2023/8/27(日) 好走期待馬

※指数はグリーンチャンネルの「先週の結果分析」のものを用いています。過去1年半までの指数を用いています。
※評価は軸自信度になります。好走率・回収率ともにA>B>Cになっています。Sは1着まで自信あるという意味です。
※勝負レース表記は、全レースの予想が終わってから付ける予定です。

競馬本出版しました!
『「永遠の初心者を脱する」ための競馬思考 第1巻』
競馬王2023年7月号に私の記事が掲載されました!優駿2023年8月号にて、余力ラップを取り扱った、山崎元様の記事が掲載されました。

まえがき・馬場予想

こんばんは。
土曜は馬場はほぼ読めていたというのに、何か悪くもなく良くもなく微妙でしたね。勝負レースの1つが5連複まで5頭で完全的中で、三連複高め万馬券取れたのは良かったのですが、その後の勝負レースが微妙微妙……。ここまで馬場を読めているならもう少し取りたかったというのが本音です。

馬場は概ね合っていると思いますが、日曜は札幌が雨ですね。
そこまで降るような感じではないので、傾向に変化なし、で良いのではないでしょうか。芝はよりタフになると思うので、適性も考えつつですね。ダートも内有利にはならないと思います。
気になっていた新潟ダートは先週同様にやや時計がかかり気味と見て良いでしょう。つまり、差しも届きやすい方ですね。基本先行有利で、馬や展開に応じて差し馬も。
新潟芝は内枠も比較的来ていたのですが、今更内に変化するということは考えづらく、馬場以外の要因が原因では。メインなんかは高速決着すぎて外が間に合わない、というように。
小倉芝は外枠有利ですね。安心しました。1200mは先行有利で、中距離になると差しが届く印象。
小倉ダートは乾いて外枠有利に戻るはずです。
風は気にする水準にありませんね。

では本日もどうぞよろしくお願いいたします。

余力ラップ該当馬一覧

※余力ラップ基準
該当馬には僅差負けを含みます。僅差負けの定義は、芝で0.3秒差以内、ダートで0.5秒差以内です。L1基準のみ0.2秒差以内で統一します。
基準をクリアしていても、僅差負けでないため漏れる場合があります。
古馬混合になりましたが、3歳馬、及び、今後出てくる2歳馬については全て載せる予定です。

2.3歳(芝)

L1L2L3L4L5
11.4秒以内
※距離不問
22.7秒以内
・1200mは3F通過35.2秒以内・1400mは3F通過35.5秒以内
上がり差で2位に0.5秒以上付けている45.9秒以内・1500m以上に限る
※距離が伸びれば伸びるほど評価できる
58.2秒以内・1500m以上に限る。
※距離が伸びれば伸びるほど評価できる

2.3歳(ダート)

L1L2L3L4
12.3秒以内
※距離不問
1150-1400mは24.3秒以内
1600m以上は24.6秒以内
※東京1400-1600mは多めに出て精度が下がるので他基準と合わせて確認する。
上がり差で2位に0.5秒以上付けている50.0秒以内(1700m以上)
東京ダート1600mは49.7秒以内

札幌2R
7.サラサビーザベスト
8.デトネイター
札幌4R
1.エリム(芝)
4.イリュージョン
12.スパークルスカイ
札幌8R
5.トーセントラム
8.セーヌドゥレーヴ
札幌9R 勝馬投票100周年記念
4.クリノリアルレディ
新潟8R
1.テンカノギジン
新潟9R 五頭連峰特別
1.ルミノメテオール
15.テーオーグランビル
17.ニシノライコウ
新潟10R 朱鷺ステークス
5.ルガル
15.シングザットソング
新潟11R 新潟2歳ステークス
3.エンヤラヴフェイス
4.ルージュスタニング
10.ヒヒーン
11.クリーンエア
新潟12R
8.エナジーチャイム(芝)
小倉1R
8.ディーノサンライズ
小倉3R
10.タイセイフェリーク
14.ピヌスアモリス
小倉6R
1.メイショウマニス(ダート)
17.ピースオブザライフ
小倉7R
9.スマラグドス
小倉8R
11.ドナウパール

