2023/7/8(土) 好走期待馬

※指数はグリーンチャンネルの「先週の結果分析」のものを用いています。過去1年半までの指数を用いています。
※軸自信度は、赤枠がA、黄色枠がB、青枠がC、緑枠が、勝ちまで自信あるS、となります。ロジックに添っていなければC評価になります。ロジックに添っていればB評価、中でも3着内が堅いと思えばA評価になります。

競馬本出版しました!
『「永遠の初心者を脱する」ための競馬思考 第1巻』
2023年競馬王7月号に私の記事が掲載されました!

まえがき・馬場予想

こんにちは。
最近、ありがたいことにフォロワー様も増えてきて、DMで質問をいただくことも増えてきました。
見られているんだと意識するようになり、「恐縮」という言葉の意味がよく分かるようになりました。「申し訳なく、またはありがたく思い、身の縮むような思いをすること」という意味だそうですが、まさに身の縮むような感じです。
「言葉でなく心で理解できたッッッ!!」
謙虚にさせてくれますね。

読まれる上でちょっと心配なのが、本命の複勝回収率です。
本命の複勝回収率100%は前日&全レース予想ではかなり難しいと思っています。
馬場予測が外れた場合、前日予想だと致命的になることもあります。

ですが私は、本命の複勝回収率100%は不要だと思っています。
本にも書きましたが、複勝は1番人気の回収率が高く、人気が下がるほど下がっていきます。穴で勝ち続けるのはかなり難しい券種なのです。
メシ馬さんは本命の複勝回収率95%、とうけいばさんは90%あれば、連系でプラスに持っていけると述べていました。
実際、2021年のブログ本命の複勝回収率は84.3%だったんですが、個人的な馬券の年間回収率は92%か93%程度までアップしています。
ここから考えると90%ちょいあればプラスにできそうです。
メシ馬さんは、現時点で複勝回収率を公開するのはデメリットしかない、というような主旨をつぶやいていました。どうして複勝回収率が低くなるのかのロジックが分かってない人が多いんでしょう。私は公開し続けたいのですが、100%いっていないからとがっかりしないでほしいと思います。

安田記念の日の阪神最終で、◎3人気1着イラーレ、穴8人3着プロティオスミノルという予想をしました。私は三連単を購入していたんですが、2着馬を迷って消したら568580円付いたんですよね。こういうのを1つ取れるか取れないかで回収率は大幅に変わります。
デカい穴を何個か取って年間回収率プラスに持っていってる人は多いと思いますが、おそらくはこの手法が勝つための一番の近道だと思っています。
大きな穴を取らずともプラスに持っていける人は本物でしょう。
私は買い目を提示しているレースでしっかりプラスにしたいと思っています!
現時点で、サロンの大会、予想コンペティション、競馬王チャンネル、3連続で回収率100%超えを達成しているので、これまで通りやっていきます!

で、改めてブログの着地点を考えてみたんですが、やはり本命の複勝回収率をなるべく高めること(軸間違いを防ぐ)が第一で、続いて、穴推奨とセットで来るように目指したいと思います(今までよりもグルーピングを意識してみます)。
好走率も重要だと思っています。
インタビュー本だったかで、競馬AIゆまの中の人が「もっと高い回収率は出せるが、そうなると好走率が下がって資金回転が悪くなる。どっちにしろプラスなら資金を回せる方が稼げる」という話をしていました。
これは目からウロコ!
単純に回収率120%が110%より良いとは言えない、ということです。もちろん、AIゆまは相当高いレベルにあるから言える話なんですが、買おうと思ったら資金不足で買えなかった!ということは皆様よくあるのではないでしょうか。
資金を回しつつ穴目も狙って取るように心がけるのが一番だと思っています。
本命狙いばかりでも大穴狙いばかりでも勝てません。
読む人が勉強になる・馬券に活用できる・楽しめもするブログにしたいと思います!
長くなりましたが、ご理解のほど、どうぞよろしくお願いいたします!

馬場予想。
風に関しては全場弱いので省略します。

福島競馬場は土曜朝から雨で、日曜開催終わりまで降り続ける予報です。途中やむ時間帯もありますが、数時間程度なので、どんどん悪化していくと見て良さそう。
土曜の福島芝は稍重スタートから後半は重馬場まで悪化しそうです。金曜時点のクッション値が9.1と福島にしてはかなり高いですね。
先週の土曜は差しが利きやすく、日曜は先行有利になっていました。JRAの画像を見ても内はさほど荒れていません。
なので、1200.1800mは内枠先行有利で、ハイペースになりやすい2000mは差し有利と予想します。
福島ダートは金曜時点で含水率3.0%。稍重から重馬場に悪化していきそうです。後半は道悪になって内枠有利に傾くはずですが、序盤が難しいですね。午前の3.4Rだけは外枠で取ろうと思います。午後のレースは内枠有利と見ます。

函館芝は今週からBコース替わり。クッション値も7.7まで上がりました。
JRAの画像では、内の悪い部分がほぼカバーされていますね。
基本は内枠先行有利と見て、ペースが流れやすい2000mだけは差しで取るのが無難でしょうか。
函館ダートは金曜の含水率が6.4%とやや高めですが、これは木曜に雨が降ったからでしょう。
金曜は23℃程度ですが、土曜は29℃まで上がるので、きちんと乾くでしょう。タフなダートになりそうで、外から被せられる外枠先行馬有利と見ます。

中京芝。
中京の芝は先週、クッション値が低かったのでどうかと思いましたが、乾いた日曜後半は超高速馬場と呼べるレベルになっていました。

金曜19時から土曜1時まで約7mmの雨が降るそうですが、その後、土曜の昼12時から日曜開催が終わるまで降り続くそうです。土曜は午前に芝のレースがなく、次に新馬戦、私が予想する7Rは13時25分から。おそらくこの時間になれば、馬場も稍重か重馬場になっているはずです。
いつも通り、内枠先行有利と見ておけば問題なさそう。先週は騎手心理が原因なのか、日曜はハイペースばかりでした。メンバー次第で先行有利か差し有利か見極めます。
中京ダートは金曜時点で含水率11.8%。これから更に降って湿るので、内枠先行有利になるはずです。1400mだけは外枠先行有利で取っても。

では本日もどうぞよろしくお願いいたします!

