※指数はグリーンチャンネルの「先週の結果分析」のものを用いています。過去1年半までの指数を用いています。
※軸自信度は、赤枠がA、黄色枠がB、青枠がC、緑枠が、勝ちまで自信あるS、となります。
※筆者の言うペースは、前が残るかどうかの目安となるペースであり、前傾か後傾かを意味しません。前が苦しくなるペースをハイ、前が楽なペースをスロー、中間をミドル、としています。
競馬本出版しました!
『「永遠の初心者を脱する」ための競馬思考 第1巻』
こんにちは。
最近は成績が安定して良くなってきたので競馬が非常に楽しいです!
本を書いたことの副産物だと述べていますが、やっぱりアウトプットすることで人は多くを学ぶんだなあと。自著では、予想をブログにすることなどを読者にオススメしましたが、自分の体験談としては本当にアウトプットで上手くなると言えますね。
競馬予想の準備も素早い!
遅くならないよう早めにYouTube、ブログと準備していく予定です。
競馬は1年周期の競技なので、まずは1年間結果を残したいところ。
前日予想は馬場想定を間違ったら見当違いの予想になりやすいので、その点はかなり注意したいですね。
本はしばらく放置していたのですが、そろそろ誤字・脱字の訂正、間違った内容・執筆当時は分からなかったが今では分かる内容(中京ダートが外有利になるのはタフな馬場の時だと学びました)を追記することを行いたいと思います。
誤字・脱字はそのまま修正するだけで良いので、内容に関わる部分は最後のページからリンクで飛べるようにしたいと思っています。
あと、「ラスト」「ハロン」をよく使うので、それぞれ略して「L」「F」と表記します。また、ラスト1ハロンの時は「L1」と表記します。
「穴」は重賞予想では「ダブル本命にしたい場合が多いので人気のない方を穴にする」という理由で付けています(意味合いズレていますが……)。
平場の穴は「大穴」の意味で付けているので、これは集計のために区別します。
ここまで平場で打った穴は全て「大穴」なので、その意味を持つ印を作って直していきます。
「穴」は、本命にしたくなるレベルの馬。
「大穴」は、気軽に打つ程度の穴馬。
このように捉えてください。
馬場状態。
中山芝。
金曜10時30分時点で重馬場。金曜昼から土曜15時辺りまでずっと降り続くので、これは不良馬場濃厚と見ます。
3.4コーナーの内が荒れているので、外マクリは利くと思いますが、全体的に傷んでいて、どこを通っても変わらない、という危険性も少なくなさそう。外枠差しの馬ばかり選ぶと痛い目を見そうなので、無難どころを推奨したいと思います。
あとは北東の風5m。直線向かい風なので前有利に働くのですが、先週土曜も、強い向かい風&道悪と全く同じ状況。先週土曜は外マクリが決まっていたので、外マクリ有利と見ます(あんまり決めつけはしない予想にします)。1番予想しにくいのが中山芝……。当たると良いですが……。
中山ダート。
こちらも重馬場で、この土日はずっと不良馬場になりそう。
ダートは風の影響もあって素直に前が圧倒的有利と見て良さそうです。
1200mは完全に内有利でしょう。1800mは前に行ければ取り敢えずどの枠でも良さそう。
阪神芝。
こちらは現在、やや重。雨量は中山ほどではありません。
土曜0時から6時まで1時間1ミリの雨。水はけの良い阪神ならやや重で済みそう、な気がします。
4mの北風。3.4角追い風ですね。芝で4mなら無視して良いでしょう。
内枠先行有利で取ります。
阪神ダート。
ダートの方は少しだけ風の影響もありそう。道悪にしては差しが決まるなと感じるようになるかもしれません。
こちらは重馬場か、もしかしたら不良馬場でしょう。
風よりも雨の影響の方が大きいので前有利で。1200mだけは内枠有利に変わります。
中京芝。
中京はBコース替わりです。
金曜時点では一番含水率が高いのが中京芝。中山が重馬場なのに含水率の高い中京がやや重止まりなんですね。基準がよく分かりません……。風は全く気にしなくて良い水準です。
土曜はずっと降り続けるようなので、不良馬場まで行く可能性もありますね。
先週を見る限り、中距離はタフで前が崩れて差しが決まりやすく、マイルまでは先行有利。
