2023/11/4(土)「余力ラップ2.0」予想

※指数はグリーンチャンネルの「先週の結果分析」のものを用いています。過去1年半までの指数を用いています。
※評価は軸自信度になります。好走率・回収率ともにA>B>Cになっています。Sは1着まで自信あるという意味です。
※勝負レース表記は、全レースの予想が終わってから付ける予定です。

自著『「永遠の初心者を脱する!」ための競馬思考』・「余力ラップ」について触れていただいた山崎元様の記事掲載の『優駿』2023年8月号・「余力ラップ」私の記事が掲載された『競馬王』2023年7月号・10月号になります。

まえがき

こんにちは!
ウマい馬券初週はテンパってましたが、2週目は変なトラブルはないだろうと冷静です。
昨晩も予想して夜更かししました。
今週はブログでも勝負レースを出します!

ではどうぞよろしくお願いいたします。

馬場予想

東京芝のクッション値は9.3。
JRA画像を見ても内側が荒れているので、外枠差し馬が有利が継続すると考えて予想します。
東京ダートの含水率は1.5%。
先週は含水率が低くても速い上がりが出て内差し有利になっていました。含水率が低くても引き続き内枠から差せる脚を持った馬から狙っていきます。

京都芝のクッション値は10.0。
JRA画像を見る限り、内の傷んだ部分がカバーしてきれていないので、中枠から外枠がベターと考えて予想します。1200mだけは内枠先行有利になりそう。
京都ダートの含水率は2.6%。
乾いてタフなコンディション。先行馬有利で、差すなら外枠がベター。内枠差しは厳しくなっています。

福島芝のクッション値は9.2。
例年並みです。例年、土曜は内枠先行有利ですが、悪化が速く、日曜には外枠差しになりやすくなっています。今年も土曜は内枠先行有利と見ますが、10Rの三陸特別は差しが決まりそう。
福島ダートの含水率は2.7%。
乾いていますね。これなら外枠有利。ダート1150mは1枠がロスなく回って突っ込んでくるので、これは穴パターンです。

余力ラップ基準

※余力ラップ基準
該当馬には僅差負けを含みます。僅差負けの定義は、芝で0.3秒差以内、ダートで0.5秒差以内です。L1基準のみ0.2秒差以内で統一します。
基準をクリアしていても、僅差負けでないため漏れる場合があります。
古馬混合になりましたが、3歳馬、及び、今後出てくる2歳馬については全て載せる予定です。

2.3歳(芝)

L1L2L3L4L5
11.4秒以内
※距離不問
22.7秒以内
・1200mは3F通過35.2秒以内・1400mは3F通過35.5秒以内
上がり差で2位に0.5秒以上付けている45.9秒以内・1500m以上に限る
※距離が伸びれば伸びるほど評価できる
58.2秒以内・1500m以上に限る。
※距離が伸びれば伸びるほど評価できる

2.3歳(ダート)

L1L2L3L4
12.3秒以内
※距離不問
1150-1400mは24.3秒以内
1600m以上は24.6秒以内
※東京1400-1600mは多めに出て精度が下がるので他基準と合わせて確認する。
上がり差で2位に0.5秒以上付けている50.0秒以内(1700m以上)
東京ダート1600mは49.7秒以内

予想

福島1R ◎10.インペリアルモート A評価 ◯6.ソニックロブロス ▲1.アスプリージャ
インペリアルモートの新馬戦はスローで時計こそ遅いものの、L4が49.7秒、L2が11.9-12.4で余力ラップ基準をクリア。
インペリアルモートは11.9秒のL2区間で差を広げられましたが、12.4秒のL1区間では再び差を詰めていました。スピード不足で11秒台のところで差を広げられたのでしょう。含水率低めの福島ダートならそんなことにはならないはずです。外から先行できる好枠で改めて。
ソニックロブロスの前走は800m通過が46.7秒のハイペースに。2番手を追走したこの馬にとってはオーバーペースでした。一戦ごとにパフォーマンスは向上しています。ここなら先行すれば残せそうで。
アスプリージャの前走はL4が50.7秒。中山ダートの良馬場だと考えれば速い方です。逃げて残り100m付近から甘くなっているので短縮は良さそうですが、最内枠は被されそうな枠でどうでしょうか。

