2023/8/26(土) 好走期待馬

※指数はグリーンチャンネルの「先週の結果分析」のものを用いています。過去1年半までの指数を用いています。
※評価は軸自信度になります。好走率・回収率ともにA>B>Cになっています。Sは1着まで自信あるという意味です。
※勝負レース表記は、全レースの予想が終わってから付ける予定です。

競馬本出版しました!
『「永遠の初心者を脱する」ための競馬思考 第1巻』
競馬王2023年7月号に私の記事が掲載されました!優駿2023年8月号にて、余力ラップを取り扱った、山崎元様の記事が掲載されました。

まえがき・馬場予想

こんにちは!
軸自信度の評価なんですが、今年の途中に、C評価の基準を「ロジックに沿っていない場合」にしたら激減して出なくなりました。そりゃそうで、以前は最高パフォーマンスが高いので無条件で狙うことなどがありましたが、今は大抵ロジックに沿って予想はしていますからね!
ロジックに沿っているかどうかは問わず、単純に軸自信度とします。
C評価を増やして、A、B、Cの差がもう少し出るようにします。
自分にとっても読者さんにとっても良い方向転換ではないかと思います。

馬場予想。
札幌芝からやっていきます。
札幌芝は先週の日曜の雨の影響で完全に内が荒れていますね。JRA画像を見ても間違いありません。先週土曜のクッション値が8.5だったんですが、日曜には7.6まで下がりました。本日金曜は7.8なので、やはり低下傾向です。外枠差し有利と見て、展開に応じて外枠先行で取ります。
札幌ダートはクッション値が3.4%。ずっと外枠有利なので外枠から買っておくのがベター。内枠の強い馬を軽視しがちになっているのですが、強い馬は内枠からでも普通に好走してきます。この点は注意しておきたいと思います。

新潟芝は先週よりも内が荒れてきていますね。内回り・外回り共に外枠有利で良いでしょう。内枠の馬がどんどんと走りにくくなってきているのではないでしょうか。今年は雨に当たっていないので極端な変化が見られませんが、じわじわと外枠有利になっているはずです。クッション値は10.3と、今開催最高値。時計も今開催、ほとんど遅くなっていませんが、今週も時計が出ると見て良さそう。
新潟ダートは先週、含水率にほぼ変化はないのに時計がかかるようになっていました。差しも届いていました。今週も含水率は低いのですが、どうなるかは読めません!キッパリッ!差しも警戒しておくのがベターかなと思います。

小倉芝はJRA画像をチェックしたかった!内がだいぶ荒れていますね。これで先週、外枠から先行しやすく、外枠が多く来ていたのも理解できたように思います。内の馬場が悪くてテンの速度に影響するのではないでしょうか。1200mでは特に、という印象です。金曜の14時くらいから凄まじい量の雨が降るそうです。ある程度、回復するとは思いますが、芝がダメージを受けそうなので外枠有利で良さそう。内有利の1800mだけはフラット気味で取りたいと思います。
小倉ダートは雨の影響がしっかり残るだろうと思っていますが、どの程度になるか……。内枠有利に変化するのではないでしょうか。

追記:小倉芝は夕方発表で芝はやや重・ダートは不良。芝はやや外で採って良さそうですね。ダートは内枠有利と見ます。

新潟だけは風が強いのですが、これが北風。直線はほぼ横風なのであまり気にしないことにします。

では本日もどうぞよろしくお願いいたします!

余力ラップ該当馬一覧

※余力ラップ基準
該当馬には僅差負けを含みます。僅差負けの定義は、芝で0.3秒差以内、ダートで0.5秒差以内です。L1基準のみ0.2秒差以内で統一します。
基準をクリアしていても、僅差負けでないため漏れる場合があります。
古馬混合になりましたが、3歳馬、及び、今後出てくる2歳馬については全て載せる予定です。

2.3歳(芝)

L1L2L3L4L5
11.4秒以内
※距離不問
22.7秒以内
・1200mは3F通過35.2秒以内・1400mは3F通過35.5秒以内
上がり差で2位に0.5秒以上付けている45.9秒以内・1500m以上に限る
※距離が伸びれば伸びるほど評価できる
58.2秒以内・1500m以上に限る。
※距離が伸びれば伸びるほど評価できる

2.3歳(ダート)

L1L2L3L4
12.3秒以内
※距離不問
1150-1400mは24.3秒以内
1600m以上は24.6秒以内
※東京1400-1600mは多めに出て精度が下がるので他基準と合わせて確認する。
上がり差で2位に0.5秒以上付けている50.0秒以内(1700m以上)
東京ダート1600mは49.7秒以内

札幌2R
4.ヴィクトリアドール
札幌4R
2.ショウナンアキドン
札幌7R
2.リコッチ
6.エマヌエーレ
8.バロックダンス
札幌8R
3.ミッキーマカロン
12.アナベルヒマワリ
14.ヘニータイフーン
札幌9R ルスツ特別
12.ウインルーティン
札幌12R ニセコ特別
8.サンマルパトロール
10.メイクザビート
13.ポワンキュルミナン
14.プリティジェニー(芝)
新潟1R
12.ランドマックス
17.デンティベス
新潟2R
3.シズカノウミ
6.ピンポイントドロー
15.デザイアーフェーム
新潟4R
1.ルーラーリッチ
新潟8R
8.ニシノパプルブリリ
新潟9R 岩室温泉特別
7.メタマックス
新潟10R 長岡ステークス
15.ミカッテヨンデイイ
小倉1R
6.ゲンヨウサイ
小倉3R
1.カナウ
小倉6R
15.フィッシュポンド(芝だが、ダートもほぼ余力ラップ)
小倉7R
14.カルブリヌス
16.ハッピーアズラリー
小倉8R
4.ワイドカイゼリン

2歳馬も3頭と増えてきました(※4頭いました)。新潟2歳ステークスに出てくれば穴で狙いたかったゲンヨウサイは小倉未勝利に回りましたね。
枠は比較的好枠を引けた印象。しっかり的中させたいです!