好走期待馬

小倉1R ◎8.ディーノサンライズ B評価 穴11.カーモス
アートフォームの新馬戦内容が一番だと思うのですが、問題は最内枠。1200mも明確に外枠有利に出ていたので疑ってみます。展開のカギはダイメイイチョウ。前走は1200mの方が向くと見て本命を打ちましたが、3F33.4秒の超ハイペースの逃げになりました。2着に残したのは評価できますが、スタート後に下っていく小倉芝1200mではかなりのペースで飛ばしそう。3キロ減に替わるので押さえておく手はありだと思いますが、配当が取れるかが問題。
ダイメイイチョウが飛ばしてくれると見て、本命はディーノサンライズ。新馬戦がL1・11.1秒の余力ラップ戦。このレースの組が案外活躍していないのは気になりますが、ディーノサンライズは次走でもまずまず走ったので、距離短縮でのもう一押しに期待します。前走は不良馬場で道悪適性の差が出たように思います。ディーノサンライズは離れた5番手からの競馬で、最後は伸びて2着と0.1秒差の4着。おそらくはそんなに先行できず、丁度、差せるような位置に付けられそうで、ダイメイイチョウを差し切ると期待します。
カーモスの新馬戦は内に閉じ込められて、追い出せたのは残り100m付近になってから。その分の2着だったという内容で、まともなら差しきれる力はあります。

札幌1R ◎9.アイスノート B評価 穴6.カリンテラス
アイスノートの新馬戦はスタートこそ決めたものの、後方からに。4コーナーでは大外ぶん回しで上がり最速タイの6着。一定の評価を与えて良さそうです。「もう少し体が絞れてくれば」と陣営が述べている通り、新馬戦は馬体が緩く映りました。2戦目の上積みはあるようなので、外差し馬場の今回は期待します。
カリンテラスの新馬戦はパワーホールがL2を11.2-11.1で逃げ切った余力ラップ戦。2.3着馬は次走、それぞれ2.3着。この2頭と0.4秒差で距離短縮ということも考えれば通用してくれそうです。新馬戦はバテたというよりもパワーホールが破格の切れを見せた印象です。

小倉2R ◎8.ラヴィンローゼス A評価 穴7.コパノマイアミ ※追記:◎8.エスカルの間違いでした。
ダート路線の馬がそれなりに強いので、芝路線からの馬を敢えて狙わなくても、という印象。ダート替わりで怖い血統の馬が揃ってはいます。サンダースノー産駒は今のところ、芝向きなのでは?と疑っています。10.11がサンダースノー産駒ですが、どちらも母父が芝向きなので少し疑いたいところです。
エスカルは新馬戦のL2が12.2-12.3。エスカル自身もさほど止まっておらず、これは能力上位だと見ます。2戦目は逃げましたが、L2が12.8-12.6と加速ラップ。ダート路線ではこの馬がナンバー1でしょう。
疑うならコパノマイアミの方だと思いますが、穴推奨とします。2戦目は逃げて1.12.5なら水準級。L1で13.3秒と失速している点は危険ですが、ここも逃げて残せる可能性は高いでしょう。

札幌2R ◎8.デトネイター A評価 穴7.サラサビーザベスト
デトネイターは適度に負けてきて妙味あるオッズになってくれそうです。2走前は内にいて動けず、4コーナーでは狭くなったのでしょうか、下がる不利がありました。また伸びてきて6着。余力ラップ戦で不利ありの0.9秒差なら悪くありません。前走はL4が49.6秒と速くなりましたが、ここは上位が強すぎました。3着には1勝クラスも突破したメイショウシナノ。4着馬も先週勝ち上がりました。ここは内の芝からの転戦馬を行かせて番手から競馬を運べそう。
サラサビーザベストは余力ラップ該当馬で能力最上位。デトネイターをしっかり捉えきれるかどうかだけでしょう。

新潟2R ◎11.ブラックデコ A評価 穴6.アイベラ
買いたいと思える馬の少ないメンバー構成。アイベラは5ヶ月以上の休み明け。前走2着時の4.5.6着馬は勝ち上がっています。揉まれても全く問題ない馬なので、6番枠も問題にしなそう。休んでいる間に強くなっていると考えて評価します。
ブラックデコは甘いオッズになってくれそうです。初ダートの2走前は前残りになりましたが、L4が50.0秒の余力ラップ戦で1.0秒差なら悪くありません。後ろから掲示板に乗ったのは評価できます。前走は内にいて砂を被ったのを嫌がったのか、3コーナーで手応えが悪くなって一度は脱落しそうになりました。そこからまた伸びて5着に来た内容は優秀で、2着サイモンカリンや3着バトルエンジェルよりも評価できます。今回は外枠なので揉まれることなく運べるでしょう。このメンバーでは上位の存在です。