余力ラップ該当馬一覧

※余力ラップ基準
該当馬には僅差負けを含みます。僅差負けの定義は、芝で0.3秒差以内、ダートで0.5秒差以内です。
基準をクリアしていても、僅差負けでないため漏れる場合があります。
古馬混合になりましたが、3歳馬、及び、今後出てくる2歳馬については全て載せる予定です。

2.3歳(芝)

L1L2L3L4L5
11.4秒以内
※距離不問
22.7秒以内
・1200mは3F通過35.2秒以内・1400mは3F通過35.5秒以内
上がり差で2位に0.5秒以上付けている45.9秒以内・1500m以上に限る※距離が伸びれば伸びるほど評価できる58.2秒以内・1600m以上に限る。※距離が伸びれば伸びるほど評価できる

2.3歳(ダート)

L1L2L3L4
12.3秒以内
※距離不問
24.1秒以内
※東京コースを除く
上がり差で2位に0.5秒以上付けている50.0秒以内・1700m以上・新馬、未勝利・に限る・東京ダート2100mを除く

函館9R 北斗特別
1.メイショウノブカ
3.クラウドセイル
福島4R
8.フォードテソーロ
福島7R
8.グランツグリーン
福島12R
7.サルフトピッチ
中京2R
5.リグレイアー
中京3R
2.サクセスハチハチ
7.ロングウッド
11.シゲルソロソロ
中京6R
11.ロードラディウス(芝)
15.エンペラーワケア
中京9R マカオジョッキークラブトロフィー
2.ヴェルテンベルク
中京10R インディアトロフィー
3.スズカコーズ
8.サンライズフレイム

好走期待馬

函館1R ◎1.メイショウマサユメ B評価 穴3.ピオニエーレ
メイショウマサユメの前走はL2が11.6-11.8。ともに11秒台でまとめての2着ならここでは能力上位。人気通りですが、素直に評価。

ピオニエーレは前走がかなりの出遅れ。上がり35.1秒はメイショウマサユメよりも速かったので、スタートさえまともに決まれば。

福島1R ◎8.マスクオールウィン A評価 穴2.ラブリエスト
マスクオールウィンの新馬戦は、ペースも流れて走破時計も速かった上に、余力ラップを刻んだハイレベル戦。4着とはいえ、素直に評価します。上がり差で負けた印象なので、福島替わりはプラスと見ます。

ラブリエストの初戦時は追い切り内容が駄目でした。3本だけというのは牧場で乗り込んできたなら割と多いですが、内2本が一杯に追っているというのは仕上がっていない証拠です。実際、人気もありませんでしたが、6着に粘ったのなら一定の評価ができます。初戦の追い切り内容が微妙だった馬は一回使っての良化度合いが大きいと想像できます。L1で止まっていただけに1200mに短縮するのもプラスに働くはず。

函館2R ◎1.アピールラン A評価 穴4.バスドラムガール
アピールランの前走のテン1Fは11.9秒で、メンバー最速。しかも、手応え抜群でほぼ持ったままハナに立っています。
なんでこんなに人気がないのでしょうか……。
新馬戦はダートでしたが、4コーナーでかなり外を通って先頭に立つ見せ場十分の競馬。ロスある競馬をした分、止まっただけでしょう。ただこの新馬戦は勝ち上がった馬が勝ち馬以外にいないどころか、好走している馬さえほぼいないという低レベルなメンバーでした。とはいえ、1000mになればアピールランのスピードは活きるでしょう。逃げ切りに期待します。
この馬が人気薄なら広く買ってみたいメンバーですが、一応、穴推奨は人気のバスドラムガール。この馬もテンが速く、今回、4キロ減なら前走以上のテンのスピードとパフォーマンスを出せるでしょう。

福島2R ◎2.リベルテ B 穴7.ミルタンドレス
ここ、距離延長馬ばかりの一戦ですが、ラップ比較の良い勉強になるレースです。
余力ラップ該当馬はいるものの、2F延長はやはり心配です。ちなみにヴァンヴィーヴになります。
リベルテはボルケーノの勝ったハイレベルの新馬戦で5着でした。L4が46.3秒で、L5が58.4秒ですが、リベルテは1.5秒離されています。これをどう見るかですが、1F延長で済むことを評価してリベルテに本命を打ちます。
まず、リベルテの新馬戦は外枠主導の隊列になり、3番枠のリベルテは外から被されて位置を悪くしました。直線も馬群を上手くさばけないロスがあり、最後に脚を少し使っただけで終わってしまいました。これならもう少し走れるはずです。