好走期待馬

小倉1R ◎6.ゲンヨウサイ A評価 穴2.フナデ
YouTubeにて「新潟2歳ステークスに出走すれば穴馬」と評したゲンヨウサイですが、小倉芝1800mに回ってきました。前走は内で包まれてなかなか追い出せませんでしたが、相手からはよく伸びて上がり最速タイ。L2が22.3秒の余力ラップで、勝ち馬に近い評価を与えられる馬です。小倉芝は夕方発表でやや重に留まりました。これなら土曜は良馬場で開催されそうです。道悪適性の有無も関係なさそうなのでここは勝ってくれるだろうと見ます。
フナデの方は内枠ですが、内が荒れてきたとはいえ、1800mなら内は不利とはならないはず。ゴールドシップ産駒で小倉は得意そうです。新馬はゲンヨウサイと0.1秒差でしたが、こちらも内で狭くなり、進路確保にかなり手間取りました。逆転があっても不思議ありません。

札幌1R ◎4.ベアゴーゴー A評価 穴6.アンバーニードル 穴11.ラシェンテ
ベアゴーゴーの新馬戦は次走成績がまずまず良くて時計的にも及第点のレベルにありました。出遅れて厳しい競馬になりながら2着と評価できる1戦でした。2戦目はスタートが改善して逃げの手に。余力ラップのサトミノキラリにクビ差まで粘ったのならここでは力上位でしょう。このレースのL2も22.8秒と余力ラップにあと一歩。今回、負けるとすれば内枠が響く形だと思います。
アンバーニードルは出遅れた新馬戦が加速ラップで上がり最速の3着。次走は本命を打ち、スタートも改善していましたが、勝ったアガシにマクられてやや苦しい競馬に。言い訳の利く敗戦だったと言えます。巻き返す力はあるはず。
この2頭では配当微妙なので、ラシェンテを穴推奨として挙げておきます。デビューから2戦は出遅れていた馬ですが、前走のダートは比較的まともに出てくれました。前走は札幌ダートの内枠不利。2走前は外枠有利な馬場で、内枠から出遅れ&内を突く競馬。今回は外枠差し馬有利の馬場なので大外枠プラス。1400mの新馬戦は内から外に切り替えるところでスピードダウンしながら2着に頑張りました。外枠からスムーズに上がっていける今回は巻き返しがあっても。

新潟1R ◎17.デンティベス A評価 穴12.ランドマックス

※勝負レース

なかなか良い馬の揃った未勝利戦ですが、良い馬が内枠ばかり引いたので外枠から。1.2.5.6辺りは圏内だと思います。
デンティベスの新馬戦はL4が45.9秒、L2が22.6秒と余力ラップ戦で、0.1秒差。勝ち馬よりも速い上がりを使っています。次走勝ち上がった馬が1頭で、3着が3頭と相手比較的にも上でしょう。先行できる短縮馬ということで高く評価します。
ランドマックスの新馬戦はL2が21.1秒と、上がりの出やすかった新潟芝の中でも速く出ました。逃げて0.3秒差2着ならこちらも高く評価できる馬です。再度、先行力を活かして。
3頭目を買うなら、内枠でも1.2.5.6でしょうか。

小倉2R ◎8.ドゥヴァンスマン B評価 穴12.パープルクラウド
先行できるタイプよりも差せる馬の方が良いのではないかと考えています。ドゥヴァンスマンはマクって上がっていけるタイプで、2600mは合いそうです。2400mでもなかなか力ある馬相手に4着があるので、距離が敗因のような負け方はしないと思います。
パープルクラウドは初芝ですが、初戦の内容を高く評価していました。すぐ勝ち上がれると思っていたのですが、想像以上に大苦戦。初戦が不良馬場のダートで、後半、芝並みのラップを刻んだ馬だけに、時計の出る馬場の方が良いのかもしれません。初戦の時よりも馬体はだいぶ絞れてきましたし、ドゥラメンテ✕ガリレオなら芝の長丁場は合いそう。ダート1700mは忙しいという理由でこちらに回ってきたそうです。一発回答を期待します。

札幌2R ◎4.ヴィクトリアドール A評価 穴5.サウンドノバ
ヴィクトリアドールの新馬戦はL2が22.5秒の余力ラップ戦。殿負けだった馬が次走、連闘で5着と頑張っています。外目を回しての上がり最速はさすがに評価できる内容。ここは勝つ確率が高いと見ます。
サウンドノバの前走は切れ負けしたという話です。ここ出走のライフセービングに先着されてはいますが、0.2秒差なら逆転は可能。外枠で、当時より時計のかかる馬場で巻き返せると見ています。マーゴットソラーレの勝った新馬戦は指数108と優秀で、次走で勝ち上がった馬や好走馬多数。人気落ちを狙い撃ちします。