小倉3R ◎14.ピヌスアモリス B評価 穴10.タイセイフェリーク 穴7.キタサンエルピス △1.6.11 ※立川サロンアネックス提供予想
かなりの好メンバーが揃った一戦。
小倉芝はだいぶ、外差し有利になってきていますが、1800mならペース次第で先行勢も残せそうです。ここは前走で逃げた馬がおらず、皆、様子見になってペースは緩みそうです。
本命はピヌスアモリス。前走は1400mで3F通過が33.6秒という超ハイペース。大きく出遅れて後方からになったシランケドの追い込みが決まった通り、先行馬には厳しいペースでした。ピヌスアモリスは外目を先行してなし崩し的に脚を使わされました。これは度外視して良い一戦と判断します。2走前の敗因はおそらく大幅馬体減。3走前のダートは度外視。4走前は出遅れ。最内枠でゴチャつく競馬に。頭を上げて折り合いを欠いていました。このレースを見るからに、外で揉まれない今回の外枠はプラスに働くはずです。新馬戦はL2基準クリアのファントムシーフの2着で、2戦目は小倉史上初となる2歳におけるL5・L4基準クリアのレースで2着。力はあるので、スローを外から先行できそうな今回は巻き返せると見て本命とします。
対抗のタイセイフェリークは前走、ハイペースの差し競馬を先行してよく2着に残しました。今回はもう少しペースが緩みそうなので引き続き評価します。
キタサンエルピスは3.4走前、京都でどちらもL1を11.4秒以内で走っているように映りました。2走前は直線で進路が狭くなってブレーキ。函館の前走はペースアップが遅く、L2だけ11秒台に突入。これでは後ろから差せません。力は確かなので、道中、外から動いていけるようであれば。
ローブドゥマリエは前走マクって4着。残り100m辺りで止まっていたので1800mに短縮するのは良さそう。アイリーンは新馬戦が余力ラップ戦。外々を回って0.4秒差4着なら悪くありません。ここ3戦は枠や展開が向かず。サトノキャサリンは小倉芝1800mではオール馬券内。

札幌3R ◎11.レゼルノワール A評価 穴4.ロードサミット 穴6.ルソレイユ 穴10.グランツベリー △1.アピールラン

※勝負レース

前走でテンが速かった馬がほぼいませんが、唯一速かったのがレゼルノワールです。
このメンバーで外枠なら自然と先行できるのではないでしょうか。2走前にダートを使って惨敗していますが、これはスタートは出たのに先行争いに参加しなかったから。砂を被っても全く問題ありませんでしたし、終いはしっかり脚を使って伸びてきています。キタサンブラック産駒らしくダート適性はありそうで、今回は3キロ減。陣営が「行き過ぎてしまうと息が保たないので、終いを生かしたい」などと戯言を述べていますが、1000mなら行った方が良いに決まっていますし、3キロ減はそのための起用ではないでしょうか。ブラフの可能性もありそう。ここは絶好の狙い目と見て本命にします。
グランツベリーは前走、出遅れの多い今村聖奈で大きく出遅れただけで、今回はまともに出ると考えた方が良さそう。スタートさえ決めれば逃げられそうです。
ルソレイユはテンが遅いのが難ですが、中枠である程度は位置を取れそうで。
ロードサミットは前走、かなり追っつけての逃げでした。ギリギリ2着確保。テンの1Fは12.5秒と遅かったので割と危険だと思うのですが、前走のように追っつさえすれば何とか粘れそう。
1.アピールランは前走行く気を見せなかっただけで、4キロ減で行かせようとすれば、行ける可能性も。レゼルノワールからならおそらく手を広げても配当は取れそうなので△だけ打っておきます。

新潟3R ◎8.ワクワクサセテ B評価 穴6.セイウンラビリンス
ワクワクサセテはテンの速度や前走の指数も高く、これは安定して走ってくれそうです。
軸に関してはこの馬で良いと思うのですが、問題は相手。セイウンラビリンスはここ2走出遅れていますが、狙ってみます。鞍上が1000m得意の藤田菜七子騎手で、1000mで重要になる馬体重と斤量の比率も2番目。新馬戦はアスコリピチェーノ戦で、それなりに脚を使って追い込んできています。1000mはちょっと分からんので1点で遊んでみます。

