2023/9/9(土) 好走期待馬

※指数はグリーンチャンネルの「先週の結果分析」のものを用いています。過去1年半までの指数を用いています。
※評価は軸自信度になります。好走率・回収率ともにA>B>Cになっています。Sは1着まで自信あるという意味です。
※勝負レース表記は、全レースの予想が終わってから付ける予定です。

自著『「永遠の初心者を脱する!」ための競馬思考』・「余力ラップ」について触れていただいた山崎元様の記事掲載の『優駿』2023年8月号・「余力ラップ」私の記事が掲載された『競馬王』2023年7月号・10月号になります。

まえがき・馬場予想

こんにちは。
本日は2場開催で時間が余りそうということで、印を増やしてみます(全レース終わってから増やしてみます)。参考にしていただいている方も、3連系が買いやすくなるかと思います。かくいう自分が3連系まで買う余裕があるのかは分かりません。私は体感年齢60歳過ぎのジジイだから後世に託せれば良いのです。自分が、自分が、という若者気分ははるか昔のことでございます。半分冗談ですが、半分本気です(笑)
今更、自分が儲けてもねえ……、と思っていますね。当たればドーパミンドッパーってなるから快感ですけども。
追記:あと、穴推奨は内枠から載せるのではなく、評価している馬から順番に載せていくことにします。

馬場予想。
中山競馬場は金曜夜までずっと雨が降り続ける予報です。
中山芝は不良馬場か、回復しても重馬場まででしょう。開幕週なので内枠有利と予想しています。
中山ダートは不良馬場でほぼ確定でしょう。ダート1200mは内枠有利。ダート1800mは雨が降ってもさほど内有利に傾きません。ほぼフラットだと考えます。
中山は南風が6~7m/sとかなりの強風です。直線追い風に当たるので、差しも決まりやすいはず。芝は内枠から差せる脚を持っている馬を狙ってみたいところ。ただ、難しいのが雨の影響が強すぎて全く差せない馬場になる、ことも考えられそうです。中山芝も傾向は実際に見て確認した方が良さそうです。
ダートは展開次第で差しも狙っていきます。

阪神競馬場は雨が降りますが、そう多い雨量ではありません。
阪神芝はおそらくやや重スタートと予想します。阪神芝は道悪になると上がり差が出なくなって先行有利傾向が強まります。内枠の先行馬狙い。
阪神ダートもやや重スタートでしょうか。1200m以外は外枠で良いのですが、ダート1200mだけは道悪で内枠有利、良馬場で外枠有利とかなり傾向が変わります。ただ、ダート1200mが最終レース。この時間帯には良馬場にもなっていそうで、なかなか読みづらいですね。人気のミルトハンターが大外枠なんですよね。飛ぶことを願うなら雨が残ってくれた方が良いのです。予想はしますが、良馬場まで回復しているかそうでないかは必ず確認の上、ご参考いただければと思います。
阪神は風はほぼ無風なので気にしなくて良いでしょう。

では本日もどうぞよろしくお願いいたします。

余力ラップ該当馬一覧

※余力ラップ基準
該当馬には僅差負けを含みます。僅差負けの定義は、芝で0.3秒差以内、ダートで0.5秒差以内です。L1基準のみ0.2秒差以内で統一します。
基準をクリアしていても、僅差負けでないため漏れる場合があります。
古馬混合になりましたが、3歳馬、及び、今後出てくる2歳馬については全て載せる予定です。

2.3歳(芝)

L1L2L3L4L5
11.4秒以内
※距離不問
22.7秒以内
・1200mは3F通過35.2秒以内・1400mは3F通過35.5秒以内
上がり差で2位に0.5秒以上付けている45.9秒以内・1500m以上に限る
※距離が伸びれば伸びるほど評価できる
58.2秒以内・1500m以上に限る。
※距離が伸びれば伸びるほど評価できる

2.3歳(ダート)

L1L2L3L4
12.3秒以内
※距離不問
1150-1400mは24.3秒以内
1600m以上は24.6秒以内
※東京1400-1600mは多めに出て精度が下がるので他基準と合わせて確認する。
上がり差で2位に0.5秒以上付けている50.0秒以内(1700m以上)
東京ダート1600mは49.7秒以内