Bコース替わりでどうでしょう、脚質よりは内枠有利で取りたいところです。
ペースに応じて、でしょうか。
中京ダート。
ここは不良馬場濃厚でしょう。
内枠先行有利です。立川サロンでは「逃げ馬周辺枠の馬が恵まれる」と言われているのですが、今まで自分はピンと来ていなかった部分がありました。ですが、先週の中京ダートを見ると逃げ馬にくっついていった周辺枠がセットで来ていました。外から主張されると内が不利になりやすいので、逃げ馬は意識したいところです。
中京1R ◎13ライジングラパス A評価 穴11モリーダーリン
ライジングラパスの前々走は好内容。超スローだったので時計は出ませんでしたが、L3が、12.6-12.7-13.1、と3F戦に。オルノアに逃げ切られましたが、L1が13.1秒とオルノアが止まってくれませんでした。L1付近で2馬身差あったオルノアとの差が最後は半馬身。ライジングラパス自体はL3を全て12秒台でまとめたはずです。
この時の阪神の馬場差が-0.3秒でしたが、次走は+0.2秒の中京替わり。
コースのタフさなども考えると、中京で+0.2秒というのは-0.3秒の阪神よりも遥かにタフだと言えます。そのタフな馬場が影響したのか、疲れが出たのか、どちらかだと思います。
今回は中10週。案外、穴の狙えそうなレースと感じてこのレースだけのネット新聞を購入しました。仕上がり微妙だという話は多少不安。ですが、小柄な馬だけに高速ダートになるのは相対的にプラスでしょう。外枠からでも位置は取れるはず。
穴のモリーダーリンは、当初は本命としていました。
芝でもかなり強いと思いますが、決め手不足すぎますね。9着の時は最後の直線でインで挟まれたので度外視で構いません。前走は脚を溜めて差す競馬に回りました。2着と0.1秒差。しかもほとんど前を捉えきれなかっただけなので問題ありません。
母マルケサはキングマンボ✕ストームキャットというアメリカの血が濃い馬です。この中では馬格があるのも良いでしょう。道悪ダートなら難なくこなせると思います。
阪神1R ◎8ラピッドベル A評価 大穴6ビッグボーンリタ
netkeibaの予想オッズは3番人気のラピッドベル。ここの予想オッズはあてになりませんから1.2番人気になりそうです。
距離は短ければ短い方が良いアジアエクスプレス産駒。道悪で1000mに近いレース質にもなっているはずです。
新馬戦は変則ラップで、4.5F目の中緩みがひどくて13.0-13.3。ただし、逃げ馬が後ろを離していたので、後続は3.4F目が12秒台だったとは思います。一度勝ち馬に抜け出されたのですが、最後にまた詰め寄る味のある競馬でした。3着ミラクルティアラは先日勝ち上がりました。
2戦目は距離延長。ここも3.4F13.1-13.3と大きく中緩みしましたが、残り200mを切ってから急失速。1600mは長いのでしょう。
3戦目は一転して中緩みが全くなく、減速ラップに。1400mギリギリの馬がこのラップを2番手追走では厳しいと思います。なお、阪神はやや重ではありましたが、馬場差が-0.3秒と時計がかかっていました。
距離短縮+高速ダートですっ飛ばせば圏内と見ます。兵庫の吉村智洋騎手って意外にも中央で1度も勝っていないんですね。馬を動かす技術はさすがにあるはずです。きちっと逃げか番手競馬はしてくれるでしょう。
ボッギボーンリタの初戦は既走馬相手。スタートも悪かったのですが、内の馬にぶつけられています。そこから行き脚付かず後方からになりましたが、上がりは2位タイ。
ぶつけられて行き脚が付かなかった可能性もあります。
最近、純粋な速度というのは大事だなと思うに至っています。馬場差を考えず、素直に1Fを速く走る力のことです。ビッグボーンリタのレースはずっと速いペースだったので、速度の落ちるダートならすんなり先行できても。1200m特化のビッグアーサー産駒です。
中山1R ◎4マーゴットミニモ ※S評価 大穴15シティウォリアー
マーゴットミニモはおそらく1.1倍。複勝は元返しなのでは……。
