勝ちたいところです。

どうぞよろしくお願いします。

◎　8　アナゴサン
○　14　タイキドミニオン

ダートに戻ってきたアナゴサンに本命を打ちます。
ダートスタートは2度あり、その内訳は、出遅れ、躓き、です。
芝スタートの阪神ダート2000ｍの未勝利戦ではしっかり出て先行、早め進出で余力たっぷりに押し切っています。
このレース、前半1000ｍ62.2秒で、次の1Fも12.8秒と厳しいラップでした。そのため、指数以上に評価出来るレースなのではないかと思い、出走馬を見てみました。逃げて一番厳しいレースをしたであろうオーホンブリックは札幌の未勝利戦を好指数で快勝。追い込んで2着だったナリタフォルテはすでに1勝クラスを勝ち上がっており、2勝クラスでも高い指数で4着しています。

話を戻してアナゴサン。
ダート1勝クラスを躓きながらも後方から差を詰めて、その指数は93でした。
先着された7頭の内、4頭が勝ち上がっている（内1頭は芝の白百合ステークス）ので決して低レベル戦ではなかったと思います。

その後、芝路線へ。
白百合ステークスで2着、函館で4.5着なら上々の結果でしょう。
勝ち上がる前は芝を二回使って惨敗していたのですから。その間にはダートも使って惨敗しています。
このことから考えても、馬がかなり成長している可能性が高いと思います。
それを考えれば、ここでもごく普通に通用するでしょう。
問題はダートスタート。
ここも馬が出来てきたことで改善されていれば良いのですが……。
逃げ馬不在でも先行馬は揃い、平均的には流れそうです。
後方からでも競馬が出来る馬ですので、出遅れたからといってノーチャンスではありません。
上手く出れば勝利まで、出遅れても3着ならあるだろうと見ました。
執筆現在18.9倍、このオッズなら買いだと思います。

タイキドミニオンは前走がハイレベル戦でした。
ダート1700ｍならどんな競馬になっても崩れていないので、このメンバーなら馬券圏内堅いと見ます。

◎　3　シャマル
△　1　アメリカンベイビー
△　2　スペースクラフト
△　4　ゴイゴイスー

前走の指数が現級換算でも100、メンバー最上位のシャマルに本命を打ちます。
内枠はどうかなと思ったのですが、最も速いだろうアメリカンベイビーが最内枠。
前走積極策に出たスペースクラフトが2番枠で、外はそれほど速い馬がいない。いてもかなり離れていますので、上手く競馬が出来るのではないかと見ました。
と書きましたが、最大の懸念がすぐ外のゴイゴイスーが速い馬という点です。
内である程度競って、行かせてしまえば良い位置を取れるだろうと見ます。
まだ2戦のキャリアしかない馬なので、更に行きっぷり改善しているようなら逃げても構いません。

基本、相手は内の馬から。
外の馬の3歳馬は、イルデレーヴ以外は少し嫌いたいですね。
タツリュウオーはスローを先行しての勝ち上がりですし、スラップショットは通用するかが未知数。スギノマジェスティも微妙……。
前も書いた通り、3歳未勝利を勝ち上がったばかりの馬は期待値が取れない場合が多い。
それを言えば、シャマルも未勝利勝ったばかりでどうかという話ですし、実際、きちんとレースの流れに乗れるかが不安ですが、それさえなければ勝てると思います。

他、古馬勢ならサウンドプリズム、サリーバランセ辺りの高い指数を持っている馬に警戒。
サリーバランセは砂を被ると気持ちが萎える、と陣営が口にしていますから、外枠は良いと思いますよ。

対抗筆頭はスペースクラフトでしょう。
前走は松山騎手が積極策に。今回、菅原騎手でどう乗るか未知数ですが、能力自体は高いです。

◎　3　アメリカンシード
○　10　レピアーウィット
▲　9　ヴェンジェンス
△　6　ウェスタールンド
△　7　ソリストサンダー
✕　2　ケイティブレイブ
✕　8　トップウイナー
✕　11　ロードブレス

アメリカンシードとは馬券の相性が良いです。
マーチステークスでは「オープンの壁にぶつかる」と書いて完全に無印。
平安ステークスは、本ブログでS評価を打ったオーヴェルニュのアシストをしてくれた、とも言えるようなハイペースを打ってくれました。単勝20000円だったので2着で全然良かったのですが、その2着の内容が破格です。