中山7R
2.ランプシー
4.ヒシルリアン
7.ロードプレイヤー
8.トラマンダーレ
中山8R
3.ワイルドハンター
4.トロピカルタウン
6.マンマリアーレ(芝)
7.ペンティメント
中山9R アスター賞
6.キャットファイト
8.ベストオブユー
中山10R 汐留特別
4.リラックス
中山11R 紫苑ステークス
1.ミタマ
2.モリアーナ
3.ヒップホップソウル
7.ミシシッピテソーロ
8.ニシノコウフク
11.マーゴットミニモ(ダート)
16.アップトゥミ―
17.ダルエスサラーム
阪神1R
7.チカッパ
阪神3R
3.ローザサンリヴァル
阪神6R
5.ジョウショーパワー
阪神8R
2.ワイドアラジン
10.キャリーハピネス
阪神9R 出石特別
2.フルングニル
阪神11R エニフステークス
5.スマートフォルス
阪神12R
3.スマートアイ
16.ミルトハンター

好走期待馬

阪神1R ◎12.ベント C評価 穴7.チカッパ △2.3.4.8.9
印増やすのは全レース予想が終わってからにしようと思います。
ベントの新馬戦はまず出遅れ、直線は進路を探していたのか、ほとんど追えないままレースが終わりました。頭の高い走法なのですが、これは周囲を気にするからだそう。出遅れに関しても、2戦目&デムーロ騎手から池添騎手に乗り替わりでまともに出てくれる可能性が高そうです。カリフォルニアクローム産駒で、母は船橋で勝鞍あり。近親もダート馬が多く、このダート替わりは魅力です。最終追い切りは栗東坂路で53.0-25.1-11.6とよく走っています。434キロという馬格は心配ですが、雨の影響が残ってやや重なら馬格のなさも補えるでしょう。芝で惨敗からダート替わりなので強気には推せませんが、妙味はあります。
穴にチカッパ。新馬戦はL2が11.4-11.1で0.1秒差負け。超スローペースだったのでL2基準からは漏れていますが、L1基準はクリア(このレース、L2基準もクリア扱いにしていて0.3秒差5着馬を評価して買っていました。この5着馬がサッパリだった理由が分かりました。L1基準における僅差は0.2秒差までです)。上がりも3位と評価できます。2戦目は早々に手応えがなくなって惨敗しましたが、枠入り不良で発走調教再審査が課せられています。陣営も「レース前にテンションが上がってしまって」とレース前に終わっていたと仄めかしています。まともなら1400mはこなせるはず。中枠で、馬格はナンバー1。テンの速度も上位なので、逃げ切る可能性は高いと見ます。

阪神2R ◎7.ダイメイイチョウ A評価 穴1.ホウショウディーバ △2.4.6
ダイメイイチョウは2戦目で控える競馬をしましたが、酷く引っかかりました。これなら距離短縮が良いだろうと考えて3戦目は本命を打って2着。ただ、3F通過33.4秒という超ハイペースの逃げに。後方待機のニシノクラウンが差し切りましたが、2着は死守しました。4戦目は差し有利に傾いていた小倉芝1200mで、逃げて最後まで止まらず4着。1400mなら保つと思いますし、道悪阪神芝は逃げ・先行馬が有利。馬券内に残るのではないかと考えます。
テンの速度ではホウショウディーバが2番手。絶好の最内枠を引きました。ダイメイイチョウの単騎逃げの後ろを確保できれば、こちらも残れそうです。新馬戦は止まったという感じではなかったので、1400mもギリギリこなせそう。