小倉4R ◎10.タイセイラヴィータ B評価 穴9.ホペロア 穴16.サンライズプラーナ
前走が初戦で2着のタイセイラヴィータは、2戦目の上積みもあるはずで勝ち負けでしょう。L4は51.2秒でしたが、この馬は4F目にマクって先頭にまで立っているのであまり気にしなくて良いでしょう。むしろ、あの負荷の高いはずのマクりを入れて12.6秒でまとめているのは立派です。叩いての上積みも大きいという話なので、ここは期待します。
ホペロアは能力最上位だと思っていたのですが、まさかの人気薄。前走は単に新潟が向かなかっただけです。コーナーが急で、直線で加速が必要とされる新潟は向かないのでしょう。小倉の方がスパイラルカーブ採用でスピードに乗せやすいので、外をマクっていく形でスピードに乗せられれば。2走前は2000mでL4が50.7秒のハイレベル戦で0.4秒差。ジョウショーパワーやフミヤングフェイス、シゲルソロソロに先着していて力は確か。単勝を買っておいても。
サンライズプラーナの前走は下がるところがあり、スピードに乗せるのに苦労していました。4コーナーでは11番手まで下がっていましたが、そこから伸びてきた脚はまずまず。大外枠からスムーズに加速できそうです。

札幌4R ◎12.スパークルスカイ B評価 穴4.イリュージョン
スパークルスカイは前走の敗因が掴めませんが、ハイレベル戦だったのも確かです。森田厩舎は馬体にあまりこだわりがないのか、結構変動の大きい馬が多い印象。ここ2走で増えすぎたのもあるかもしれません。調教師コメントが「出遅れてばかり」と愚痴っぽいのが面白かったです(笑)そのせいなのか、鮫島克駿騎手に乗り替わり。いくらなんでも人気が落ちすぎている印象なので、乗り替わりや外枠、降雨の影響などにも期待して本命にします。
イリュージョンは余力ラップ該当馬で安定して強い馬。ノリマジックで勝たせられるかどうか。能力は高いので、メンバーレベルがだいぶ落ちるので内枠でも崩れなさそう。

新潟4R ◎8.デルマカタスカシ A評価 穴12.ホウオウフェアリー 穴15.スターグロウ ※立川サロンアネックス提供予想

※勝負レース

デルマカタスカシは前走、ブログでS評価の本命を打って期待していました。外差しが決まるだろうと予想していたのですが、騎手が馬場の内が悪いことを意識して全体的に外を回すレースに。そのため、外枠の差し馬はその更に外を回される競馬になって不利になりました。ただ、敗因はそれだけではなく、勝負どころでの手応えも悪く映りました。陣営は「疲れ」と述べていますが、馬場がタフになっていたのが影響したのかもしれません。そうだとすれば、新潟に替わるのはプラスでしょう。なお、今回は間隔を空けて持ち直してきたという話です。

そもそもデルマカタスカシを評価したのは、3走前でL1を11秒台前半で走っていたから。2走前は内にいたところ、前が壁になって仕掛けがかなり遅れてしまいました。スムーズだったら勝っていたかと思います。今回は2000mに更に延長になりますが、新潟内回りはマクり差しが決まりやすいコースです。今開催は雨に当たっていないので例年ほど内が荒れていませんが、それでもJRA画像では内が荒れてきたなという印象。中枠なら悪くないでしょう。馬場の良いところを通しての差し切りを期待します。

スターグロウは自分から動けるタイプで、北海道から新潟内回りに矛先を向けてきたのは正解だと見ます。外枠を引けたので、マクっていく形で前を潰してくれることを期待します。

ホウオウフェアリーは昨年の10月の新馬戦以来のレースになりますが、追い切りは馬なりのみでしっかりと動いていて、すでに仕上がっていそうです。新馬戦はL5が58.4秒、L4が46.1秒、L2が22.7秒と、L5・L4基準クリアまでもう一歩のハイレベル戦でした。勝ったビヨンドザヴァレーは1勝クラスで2着が3回あり、もっと上でもやれる馬です。1.2秒離されたホウオウフェアリーも今の時期の未勝利戦ならさすがに地力は上位。3キロ減も良く、上手く外を回ってくれば圏内だろうと考えます。