ダート替わりの前走の指数が106。レースラップを見ても、13秒台に入ったのが5F目の13.1秒のみ。マーゴットミニモはL1で13.1秒まで落としたと思いますが、これだけ力差があれば関係ありません。ちなみに2位はテンホワイトラブの2戦目の96です。これが重馬場で出した指数ではありますが、L1で14.2秒まで落としたがゆえの敗戦です。ラップ的に見てもマーゴットミニモの価値の方が高いでしょう。S評価とします。
大穴でシティウォリアー。マジェスティックウォリアー産駒は1800mへの延長でよく穴をあけます。理由はそれだけです。
中京2R ◎2ブラックポイント A評価 穴3スマートアンバー 大穴7レジェンダリーデイ
ブラックポイントの新馬戦はレイベリングの勝ったハイレベル戦。レイベリングには上がりで1.0秒差付けられて、レースは0.7秒差負け。ブラックポイントはレイベリングの次に強い競馬はしています。残り2Fだけでレイベリングに突き放されただけに、ブラックポイントのL2は23.2秒程度でしょうか。それでも前半も超スローとはいえない新馬戦で出したなら芝でも上位の馬のはず。
先日、L2が22.7秒以内のレースで負けた馬のダート替わりを調べていたのですが、上位入線で負けた馬のダート替わりはほぼ崩れていませんでした。十分な量を調べられなかったのが今悔やまれるところですが……。
前走の大敗は前に苦しい流れになったことと、ブラックポイントがかなり引っかかっていたことでしょう。その意味で距離短縮はプラス。
道悪ダート。距離短縮に強いリオンディーズ産駒。馬格があって内枠。大丈夫でしょう。
スマートアンバーは5ヶ月ぶりを狙います。新馬戦は良い行きっぷりを見せたのですが、最内で動けない位置に。外からマクりが入り、どんどん抜かれてしまったことでやる気をなくした感じでした。3番人気と評価されていました。前走の行きっぷりなら追走面に苦労はしなそうですし、この弱いメンバーなら10月デビュー組として力は見せてくれるはず。
大穴でレジェンダリーデイ。新馬戦は相手が強すぎたことと、あとはレースっぷりから推するに、距離に壁があったように思います。距離短縮も良さそうで追走力もあるように映ります。
阪神2R ◎10シェアザグローリー A評価
ダート路線の馬が弱いので、芝組から狙いたい1戦です。
540キロ台の馬格のあるシェアザグローリーから。母シェアザストーリーがダート馬で、上にもルコントブルーなどのダート馬がいます。
新馬戦のレベルは微妙ですが、テン3F35.8秒を内の2列目追走。追走力には問題ありません。
2戦目は外差し馬場というのもあってか、どの騎手も行きたがらないレース。外から3キロ減のラバタンシンが逃げました。シェアザグローリーはマクる形で追い上げましたが、結果的に動かなかった馬が恵まれました。
ラバタンシンとの差は位置取りの差と見ます。
より外枠で被せていくこともできる好枠のシェアザグローリーを上に評価。
中山2R ◎9イスラデルノルテ B評価
力ある馬はまずまずいます。
キョウエイカンフは出遅れさえなければすぐ勝てるレベルにある馬ですが、今回外枠……。中山ダート1200mの高速馬場は内枠有利になるので、出遅れ癖含めて、違うなという感想。
コパノエルパソは出遅れずに好位から競馬ができれば勝ち負けだと思いますが、前走出遅れているのがリスキーです。人気だと思うので嫌ってみます。
クラウンブラヴォーは前走の馬場差-1.1秒と速いダート。持ち時計最上位という点は疑った方が良いでしょう。直線で多少ロスはありましたが、そこまで大きくはありませんでした。気になるのは、大外枠であまりテンが速くないことですね。
イスラデルノルテはスタートこそ悪いものの、二の脚が速い馬です。このメンバーでハナにこだわる競馬をするなら楽にハナを切れるはず。
前々走の1400m戦はL1までは頑張っていたものの、最後に止まりました。あのレースっぷりからも1200m向きです。
前走は出負け気味から二の脚の速さで好位に。勝ち馬が強すぎたのもあります。
内で砂を被っていましたが、そこに問題がなかったのは良かったと思います。
すんなりハナを取れさえすれば、高速ダートで粘れるはず。
中京3R ◎9サクセスハチハチ A評価 大穴2モイル
サクセスハチハチの前走は、馬場差-0.7秒で1.55.6。