中山2R ◎3.ララヴィエルジュ A評価 穴9.キタノワシントン △4.5.10.12 ※立川サロンアネックス提供予想

ララヴィエルジュは392キロしかない馬ですが、新馬戦は11番人気で2着に激走。3ヶ月ぶりで成長が見込めますし、原田和真騎手から松岡正海騎手なら鞍上強化。松岡騎手は東京で追って追って馬券内に持ってくるタイプではなく、中山で立ち回りの上手さで馬券に絡んでくるタイプ。基本的にずっと中山芝>東京芝、という成績になっています。ピッチ走法なので道悪はこなせそうです。公に声を大きくしては言いにくいのですが(あまり言っている予想家がいないので……)、私は不良馬場は小型馬の方が上手いと思っています。よくパワーが必要だから大型馬、と言われますが、そんなことはありません。馬格はスピードに影響しますが、逆にいえば、馬格のない馬はスピードが足りない=道悪の方が良い、とも言えますし、そもそも道悪&起伏の激しい欧州競馬の馬は小型の馬が多いのです。
穴にキタノワシントン。新馬戦はガルサブランカが32.8秒の上がりを使いました。L2の22.0秒は速すぎますし、L4も45.8秒とハイレベルでした。キタノワシントンは33.8秒の上がりを使っているのですが、上位3頭までが強すぎただけと言えるでしょう。4着とは0.5秒差です。新馬戦は出遅れたので、スタートを決めてくれれば。こちらは大型馬で、新馬戦のパドックを見るとまだまだ緩く映っていました。1度叩いての上積みも大きいはずです。

阪神3R ◎3.ローザサンリヴァル B評価 穴6.アクアヴァーナル 穴5.ペンナヴェローチェ 
阪神芝2000mは内枠先行馬から狙いたいのですが、7頭立ての少頭数なら差しやすく、能力差が出やすいだろうと予想します。
ローザサンリヴァルは新馬戦が余力ラップ戦で、上がり2位タイの4着なら最上位評価とします。新馬戦は出遅れましたが、2戦目で改善してくれれば。鮫島克駿騎手なら、出遅れようがスタート出ようが、インにこだわる競馬をしてくれるでしょう。ルーラーシップ✕クロフネの牡馬なら瞬発力を活かす新潟から、道悪の阪神替わりはプラスに出てくれそうです。
アクアヴァーナルの新馬戦はミカエルパシャが勝った余力ラップ戦。アクアヴァーナルは出遅れて、その後、追走できず離れた最後方に。先団に取り付いて、4コーナーでは外をマクる形に。中京で外マクリは不利です。それでいながら4着なら十分高く評価できます。
ペンナヴェローチェは先行力と川田騎手に期待します。新馬も2戦目もラップは評価できませんが、とにかく先行力が活きるコースなので軽視はできません。

中山3R ◎11.エースアビリティ B評価 穴9.トモジャデュポー 穴1.アスプリージャ 穴2.オーケーソニック 
エースアビリティの新馬戦は、大きく出遅れて全く追走できなかったにしろ、上がりは36.5秒で最速タイをマーク。16頭立てで7着まで差を詰めたのなら、それなりに評価すべき。2戦目は芝2000mでしたが、比較的まともに出ました。テンの1Fの13.6秒はこのメンバーでは速い方です。芝で追走できない馬もダート替わりで追走できるようになることが多いので、芝でのテンの速度も需要です。中団辺りに付けられれば、速い上がりで差し切っても。
ダート路線の馬はキミハスコールが人気になりそうですが、この新馬戦はラップがかなり微妙です。ダート馬は芝路線の馬に全てやられるのではないかと思っています。
相手手広く。
トモジャデュポーを2番手評価に。新馬戦はファーヴェントの勝った余力ラップ戦ですが、トモジャデュポーは先行して上がり35.3秒。切れ負けだと思うので、ダート替わりで要注目。レイデオロ産駒はまだダートを1回しか使っていないのですが、前評判通り芝で走っていません。ダートも走る血統のため、芝よりもダート向きだったということもありそう。テンの速い馬の中では比較的外枠を引けました。
アスプリージャもレイデオロ産駒。母のポムフィリアはダートで活躍した馬で、その父はフォーティナイナーズサン。この馬の方がダート適性は高そうですが、試練の最内枠です。
オーケーソニックはカリフォルニアクローム産駒。前走で先行力を見せました。馬格がないのは不安ですが、不良馬場濃厚のダートなら。内枠で砂を被っても問題なければ。