小倉6R ◎16.デルマモナーク B評価 穴15.ワンダーミズキ 穴18.コステロアスール
小倉芝2000mなので差し決まりそうですが、ここはメンバーレベルが低く、大穴も狙えそうです。デルマモナークの前走は軽い熱中症だったということで度外視。新馬戦が素晴らしいラップを刻んだレッドロスタム戦なのですが、このレース、どうしてかその後の活躍馬が出てきません。2着だったジーククローネが8月に入ってようやく勝ち上がり。4着だったインディストーンも3着が2度あります。ハイレベルではなくとも、水準のレベルにはあるはず。2戦目は先行有利の流れを差して4着。3戦目は超ハイレベルのエアメテオラ戦で、9着でも価値はあります。4戦目は最初のコーナーから乱れがあったという話。5戦目ダートは度外視で、6戦目はそれなりに伸びて最後も止まっていません。前走が熱中症。
巻き返す力はあると思います。差せる馬も少ないのでデルマモナークに本命を打ちます。
ワンダーミズキは前走は距離不向きで度外視。2走前は大穴で期待していたのですが、出遅れて終わったと思いました。ところが、上がり3位の脚を使って地味に差を詰めてきていました。並走していたバトルハーデンはすでに勝っています。小倉では新馬戦と2戦目で、少頭数ながらも4.3着があり、相性は良いはず。3キロ減も魅力で、差せる脚もあるのでなるべくなら控えて競馬を運んでもらいたいところです。
コステロアスールはさほど強くないと思いますが、低レベルなメンバーのここなら上位。
外枠で固めて購入します。

札幌6R ◎13.スマートヴィーヴル B評価 穴14.スピルクリスティ
道悪になってそう決め手は求められないはず。ハイレベル戦で走った2頭から。
スマートヴィーヴルは前走はともかく、2走前がハイレベルだったアドマイヤサジー戦。2.3着馬も次走勝ち上がっているので、スマートヴィーヴルもチャンスあり。矢作厩舎が古川奈穂騎手から坂井瑠星に乗り替えてきたのは、もう後がないからでしょう。何だかんだしっかり勝たせるのは上手い厩舎。
スピルクリスティの前走もハイレベルだったヤングローゼス戦。2着馬が次走勝ち上がり、5着馬が次走2着で、9着馬が次走3着です。3キロ減でパフォーマンスを上げてきたので引き続き期待します。

小倉7R ◎9.スマラグドス A評価 穴13.コンドリュール
スマラグドスは2走前、後方に下がりながら最後はしぶとく盛り返してきました。前走はL4が50.0秒でハイレベル。ショーヘーフェイスが4着と差せなかったことからも分かります。ここで2着なら能力最上位。内枠勢が出していってペースは上がりそう。外から先行争いに巻き込まれずに運べれば圏内でしょう。
コンドリュールは前走の園田戦の指数がまずまず優秀で現級通用の力はありそうです。2走前は出遅れて勝負圏外の位置から一応、上がり最速をマーク。3走前はかなりタフな馬場の阪神でしたが、2位の上がりは使いました。1700mの方が追走できると思うので、外からの差しに期待します。

札幌7R ◎7.グランデ A評価 穴2.サンスレッド
あまり速い馬のいない1勝クラス1000mです。道悪の1000mはどうなるか分かりにくいのですが、札幌なのでそう速い馬場にはならず、外枠有利のままと見ます。
グランデは陣営が「前走は不良馬場でしたし、外枠で外々を回らされて厳しい形に。すんなりと先手を取って、時計のかかる決着にでもなれば」と述べています。その「すんなり」が叶っておかしくないメンバー。時計も前走よりはかかってくれそうでチャンスと見ます。
内で速いのがサンスレッド。内枠でもおそらく揉まれず運べそうなメンバーなので、勝負になるでしょう。

新潟7R ◎5.マイネルケレリウス A評価 穴3.ドラミモン
マイネルケレリウスはここ2走強く、実力ナンバー1でしょう。勝ちきれるかどうかだけと見ます。
相手選びが難解。ドラミモンを推奨します。追走力に不安が残るので、1800mの方が良いでしょう。前走に続いてのデムーロ騎手にも期待します。
変な大逃げがあったりしそうですが、そこまで考えても……というレースです。

小倉8R ◎4.アウフヘーベン B評価 穴11.ドナウパール
アウフヘーベンは小倉芝2000mで勝ち上がり、あすなろ賞でも3着。
今振り返ってみると未勝利はスズカハービンにキャリーハピネスとなかなかの相手に勝っています。あすなろ賞は確か追い風が強くて加速ラップになったのですが、アイスグリーンとブレイヴロッカー相手に0.1秒差なら強い。フローラステークはL5・L4基準クリアのハイレベル戦でしたが、直線は前が壁になってほとんど追えないまま終わりました。全然巻き返せる内容だったので1勝クラスなら。
穴にドナウパール。ロスティチェーレも前走、立て直して強いと思いますが、ドナウパールより先行しそうなので評価を下げました。ドナウパールの前走は重馬場が敗因だと思われます。2走前は早めに抜け出して終いも決して止まっていません。L1が11.5秒でしたが、ドナウパール自身は11.8秒でしょうか。1600mでの余力ラップ該当馬ですが、2000mもこなした担保があるので評価します。

