2023/11/5（日）「余力ラップ2.0」予想

※指数はグリーンチャンネルの「先週の結果分析」のものを用いています。過去1年半までの指数を用いています。
※評価は軸自信度になります。好走率・回収率ともにA>B>Cになっています。Sは1着まで自信あるという意味です。
※勝負レース表記は、全レースの予想が終わってから付ける予定です。

自著『「永遠の初心者を脱する！」ための競馬思考』・「余力ラップ」について触れていただいた山崎元様の記事掲載の『優駿』2023年8月号・「余力ラップ」私の記事が掲載された『競馬王』2023年7月号・10月号になります。

こんばんは！
土曜はブログの勝負レースと、ウマい馬券の穴狙いで的中することができました。
ブログとウマい馬券の両方で結果が出せるのは一番です。
ちなみに、勝負レースは勝負レースで、ウマい馬券より自信のないレースを回した訳ではありませんからね（笑）
いくつか自信あるレースをピックアップして、その中からブログ用として取っておきました。ブログ記事にするのが夜遅すぎて文章は雑になりましたが、予想は書く前にきちんとしたのでご安心ください。

私の余力ラップは、余力ラップ該当馬が訳ありの敗戦で人気を落としたところを狙う部分があるのですが、今は余力ラップ該当馬がほぼ人気になっています。なのでしばらく、2歳未勝利の余力ラップはあまり結果を残せないと思います。
本にも書きましたが、そういう時に備えて複数の武器を用意しておくべきだと考えています。
複数のファクターを使いこなすのが最強の予想家だと考えているのです！
ウマい馬券の福島ダート1150ｍは穴パターンとして知っていたものを推奨したのがハマった形です。

土曜のブログ本命・穴、ウマい馬券の本命・対抗・単穴の成績です。

本命複勝率50％なら上々で、回収率も112％と良好。
対抗も複勝率75％に回収率221％と優秀でした！
だけど、上手く噛み合うレースが少なかったですね。
予想は今までも頑張っていましたが、今はそれ以上に頑張っているので成績も向上するはずです！

日曜も勝負レースは1Rか2R、用意いたします
では本日もどうぞよろしくお願いいたします！

東京芝はやはり外枠差し有利なんですが、内枠もちらほらと絡んでくるところが厄介ですね。
内枠の強い馬はカバーしておいた方が良いかもしれません。
東京ダートはやはり速い上がりが出ていますね。枠や脚質が難しいですね。湿っている訳ではないので差し有利という訳ではなく……。ですが、上がりが出るので内枠を軽視できず……。となかなか厄介。1600ｍは外枠有利で良いと思いますが、他はフラットで見るかもしれません。外枠先行有利を基本線とします！

京都芝は内の悪い部分がカバーしきれていなかったので、外枠有利でした。
先行か差しかは展開次第で、まんべんなく来ています。
京都ダートは完全に外枠先行馬有利ですね。

福島芝は土曜は内枠先行有利でした。ハイペース戦は差しも届いていましたが、外枠差しという感じではなく。ですが、日曜はレースを重ねる毎に外枠差しに寄っていくはずです。この開催は悪化が速い傾向にあります。日曜後半は外枠差し有利で見て、1200ｍだけは先行馬を枠関係なく狙うかもしれません。
福島ダートは基本は外枠先行有利で、1150ｍは1枠の差し馬に警戒が必要です。スルスル上がっていけて有利です。
ちなみに少量の雨が降りますが、馬場に影響はしないものとして考えます。

※余力ラップ基準
該当馬には僅差負けを含みます。僅差負けの定義は、芝で0.3秒差以内、ダートで0.5秒差以内です。L1基準のみ0.2秒差以内で統一します。
基準をクリアしていても、僅差負けでないため漏れる場合があります。
古馬混合になりましたが、3歳馬、及び、今後出てくる2歳馬については全て載せる予定です。

2.3歳（芝）

2.3歳（ダート）

東京1R　◎6.ファイアーサイン　A評価　◯2.スペイドアン　▲12.サイモンプレジール
1400ｍ以上の上がりでは、ファイアーサインの37.0秒と37.5秒がメンバー内の1.2位。
2戦とも行き脚が付かずに後方からになっていますが、芝スタートで行き脚が付く可能性も低くないでしょう。
芝スタートと距離延長でもう少し位置を取れれば、速い上がりで差して来られると見ます。
スペイドアンの新馬戦はラスト4Fが51.3秒と水準以上。ラスト1Fで13.6秒と失速していますが、距離短縮でこの区間がなくなると考えれば、パフォーマンスを上げてくる可能性が大。
東京ダートは上がりが出ているからか、さほど外枠有利になっていないので、内枠からでも。
サイモンプレジールの前走は余力こそないものの、水準の時計にあります。自分の分だけ走れば、圏内だろうと考えます。