阪神6R ◎5.ジョウショーパワー A評価 穴8.ターゲサンブルック 穴11.ブラックサウザー 注.13 △4.7.10 ※立川サロンアネックス提供予想
ジョウショーパワーの前走は出遅れに加えて、マイナス10キロ。そして道中マクっていき、3.4コーナーではかなり外目を通す競馬になりました。高速ダートの中京で外マクリは厳禁の乗り方です。幸騎手は平気でやってきますね。今回は2ヶ月休ませて馬体は回復という話。前走より酷い騎乗はさすがに考えにくく、普通に回ってくれば上位の存在です。5走前が超ハイレベル戦でL4が48.7秒。3着のロングウッドは未勝利のまま1勝クラスに出走してきている馬で、他、1~7着までが勝ち上がっています。福島戦は内で狭くなって後退する不利。3走前は実力馬タイガースパークには破れましたが、勝ち上がっているシゲルソロソロには0.9秒差を付けて2着。未勝利勝ちはハイペースを先行してギリギリ押し切りました。前走より酷い競馬は考えにくく、相手もさほど強い馬がいません。巻き返す!
ターゲサンブルックはL4を50秒前後で走れる馬です。前走はさすがにオーバーペースで失速。当時の京都ダートはかなり時計がかかっていましたが、雨の残りそうな阪神なら問題ないでしょう。2番手評価。
ブラックサウザーは中央再転入後の内容が優秀。3走前の阪神はL4が49.5秒の中、1.2秒差なら悪くありません。前有利にもなりました。2走前の阪神もL4が50.1秒と速くなりましたが、0.9秒差とこれまた悪くありません。前走は1700mで上がり最速。追走力に疑問が残るだけに届くかどうか、が勝負のカギ。
エルゲルージはワイドなら切って良いと思いますが、馬連なら押さえておかなければなりません。そんなに優秀なラップを刻んではいませんが、時計的に上位。先行力もあるので、この馬なりに走れば勝負になりそうです。

中山6R ◎6.ピカリエ A評価 穴4.オルコス 穴11.イノセンス 穴9.ウイスキータイム
1勝クラスの牝馬限定戦ですが、速い馬が多く、ハイペースになりそうなメンバー構成。
ここは差せる馬から狙います。
本命はピカリエ。前走は3F通過35.0秒のスローペースで速い上がりを使える馬が差しきれる流れでした。ピカリエは内枠だったのが響いたレースに。直線は前が狭くなり、進路を切り替えるロスが何度かありました。
2走前は1勝クラスで上位と見ていたドラゴンゴクウにハナ差差し切られただけ。3走前も良い脚で追い込んできましたが、ネオレインボウにもうひと脚使われてしまいました。4走前は大きく出遅れて度外視。5走前は不良馬場の大外枠で、間に合わないのが普通でしたが、しっかり3着。L1の減速幅が小さかったので、差し切るまでには至りませんでした。ずっと安定して走っています。不安は休み明けのゼノスで馬体が減ったことですが、この程度の馬体重なら好走歴があります。内差しを決めるには絶好の枠です。
オルコスの前走はスタートでアオりましたが、上がり最速をマーク。よく伸びてきました。2.3走前の芝は度外視。4走前はハイペースを先行しての失速。5走前は関西圏で2着。関東よりもレベルの高いところで2着なら評価できますあ。6走前は直線で前が狭くなる不利がありながら上がり2位。馬柱の見た目以上にしっかり走っています。今回は小林勝太騎手で3キロ減。もうひと押しが利きそうです。
イノセンスは1600mからの距離短縮。前走はカラ馬が近くにいて競馬がしづらかったと思いますが、メダルラッシュにシルバーニース、プリボヌール、トウロウノオノと、勝ち上がっている強い馬相手にしっかり勝利。どんどん速い上がりを使えるようになっており、今回は約4ヶ月振り。通用の能力はあると思うので、あとは外枠や追走面で苦労しなければ。
ウイスキータイムはここ5戦連続で36秒台の上がりを使っていて、着順ほど弱くないはずです。門別で好走していた時は、1勝クラス通用の指数で走っています。前走は後ろになりすぎましたが、1150mを使った効果で今回、もう少し位置を取れれば。1200mよりも長い距離で善戦しており、力はあるはずです。陣営が左回りを使いたかったと述べている点がマイナスです。