札幌8R ◎8.セーヌドゥレーヴ A評価 穴5.トーセントラム
余力ラップ該当のセーヌドゥレーヴは、2着に破れた時の相手が全て強力。3走前は出遅れで度外視。未勝利勝ちは2着を2馬身離し、その後ろは更に2馬身開きました。ちなみに3着は、不利がありましたがテンクウハットでした。
前走はマイネルモーント・トラマンダーレ・ロードプレイヤーと強力3歳勢相手に3着で、この馬も強力3歳の一騎と言えるでしょう。道悪がカギですが、母父がフレンチデピュティなら問題にしなさそうです。
トーセントラムは未勝利勝ちが余力ラップ戦だったのですが、追走力が全くないので評価していませんでした。それが前走はいきなりの先行策。末切れる馬が先行したら勝っちゃうでしょ!と思ったのですが、上がりがかかったので最後は止まりました。2走前に佐藤翔馬騎手が乗った時から、案外追走できるようになっていました。この2走前も来るかと一瞬思ったほどです。今回は3キロ減の佐藤翔馬騎手で、もう一押しを期待できます。ただ、もう少し外枠が良かったです。

新潟8R ◎6.パンテレリア B評価 穴8.トロンアゲイン
パンテレリアは前走好内容。アクションプランとヴァナルガンドに次ぐ3着で、パープルナイトに先着ならダートでかなり走ると思います。新馬戦が芝で余力ラップの馬なんですね。2走前の長期休養明けから前走で上昇しましたし、今回は強力3歳馬が不在で勝ち負けでしょう。
トロンアゲインは5歳ですが、余力ラップ基準をクリアして好走してきた馬。3走前が長期休養明けでしたが、順当に復調してきました。外から被されそうなのがやや不安ですが、先行はできるメンバーでしょう。

小倉9R 英彦山特別 ◎10.サクセスドレーク B評価 穴1.パーサヴィアランス
これといった逃げ馬不在ですが、今の小倉なら差しに期待したくなります。
サクセスドレークの前走はハイペースで差し有利ではありましたが、強い3歳馬に割って入る形での2着は立派。ここも外マクリ競馬で。
パーサヴィアランスは追走力が課題ですが、前走はかなり強い3歳馬が揃った1戦。6着キャリーハピネスまでが3歳馬のなか、8着なら古馬勢では力量上位。アルタビスタは前走本命を打って取らせてくれた馬ですが、楽逃げでの勝利で評価できません。古馬を上に見ます。

札幌9R 勝馬投票100周年記念 ◎7.キャニオニング C評価 穴15.ホウオウエンジェル
強めの3歳馬は内枠に入り、外の3歳馬は過剰人気傾向にある気がします。マルプリは押さえておきたいと感じる程度でしょうか。前にアネックスでコラムにしましたが、3歳馬の成績が月を経る毎に低下していくことを今目の当たりにしている気がします。
キャニオニングは北海道巧者で昨年も好時計で4.2着しています。2走前も2着。前走は上がり最速ではありましたが、いくらなんでも縦長馬群の後方を追走しすぎでした。勝浦騎手から松田大作騎手に乗り替えてきたのは位置を取るためだと考えられます。タフな馬場は苦にしない馬なので、もう少し位置さえ取れれば伸びてくるはず。
ホウオウエンジェルは絶好の外枠だと見ます。札幌で連続3着で、指数も96.97と優秀。外枠からゆったり先行させて、勝負どころでマクっていく形で勝負になるでしょう。

新潟9R 五頭連峰特別 ◎1.ルミノメテオール C評価 穴6.セラフィナイト
ここは行きそうな馬まずまずいて、土曜10Rのように「外を回すと間に合わない」現象が発生しそうなんですよね……。かといって、内枠では取りにくいのですが、外枠からだと順ブロッサムとニシノライコウという面白くもない予想になるので内枠で取ってみます。
ルミノメテオールの前走はショウナンアレクサが覚醒した形で、2着なら評価できます。脚も溜めれば切れるという、まさに余力ラップという感じの馬です。
内枠から速い上がりで差して来られそうなのがセラフィナイト。1F短縮で多少位置を悪くするかもしれませんが、速い上がりは使って差を詰めてくるはず。