これは2モイルと全く同じですが、内容がモイルよりも遥かに上です。
サクセスハチハチの既走馬相手のデビュー戦はスタート後に隣の馬とぶつかる不利がありました。その後は抜群の二の脚の速さで好位に。内有利の馬場でしたが、3.4角では外目をマクり気味に上がっていくタブーの競馬。逃げたイツモハラペコに直線入り口で並びかけながら交わせないまま終わったのは、このロスが響いたものでしょう。
1度叩いて上積みあるのなら素直に評価すべきと見ます。
他に良い馬がいないので、大穴をモイルにします。
前走は1.2着馬が強すぎました。
モイルは残り300m付近から突き放されましたが、L2が12.0-12.3とかなり速かったのもあります。モイル自身は今までよりも内容が良化しています。永島まなみ騎手って30勝以上しているのにまだ4キロ減……どういうこと?と気になって調べたら、女性騎手は50勝まで4キロ減なんですね。ダートならだいぶ買える騎手にはなってきています。若手騎手限定戦で上手い騎手はいないので。
阪神3R ◎5チュウワステート B評価
難解でこのレースのネット新聞を買ってみました。
人気のエナジーポコアポコは、不利な内枠。中京は内枠がむしろプラスになるのでスタートを決めて良い競馬をしました。指数103はこのメンバーではダントツです。
問題はずっと出遅れていることと、阪神では不利になる内枠という点。能力の高さは認めても不安要素もたっぷりとあります。陣営は「馬体がしっかりして動けるようになってきました」と理由を述べていますが、素人には不安が残ります。パドックを見比べた限りでは、確かに引き締まった感じを受けますが……。
相手までとして飛んだらラッキーと考えます。
本命はチュウワステート。
安定した先行力はここでは強力な武器です。
新馬戦の時は追い切りで全く動いておらず、パドックでもまだまだ緩い馬体でした。
中18週で出走の前走は+38キロ。まだ腹回りが緩めでしたが、筋肉がしっかり付いてきたという感じで変わり身はありました。
肝心のレースも十分な内容。最内枠で恵まれましたが、外枠の素質馬たちと差のない競馬でした。
今回は中1週で「使って良くなっています」と陣営は述べています。
馬体を見てもまだ良化の余地はありそうですが、前走であれだけ走れば十分勝負になると見て本命とします。
中山3R ◎6ジーククローネ A評価
中京2Rのところでも触れましたが、L2が22.7秒以内のレースで上位に来た馬は、ダート替わりでの信頼度も高いです。
その理由ですが、日本競馬が芝>ダートという構造である以上、芝で強い競馬をしていれば多少ダート適性が低くても対応できてしまうから、だと思います。
ジーククローネの新馬戦はレッドロスタムが勝ったレース。
これはL5・58.0秒、L4・45.8秒、L2・22.5秒というかなりのハイレベル戦に見えます。ところが、勝ったレッドロスタムがその後微妙で、負けた馬から勝ち馬がでていません。
4Fまでが遅くて、5Fからペースアップしたのでラップのタイミングが良かった?というパターンがあるのかないのか……(笑)
ジーククローネに関しては決め手に欠ける面がありますね。東京で上がり34秒~35秒程度ではなかなか勝ちきれません。
という訳で、高速ダートで決め手不足を補うのは良い作戦と見ます。
サトノクラウン産駒がまだダートで未勝利なのですが、そもそも1番人気が0回。2番人気が1回、3番人気が2回、4番人気が1回、5番人気が2回と全く人気になっていません。さすがにダート未勝利は偶然に過ぎないと思います。
芝でもまずまず先行しているので、ダートで砂を被らないよう運べれば。
中京4R ◎7オードリーバローズ C評価
私は本の中で、タフな競馬が行われる欧州のトップホースに馬体の小さい馬が多いことを例に挙げて「道悪の芝でパワーが必要というのは間違っている」と書きました。道悪得意なオルフェーヴルも小柄です。「日本競馬も道悪の方がわずかに馬体の小さい馬が活躍傾向にある」とも書きました。
さらに「自分の馬体重が重荷になるのだろう」と書きましたが、懸垂なんかはそうですね。私は細身でしたが、懸垂はクラスで1.2番というくらいにできました。トレイルランも動きのアップダウンが激しいので軽い方が良さそう……、ちょっと確信は持てませんが。