ミルタンドレスも外枠主導になり、内枠で位置を悪くしました。直線は内が空いていたのでスムーズに追えて2着。レース上がりよりは上なのでギリギリ個別では余力ラップかもしれません。ラブリーデイ産駒なので2F延長は問題ないと見ます。
人気のヴァンヴィーヴの新馬戦はデムーロ騎手鞍上で出遅れ。引き続きデムーロ騎手鞍上なので、また出遅れる危険性が高いと見ます。また、パトロールビデオを見ると気性が悪そうで、2戦目で更に悪化してくる危険性もあります。
それを考えると、いくら速い上がりを使ったとはいえ、2F延長がプラスになるようには思えません。三連系では押さえる必要がありそうですが、馬連や単勝では思い切って切るのも手かなと思います。

中京2R ◎5.リグレイアー A評価 穴7.プレミアマイン
リグレイアーはS評価を打つか迷ったんですが、やめました(そういえば、先週のS評価でようやく単勝回収率100%超えました。今まで2番人気を中心に狙って打っていたんですよね。それが今年は1番人気に多く打つようにして失敗。やはり妙味ある馬を狙う方が良いですね)。
理由は、ヤマニンブルトンヌにピッタリマークされるパターンや初ダートのキトリやムティアラが想像以上に強かったパターンなどを考慮に入れたからです。
リグレイアーは5走前が余力ラップ戦。L4が49.8秒で、L1は12.6秒でした。その後の2戦、小倉でパフォーマンスを落としている点もやや不安です。
前走は連闘だったからパフォーマンスを落としたのではないでしょうか。
今回は休み明けでリフレッシュしているはずです。
新潟ではタフなダートで上がりが遅くなっているので、道悪替わりで止まらなくなると読みます。

穴にプレミアマイン。
前走をどう見るか、なのですが、丁度良い比較対象が同日の3R、サクセスハチハチが2着だった未勝利戦です。プレミアマインのレースが3F通過36.8秒、5F通過61.6秒で、その後も12秒台半ばを刻んで、L1で失速の差し決着。
サクセスハチハチが2着だったレースは5F通過62.0秒で3着以下は差し決着。
これを考えれば、前走はハイペースで止まったと見るのが妥当だと判断しました。
前々走は5F通過65.1秒のドスローで、6.7F目も13秒台。L2だけが12秒台になったという特殊なラップ。当然前残りではありましたが、どこまで評価して良いものか……。
正直、さほど強くないと感じているだけに自信はありませんが、リグレイアーと行った行ったを願うのが妥当かと考えて推奨します。
差し馬たちが出遅れ癖があって推奨しにくく、外枠の馬も買えず……。というわけで消去法的な推奨になります。素直にリグレイアーの単勝が一番良いかもしれません。

函館3R ◎5.キタサンエルピス A評価 穴8.スリーミスラピス
函館芝2000mはスタート後が下りで、初角までの距離が475mと長いため、ハイペースになりやすいコースです。ここは先行タイプが揃い、先行馬の一角アズライトムーンはブリンカーを着用してきました。
差し馬から狙いたいと思います。
キタサンエルピスの3走前のL2は11.2-11.8。
これだけでは評価に値しませんが、キタサンエルピスはL1で先頭と5馬身ほどのあった差を、最後は1/2・クビと0.1秒差まで追い詰めました。キタサンエルピス自身はL1を11.1秒ほどで走っていると思われます。レースを見ても完全に脚を余した格好になっていました。11.4秒のL1基準クリアの余力ラップ該当馬とします。
前々走は直線で内を突いたところ、完全に前が壁になり、一旦下がってからまた盛り返してきました。度外視できる内容です。
前走はペースアップが遅いレースになり、ずっと12秒台で流れて、L2だけが11秒台に。前有利の展開になり、大外をぶん回したキタサンエルピスにとっては厳しい展開になりました。勝ち時計も速かったので悲観する内容ではありません。
今回は差し有利の展開になりそうで、巻き返せる条件が整いました。余力ラップ該当馬なので1Fの延長も苦にしないはずです。

スリーミスラピスは休み明けの前走が好内容で、脚を余す形でのクビ差2着。
上がり3Fは次点に0.6秒も付けているのでL3基準をクリア。2600m走って34.8秒の上がりを使えるなら大したもの。これは洋芝や滞在競馬がかなり合うのだと思われます。元々は後方一手の馬ではないので、もう少し位置を取って外をマクってこられればチャンスでしょう。

他、初ブリンカーで上がり性能上位のアドマイヤサジー。
前で残るなら、前々走、不良馬場で上がり最速だったウインルピナス。ゴールドシップ産駒なので函館も合いそうです。
初ブリンカーのアズライトムーンは新馬戦がL1基準クリアの余力ラップ戦で、0.2秒差。道中がかなり遅いペースではありましたが、同じような位置で競馬を運んだニホンピロキーフとトラストエムシーが勝ち上がっているので評価します。

中京3R ◎7.ロングウッド A評価 穴2.サクセスハチハチ
ロングウッドの前走は21.2秒差の殿負けと、今までの成績からは考えられない大敗を喫しましたが、この馬は元々、疲れが溜まりやすいのか、4走前でも不可解な惨敗を喫しています。
前走時の最終追い切りは栗東坂路で一杯に追って、馬なりのオオバンブルマイに0.8秒も遅れていました。L1が13.6秒と完全に止まっており、調教からも危険な香りがプンプン。今回はCWで一杯に追って、2歳馬に1馬身先着。良い時と同じ水準で走っています。これなら状態面は心配無用でしょう。
この馬の3走前は、超高速ダートの中京ではありましたが、L4が48.7秒とかなり速くなりました。
L2の22.7秒も、L1の12.0秒も、「超」が付くほど優秀です。
すでに7着馬までが勝ち上がっており、ロングウッドはいつ勝ってもおかしくありません。
前々走のL4は50秒ジャストで、4走前のL4は49.9秒。5走前は50.7秒と、後半の速いハイレベル戦になっても安定して僅差に持ち込んでいる馬です。
前走は完全に度外視して巻き返しに期待します。