小倉10R 九州スポーツ杯 ◎5.メイショウモズ A評価 穴8.クリノニキータ 穴12.トゥルブレンシア
メイショウモズは1700mに短縮した前走が想像以上の強さ。翌日2勝クラスよりも0.4秒速い勝ち時計で、ここも突破できる馬です。
ハイペースになりそうなメンバーなので相手は差し馬から。
クリノニキータは2-4走前の内容が良く、以前よりも強くなっているように思います。前走は1800mを先行しての惨敗でしたが、上がりも速くなりすぎました。1700mなら変わってくるはずで、52キロも有利。
トゥルブレンシアは3走前から去勢しています。去勢後は走りのバランスが悪かったそうですが、今は改善しているという話。追走力が皆無になっていたのも去勢の影響だったのかもしれません。去勢してから上がり最速3連発で、今回は追走できるかどうかだけ。

札幌10R 2023WASJ第3戦 ◎14.ナチュラルハイ A評価 穴8.バライロノキセキ
ここ、ナチュラルハイが1番人気になる馬だと思うんですが、今のところあまり売れていないですね……。キング騎手のフォーワンセルフが売れているのは、やはり初戦に結果を残したからでしょうか。さすがにオッズは変わってくるはず。
ナチュラルハイは2走前が1勝クラスとしては超ハイレベル。指数110というのは2勝クラス換算で102、3勝クラスにすると94。すでに3勝クラス通用の馬という訳です。前走はペースが流れて差し決着に。展開に恵まれた面はありますが、自身L1を12.3秒ほどで駆けています。時計短縮は当然可能なラップでの勝利。ワールドオールスタージョッキーズはハイペースになりやすいそうなので、ネイリッカ単騎逃げでそのまま、ということはないでしょう。ナチュラルハイがしっかり差せる展開になるはず。
バライロノキセキは前走、穴推奨で3着。L2が24.4秒で余力ラップ戦。内からしっかり伸びました。立ち回りが上手い馬なので、スローなら先行、ハイペースなら控える、と臨機応変に騎乗してもらいたいところです。
内の1.3.4は古馬の中でも上位の存在ですが、バライロノキセキを枠有利と見て相手にします。

新潟10R 朱鷺ステークス ◎15.シングザットソング A評価 穴14.テンハッピーローズ
そんなに速い馬はいませんが、先行勢は多く、外枠からマクれるタイプを優位に見ます。
シングザットソングは出遅れ癖もなくなり位置を取れるようになりました。差せる馬なので変なペースには巻き込まれず、しっかり差して来られると見ます。
新潟内回りならテンハッピーローズ。新潟1400mでは1.4.2着と好走ばかり。中団辺りの位置を取りつつ、速い上がりを使えるのでこちらもそう崩れることはなさそうです。

小倉11R 小倉日経オープン ◎5.カレンシュトラウス C評価 穴9.タガノパッション
実力馬カレンシュトラウスの復帰戦。長期休養明けでも追い切りは順調なので大丈夫とは思うのですが、やってみなければ分からない面もあります。C評価としておきます。上がりはしっかりしていますし、小倉でもフアナの2着時が1.44.9と好時計。藤懸騎手というのが如何にも試走感があるんですよね……。
タガノパッションは小倉得意で、速い上がりも使える馬。小倉の中でも夏場の時計の出る開催の方が向くタイプです。前走は速いところでマクる競馬で最後に苦しくなりましたが、よく頑張りました。秋山真一郎騎手は土曜小倉メインで単勝万馬券で勝利した通り、脚を溜める技術は一級品。前走はマクりが失敗だったと思うので、もう少し溜めてくれれば。

札幌11R キーンランドカップ ◎16.シュバルツカイザー A評価 穴8.シナモンスティック 穴14.ナムラクレア

※勝負レース

シュバルツカイザーとシナモンスティックに関しては立川サロンアネックスの注目馬に書きました。シュバルツカイザーは1200mに短縮しての2戦が不利。普通に走って連勝と1200m短縮が成功しているというのに、オッズが甘いと感じています。
シナモンスティックは前走ラップが優秀です。結局、行く馬がいないので逃げてしまっても良いかもしれません。スローの逃げなら残せても不思議ありません。30倍近く付くことに驚いています。
ナムラクレアは不良馬場のフェニックス賞で勝っていた馬ですが、高松宮記念でも道悪適性を示しました。一番崩れる危険性が低いと見ます。