まあとにかく、結果として軽い馬が芝の道悪で来ている訳です。
ですが、時計がかかるとダート馬が来やすくなります(データは取っていません)。
これへの回答は「時計とラップの問題」でしょう。
つまり、芝の道悪は勝ち時計がダートに近寄ってくる。ダート馬が好走できる程度のスピードになってくれる、ということです。ラップに関しては、芝の道悪はほぼ持続戦になりますから、ダート馬はそういう我慢比べのレースになれている訳ですね。
という訳で初芝のオードリーバローズ。
芝・ダート兼用の産駒が出ているので、オードリーバローズも問題ないと見ます。
前走は3角で内の馬にぶつけられて外に膨れる不利がありました。
新馬戦は1600mでしたが、交わすだろうという手応えからまさかの失速。これはおそらく距離だと思います。
ここは既走馬・デビュー馬・トラック替わりの馬が入り混じって非常に難解です。
ちょっとギャンブルに近いように思います。
中山4R ◎8フライウィズミー A評価
ハルオーブは勝ちきれないタイプ。先週も言いましたが、こういう馬が勝つのは消耗戦や道悪で消耗戦になるパターンです。決め手のなさを誤魔化せるからです。
しかしハルオーブは先行脚質。そして他の上位馬との差もさほどないように見えます。
前走不利を受けたフライウィズミー。
この馬、小脚が使えるので中山は合います。ピッチ走法なので道悪も大丈夫でしょう。と書いて思ったのは、小型な馬が道悪を得意とするのはピッチ走法の馬が多いからかもしれません。というか、これも間違いなくあるはずです。
中京5R ◎11サンスノーフレーク B評価
中京2200m多頭数は差し有利のコース。道悪になって前は苦しくなるはずです。
ケイアイサンデラと迷ったのですが、あちらは鞍上の古川吉洋騎手が前走、外をマクり気味に上がる競馬をしてしまいました。基本的に中京芝ではNGの騎乗を見せられては強く推せません。やはり外を回しやすい騎手なのでしょうか……。外を通す不利の少ない馬場の時にやってほしいところです。
サンスノーフレークの前走は好スタートを切りましたが、口向きが悪いのか、横を向いて走って後方になってしまいました。差せる展開になれば良かったのですが、L3から11秒台に入る瞬発戦に。先行馬が2.3着に残る中、上がり最速の4着は立派です。
なお、直線でも口向きの悪さを見せていました。
馬三郎解約して予想精度がどうなるか実験中のため、陣営コメントが基本読めませんが、矯正してきてほしいところです。
阪神5R 4サンライズパスカル A評価
ロードトラストとどちらかしかいないようなメンバー。
テンの速さが安定しているサンライズパスカルから。
ここ4戦ハナを切り続けているのは強みで、ここ2走はパフォーマンスを上げています。
前走は+0.2秒のタフな馬場で3F36.9秒、5F62.5秒のハイペース。L4からは13秒台半ばになりましたが、追走馬もバテた分、残り200m付近まで先頭をキープ。残り100mで完全に止まりましたが、こんなハイペースになった割には1.2秒差。上位は強い馬です。
このバテなさがあるのなら、阪神ダート1800mの道悪なら何とか粘れると見ます。
中山5R ◎9 アンタノバラード A評価 穴10シルヴァーゴースト
どちらを本命にするか迷いました。
道悪だけに距離実績もほしいところです。
アンタノバラードの前走はスローペースの差し損ね。L2が11.1-11.4と失速していない中、急坂で強襲したのは高評価。坂で加速できる中山向きなのでしょう。
フェアリーステークスも坂付近まで前が詰まっていなければ、伸びてきそうな手応えはありました。道悪の中山での田辺騎手は信頼できる点を評価して本命にします。
シルヴァーゴーストは新馬戦以来の1200m。新馬戦は最後まで加速していて余力ある勝ち方でした。こちらは柴田大知騎手から今村聖奈騎手への乗り替わりがかなりのプラス。今村騎手は外マクりの競馬が得意な騎手。
2頭甲乙つけがたいです。
中京6R ◎1ディオース C評価
初戦の馬ばかりで予想のしようがありません。
前走、サロンの大会の本命にして惜しい2着だったディオースに引き続き本命を打ちます。ラップ面で評価した馬です。