サクセスハチハチはデビューから5戦連続で2着と好走していた馬ですが、前走はついに4着と馬券を外してしまいました。休みのないローテでずっと安定した成績を残していた馬が崩れた時は、疲労蓄積を疑って軽視したくなりますが、それよりもまずは前走内容を振り返ってみましょう。
前走はスタート五分に出ましたが、内枠に先行馬が揃っていた分、位置を取り切れず7番手からに。道中は外目を回されて、松山騎手がそれを嫌ったのでしょうか、下り坂の3コーナー(L4部に当たります)からマクり気味に上がっていきました。
この下り区間で速いラップを刻むと最後に止まりやすくなりますが、サクセスハチハチもその例に漏れなかったのでしょう。致し方ない敗戦だと言えます。
中京得意の松山騎手が引き続き鞍上。疲労蓄積が敗因ではないとした以上は、巻き返してもらわなければ困ります。

湿った中京ダート1800mは内枠先行有利が鉄則。
内枠の先行に該当のロングウッドとサクセスハチハチから狙いたいレースです。
2走前が強力メンバー相手で、全体時計とL4の50.9秒がまずまず優秀だったマテンロウイーグルは押さえたいところ。
このレースで2着のメイショウクモイは大差勝ちでの勝ち上がり。7着に敗れたセレクティオは先週に3馬身半の完勝を収めています。
シゲルソロソロは初めてチークピーシズを着用した4走前が、L4・49.9秒のハイレベル戦で上がり最速の2着。5着馬は次走を使っていませんが、3.4.6着馬はすでに勝ち上がっています。3走前は相手が強く、2走前はオーバーペースでの失速。前走は一旦外に出してから狭い内に突っ込まざるを得ない競馬に。巻き返しがあっても。

福島3R ◎15.ベリーベリーベリー B評価 穴16.レアジーニアス
ベリーベリーベリーの前走はスタートの出がひと息。他に速い馬が多かっただけに致命的で、結局、コーナーで外々を回されて失速しました。
とはいえ、前走のテンの速さでここでは十分に上位ですし、1200mで外を回って止まるくらいだから1150mに短縮は魅力です。
2走前は福島ダート1150mで持続ラップ戦になり、0.5秒差の2着。位置を取るためにかなり長く押していました。負荷が大きすぎたかもしれません。
新馬戦は5F目に加速して11秒台を刻むラップで、終いも12.6秒と止まりませんでした。これは勝ったオメガシンフォニーが作ったラップですが、1.2秒差のベリーベリーベリーのL2を25.6秒と考えると、評価は全くできませんが、及第点ではあります。
まだこの時間帯には外枠有利と取ると書いたので、外枠からハナを奪えそうなベリーベリーベリーに本命を打ちます。

穴推奨のレアジーニアスのベストパフォーマンスは5走前に2着したレースです。当時と同じ大外枠は良いでしょうし、ベリーベリーベリーに付いていける枠の並びも魅力。当時と同じだけ走れれば圏内の馬です。
4走前は内枠から先行するものの、内にいて上がっていけず、そのままなだれ込むだけの競馬に。3走前は前も止まっていない中、まずまずの競馬はしています。東京ダート1300mはやや長かった印象で、後半の速いラップにも対応できませんでした。上がりもかかってくれる福島ダート1150mで改めて。

函館4R ◎10.ホウオウプレシャス A評価 穴3.カビーリア
先行力ある馬が大幅距離延長であったり、能力面で劣る馬ばかりの一戦です。
ここは素直に指数最上位で先行力もあるホウオウプレシャスから。
前走のL4は50.9秒、前々走のL4は50.8秒で、ホウオウプレシャスはレース上がり4Fよりも速いL4で走破していると思われます。これだけ走れれば、どスローで馬群が凝縮しさえしなければ、後続の追撃を封じ込められるはずです。

人気の盲点と思われるのがカビーリア。出遅れ表記になっていませんが、出の悪いレースがずっと続いています。前走は横山和生騎手が出していこうとしませんでしたが、3走前は出していっての3着。行かせれば二の脚で行けるタイプではあります。
前走のL4は49.6秒で、この馬も50秒前後では走っているはずです。
前々走は相手が揃いすぎました。
L4が49.9秒の余力ラップ戦でしたが、上位6頭までが0.5秒以内。2着のシゲルソロソロは相手関係や騎乗の影響で勝てていませんが、3着3回続けており、土曜には中京に出走します。5着馬は次走を使っていません。この2頭を除けば、3.4.6着馬がすでに勝ち上がっています。カビーリアは6着から0.9秒離された7着でしたが、2番枠で外から被せられたことを考えれば、さほど悪くはないと思います。
3走前はL4が51.0秒で、カビーリアは0.3秒差。
ある程度の力は備えています。今回、滞在効果ありで、2走目でもう少しやれそう、と陣営が述べています。希望としてはここ2走より前目で競馬をすることです。そうすれば、上位との差はありません。