阪神7R ◎4.アースクロニクル A評価 穴2.コスモフーレイ 穴10.エレガントギフト △3.5.7.8(3連系ならアースクロニクル頭の三連単推奨)
アースクロニクルは既走馬相手の初戦でL1を11秒程で走っています。余力十分の勝ち方。さすがはクロノジェネシスの妹です。2戦目はかなり強力な3歳勢が出走していましたが、やや力み、ハイペースを先行して0.3秒差の5着。4着はワイドアラジンで、6着はキャリーハピネスでした。このメンバーなら能力最上位で、S評価も迷ったほどです。
コスモフーレイはとにかく決め手不足で上位に来られませんが、雨の残る阪神ならチャンスありと見ます。田口寛太騎手の51キロも魅力です。決め手のなさを補える馬場なら。
エレガントギフトは4走前が外を通ってソーダズリングとエルトンバローズに次ぐ3着。2走前は1.2着が強すぎました。1.46.0で走られては差せませんね。3走前は最後にかなり鋭い脚を使いましたが、捉えきれず。勿体ない競馬でした。前走は距離が敗因でしょう。未勝利馬とはいえ能力が高いのは確かなのですが、大外枠が致命的。何とか内に潜り込めればと思いますが……。

中山7R ◎8.トラマンダーレ A評価 穴4.ヒシルリアン △2.7.9
余力ラップ該当が4頭いますが、中でも道悪に適性がありそうな馬から狙います。
トラマンダーレはドゥラメンテ✕タピット。2走前は勝つ寸前でしたが、ロードディフィートの強襲を食らって敗戦。当時は田辺騎手が中山の馬場を把握していたので騎手の差が出たかもしれません。強い2着で、道悪なら崩れそうにもありません。
ヒシルリアンはキズナ✕シューニ。キズナはタフな馬場に強い産駒を出しますし、母父のシューニも欧州系で、ヴィズサクセスなど道悪に強い馬を出しています。前走は休み明けで緩さがあったという話。一回使って引き締まってきたという話なのでまともに走れば。
ロードプレイヤーには再三騙されているので評価を下げましたが、こういう時にあっさり勝たれるかもしれません。

阪神8R ◎9.トンジンチ B評価 穴2.ワイドアラジン 穴10.キャリーハピネス
この時間にまだ道悪のようならトンジンチ頭固定で、ワイドアラジンとキャリーハピネスを2着に置いた三連単が良さそう。トンジンチの逃げはほぼ確実でしょう。前走は超ハイペースで4着に残り、かなりの強さを見せました。2走前は覚醒したショウナンアレクサには突き放されましたが、2着は確保しました。馬場が悪ければ逃げ切りの確率が高いと思います。
ワイドアラジンとキャリーハピネスは能力的にはどっこいどっこい。内枠&川田騎手ということでワイドアラジンを上に取ります。あまり決め手がないところだけが不安ですが、道悪なら誤魔化せそうです。
キャリーハピネスは能力よりも人気がないと思ってここ2走本命を打ちましたが、結局、より強い3歳馬にやられています。今回はメンバー落ちなのでようやく馬券内はありそうです。