新潟11R 新潟2歳ステークス ◎3.エンヤラヴフェイス B評価 穴10.ヒヒーン 穴11.クリーンエア
余力ラップ該当が3.4.10.11なんですが、想定以上に人気になっています……。12もL1を11.4秒以内で走っているので実質的に余力ラップで、妙味がありません……。
素直に、L5基準の方を優先してエンヤラヴフェイスに本命を打ちます。過去にはセリフォスが中京マイルでL5基準をクリアしてここも勝利しています。
エンヤラヴフェイスで気になるのは、クリアしているのがL5基準だけという点。実はセリフォスも同様だったので、まあ目を瞑っても。終いまでしっかり追っていた訳でもないので、L1の12.0秒はどうにかなると考えます。
他は余力ラップの中でも人気がなくて外枠のヒヒーンとクリーンエア。ヒヒーンはL2が11.2-11.3での基準クリアです。2着だったナムラエイハブが次走、ハイペースで負けているのが人気に影響しているのでしょうか。今のところ、次走出ている馬は全て掲示板に入っているので評価して良いでしょう。
クリーンエアはこのオッズでは妙味がないどころか、損な気もします。新潟芝は時計出すぎて余力ラップも出すぎていたんですよね、その中でL2の22.6秒を評価して良いのか悩まされます。本当に推奨で良いのかまだ半信半疑ですが、一応、自分の理論を信じてみます。(というか、抜け出すのに時間がかかったから評価して良いかな)

小倉12R ◎1.エランティス A評価 穴7.ラブミーモナコ 穴8.シンゼンシャイン
エランティスはテンの速度ナンバー1で、時計・指数もナンバー1。最内枠で下手さえしなければ勝てるでしょう。
ラブミーモナコの前走は地方で落馬。実はこの馬本命で自信があったのですが、スタートで終わってショックでした(笑)地方でばかり走っているのでよく分からないかもしれませんが、兵庫ジュニアグランプリの6着や大井1400mで勝った時の価値は高いです。
シンゼンシャインの前走はかなりのハイペース。3F通過33.5秒で、逃げ切ったダノンセシボンは元々余力ラップ該当で強いからこそ勝てたのでしょう。以下は差し馬が来ました。位置を取れなくてズルズル下がる面もありながら最後は伸びてきて4着。この競馬ができるならここも崩れないのではないでしょうか。

札幌12R 2023WASJ第4戦 ◎12.トゥードジボン B評価 穴6.エコロフリューゲル 穴14.マイネルダグラス
トゥードジボンの前走の敗因は外枠。外々を回されて負荷が大きくなりました。2走前のセルバーグの2着がかなりの好内容。このレースは前半遅く、中緩みがなかったのですが、L5が56.9秒、L4が45.6秒とすさまじい速さになりました。2着のトゥードジボンも当然評価できますし、3.4着馬は2勝クラスを突破しています。古馬ですが余力ラップに該当するので延長問題ないと思いますし、外枠は有利。道悪だけがどうか、でしょう。
差せるタイプでエコロフリューゲルを相手筆頭に。2000mだともう底が見えている感じなので1800mへの短縮に期待します。マイネルダグラスは逃げ・先行タイプですが、ここはユタカが控えて差してきそう。外枠から主張する騎手でもありません。ユタカマジックを見せてくれるのではないでしょうか。

新潟12R ◎15.サルトルーヴィル B評価 穴9.レディアス
サルトル―ヴィルはスタートが近走悪くなっているのですが、能力と大外枠を評価します。前走は芝のマイルで折り合いを欠いて惨敗。度外視します。2走前も出遅れに加えて、道悪の東京で内枠有利に。外々を通したので度外視で良いでしょう。
新潟ダート1200mでの勝ち上がりが優秀で、L1を12秒台半ばでは走っているはず。2着馬は勝ち上がっていて、上がり2位で追い込んできた馬も勝ち上がっています。外枠からまともにスタートを決めて、もう少し追走できれば。
レディアスは1400mでの勝利でしたが、テンの速度的に先行できるはず。1200mを使っていた時に先着されてきた馬も強い馬が揃っています。中枠ですが、被せてくるような馬もおらず、展開的にも恵まれると見ます。

投げ銭のお願い
当ブログでは投げ銭を募っております。
予想の結果、読み物としての内容、が参考になった、気に入った、などありましたら投げ銭していただけると大変助かります。もちろん、無料で読んでいただくだけで十分嬉しいことに変わりはありません。
受取人のEメールアドレスに「magumagumagu.com@gmail.com」を入力していただければ、私に届きます。15円から可能です。どうぞよろしくお願い致します。