新潟2R ◎15.デザイアーフェーム A評価 穴6.ピンポイントドロー
デザイアーフェームの前走は、差し脚質がどうかと思って穴推奨に落としましたが、道中はマクって2番手まで浮上。タイム差なしの2着で、3着に8馬身差を付けたのだから素直に評価します。ブリンカー効果もあったようです。引き続き外枠を引けたので、前走と同じような競馬ができれば崩れないでしょう。指数も97と未勝利突破の水準にあります。連闘と、土曜の馬場だけが不安です。
ピンポイントドローは余力ラップ僅差負けで力ある馬ですが、人気落ちしそうで妙味あり。前走は芝1200mでまずまず追走できていました。最後は馬場の悪い内を突いた分、伸びきれなかったという印象です。2走前は淀みないペースで伸びきれず。3走前が余力ラップ戦で0.4秒差。ここでは枠の差もありましたが、デザイアーフェームに先着していて力は確かです。4走前も余力ラップ戦で、かなりのハイレベル戦でした。5走前は福島ダート1700mである程度位置を取れているので、ここも後ろからの競馬にはならないはず。この福島戦も余力ラップ戦で、2.3秒差負け。陣営がベストは1400mくらいで、1800mは明らかに長い、と述べていますが、延長馬が走りやすい新潟なら問題ないのでは。枠の差でデザイアーフェームを上に取りました。
ブレガーロードは2戦目できちんと出れば走れそう。
余力ラップ該当のシズカノウミは、前走、やや重でしたがタフな馬場で上がりがかかった分、伸びきれなかったという印象。2走前はL4が50.0秒で、0.5秒差2着。巻き返す力はあります。
ソブリンルーラーは前走で追走に苦労すると思っていましたが、差し有利の展開になって4着。とはいえ、新潟ダート1800mは向かなそうな馬で、積極的には買いにくい。ダズリングダンスは人気になるそうですが、過剰人気と見ます。4キロ減は怖いことは怖く、最内枠から逃げ・先行で粘れるかどうかでしょう。

小倉3R ◎1.カナウ A評価 穴14.ホッコーアリス
カナウは新馬戦が余力ラップ該当で、前走の1000mはブリンカー効果もあって好走。道悪の小倉ダート1000mは内枠有利なのでタイトに回ってくれば浮上するでしょう。砂を被っても問題ないはず。
問題は何が逃げるか。ホッコーアリスだと考えました。前走は新潟の芝スタートでテンの1Fが11.7秒。これはかなり速くホッコーアリスは譲った形になりました。2走前は中京ダート1200mで12.5秒でしたが、スタートの良さですんなりハナを奪えました。3走前は行く気を見せずにいたら後退しての惨敗。主張はしてくれるでしょう。

札幌3R ◎12.ビップナージャ C評価 穴8.パサージュ
芝路線の速い馬も参戦で展開がどうなるのか読みにくくかなり難解な一戦。
軸に据えて良さそうなのはビップナージャ。ダート1000mではここ4戦、指数が高値で安定しています。2走前はエイシンエマーユに先着されていますが、終いの脚色はほぼ同じ。不良馬場だったことを考えれば、良馬場替わりで逆転できそうです。エイシンエマーユの方は芝からの転戦馬で、前走は不良馬場のダートだったことから良馬場でパフォーマンスを落とすと見ます。ビップナージャは先行力安定で大外枠なら崩れる危険性が最も低いと見て本命にします。
メイショウコウランは前走評価できますが、元々、テンの速い馬ではなく前走もテン1Fが12.5秒の逃げ。すんなり先行できずに危険と見ます。
中距離でも強いレディエンフェイスは前走、外枠から好発。揉まれずに競馬を運べました。今回は内枠で、外から被されてしまいそう。前走は時計面も評価できますが、今回は疑ってみても。
芝からの転戦馬・パサージュに期待。400キロ前後と馬格は全くありませんが、ダノンバラード✕スキャットダディならダート適性は高そうです。前走は鼻出血だったので度外視。新馬戦では芝1400mで1.21.6と高いスピード能力を持っています。パドックを見る限り、ダートはこなせそうに見えます(素人判断ですが……)。少なくともカリーナヴェローチェよりは向きそう。関西馬というのもプラス。逃げか番手は奪えると考えて穴推奨とします。

新潟3R ◎4.シャンデュヴァン B評価 穴15.ゴールデンレディー
長期休養明けでブリンカー着用のシャンデュヴァンがおそらく逃げられそうなメンバー構成。前走は東京ダート1600mの不良馬場でしたが、1200m通過は1.11.9とここでも通用の速力を持っています。距離短縮分で残せてしまいそうです。
ゴールデンレディーは1200mに短縮の前走が好内容。スタートが下手な馬で、やや出遅れましたが、前と少し離れた6番手追走。L3が12.7-12.6-12.4の加速ラップになりましたが、ゴールデンレディーも加速ラップを刻んでいるはずです。大外枠から好位を取れれば、上位に来られる存在だと見ます。
1番人気想定のプロテアはあまりスタートが速くない馬で、きちんと出していけるかが不安です。2番人気想定のブーバーに関しては鞍上がまだ未勝利。3走前はハイペースで逃げて2着に残しましたが、L1が13.5秒。先週通りの馬場なら止まって不思議ないだろうと考えます。