京都3R　◎2.イルデポート　A評価　◯8.ダイジェスト　▲4.カゼノランナー
イルデポートの新馬戦は、重馬場だというのにL2が11.0-11.4の余力ラップ戦に。当時の京都はまだ内目も良く、道悪になって切れ味の削がれる差し馬は厳しかっただろうと考えます。
上がり3位で3着のイルデポートを最上位評価。
この組はハイレベルだったはず。
実際、2着だったインファイターは次走、距離延長で逃げて0.2秒差2着もまたもや余力ラップ戦になりました。
この組をまとめて狙い撃ちします。
外枠のダイジェストは枠の差で逆転があっても。
カゼノランナーは出遅れた分だけ位置が後ろになって差せませんでした。まともに出れば、これも逆転がありそうです。

東京4R　◎4.レトロタイプ　A評価　◯2.ボーモンド　▲6.パストラーレ
レトロタイプの前走は出遅れて後方からになりましたが、逃げて上がり最速で圧勝したルージュスエルテと同じ上がりなら脚の速さは確かでしょう。
2F延長がどうかですが、追走できる分、おそらくは良いはず。
新馬戦のL2が11.0-11.0のボーモンドは同距離ローテで、これは人気でも。
パストラーレの新馬戦は高く評価しているショーマンフリート戦の2着。2戦目はスローで参考ラップですが、L2が11.1-11.5。
余談ですが、ショーマンフリートは秋の全G1予想のホープフルSだったか朝日杯だったか忘れたけど、どっちかの勝ち馬に推奨しています。パストラーレの強さを見れば、期待が膨らみますね。

福島7R　◎10.チャイボーグ　A評価　△1.3.6.7.8.11
◎10.チャイボーグ

※勝負レース

チャイボーグは地味な存在ですが、デビュー時からどんどんと力を付けてきています。
そう思わせてくれたのは、8走前、東京芝2000ｍで4着した時で、このレースは1000ｍ通過65.1秒の超スローとはいえ、ラスト2Fが10.9-11.1と相当に速くなりました。
2着スピーディブレイクは日曜福島9Rで人気の存在ですし、3着ヤングローゼスは1勝クラスで3着している馬です。これら上位馬と同等の上がりを使っての4着は評価できます。
超スローだからといって、弱い馬では後半2Fを速く走ることはできません。実際、このレースの6着馬は5着馬に5馬身も離されています。
「若駒の強さはラスト2Fに表れる」のです。
5走前は、1勝クラスで通用しているホウオウバーナードとプラニスフェリオを重馬場で撃破。本質は、タフな馬場で強い馬なのでしょう。
そう考えると、札幌での2戦は馬場が良すぎました。札幌3戦目はタフな馬場でしたが、出遅れて位置を取れず、スローペースにもなって終戦。
前走の中山も高速馬場でした。
今回は開幕週とはいえ高速馬場になっていない福島芝で、2600ｍならさすがに差しは決まりやすくなります。団子になった方が外から位置を押し上げていきやすく、徐々にマクる形で勝ったチャイボーグにとってお誂え向きの展開になるはず。ここは一発ありえます。
相手は手広く、差し馬を中心に。騎手を重視して1を含めます。

京都8R　◎1.ダノンセシボン　B評価　◯2.ロードラディウス　▲8.メイショウピース
ダノンセシボンは新馬戦が余力ラップで、良いスピードを持っています。
この馬こそまさに、先日のコラムで書いた通りの、世代限定戦で惨敗して混合戦で巻き返した馬です。その混合戦は3F通過34.4秒のオーバーペースでの逃げ。1.2着は追い込み馬が突っ込んできただけに、逃げて3着は強い内容でした。
最内枠ですが、この馬はテンがかなり速いので最内枠から逃げて内枠主導の隊列になるはず。差しにくい京都なら逃げて残せると考えます。
ロードラディウスはさすがに強く、ダノンセシボンに付いていけると考えれば好枠では。
メイショウピースも相当な器で、この3頭はまだ上に行けるはずです。

福島10R　河北新報杯　◎11.ネイリッカ　A評価　◯13.タガノリバイバー　▲8.ニットウライジン
ネイリッカの前走は牝馬限定戦ながらサーマルソアリングやメイショウコバトのいたハイレベル戦です。早めに先頭に立つ形になりましたが、サーマルソアリングにすぐ並べれては苦しくなって当然。それでもしぶとくは粘り、メイショウコバトと0.3秒差なら十分強い競馬をしています。
前々走は、外枠の差しが有利だった札幌ダート。ここも厳しいラップの逃げで、逃げて苦しい競馬になりました。
メンバーとしてはかなり楽になるので、ここは逃げて残せそうです。

タガノリバイバーの前走はL4が49.4秒のハイレベル戦。勝負所で外から被されて厳しくなりました。
前々走は被せる側になりましたが、重馬場で内をタイトに回る必要がありました。L4が48.8秒と速くなったレースで0.5秒差なら通用する力はあります。
3走前は出遅れてマクりましたが、元々オーバーペースだというのにどうしてマクったのか謎。負けて当然の騎乗でした。

ニットウライジンの前走は、ブリンカーが効きすぎたという話。チークピーシーズに戻すとのこと。1勝クラスが余力十分の勝利だったので、2勝クラスでもやれるはず。昇級戦は外差し決着になったので、2番手から4着は強い競馬をしています。