福島4R ◎8.フォードテソーロ A評価 穴14.トリオンファーレ
フォードテソーロは3走前の距離短縮がハマっています。
3走前は前傾ラップ戦になったので先行馬に厳しくなりましたが、指数103で3着確保は立派です。
2走前は1.2着馬が強すぎました。勝ったトーセンサウダージは次走、前残りのレースで絶望的な4角最後方でしたが、34.7秒の最速上がりで5着まで追い上げました。
2着のコレクテイニアも短縮で大幅にパフォーマンスを上げた馬。次走は順当に勝ち上がりました(こういうレースでS評価を打っておけば良いのに、Sの頻度が少なすぎて忘れてしまいます)。それらと同タイムですから当然評価できる馬です。
前走は内枠で外から被されて位置を悪くしました。それでも最後は凄まじい脚で追い込んできました。100m延長なら問題ないと見て本命にします。

外枠先行狙いなので、あとはモダナイズクィーンかトリオンファーレの選択になりますが、トリオンファーレの方が終い止まっていない上に指数も上。
強い馬が比較的有利な枠を引いたのでさほど荒れないと見ます。

函館6R ◎7.シャイニースイフト A評価 穴2.ワビスケ
先行力のある馬が少ないので、ここは先行馬から。
シャイニースイフトの前走は、直線で内にモタれての負け。騎手が重心を大きく左に寄せていました。今回は右側にチークピーシズ着用。モタれても好タイムだったのですから、馬具工夫で今度は負けられません。

穴はワビスケ。前走は内で我慢していたら、外から上がっていく馬にどんどん交わされてほぼ最後方まで位置を下げてしまいました。直線は空いた内を突いて巻き返しましたが、位置を悪くしたのが致命的でした。4.5.6F目が13秒台と大きく緩み、L3が12.4-11.9-12.0と速い上がりでまとめられてはさすがに差せません。0.4秒差とさほど負けていないので、スムーズに先行すれば圏内でしょう。

中京6R ◎15.エンペラーワケア ※S評価 穴11.ロードラディウス
エンペラーワケアの前走はテンの1Fが12.1秒と速く、L2が12.0-12.3とこちらも速い一戦。ダートのL1・12.3秒のL1基準クリアなので、まだまだ時計を短縮できます。この前走は1勝クラスで102の指数に値しますが、これでまだ上積み可能ならさすがに負けないでしょう。テンが速いのも外枠を引いたのもプラスと見ます。1倍台後半なら十分付くなという感触です。
追い切りも中間に自己ベストをマーク。
栗東坂路で51.1-23.8-11.7は素晴らしい時計にラップです。
まず勝つと見てS評価にします。

ロードラディウスは芝での余力ラップ該当馬。小倉芝2000mでL5・L4基準を2歳で初めてクリアした馬です。芝でもまだやれそうですが、ダートに矛先を向けてきました。初戦はハイペースを早めに先頭に立つ競馬で終い失速。その後も毎回、L1で失速して着順を落とすので、これは1400mの短縮が思い切りハマりそうです。
エンペラーワケアの邪魔をするような騎手はいなそうで、コーナーで大きく外を回るようなレースにならなければ大丈夫と見ます。

函館7R ◎9.グラサージュ B評価 穴10.ザアトム
スマート出馬表とレース映像を見る限りではこの2頭が速いと思いますが、グラサージュは今回ブリンカー着用。もう少し行きっぷり改善すると見てこちらが先手を奪うと見ます。前々走はかなり速い馬が揃っての3番枠で、ハナ争いで狭くなり、位置を悪くしました。外枠でブリンカーの今回は前々走のようにはならないはず。前走は逃げた勝ち馬をしぶとく追い詰めていました。ブリンカーでもう一押しに期待します。

ザアトムは前走のテン1Fが12.3秒。このラップで楽に先手を奪いました。
前々走も内枠から二の脚の速さでハナを奪う競馬。
グラサージュに何とかハナを奪ってもらいたいと思っています。
ザアトムがハナを奪うとなると、グラサージュは被されて苦しくなりそうなので。

中京7R ◎1.マテンロウナイト A評価 穴6.リアライズ
このレースは人気馬がこぞって外枠に入ったので穴を狙えるチャンスだと見ます。
マテンロウナイトは絶好の狙い目だと見ます。
芝1200mを使ってからの3戦は全て出遅れでしたが、1/29のレース内容は悪くありません。出遅れてから引っ掛かり気味に中団まで上がっていきましたが、その分、伸びを欠きはしたものの、完全な行った行ったのレースで差し馬再先着の6着です。指数は90。
出遅れなくなった前々走は、京都芝1200mで圧倒的に不利な15番枠からの競馬で、かなり外を回されながらも5着。指数は95です。
前走も京都芝1200mの外枠で、外目を先行しましたが、オーバーペースにもなっての惨敗。外目を回された分もあるので度外視で構いません。
ずっと外目の枠を引いていた馬が最内枠替わり。マテンロウナイトが脚を溜められる一方で、外枠の馬たちは外を回さざるを得ないでしょう。この馬から手広く買っても。

リアライズはテンの速度がここではナンバー1。1400mで先行して好走していた馬なので、1200mならそう簡単には止まらないはずです。
前々走の福島芝1200m戦は、福島にしては高速馬場で、ペースもかなり流れました。被されるのを嫌って外に出して、そのまま外を回った分、苦しくなった印象です。
逃げてロスを防げそうなここは期待が大きいです。

福島7R ◎8.グランツグリーン A評価 穴16.サクセスパルス
グランツグリーンは前走のL2が22.5秒で余力ラップに該当。レース上がりを0.6秒上回る上がりを使っています。L4は46.6秒でしたが、自身はもっと基準に近い時計で走っているはず。リアルスティール産駒は仕上がりが遅い、と耳にしたことがあります。
この馬は長期休養明けの2走前からパフォーマンスが向上しています。余力ラップ該当なので延長もオッケー。再度の休み明けでボリュームアップしていればなお良いでしょう。
サクセスパルスの前走のL4は46.4秒で、上がり33.9秒はレース上がりを0.3秒上回っています。そのため、L4はもう少し基準に近い時計で走っているはずです。
福島では持続力の優先度が高まるはずなので、速いL4を使っているのは高評価。
ペースが流れてくれれば、2頭セットで突っ込んできてくれると見ます。