札幌4R ◎11.クレシューズ B評価 穴2.ショウナンアキドン 穴7.ウインドワンピース 穴1.ブリリオ 穴13.ミッキーホーリー

※勝負レース

アネックス予想はここを選択しそう。選択したらあとで書き換えます。
ショウナンアキドンとクレシューズはどちらを本命にするか迷いましたが、外枠&札幌連続好走&池添騎手のクレシューズを一応上に取りました。ショウナンアキドンとクレシューズを三連複の一列目に置いても配当は取れそうなのでそれをオススメします。
印は私が変なシステムを採用しているから穴4頭になっているだけで、評価順に書きました。

クレシューズは出遅れ癖のある馬ですが、ここ2走は全く違う競馬で好走。2走前はマクリ切ったことで5F目が11.9秒と速くなりました。こういう競馬ができるなら、逃げか先行に出るはずのショウナンアキドンを潰しても……と考えました。前走は出遅れてから出ムチを入れてリカバリー。ペースも流れたので止まっても不思議ありませんでしたが、能力あるトウキチロウと0.1秒差で、3着には7馬身差。疑う必要はなさそうです。

ショウナンアキドンは能力ナンバー1だと思いますが、致命的な内枠。
2走前が余力ラップで、L4が49.1秒にL2が24.2秒。勝ったスマートアイは2勝クラスでも3着している馬で、3着以下には7馬身差を付けました。前走に関しては1400mの流れが向かなかったと考えるしかなさそう。砂を被っても問題ない馬なので、内枠で崩れてくれるかどうか。

ウインドワンピースは前走、追走できるだろうと踏んで本命を打ちました。追走はできたのですが、鞍上の仕掛けが遅かったのと、4コーナーでかなりの外を回されました。上手く乗っていれば3着はあったと思います。9馬身前にいたクレシューズはやはり強いでしょう。

ブリリオは前走、深めのブリンカーに替えたという話。前走はかなり外を回されながら5着好走。余力ラップ戦になり、実際、余力ラップ該当馬が上位に来たレースです。やはり力があるのは間違いないのですが、今回は試練の最内枠。前走のロスが多かったので、最内枠には目を瞑って推奨します。

ミッキーホーリーはデビューから3戦全てがハイレベル戦です。前走は2番人気に推されましたが、出していったところ、引っかかってしまいました。前走は度外視して狙ってみたいところです。

新潟4R ◎10.ハクサンオリヒメ B評価 穴12.ヴァリドゥス
差し利くのかどうか分からない新潟ダートですが、ここは先行馬が少なく前の馬から。
ハクサンオリヒメは前走で本命を打ちましたが、ややオーバーペースを先行&4コーナーで内にいて下がる場面がありました。2走前と3走前が余力ラップ戦に近いレベルで、後方から追い込んできているので実質的に余力ラップ該当。課題のスタートもここ2走でだいぶ改善しています。前走の敗因は明らかで、ここはすんなり先行すれば残せると見ます。
ヴァリドゥスは新馬戦で1.7倍に推された馬で、余力ラップ戦で1.8秒差。内を通す方が有利な道悪東京ダートで、かなり外を回していました。ロスがあったと考えれば、通用するはずです。次走は揉まれた分の大敗でしょうか。前走は芝で度外視して良いでしょう。右にモタれる面があるということで右ブリンカー着用だそうです。このメンバーなら先行できると思うので見直してみたいと思います。
他、人気馬に差し馬が多く、人気のユイアングレイスはそこまで強くないと思うので思い切って印を打った2頭が先行すると考えて狙ってみます。

小倉6R ◎6.マレフィセントラヴ B評価 穴3.ロットゥーラ 穴7.カッチュッコ

※勝負レース

小倉ダートは不良馬場と発表されたので、明日乾いてもまだまだ道悪で、内枠有利と見ています。内枠先行有利と考えて、上の3頭に印を打ちましたが、順位付けが難しく感じています。
ロットゥーラが安定して強いとは思いますが、2走前は砂を被って4コーナーで下がる場面がありました。そこから盛り返してはきていますが、砂を被った時が不安です。前走は外枠で砂を被らず運べました。
カッチュッコがハナを奪えそうなのですが、他2頭よりも少し劣るかなと感じており……。
マレフィセントラヴに本命を打ちました。マクリ馬が恵まれるレースになりましたが、砂を被りながらもしぶとく伸びてはいます。距離短縮の前走はテーオードリアンに先に行かれましたが、二の脚で外の2番手に付けられました。6番枠なら7.カッチェコが逃げても砂を被らない位置を確保できるだろうという見立てです。前走はレベルが高く、L4は50.8秒。初ダートで強豪相手に2着したジャスティンボルトが3着に負けて、あれ?と感じましたが、単にレベルが高かっただけでした。5着のフミヤングフェイスも未勝利上位の馬で、4着だったマレフィセントラヴは評価できると思います。アロゲート産駒の実力馬を良いオッズで買えるのはなかなか美味しいのではないでしょうか。

札幌6R ◎10.ベンハー A評価 穴14.テーオーレーズン

※勝負レース

ベンハーは前走、13番人気での好走なのでおそらくさほど人気にならないでしょう。芝での2戦は共にハイペースの差し決着を先行して負けただけと言えます。前走はAコースの最終日で馬場の内がやや悪化していました。出負け気味のスタートを切り、勝負どころで内を突いてスルスルと上がっていけたのですが、直線では前が壁に。手応え的に空いていれば上の着順はあったように思います。結局、内に閉じ込められたのが影響したのか、最後に交わされて4着。このレースっぷりから今の外差し有利になっているはずの馬場は向くはずです。外差し可能な枠を引けた今回はチャンスありでしょう。