中山8R ◎7.ペンティメント A評価 穴4.トロピカルタウン 追記:文面読めばわかるかと思いますが、2着だった5.コブラと間違えました。大変申し訳ありません。
ペンティメントは2戦目でアクションプランとブライアンセンスを撃破。他にもマイショウチャンにオボッチャマ、マロンロシェもいました。さすがに能力最上位は間違いないと思います。2走前は東京が不向きで、前走は福島不向き(休み明けの分もあり)と考えるしかないのでは。最もタフな中山コースなら、力量差が出てくるように思います。陣営は、ズブさが出てきたので前進気勢が出るよう工夫、と述べています。この馬より外の馬に被されることはないと思うので、ここは先行して押し切れると見ます。
疑うならトロピカルタウンの方でしょうか。東京ダート1600mに短縮して一変した馬だけに、再度、中山ダート1800mに戻るのはプラスとは言えないのでは。
コブラは転入初戦の中山での立ち回りが忘れられません。内をスルスル上がっていっての2着。不良の中山ダートで内をスルスル上がっていけるならかなりのメリットだと言えます。福島が案外ですが、2走前はオーバーペース。前走は前残りの中、上がり最速と悪くはありません。ペンティメント以外の3歳馬とはそう差がないだろうと見ます。
三連単少数で取りたいレースですね。

阪神9R 出石特別 ◎7.グーデンドラーク A評価 穴4.テーオーサンドニ △1.2.6.8

※勝負レース

本日発売の競馬王と少し関係あるのですが、まずテーオーサンドニはハイペースですっ飛ばす逃げ馬なので差し馬をほぼ確実に連れてきます。問題はどの差し馬を連れてくるかで、これが難解です。外枠のグーデンドラークに決めました。1勝クラスは36.2秒の上がり最速をマーク。昇級戦はスローで後半速くなったのですが、下りの3コーナーで内にいたところ、マクリが入ってちぐはぐに上がっていきました。ここで突っ込むと止まるので仕方ない敗戦と見ます。2走前は出遅れから早め進出で止まってしまいました。前走は中京ダート中距離で厳禁の外マクリで脚を失いました。
今回は池添騎手なので差し脚を生かす乗り方をしてくれるのではないでしょうか。
テーオーサンドニは単騎逃げ濃厚なので、速いペースで飛ばしても馬券内には残すだろうという計算です。
フルングニルも強いのですが、川田騎手が位置を取りにいくと脚を失う危険性もあると見て評価を下げました。

中山9R アスター賞 ◎6.キャットファイト A評価 穴8.ベストオブユー △5

※勝負レース

ここ、フェンダーが人気になるようなんですが、いやー、未勝利戦は4Fが46.3秒のハイペースで、L3は11.5-12.3-13.4と完全に失速しています。時計的に限界が見えていて買いにくいと言えます。
2歳戦はきちんと余力がある馬から。
キャットファイトは新馬戦がボンドガール戦で6着。未勝利戦は直線、馬群の中で追い出しを我慢するところがありましたが、空いてからはしっかり伸びて完勝。L2が22.6秒と優秀ですが、L5が58.4秒、L4が46.2秒と水準以上です。おそらく差し利くのでこの馬から。
ベストオブユーの新馬戦は超スローでキャットファイト戦よりもレベルは低いと思いますが、L2が22.3秒。ギリギリ勝ち切りました。
ちなみにバスターコールは全く評価していません。
道悪なのでどうなるか分かりませんが、余力ラップがハマるような感じなら2頭セットで来てくれるはず。

阪神10R ムーンライトハンデ ◎1.オールザワールド A評価 穴4.ハートオブアシティ △5.9.11.12.13
阪神芝2200mだけはペースアップしやすいので差しで採ります。
最内絶好枠のオールザワールドに本命を打ちます。前走はかなりのハイペースで差し決着になりましたが、上がり35.7秒と遅めの上がり最速。このレースも上がりはかかりそうで、最内枠からロスなく運べれば今度は届いても。
他の差し馬勢が外枠に入ったので、内目の枠から。
ハートオブアシティは先行差し自在で、ペースに応じた競馬ができそう。ペース次第ですが、速くなるようなら控えて差し脚を活かせる展開になると予想します。

中山10R 汐留特別 ◎1.トラベログ A評価 穴6.トーセンサンダー △2.4.7.8.9.10
かなり行く馬が揃って超ハイペースになりそう。
トラベログの葵ステークスは京都芝1200mで圧倒的不利な14番枠。スタートで不利もありましたが、道中は外目を通して6着。これは強い内容でした。前走も強い3歳馬のサンティーテソーロとブーケファロスにやられただけ。このクラスは突破できる逸材なので、展開も向いてここは差してきてくれるはず。
差し馬らしい差し馬が他にあまりいませんが、トーセンサンダーを相手に。2走前は最内枠で出遅れたので度外視。3.4走前は先行有利な展開になってもしっかり追い込んできました。展開向くと見て穴推奨とします。