前走はマイルに戻して好走のディオース。中京マイルはスローになるから前有利、は真実ですが、スローになるから追走力補完できて、末脚切れる馬なら追い込める、というのも真実。この馬は後者のパターンでした。
前走に引き続き内枠を引けました。松本騎手も上手く馬群を縫って上がっていく良い競馬ができました。
道悪がどうか、ですが、母系が欧州系の血統なので大丈夫ではありそう。
初戦馬が集まったということは、出遅れる馬も多いだろうということ。
前走よりも位置を取れる可能性は高いと見ます。
阪神6R ◎1ウインエーデル A評価
ウインエーデルの前走は距離短縮がバッチリハマりました。短縮得意のリオンディーズ産駒。
前走は好スタートを切りましたが、中京マイルの外枠のせいで位置を悪くしました。
内枠ならすんなり好位が確保できるでしょう。
直線も勝ち馬に思い切りぶつけられながらきっちり伸びる好内容。指数100なら上位の馬です。
マテンロウジョイの前走は中枠から横山典弘騎手が上手くインを確保しました。枠の差でウインエーデルはマテンロウジョイより上のはず。
レッドルヴァンシュは初戦の前走、外枠から外目を回される競馬になりましたが、3着は確保。今回中枠でインを確保できるか不透明。
ちょっと穴っぽいところも揃った1戦ですが、外を回しながら鋭い脚を使ったウインエーデルが軸で良さそうです。
中山6R ◎9レーベンスティール A評価
レーベンスティールの新馬戦は、ソールオリエンスのクビ差2着。
L3が11.5-11.0-11.0とほぼ極限の持続ラップの中、ソールオリエンスより0.1秒速い上がりを使いました。皐月賞候補の1頭と差のない競馬ですから実力は本物です。
次走はその実力を遺憾なく発揮して0.6秒差の圧勝。2着馬サルヴァトーレも強い馬です。
S評価にしたいところですが、道悪でS評価を打って失敗しています。
ほぼ勝つとは思いつつも、A評価に留めます。
中京7R ◎15レヴィーアクイーン B評価
距離短縮のレヴィーアクイーンに期待します。
追走力に疑問のある馬ですが、今回はブリンカー再着用。
付けたり外したりしている馬ですが、4走前に再着用した時は普段より位置を取って好走しました。もともと、1400mで好走している馬。上がり最速も使っています。
ブリンカーを外したここ2走は小倉不良ダートで後方ママですが、走る時は道悪や高速ダートが多い馬です。追走力ある馬が少ないメンバーで行く気を見せればある程度の位置は取れそうです。あとは上位の切れ味を持っているので。
阪神7R ◎5ヴェンチュラムーン A評価
1勝クラスとしてはかなり弱いメンバー。
初戦ダートのタガノシャーンス、初芝でもこのメンバーなら突破できそうではありますが……。
距離延長のヴェンチュラムーンは前走、3F35.2秒とスローではありましたが、好発を切って良い位置で競馬ができました。進境が伺えます。
スローの後傾ラップになって前が止まらない中、1頭違う脚で上がり最速。この手のタイプは距離延長を問題にしません。
前々走は3F35.8秒と超スローだったから位置を取れただけですが、前走は素直に評価して良いと思います。
中山7R ◎2ドラゴンゴクウ A評価
前走久しぶりのダートだったドラゴンゴクウ。
馬場差-1.1秒の高速ダートで内有利のレースが味方しましたが、ラップが特殊で、L3が12.5-12.3-12.4と中山ダート1200mで持続ラップに。3Fが遅かったからこそ前が止まらなかった訳ですが、そういうレースでしっかり差を詰めたのは評価できます。
再び高速ダートの内枠。
前走は高速ダートだった割に時計は遅かったですが、前半次第で時計は短縮できます。
芝で走っていた馬だけに道悪は良いはず。後ろになりそうな馬が多くて相対的に位置は取れそうです。
極端な前残りにならなければチャンス。人気になる前に仕留めておきたいと思います。
中京8R ◎6インブレッドセンス B評価
インブレッドセンスは前走、出遅れて4角最後方から、あれよあれよの間に4着。
3着とは5馬身の差がありましたが、見る限り絶望的な位置でした。