ヒラリとトラミナーの能力は認めてはいますが……。
穴推奨にはテーオーレーズン。馬体を減らしてきている牝馬で、スタートや追走力に疑問の残る馬でもありますが、デクラレーションオブウォー産駒らしくタフになった札幌の馬場は合うはず。前走は先行決着の中、外を通しながら差してきて3着。大外枠からもう一発、差してきても不思議はありません。やっぱりカギは馬体重。陣営も調整が難しいと述べています

小倉7R ◎16.ハッピーアズラリー C評価 穴14.カリブルヌス 穴15.リアライズ
小倉芝の外枠から出していきやすい現象は、内が荒れてきたから、で合っているとは思うのですが、ここまで極端に傾向が出るか?とも感じています。
外枠で取りますが、内有利になったら予想は終わりです!(笑)その前の芝も要チェックしておいてください。
ハッピーアズラリーは新馬戦・2戦目ともに余力ラップ戦で、それぞれ0.5秒差・0.1秒差。その後は外枠を連続で引き、次の2戦はダートです。ここ4走は度外視できるので、デビュー2戦目までの内容を信じて本命を打ちます。ダートを使っている間に先行力も付いてきていますし、今回は今村聖奈騎手の3キロ減。ある程度良い位置を取れると考えています。
穴にカリブルヌス。デビュー戦がL1・11.4秒の余力ラップ戦で0.1秒差。これを評価されてその後2戦は人気になっていましたが、全て出遅れています。2戦目はまだ脚を使ったものの、ここ2走は脚も使えていません。それでも評価したいのは、前走に関しては仕上がり途上だったというコメントが出ているから。ここ2走馬体増で、藤岡厩舎は休み明け成績の良くない厩舎。連戦で使える今回、改めて期待してみます。
この2頭の1点で来る確率は低いだろうと見て、能力最上位でテンの速度も上位のリアライズを入れて保険としておきます。

札幌7R ◎6.エマヌエーレ B評価 穴1.ラレーヌデリス 穴2.リコッチ
エマヌエーレは新馬戦がリバティアイランドの3着。つばき賞も余力ラップ戦で、これが0.3秒差です。ラジオNIKKEI賞は外々を回されたことが敗因です。北辰特別はレイベリングが強すぎましたし、それと同じ上がりなら及第点でしょう。L5・L4も速いレースになりました。1500mに短縮の前走は、スローペースで後ろからになりすぎたことが敗因。終いまでしっかり脚を使っているので評価を落とす一戦ではありません。ペースが流れてくれそうなメンバーですが、しっかり脚を伸ばしてこられる馬として本命にします。
ラレーヌデリスの新馬戦はタスティエーラの2着で、上がりは最速。前走は楽な手応えで先頭に立ちましたが、最後に失速。函館記念同日のタフすぎる馬場が響いたものだと考えられます。+26キロでしたが、陣営が「今回は少し絞って、もっと楽に動けそうな体で臨んでみます」と話しています。最内枠不利とはいえ、外に出して競馬を運ぶはずで、今回はもうひと押しが利くでしょう。
リコッチは本当に難しい馬で、加速に手こずる面が目立ちます。前走はマクるタイミングが明らかに失敗。外からスムーズにマクっていく形なら1800mでも通用しても。人気の変動が激しすぎる馬ですが、実力は確か。今回は大幅な人気落ちで買っておきたいと思います。

新潟7R ◎15.アイソラシー A評価 穴13.サクラトップクリス
メンバーレベルが低く強い馬が比較的内枠に入りました。前走距離短縮のアイソラシーはここも堅実に差してきてくれるでしょう。前走はL2が12.0-11.6と加速。アイソラシーもまだ余力ありと見て良さそうですが、それでいて指数99での好時計。馬券内は確保してくれると見ます。
外枠勢からサクラトップクリスを抜てき。前走は手応えの割に伸びなかった印象ですが、L2が11.6-11.9とタフになっていた函館としては速くなりました。伸びなかったというより、前が伸びたという方が正しいように思います。2走前はハイペース先行での失速。ダートは度外視。5走前は最後に脚が上がった分、1200mの方が良さそう。6走前の新潟芝1400mは、外枠勢が上位独占した中、最内枠から2着と健闘しています。近走成績から人気は落ちてくれそうですが、十分、上位圏内の馬です。

小倉8R ◎4.ワイドカイゼリン B評価 穴3.パルメリータ
ここのワイドカイゼリンはまずまずアツいと思っています。
元々、道悪でパフォーマンスを上げてくる馬で、道悪も1700mに短縮するのもプラスで、しかも3キロ減。未勝利勝ちは3.4コーナーで外を回しての快勝。L4が50.3秒でした。未勝利2着の時は内枠から逃げてL4が49.7秒での2着。こちらの方がパフォーマンスは高かったと思います。1勝クラスは共にタフなダートの1800mだったので、惨敗は度外視してみても。
とはいっても、未勝利は相手が微妙だったのもあります。あとは先行タイプが多いのも不安ですが、おそらくは内枠勢の方が速く隊列はすんなり決まって前有利になってくれそうです。ここでさっぱりなら1勝クラスではしばらく厳しいかもしれません。
パルメリータの前走はL4が50.5秒での逃げ切りと及第点。この馬も不良馬場での勝利でした。距離短縮でここでも粘れるだろうと見ます。
大外枠のビューティーワンは過剰人気でしょう。
スマートカリスは通用の器です。カラーインデックスやメイショウコボケが外を回されて飛びそうな枠なので、ここは内枠の2頭から狙います。