函館8R ◎6.ヤングワールド B評価 穴5.オウギノカナメ
ヤングワールドは2走前、かなりのハイペースで逃げた1勝クラスでの6着がかなり優秀です。指数100ならこのメンバー1の実力があるはず。
とにかく馬群で揉まれたり砂を被ったりするのがNGな馬で、スムーズなら相当強い馬なのでしょう。
楽に先手を取らせてくれそうなここは頭を期待します。

オウギノカナメの前走は1コーナーで内から前に入られた時に口向きの悪さを出してしまったという話。馬具を替えて挑むということなので、普通に回ってこられれば。
未勝利勝ちのL4が50.1秒で、次走は11番人気でハナ差4着。ほぼ余力ラップ馬の惜しいレースでした。こちらもL4が50.5秒で好時計でした。
他は1.9しか要らないように見えますが……。三連単4点でまずまずの配当取れそう……。

中京8R ◎2.チュウワダンス A評価 穴1.ベッラアルバ
内に指数で1.2位の馬が並びました。二頭とも、位置を取りつつ、上位の上がりを使える馬で信頼できるでしょう。
チュウワダンスの前走は、外枠に入って外を回されたこと以上に、直線二度も挟まれる不利があって何もできず。完全度外視で構いません。中京芝2000mの乗り方を理解している坂井瑠星騎手ならきちんと乗ってくれるでしょう。

ベッラアルバは5走前の中京芝2200mが今回と同じく最内枠で優秀な時計。指数101で、同じ中京なら走ってくるでしょう。フレッシュな状態の方が良いという話なので休み明けも問題ありません。

福島8R ◎3.ビターグラッセ A評価 穴11.サクセスバラード
ビターグラッセは前走、初ダートなのに2番人気と驚きましたが、L3が11.7-11.6-11.9という芝並のラップで0.2秒差と僅差。ダートでしっかりテンに出していけましたし、この内容なら安心できる馬でしょう。控える競馬をしてきた馬ですが、スタートは上手な方です。ダートならテンの速力上位と見て良さそうです。

ここは人気のヤマニンエンディマをちょっと疑いたいところです。
前走は同日2勝クラスで2着に相当する時計での勝利ということで人気になっていますが、このレースは予想コンペティションで7着馬を本命にしていたので何回も見返しました。まず時計面に関しては重馬場から乾いていく過程だったので、同じ馬場差ではありません。このレースは内枠有利な傾向が強く、外を回した私の本命が脚を失いましたが、ヤマニンエンディマは内で動かなかったことが功を奏しました。ペースを考えれば丁度良い位置にも付けていたので、人気に相応しいかといえば、?、です。ちなみに前走は1勝クラスで指数91に相当します。ここでも上位ではあります。
最内のリュクススティールは特に目立った内容の勝ち上がりではなく、シゲルソロソロが飛ばして自滅してくれたのが勝因でしょう。こちらは1勝クラスで88相当の指数。
なるべくなら内枠から選択したいのですが、やや外目のサクセスバラードを穴推奨します。
前走や中山ダート1200mで2着した時のラップは、1200m以上の距離でも通用するだろうと思わせてくれるもの。芝の1800mで0.5秒差の6着があるので、1700mも問題ないでしょう。追走が楽になる分、むしろ期待が高まります。

函館9R 北斗特別 ◎3.クラウドセイル B評価 穴1.メイショウノブカ
余力ラップ該当のクラウドセイルとメイショウノブカから。
クラウドセイルの前走は、出遅れてからすぐに隣の馬が寄ってきたために狭くなって位置を悪くしました。完全に通過順で決まったドスロー戦なので度外視で構いません。
2走前は楽なペースで逃げましたが、脚が使えず0.5秒差の負け。とはいえ、0.3秒先着されたアマイは先週、1勝クラス勝ち上がり。この時は2000mでしたが、1800mでまともにスタートを決めればまた違うと見ます。
未勝利勝ちはドスローだったとはいえ、L3が11.3-10.9-11.1とかなり速く、L4も46.1秒と水準以上。弱ければドスローだといってもこんなラップは出せません。実際、着差も付いているレースです。
アサカラキングは未勝利勝ちの時に下した2.3.4着馬が次走で勝ち上がり。この情報が広まったのか、青葉賞で4番人気に推されましたが、適性がありませんでした。前走も東京で敗れましたが、洋芝替わりはプラスに働きそう。印は打ちませんが必ずカバーしておきたい一頭。
メイショウノブカは未勝利勝ちの上がり33.0秒が、次点に1.0秒差も付けていてL3基準該当。L3が11.5-11.4-11.3の加速ラップで先行有利になったレースで後方からただ一頭突き抜けました。前走は4着に敗れたとはいえ、1着が余力ラップの中でも高く評価できたアルジーヌで、2着も余力ラップ該当のミヤビ。3着馬は次走も3着と力はあったようなので、相手が楽になって巻き返せるはずです。最内枠でロスなく運べますし、少頭数になるので差しやすくもなるでしょう。