10頭立てで、少頭数の割に行く馬が多いメンバー構成。出遅れ癖があるのでスタート決めることは期待できませんが、ロスなく位置を押し上げる競馬ができるはず。
アルムブラーヴの前走は強いと思いますが、少頭数に期待して本命を打ちます。
阪神8R ◎3シゲルツキミザケ C評価
逃げ馬不在どころか、先行力ある馬が皆無。
逃げ馬を探したいのですが、自信を持って予想できる馬がいません。
明け4歳馬の長期休養明けということでシゲルツキミザケを狙います。
休んでいる間の成長と、新人・田口騎手の減量で先行策を取ってくるのではないかと予想しました。あまり馬格がないだけに、休んでいる間に増えていれば効果大だと思います。
中山8R ◎1ファミリークレスト A評価
ノーザンファーム産の長期休養明けのファミリークレストから。
とにかく逃げる馬を見つけたいのですが、ここは先行力ある馬が少なく、ファミリークレストが最内から主張すれば逃げか、好位では競馬ができると見ます。
昨年の札幌での2戦が好内容。
昇級初戦はタマモタップダンスの作る淀みない逃げ。2勝クラスを突破しているスミには0.4秒差、上がり差も0.2秒だけ。指数も98と優秀です。
その次走は外マクりが決まりまくりだった良馬場の札幌ダート。先行した組では再先着でした。
執筆現在11.1倍。最終的にはもっと人気になると思いますが、このメンバーなら1番人気でも良い馬だと思います。
中京9R 金山特別 ◎5タンジェリンムーン B評価
タンジェリンムーンは勝ち味に遅いタイプで、未勝利は馬場差+1.6秒のタフな馬場で勝利。崩れているレースの多くは速い上がりの求められるレースで、いかにもゴールドシップ産駒という馬です。かなりタフな馬場が予想される中京芝なら勝ち上がってもおかしくありません。
阪神9R 君子蘭賞 ◎2アリスヴェリテ A評価
アリスヴェリテは新馬戦加速ラップでの勝利で、2着がシンザン記念3着のトーホウガレオン。2戦目の野路菊賞はL3が11.4-11.0-11.4と余力あるラップ。勝ったファントムシーフと0.3秒差なので、L2は22.7秒だと思われますが、それでも十分に速いと言えます。
その点を評価して本命にしたアルテミスステークスは逃げて0.1秒差の3着。
ルミエールヴェリテ産駒の中でもかなりの大物かと思っていましたが、その後が案外。
ですが、つわぶき賞はモズメイメイとタイム差なし。相手が強力でした。
菜の花賞はスローペースをインの好位で構える謎騎乗。
チューリップ賞は2番手につけるものの、鞍上が後ろを気にしながらズルズル位置を下げるという不可解な事象が発生。もしかすると、上のきょうだいのように気の悪さが出てきているのかもしれません。
他のきょうだいのように逃げが一番活きる作戦だと思うのですが……。
今回は距離延長。スタミナはあるので、1800-2000mくらいの方が楽に逃げられて良いと思います。
逃げ馬不在のここならさすがに自然と逃げられると思いますし、そうなってくれないと困ります。
中山9R 春風ステークス ◎1キミワテル A評価
現級の実力馬キミワテルが前走の大敗だけで一気に人気落ち。
前走は3F33.2秒という超ハイペースで位置取りを悪くしてなだれ込んだだけです。
このメンバーなら好位を取れるでしょうし、高速ダートなら内枠の方が良いです。
1分10秒台の持ち時計もあるので、高速ダートも問題ありません。
他の人気馬が外枠に入ったので、相対的にキミワテルが恵まれるはず。
中京10R 熊野特別 ◎1ワープスピード B評価
中京芝2200mで逃げ・先行馬も多いメンバーなら差し有利でしょう。
内枠有利と見ていましたが、外枠有利と見る人もいるようなので少し自信をなくしましたが、上がりのかかるレースでは崩れないワープスピードから。ダートでも好走歴があり、時計のかかるレースは向くと見ます。
高速馬場向きのレッドバリエンテ、速い上がりを使えるシテフローラルは相対的に不利のはず。3番人気なら妙味ありと見ます。
阪神10R 丹波特別 ◎2ベルクレスタ A評価
ベルクレスタの桜花賞はロスがありながらも僅差。1.33.1で走れるならマイルがベストのはず。持ち時計のある馬も少なく、ベルクレスタは素質上位。