札幌8R ◎12.アナベルヒマワリ B評価 穴14.ヘニータイフーン
行く馬多数でハイペース濃厚。タマモタップダンスは行けるかどうか不透明ですが、逃げた場合はハイペース逃げになって差し馬を連れてきてくれます。
外枠差し馬のアナベルヒマワリを本命にします。4走前がミッキーマカロンの余力ラップ戦で0.5秒差。2走前もまずまずで、展開向いて差してきてくれると予想します。
ヘニータイフーンはこの戦績で人気になるんですね。新馬戦のL1が12.1秒の余力ラップ戦です。2着に下したハチメンロッピは2勝クラスを突破した馬。1400mの1勝クラスでも人気になっていましたが、どうも追走で脚を使ってしまうようなので1700mの方が良いでしょう。2走前は内にいる間にマクられていき、仕掛けが遅れる形になりましたが、最後は伸びていました。今回は外枠から差せる展開になるはずで、巻き返し濃厚と見ます。

新潟8R ◎12.チャプリ A評価 穴11.キープスマイリング
ここはチャプリのオッズがかなり甘いと感じます。休み休みで4歳馬になっていますが、中山ダート1800mの新馬戦でL1が12.4秒。自身12.3秒程度で走っていた素質馬です。2戦目はハイレベルの世代限定戦なので4着は評価。
函館では出遅れて前残り、ハイペース先行、と敗因は明らかです。休んでの1勝クラスは-16キロと大幅に馬体が減っていましたが、中山でのL4が51.0秒のハイレベル戦で4着。陣営も「状態が今ひとつだった前走でも4着」と述べています。減った馬体は戻っているということで、ここは勝ち負けになるでしょう。能力上位で好枠なのにオッズが甘く、これは本命で良いと見ます。
キープスマイリングは前走、ハイレベルの世代限定戦で4着。ライオットガールとタイム差なしで、1勝クラスは突破できる器。一騎打ちと予想します。

小倉9R ひまわり賞 ◎4.ユメカナウケン B評価 穴12.ヒマワリクン
この九州産限定戦、予想する意味があるのか果たして謎ではありますが……。
ユメカナウケンは新馬戦上がり最速。2戦目は逃げて、全く同じ時計の上がり最速。2戦目の良化は明らかで、テンの速度も1番。崩れる危険性は低いと見ます。
穴っぽいところでヒマワリクン。新馬戦はユメカナウケンに次ぐ上がり2位。二戦目は直線で狭くなるところがありながら3着。まともだったら2着はありそうでした。指数はユメカナウケン、アイタカに次ぐ3位タイ。勝った馬も未勝利馬もそう差のないレースなのに、勝ち上がったことがどうも評価されすぎているように思います。未勝利でもヒマワリクンは通用します。外枠も、内枠が荒れてきた今なら問題ないのではないでしょうか。

札幌9R ◎12.ウインルーティン ※S評価 穴8.ドーバーイーグル
ウインルーティンの前走は、スタートで出遅れ。上がっていきたいところで外から被されて上がれず、4コーナーでは大外ぶん回しに。これは運もなかったと思いますが、怒っても良い騎乗だったと思います。未勝利勝ちが余力ラップ戦で、その前の2着はマキシにハナ差。私はマキシをかなり高く評価しています。このレースではマキシが一気に交わすかと思いきや、並べれてからもうひと伸びしてハナ差負け。通った進路差もあったと思います。
決め手圧倒的上位で、今回は外枠有利の馬場で外枠。
ほぼ負ける要素はないだろうと考えてS評価とします。
今、2.3倍というのはちょっと厳しいなと感じていますが、もう少し付いてくれるだろうと思っています。2600m戦でS評価は初(のはず)。フォーグッドよりも決め手は上なので問題ないでしょう。
もしも負けるとすれば、ドーバーイーグル。前走はリコッチの完璧なレースを差し切りました。3着のスリーミスラピスも2600mではかなり強い馬です。当時より時計の出る馬場で、想像以上の決め手を発揮すれば怖い存在です。

新潟9R 岩室温泉特別 ◎9.クリノアルバトロス B評価 穴7.メタマックス
新潟ダートがどうなるか分かりませんが、先週通りなら差しは届きやすいはず。クリノアルバトロスの前走は超ハイペースの内差しが決まるだろうと読んでいたのですが、結果的に前有利の馬場でもあり、3キロ減の2頭の行った行ったの競馬に。超ハイペースでこれはなかなか見ない結果なので、馬場と減量の恩恵があったと考えるべきでしょう。
クリノアルバトロスは芝スタートが遅い馬ではありますが、スタート後にメタマックスと衝突してかなり下がる競馬に。それでも最後方から上がり最速で5着まで追い込んできました。今回は速い馬がこの馬の内に固まったので前走よりは良い枠。上がっていきやすいのではないでしょうか。ある程度、前との差を詰めておければ、馬券内まで差してくるだろうと予想します。
メタマックスの前走は結果的に内枠がかなり響きました。内枠から砂を被らないように大外に出すロス。割と滅茶苦茶な競馬で3着に来たのはやはり強い。今回、すぐ外のディベルティールを行かせてしまえば、比較的外に出しやすいメンバー構成。ディベルティールの方は減量がなくなります。馬場も当時よりも差しが決まりやすいと見て穴推奨にします。