東京2R ◎5.ニコラウス A評価 ◯15.ライトスタッフ ▲6.ムーンブルー
はっきりと強いと分かるのはニコラウスくらいで、あとは団子の混戦と見ています。
ニコラウスの新馬戦は一旦は完全に抜け出したのですが、アトリウムチャペルに一瞬にして交わされました。3F通過36.5秒通過とスローなので参考ラップにはなりますが、L2は22.4秒と優秀でした。決め手の差で負けただけなので、今度こそ。
ライトスタッフの前走はL2が22.3秒の余力ラップ戦。
L1で離されただけに短縮は良さそうです。0.1秒先着されたダノンデサイルは先週、京都で勝ち上がりました。相手比較からもライトスタッフは上位の存在だと見ています。
ムーンブルーの新馬戦は、高く評価しているシックスペンス戦。
L2が11.9-10.7と一気に加速した余力ラップ戦です。ムーンブルーは内をロスなく回ってきて、垂れた馬を交わして7着。上がり34.4秒はシックスペンスの34.3秒に次ぐ4位の数字。こちらも距離短縮で。

京都2R ◎8.クリノフィガロ A評価 ◯3.シーリュウシー ▲1.グランドエスケープ
クリノフィガロの前走はL4が50.2秒で余力ラップに近い水準。4着以下には9馬身もの差を付けました。勝負どころで手応えが悪く、押して押しての競馬になりましたが、最後まで伸び続けて脚色は一番のままゴール。先行力ある馬が少ないメンバーで、クリノフィガロはテンの速力上位。外から先行して押し切れそうです。
シーリュウシーの新馬戦はやや出負け。ごちゃついて位置を悪くしました。勝ったのは、JBC2歳優駿を勝ったばかりのフォーエバーヤングで、このレースはL2が12.8-12.2の加速ラップに。L1基準クリアの余力ラップでもあります。最後までフォーエバーヤングとの差を縮めており、もったいない競馬になりました。スタートを決めれば巻き返してくるでしょう。
配当妙味という点からはグランドエスケープ。新馬戦はスタートこそ五分だったのですが、主張せずに中団前目から。インにいて上がっていけず、外から上がっていく馬に先を越される競馬になりましたが、最後は鋭い脚で伸びました。このレースはL2が13.3-12.5の加速ラップに。グランドエスケープもL1の伸びは際立っていました。追い切りは前走時よりも馬なりで時計が出ています。上積みがありそうで、もう少し位置を取れれば。

東京3R ◎12.プレリュードシチー A評価 ◯3.ツマヤ ▲7.ポンポンダリア △11.アデランテ
プレリュードシチーの新馬戦は重馬場の京都。1000m通過65.3秒の超スローではありましたが、L2が11.0-11.3と速く、ここで着差が広がりました。
重馬場でL2・22.3秒はさすがに速いので評価して良いでしょう。
力ある馬に、出遅れてきた馬が多いメンバー構成なので、先行力がある点が相対的に活きるはずです。
対抗にツマヤ。
新馬戦はL2が22.5秒の余力ラップ戦に。出遅れて後ろからになりましたが、勝ち馬より速い上がりを使って7着なら及第点でしょう。
ポンポンダリアはツマヤと同じ新馬戦で、ツマヤよりも速い上がりを使ってはいますが、最後の脚色はツマヤの方が上でした。これも出遅れた馬なので、スタートがカギ。
アデランテの新馬戦もL2が22.5秒。これも出遅れましたが、後方から34.0秒の上がりで7着まで追い詰めました。
相手3頭全て出遅れるということはないと思うので、馬連で流して位置を取れた馬が来るだろうと考えます。