阪神11R エニフステークス ◎7.カセノダンサー A評価 穴6.ジレトール △2.5.8.9
少頭数でこれはスロー濃厚でしょう。
先行馬ならカセノダンサーとジレトールですが、スローなら速い上がりを使えるカセノダンサーを上に取ります。1つだけ外枠なのも良いです。
ジレトールの前走は超激流を先行したものなので度外視。2走前は差し有利の展開を逃げて2着とやはり力はあります。3走前は先行不利で、ドンフランキーですら4着に破れました。あまりスローにするのも危険なので平均的なペースで運べれば。

中山11R ◎13.シランケド B評価 穴1.ミタマ 穴15.エミュー

※勝負レース

中枠辺りに逃げ馬が揃ってスローにはならなそう。
シランケドがこんなに人気がないとは思いませんでした。ここ2走前、ハイペースで展開に恵まれているのは確かですが、前走は大きく出遅れた2走前から進展が伺えました。中山芝2000mなら後方一手にはならないのでは。勝ったニホンピロキーフ、2着のビヨンドザヴァレーも強いし、4着フェイトや5着キャリーハピネスももっと上に行ける馬です。実質、2勝クラス水準のメンバーだったと思っているので、この3着はもっと評価されても良いと思います。デクラレーションオブウォー産駒はタフな馬場を得意としているので、不良か重馬場の中山も問題ないでしょう。これは思い切り狙ってみたい馬です。
ミタマは前走を評価していたのですが、どうもメンバーが弱すぎただけの可能性があると思い直しました。前走は爪のトラブルがあり、今回万全という話ですが、軸にはしづらいと判断しました。
エミューは完全な道悪巧者に、道悪得意のデムーロ騎手。安全策ならエミューですが、ここはシランケドの魅力が勝りました。

阪神12R ◎16.ミルトハンター A評価 穴15.メイショウクリフト △2.3.7.8.10.11
今天気予報を見たら、阪神はさほど雨降っていないようです。ということは芝の方にも影響が出るのですが、もう仕方ありません(笑)とにかくここは外枠で良さそう。
ナツイロノオトメやアルムラトゥール、スマートアイも抵抗しそうでハイペースになりそう。
ミルトハンターの前走は追走しすぎたなという印象。ハイペースで、前を捉えきれず、後ろから交わされる、という微妙な結果でした。今回は差しに回ってきそうで、末脚爆発するでしょう。
メイショウクリフトの前走は熱中症という話。叩いての上積みありという話です。1勝クラスは上がり36.0秒で最速。余力ラップラップでもあったので、やはりダートでも強いのは確か。こちらも差しに回れるので外から2頭が突っ込んでくると見ます。

中山12R ◎6.スマイルアップ A評価 穴14.デュアルキャリア― 穴3.カフェベラノッテ △1.4.5.7
スマイルアップの前走は3F通過35.0秒のスローの逃げ。これでは馬群が凝縮して速い上がりを使える差し馬有利になってしまいます。中山で逃げれば変わってくると思うのですが、今回控えるという話。萱野厩舎はよく分からない騎乗を求めることが以前にもあってあまり良い印象がありません。とはいえ、控えても強い馬なので本命に。
カフェベラノッテも控えるという話。今回叩いて良化と述べています。新潟未勝利勝ちが優秀で、3F通過33.9秒と流れましたが、L1も12.6秒と止まっていません。この時だけ走れば圏内だと思います。内枠から減量を活かして逃げてほしいのですが……どうでしょう。
この2頭が行かないとなるとキングダラスが逃げそうですが、足りるのかどうか微妙だと思っています。それなら外枠のデュアルキャリアー。持ち時計ナンバー1で中山では安定。好走が内枠に偏っているだけに外枠がどうかとは思いますが、行ききれば……とは思います。

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