札幌10R 2023WASJ第1戦 ◎14.ドーバーホーク A評価 穴10.ガリレイ 穴11.トーセンサンダー
ドーバーホークは控える競馬をするようになってから本物に。未勝利の2-4着馬はすでに勝ち上がっています。前走にしても、ようやく力を出してきたフミサウンドを完封。3着のサウザンサニーもファルコンステークス3着馬なので2勝クラスでも当然通用の器。ペースの流れてくれそうなメンバーで、ここはドーバーホークの外差しが決まるはず。
外枠差し馬が少なく、素直に相手2頭。ガリレイは長期休養明けの前走がまずまず。重馬場で足元を気にしていたそうですし、上積みもあるという話。現級で2着が3度あり、上向いてくれば勝負圏内でしょう。トーセンサンダーも現級実績があり、近走も着順ほど負けていません。こちらも外差しがハマりそうで。

小倉10R 西海賞 ◎9.ミッキーゴージャス A評価 穴1.ウインミニヨン
ミッキーゴージャスは勝った2戦が共に加速ラップ。1勝クラスで下したアップトゥミ―は1勝クラスを楽勝しました。3着には4馬身差を付けていて、実力は本物。プリマヴィータの単騎逃げにはなりそうですが、内が荒れているので逃げは決まらないでしょう。ミッキーゴージャスの外差しが炸裂すると見ます。
ウインミニヨンは差し競馬なら堅実。小倉芝2000mも1勝クラスで3戦連続好走しています。2勝クラスになってからの小倉芝2000mは共に前残り戦。今回は差せる番でしょう。

新潟10R 長岡ステークス ◎17.ベルクレスタ A評価 穴1.サンライズロナウド 穴15.ミカッテヨンデイイ
引っかかり気味に飛ばすユリーシャの出方がポイントですが、「ゴチャ付かない位置でリズム良く」というコメントからあまり逃げの手には出たくない様子。今後のことを考えてもそれが妥当でしょう。スローになると予想して、あとは先行しながら速い上がりを使える馬から。
ベルクレスタの2走前、皆生特別のラップは凄まじく、L5が57.0秒、L4が44.7秒、L3は10.5-10.8-11.4と10秒台を2度も刻んでいます。4馬身差の圧勝も納得。これは覚醒しています。前走は重馬場が原因としか思えない呆気ない敗戦でした。1度負けたことである程度オッズは付いてくれています。陣営は「消極的に乗るより、自分からレースを作るくらいでいいと思う」と強気なコメント。前目で流れに乗り、速い上がりを使って突き放すと見ます。
穴にサンライズロナウド。前走は2000mでしたが、ラップはもう完全にマイルのそれ。1600m通過も1.33.1とかなり速かったです。ノリの進言でマイルの方が良いと使ってきたそうで、内枠から最低、先行はしてくれるはず。大幅短縮でも逃げられるようなタイプは黙って買いです。
ミカッテヨンデイイは前走が想像以上の好内容。スローペースではありましたが、L5が57.5秒で、L4が45.4秒、L2が22.4秒でL1が11.4秒ならまだまだ時計短縮は可能です。今回も先行しつつ、前目で速い上がりを使ってくれると見ます。

小倉11R 釜山ステークス ◎1.ロックユアハート B評価 穴2.プラチナムレイアー 穴7.アッティーヴォ
3勝クラスの1000mということで差しは決まりやすいはずです。
逃げるのはおそらくロックユアハート。前走はテンの1Fが11.8秒で3F通過33.4秒の逃げで圧勝。時計的にも3勝クラス通用で下手に絡まれなければ逃げて残れると見ます。
当然このクラスなら差せる馬を狙いたいのですが、差して好走経験のある馬が少ないメンバー構成。プラチナムレイアーは3勝クラスの小倉ダート1000mで2.5着。2着の時は重馬場で最内枠。今回と似たシチュエーションで差してくる可能性が高いと見ます。
あとはアッティーヴォかユスティニアンですが、ユスティニアンの方は前走、最内枠が恵まれたと見ています。アッティーヴォは重馬場の小倉ダート1000mで4着がありますが、この時はプラチナムレイアーが最内枠で恵まれた一方、アッティーヴォは外を回して0.1秒差の4着。今回、内を突けるようならもうひと押しがあってもおかしくありません。もう9歳で人気もありませんが、3走前は1200mの3勝クラスで3着好走。まだまだやれる馬でしょう。秋山真一郎騎手の脚を溜める妙技を魅せてもらいたいところです。

札幌11R 2023WASJ第2戦 ◎13.クライミングリリー B評価 穴8.マイネルクリソーラ
クライミングリリーの前走のSTV賞はかなり骨っぽいメンバーが揃った1戦。予想も難解でしたが、クライミングリリーは正直足りないと思っていました。ですが、ハイペースを早めに先頭に立つ強気な競馬で惜しい2着。この競馬ができるならここでも上位の存在と見て良さそう。鞍上の腕が分かりませんが、前走同様の競馬はしてくれそうで。
マイネルクリソーラもSVT賞組。こちらは外枠を引いて道中ずっと外を回されました。今回は武豊騎手が外差し狙いの競馬をしてくれるはずで、それができる馬場になっています。