中京9R マカオジョッキークラブトロフィー ◎6.ブライトジュエリー A評価 穴2.ヴェルテンベルク
ブライトジュエリーは初戦が衝撃の内容。上がり34.6秒は次点に1.4秒もの差を付けての最速!L3基準クリアです。しかも上がり2位は余力ラップ該当のクラウドセイル(先程の函館に出走)。4馬身付けていて本物です。
次走のフローラステークスはL5が58.1秒、L4が45.9秒と2つの基準クリアでハイレベル戦でした。先行した1.2着馬が強かっただけに差し届かずでしたが、1.2着よりも速い上がりを使って差を詰めているので十分な内容でしょう。中京芝2200mなら差しやすいはずです。

ヴェルテンベルクは調教師が「先週が圧巻の動き」と絶賛しています。新馬戦のL2が11.1-11.5で余力ラップに該当。未勝利即勝ち上がりで、京都2歳ステークスで差して3着なら当然高く評価する必要があります。ホープフルステークスは出遅れ。前有利のレースになったので度外視しても構いません。
人気でもこの2頭で仕方ないかと思います。

福島9R 須賀川特別 ◎8.デフィデリ B評価 穴5.ダレモトメラレナイ
デフィデリは現級で101という高い指数を持っており、ここ2戦も97.94と高値で安定。3走前はやや出負けで、前も窮屈になり下がってしまいました。4走前は出遅れ。
ここ2走のテンの1Fは12.1秒、12.0秒と安定して速い水準にあります。消極的な勝浦騎手よりかは積極的な丸山騎手の方が合っていそう。もう少し内が良かったとは思いますが、どうも能力の高さを評価されていないようなオッズなので妙味込みで狙ってみます。

ダレモトメラレナイもテンの速力上位。前走は楽に先手を奪ったと思いきや、外から来られて、また出していくという無駄に脚を使う展開になりました。負荷が大きかったはずなので度外視で構いません。差し決着にもなりました。福島芝1200mでは5走前に差し決着の中、逃げ粘る強い競馬をしています。
行く馬も少ないのでこの2頭での先行決着に期待します。

函館10R 潮騒特別 ◎1.ナバロン B評価 穴4.ラキ
先行力ある馬が少なく、トップキャストがハナを切ると思いますが、この馬は近走の負け方が悪すぎます。完全に競馬を辞めてしまっているような内容。スローの前残りも織り込み済みのオッズになっていて、妙味はないと見ます。
ナバロンはこのメンバーならテンの速力上位。2走前はかなりのハイレベル戦で、前走は3歳馬が能力上位でした。今回は3歳馬のいないメンバーなので浮上してきます。

少頭数スローなら何かが出していって残る可能性も考慮に入れておきたいところ。
ラキは出遅れ癖がありますが、今回はブリンカー着用。このメンバーなら案外、前に行けても不思議ありません。芝でも安定して上位の上がりを使えており、先行力ある馬少ないこのメンバーなら一発あっても。

中京10R インディアトロフィー ◎15.アウグスト B評価 穴16.ケイアイメビウス
まず、サンライズフレイムはここも突破できる器です。前走は同日2勝クラスと同タイムでしたが、L1が12.5秒と失速していなかったサンライズフレイム戦の方がレベルが高かったと思います。2走前は東京ダート1600mの内枠で出遅れましたが、1.37.1はかなり速く、2勝クラスでも勝てる水準です。
ただし今回は道悪で、逃げ馬不在の先行馬多めのメンバーなら前が止まらない可能性も視野に入れておきます。

アウグストの前走はサンライズフレイムと同日のレース。走破時計ではサンライズフレイムに0.1秒負けていますが、このレースは3F通過34.2秒のハイペース。前3頭が後ろを離していましたが、逃げた2番人気ワセダタンクは殿負けで、2番手のモズブーナーも6着に敗れました。2番手付近から4角早め先頭で2着に粘ったアウグストの価値は高いと判断します。
中距離を使っていた馬ですが、1600mに短縮して一発回答の勝利。2馬身離して完勝でした。指数は2勝クラスで92相当になります。前走が90。このメンバーでは上位の指数なので、先行力と雨を活かして粘ってくれれば。

穴推奨は2頭にする予定でしたが、候補のゼットノヴァが新聞の作戦欄に「差す競馬」と書いてあったのでケイアイメビウス単独の穴推奨にしました。

ゼットノヴァは1200mから1300m、1400mと距離を延長してきましたが、全てこなしていました。前走のL1が12.4秒と止まっていないことから、更に延長しても問題なさそうです。1200mでは先行できませんでしたが、1300m.1400mでは先行できているので、その分、このくらいの距離の方が良さそうです。
前走は差し決着の中、比較的前目の位置から粘りました。ゼットノヴァ自身のL1は12.5秒なのでやはりまだ余力を持ち合わせています。切れ負けしたというのが正しい表現かもしれません。
新聞の作戦欄に「差す競馬」と書いてあるのは微妙です。先行してもらいたいだけに……。新聞を信頼するかどうかも予想だと思うので、先行すると思えば、買いでしょう。幸騎手なので出していってくれるかもしれません。私は押さえはしたいと思います。

肝心の穴推奨ケイアイメビウスについて。
前走は驚きの好走でした。
砂を被っても平気そうに映る馬ですが、案外、砂被りのダメージがあったのかもしれません。L1が12.3秒で、ケイアイメビウス自身が12.4秒を使ったのなら、まだ余力があります。もし砂被りが駄目な馬だとするなら、今回の大外枠は絶好枠。外枠から先行して、前走と同等のパフォーマンスさえ出せれば圏内の馬です。