前走は気の悪さを見せたと陣営が言っている通り、やや引っかかる面がありました。
前々走はドーブネのスローの逃げにしてやられましたが、上がり32.9秒なら問題ありません。ここ2走より条件好転するというのに1倍台から2倍台になるのなら狙って良いでしょう。
中山10R 伏竜ステークス ◎12オーロイプラータ B評価
ここは脚質差や力量比較が非常に難解。
ミトノオーの逃げならペースアップするはず。
ミトノオーは前走好時計も、終い13.9秒でタイム的には限界と見ます。
3歳オープンなら差しも決まると見てオーロイプラータ。
上がり性能なら1番だと思います。前走は前の残る流れを最後方から差し切り。
前々走は中京ダートでも外を回す幸騎手の騎乗によって苦しくなったはず。
3走前はスローでL2が12.2-12.5。これで後方からは差しきれません。
未勝利戦は終い12.4秒程度で駆けていて、まだ余力がありました。
難解ではあるのですが、現在11.5倍と人気薄なら狙ってみても。
中京11R 鈴鹿ステークス ◎4キュールエフウジン C評価
中京ダート1900mで飛ばす馬がいるメンバー。差しも届くはずです。
キュールエフウジンは能力だけならオープン級。
この馬は自著で触れた馬で、金沢での指数がかなり高かったので函館で狙ったところ、6番人気1着でした。砂を被ってずるずる下がり、もう無理だと諦めていたら差し切って驚きました。
次走は3着でしたが、1着ブラッディーキッド、2着ラヴィータエベラともにオープン入りしています。それらより速い上がりを使って僅差まで追い詰めていますから、オープン級は嘘ではありません。
問題は砂を被ると手応えが悪くなること。
それが原因で危なかったり負けたりしています。
前走は砂被りを嫌って、高速馬場の中京ダートで外々を回すというかなり負荷のかかるレースをしましたが、それで余裕で勝つのですから大したもの。並の馬なら止まっています。
今回内枠に入ったことで砂被りは仕方ないでしょう。
砂さえ被らないところに入ればきちんと盛り返して伸びてくる馬です。
正直、贔屓目も少し入っているのですが、内枠で狙うのは、道悪でキックバックが軽減されること、中京なら直線バラけて砂を被らない進路は取れること、前走外々回っての勝利は本当に強すぎること、明け4歳馬の長期休み明けで成長が見込めること、20倍の馬ではないこと、辺りでしょうか。不安点は最終追い切りで遅れていて仕上げ疑問なところです。
阪神11R 毎日杯 ◎3シーズンリッチ 穴10 エマヌエーレ ○5キングズレイン
中山11R 日経賞 ◎10マイネルファンロン A評価 穴12ヒートオンビート ○4ライラック ▲9アスクビクターモア △2.3.6.11
中京12R ◎12ビーストアタック A評価
ビーストアタックよりサンダップルドの方が人気になる模様です。
ビーストアタックの方が素直に上だと思うのでビーストアタックから。
前走は内枠不利で0.1秒差。
前々走は外枠不利で0.2秒差。特にこのレースがかなり外目を回されたので苦しかったと思います。
3走前は前が止まらなくて0.1秒差。指数103。
1200mを使ってからずっと安定しているのに2番人気は妙味あり。
今回外枠ですが、内枠勢に速い馬が全くいないので12番枠からでもインは確保できます。
阪神12R ◎12スペイスフォース B評価
あまり外枠は買いたくないのですが、逃げ候補が少ないメンバー構成。
スペイスフォースは距離短縮ですが、東京ダート1600mと船橋1800mは全く促すことなく先行できていました。促せばテンも奪える速力があると見ます。
岩田康誠騎手ならイン確保しようとしてくれるはず。
飛ばせば、距離短縮分で粘れると見ます。
中山12R ◎7ウインジョイフル A評価
ここも行く馬が少ないメンバー構成。
ウインジョイフルはブリンカー再着用。前回の中山3着時には着用していたのですが、東京に替わってから着けなくなりました。次第に行き脚が付かなくなってきたので、再着用は効果があるはず。2勝クラスで足りる能力は持っている馬。スローで逃げか先行すれば粘れるはずです。
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