新潟11R BSN賞 ◎6.ゴールドパラディン B評価 穴7.ブルベアイリーデ 穴9.サンマルレジェンド
ラップ派予想家、というのはあまり本意ではなく総合派を気取ってはいるのですが、ラップを武器にしている者として新潟巧者のゴールドパラディンに本命を打ちます。新潟ダート1800mでは1勝2着3回とパーフェクト連対。新潟ダート1800mはコーナー角がキツいため、L3部で緩んで再加速が必要になりますが、ゴールドパラディンはL2部での再加速が速く、ここで差を付けられるから得意なのでしょう。ただし、あと一歩力が足りないため、L1部で何かに交わされる・何かを交わせない、という訳です。ゴールドパラディンの新潟ダート1800mでのL3を表記してみます。L2部での動きも併せて表記します。
2022年古町ステークス 12.7-12.0-12.4 2番手から先頭に立って突き放す
2021年古町ステークス 12.7-12.5-12.7 4番手から先頭に立つ(加速幅が少ないですが、ゴールドパラディン自身は速い)
柳都ステークス 12.3-11.9-12.3 4番手から2番手浮上
咲花特別 12.6-11.8-12.6 逃げて2番手のハヤブサナンデクンを1馬身突き放す

ちなみに平均ラップは、12.87-12.58-13.07、になっています。
コーナーのキツいL3部からL2部での瞬時に加速できる強みがあるため、新潟ダートに強いのだと思われます。これだけで分かったつもりになった訳ではないですが、やはり同形態のコーナー・平坦がないため、得意としているとは言えるはず。今回、L2部で突き放して、最後まで交わされずに保つかが問題ですが、先行タイプが少なくスローになりそうなため、保つだろうと予想します。
穴推奨のブルベアイリーデは2年前のBSN賞で好時計勝ち。近走短いところを使っていて、特に前走はブリンカー着用。これは追走できすぎてしまっての惨敗で、今回外してきています。延長ローテも得意で、オープンで上位の指数も持っている馬。やや短めよりの距離適性なので、延長ローテが走る新潟ダート1800mはピッタリと言えそうです。
サンマルレジェンドは前走の勝利が好内容。1000m通過が63.7秒と遅くなりましたが、中京のL2を12.0-12.0でまとめるのはオープンクラスでもかなり難しい。強い先行馬として本格化したと見ます。

小倉12R ◎12.ニシノコウダイ A評価 穴9.ジョーイルムシュ
1勝クラスにもかかわらず、未勝利馬が4頭もいる変わったレースです。
ニシノコウダイは未勝利勝ちの1.08.0は阪神芝1200mとしては優秀。前走はかなりメンバーが揃って、内枠から先行できませんでした。かなりのメンバー落ちなので、ここは外枠からすんなり先行して押しきれそうです。
未勝利でも普通に通用しそうなのがジョーイルムシュ。この馬、1800mからの短縮になるのですが、テンの速度的にここで逃げることも可能だと思います。デビュー2戦は小倉でダメでしたが、その後は長めの距離で好走。前走は1800mで3F通過34.6秒・5F通過59.3秒というオーバーペースで差し決着になりましたが、その中で6着に粘ったのは立派の一言。3走前は余力ラップ戦で、マチカゼの4着。これもまずまず優秀です。1800mでも通用する馬が1200mに短縮しても逃げか先行できるとなれば、俄然買いでしょう。
他、ハクサンパイオニアは芝がどうか。トーホウフランゴやピースキーパーなどの現級実力馬は差せるかどうかという問題があります。ニシノコウダイとジョーイルムシュで狙ってみてもかなり面白いと思います。

札幌12R ニセコ特別 ◎8.サンマルパトロール A評価 穴10.メイクザビート 穴13.ポワンキュルミナン
スマートビクターの逃げ濃厚ですが、この馬は差し馬を連れてきてくれるタイプの逃げ馬です。元から外差しの効きやすい札幌ダート1700mならなおのこと、差し馬が来てくれるはず。
サンマルパトロールはどうして人気がないのでしょうか?普通に現級上位だとお思いますが……。前走は上でもやれるドゥラレジリエントの2着。2走前は1.2着が走りすぎたと思います。3走前は内を突いて鋭い脚を使いました。
4.5番人気なら軸で良いと思います。
メイクザビートの前走は、初角でかなり外を回して、その後にマクっていく負荷の大きい競馬に。レベルの高い世代限定1勝クラスでも好走しており、混合1勝クラスなら上位の存在です。
ポワンキュルミナンの前走は不良馬場で緩みないペースに。いつの間にか馬群を縫って先行集団に取り付き、早めに先頭に立って押し切りました。L4が49.8秒で余力ラップ。2走前もL4が49.9秒に、L2が12.5-12.0の余力ラップ戦。0.1秒差で高く評価できます。1勝クラスでも通用する器なのに少し見くびられた人気です。
ここはむしろ、モレイラ騎手のサンライズスコールがやや過剰人気のように思います。差せる馬なので来て不思議は全くありませんが、1番人気になるレベルかと問われれば、?、です。

新潟12R ◎7.ギガン B評価 穴8.ショッキングブルー
差し馬から狙いたいというのに、良い差し馬が少ないメンバー構成です。
ギガンは3走前、好時計だった黒松賞で3着。ブーケファロスよりも速い上がりを使っています。出遅れ癖がありますが、外差しの利く新潟内回りなら堅実に差してきてくれるでしょう。
ショッキングブルーは前走、持続ラップを差し切り勝ち。このメンバーでは上の力があると思いますが、10ヶ月半振りが嫌われているのでしょう。追い切りは馬なりのみで、陣営は「牧場でもしっかり乗り込んで仕上がりは良さそう」と述べています。馬なり調教のみの時は大抵、牧場で仕上げてきているので嫌う必要はないと考えます。

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