福島10R 猪苗代特別 ◎5.バレエマスター B評価 穴2.エンパイアウエスト
ここは逃げ先行タイプが揃いました。差し有利の福島芝2000mらしいレースになりそうです。
バレエマスターは関西圏で強い競馬をしていた馬ですが、前走は福島の上がりのかかるレースでパフォーマンスを上げてきました。いわゆる降格ローテがハマった形ですが、それ以上に、スピルバーグ産駒らしく福島の上がりのかかるレースが向いたのでしょう。昇級戦に延長ローテと苦しい条件が揃っていますが、前走だけ走れて、2000mを苦にしなければ指数的にここでも上位。

エンパイアウエストは前走、個別ラップを見ていけば余力ラップに該当。ドゥラメンテ産駒の牝馬なので切れ味が前面に押し出しているのでしょう。ですが、この馬は母父がサドラーズウェルズなので福島のような馬場も向くはず。新聞には「控えて溜める競馬を鞍上が教え込んだ」と書かれてあります。その結果が前走の高いパフォーマンスだと考えれば、ここでも期待できる馬です。

函館11R マリーンステークス ◎10.ペプチドナイル B評価 穴2.アシャカトブ
ペプチドナイルの前走は入れ替わりの激しいレースになり、ペースも速くなりました。逃げていたところからボイラーハウスが絡んできて、今度は内からディアセオリーがマクってくるという並の逃げ馬なら惨敗するレースでしたが、それで勝ちきったのは衝撃的です。L1も12.4秒と止まっておらず、これは1700mがよほど向くのではないでしょうか。引き続き期待できると見て本命にします。

アシャカトブの方は好位で良い馬で、先行するなら内枠でロスなく回る方が良さそうです。東京よりは断然中山の馬なので、1700mも合いそうです。58キロは背負わされましたが、前走は59キロで3着。長期休養明けでも本数を乗り込んでいるので問題ないでしょう。元々、休み明けから走ってくる馬です。

中京11R マレーシアカップ ◎1.ミッキーヌチバナ B評価 穴3.ラフストリーム
先行タイプが内外どちらにも入り、ある程度ペースは流れそう。
後ろからは届かないだろうと見ますが、内の好位で競馬ができる馬を推奨します。
ミッキーヌチバナは出遅れ癖があるので、初角がすぐ来るこのコースでの最内枠は位置が取りやすくなって安心材料です。タフな中山で強い馬なので、同じくタフな中京コースも向くはずです。スタートを決めて内をタイトに回ってくれば圏内と見ます。

ラフストリームは3歳時に指数が高いという理由で買っていましたが、中山の1勝クラスで3着した時のラップは今見ると優秀です。1800mの馬という印象だっただけに1400mを使っていたのは意外でしたが、ようやく延長してきてくれました。前走は太かったらしく、今回は絞れているそうです。デキの良いタイミングで延長してきた可能性もあり、穴推奨にします。

福島11R 阿武隈ステークス ◎1.シンボ B評価 穴3.オンリーオピニオン
意外にもシンボは持っている指数の複数が上位。
速い上がりが使えない馬だけに、東京は向かないだろうとずっと思っていた馬です。
ようやくタフな福島を使ってきてくれました。近2走は先行できていませんが、前走は外枠だったので下げて、前々走は差し決着になるペースだったので中団からになっただけ。
このコースならしっかり内枠から先行してくれるでしょう。

オンリーオピニオンは近走、自分でやめてしまっているという話ですが、ブリンカー着用に活路を求めてきました。3走前はハイペースの差し決着、2走前は逃げられずと、3勝クラスの壁にぶつかっていますが、ブリンカー着用の単騎逃げ濃厚なら巻き返す可能性が高いと見ます。

函館12R ◎5.ナリタローゼ B評価 穴3.モウショウ
ケイアイクビラとオルフェスとはここでも通用の力はありますが、外枠ということでやや評価を下げます。特にケイアイクビラの方は「差す競馬」と新聞に載っています。
本命はナリタローゼ。前走は3F通過33.6秒のオーバーペースでの逃げで止まりはしたものの、勝ち馬と0.2秒差。十分強い競馬をしており、楽に逃げられそうなここは軸にします。
モウショウは前走の姿が本物と見て良いでしょう。元々、少頭数ながら芝の1勝クラスで4.5着がありました。今回も先行態勢に入れそうなメンバーでもう一度。

中京12R ◎14.ジャマン B評価 穴1.トンジンチ
ジャマンはもう4歳ですが、新馬戦がL4・L2基準クリアの逃げ切り。
弱いはずはないと思うのですが、3歳時は馬体減に悩まされました。
馬体が増えてきた休み明けの4走前の時計が優秀です。
その後はずっと差し有利の展開になって苦しんでいますが、スローになりやすい中京マイル戦で、3キロ減の永島まなみ騎手に戻る今回は狙い目と見ます。

トンジンチの前走は、余力ラップ該当が4頭いる中での2着。前有利な馬場ではありましたが、後続を凌ぎったことは評価できます。今回最内枠で距離短縮。内から逃げる手もありでしょう。

福島12R ◎11.デュアルキャリアー B評価 穴7.サルフトピッチ
デュアルキャリアーのテンが一番速いはずで、この馬が逃げれば簡単には止まらないはず。3キロ減も魅力的です。
サルフトピッチは新馬戦のL2が12.4-12.3。L1基準クリア戦で0.1秒差です。
1200mだと少し長く、1000mだと少し短いような感じなので福島ダート1150mが現状はベターでしょう。スタミナ面に不安が残るので、ラチ沿いを確保してロスなく回れれば。

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