京都8R ◎12.シゲルソロソロ A評価 ◯11.ダイメイセブン ▲10.バンドマスター △4.5.8

※勝負レース

ここは外2頭のテンが速くて狙い目。
ダイメイセブンの方が逃げたいと思うので、こちらから。
前走は休み明けで、陣営が仕上がっていないと述べていました。+24キロは成長分込みでもさすがに太かったという話。今回は追い切りで2本の一杯追い。これでだいぶ絞れてくるはずです。
すんなり逃げればしぶとい馬で、4走前のL4が49.9秒で余力ラップ戦。0.4秒差でした。
この時の2着がシゲルソロソロ。こちらは逃げてしくじった経験があることからダイメイセブンの邪魔はまずしないでしょう。
前走は重馬場で上がりが速くなりすぎましたが、今回は良馬場京都ダートで向く馬場になるはず。前々走はハイペースになりましたが、巻き込まれることなく最後まで伸びてきて好内容。外から番手を奪えそうなここは絶好のチャンスと見て本命とします。
単穴にバンドマスター。
3走前のヤマニンウルスの3着はさすがに高く評価しなければなりません。
前走はシゲルショウグンがかなりの好時計逃げ切り勝ち。6馬身差の2着とはいえ、水準以上の時計で走っています。
前々走は相手が強すぎました。勝ったルクスフロンティアは2勝クラスも突破。2着のロードトラストは未勝利勝ちの内容・ラップ面などからすぐ1勝クラスは勝てると思っていた馬ですが、逃げてようやく1勝クラスを突破しました。4着のメイトースイも1勝クラスを突破していて、他にも余力ラップ該当馬が多数いました。人気でも仕方ありません。
△には余力ラップ該当のレッドラグラスとヘニータイフーン。前走復調気配のモズタンジロウまで。

京都9R 衣笠特別 ◎8.ラスマドレス A評価 ◯10.ウインミニヨン ▲6.ワレハウミノコ △1.7

※勝負レース

Bコース替わりも、荒れたインがカバーしきれていないので、おそらくは外枠有利になるはず。
ここは逃げ馬不在のメンバーも、現役屈指のマクり馬のファジェスに、同じくマクって好走してきているワレハウミノコがいて一筋縄ではいかないだろうレース。
ファジェスは前走こそ1ターンの新潟芝2000mでマクりませんでしたが、2ターンのコースではほぼ必ずと言って良いほどマクってきます。
ファジェスは4走前に京都芝2000mでマクって残したインパクトが強烈。ファジェスがマクったことでハイペースになりましたが、3着に残したということは京都が合っているのかもしれません。これは押さえます。
本命はラスマドレス。
前走はヒメナデシコのマクりもあってL5が57.7秒と速くなったハイレベル戦。
ラスマドレスは3角付近から進出して楽勝しましたが、上がり33.8秒は次点に0.8秒差も付けるダントツの数字。夏辺りから食いの細さが解消してきたということなので、これは化けたものと考えます。
ウインミニヨンは京都芝2000mで3.2着と連続好走。
2着の時はファジェスがマクってハイペースになったところを差してきての好走で、ファジェスがいる今回はチャンスがあるでしょう。京都も向くタイプかもしれません。
スローペースからまくりが入って、マクり馬が残せそうな予感がしています。ワレハウミノコは前走、マクったは良いものの失速。動くタイミングが速すぎたと考えています。夏場の休み明けがサッパリで、勝った時は万馬券になった馬ですが、今回の休み明けは状態が良いとのこと。改めて期待します。
キミノナハマリアの前走はL4・L2が速くなりすぎて、さすがに差せない流れになりました。今回は差して来られる展開になりそうですが、内枠がどうかでしょう。

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