ここは本命を打つところでしょう。
マーチステークスはベストタッチダウンの大逃げを抜いてもかなりのハイペースだったので揉まれないように2番手から競馬をしていてもどうだったか分かりません。中山ダート1800ｍで59.7秒は速すぎます。
平安ステークスが皮肉にもこの馬の強さを教えてくれました。
中京ダート1900ｍで59.0秒というのは、並の馬なら潰れるペース。
これがどのくらい速いかといえば、1800ｍの東海ステークスで59.3秒、逃げたインティの単勝を買っていましたが、通過タイムを見た瞬間に「終わった」と思い、実際に終わりました。
そこより100ｍ長くて、馬場差もほぼ同じの平安ステークスでさらにペースが速い、それで残るなんて想像もしませんでした。
あの2着は破格です。
ハイペース適性がなければ絶対に無理でしょう。
勝ったオーヴェルニュは超ハイスペックハイペース先行型の馬と名付けていますから、あの馬がハイペースで圧勝したのは理解出来ます。

ですから、今回は本来、アメリカンシードの評価を急上昇させるべき舞台。
それが前走よりも単勝が売れていない現状ですから、俄然買いになります。
1700ｍへの距離短縮も好材料で、1900ｍを超ハイペースで残る馬ですからここでちょっとハイペースになったからといっても止まる気がしません。
しかし、問題は前走よりもメンバーが強化される点。
G1でも好勝負出来る馬が揃っています。

ソリストサンダーの門司ステークスはハイペースを早め進出で楽勝でしたから評価出来ますが、とはいえ指数は平凡。1700ｍでは平凡な指数しか持っていません。
門司ステークスで2着だったクリノフウジンもその後、凡走を続けています。
かしわ記念は平凡な時計でしたし、ここは押さえるにしても過剰評価だと思います。

ウェスタールンドは強いですが、前走、明らかな展開不利で7着まで追い上げたのが評価されているのでしょう。これも売れ過ぎかなという印象。

妙味を考えればレピアーウィットです。
武蔵野ステークス、アンタレスステークスはハイペース先行で止まりましたが、マーチステークスは超ハイペースを離れた3番手から勝利。残った上位馬も待機勢ばかりで、指数も95と高く、評価出来る内容です。

ヴェンジェンスは1年以上の休み明けですが、元々、鉄砲成績が抜群の馬。
元来はウェスタールンドと互角か、それ以上の能力を持った馬です。
ここまで人気が落ちるのなら。

◎　15　メイショウムラクモ
○　8　テイエムマジック

昔は先行出来ない馬でしたが、馬が良くなって先行力を身につけたメイショウムラクモ。
世代で三本の指に入るダート馬だと思っているので、軸は堅いと見ています。
前に行って好成績を残してきた馬多数で、ハイペースも予想されますが、ムラクモの自在性ある脚質は武器になるでしょう。
軸はこれで良いと思います。

対抗には穴っぽいところでテイエムマジック。
ハイペースならスタミナやハイペース適性が必要になります。
その点、元々芝を使っていて東京ダート1600ｍ好走組のオセアダイナスティとルコルセールは少し評価を落としたい。トオジャリアも高速馬場の福島で好走、指数平凡で高くは評価出来ない。
超高速の特殊馬場で前に行って好走したホッコーハナミチとレプンカムイ、スマートパルフェも同様に一枚割引きたいところ。
ロードシュトロームは1800ｍがギリギリの馬だと思います。

というわけで、前に行く馬で残るのがテイエムマジックくらい。
この馬は相当しぶといと思いますよ。
逃げた3走前が前半61.7秒、レース上がりが38.7秒の消耗戦でした。
ここで逃げて6着は十分強いと言えます。指数は91。
前々走も逃げて60.5秒。
本命でしたが、これは止まるな、と確実に思いました。
ところが、追走していった馬が先にバテて、逃げたこの馬が2着に残るというびっくりするようなレースでした。指数は1勝クラスで98ですからここで全く通用しないことはないでしょう。ちなみに、その時に勝ったのがユニコーンステークス3着のケイアイロベージです。
それを見ていた前走も本命に。
ハイペースでしたが、テイエムマジックは控える競馬。
これが味のあるレースで、4角で手応え怪しく、終わったかも、と思ったところ、しぶとく伸びて勝ちきりました。
指数は95でも、相手なりにしぶとく競馬が出来るでしょう。
簡単にバテないので、ハイペースになれば相手なりに指数を上げてくるはずです。

テイエムマジックについてアツく語りすぎましたが、取り敢えずこの2頭中心で買いたいと思います。

以上。
土曜が微妙なレースばかりだったので明日で勝負したいところです。

競馬予想本を本ブログ、noteにて執筆しています。
全て書き終えたら、推敲してKindleダイレクトパブリッシングにて出版しようと思っています。
スキしてくれると励みになって書く気になりますので、内容が良いと思ったら是非、お願いします。

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