兵庫ゴールドトロフィー2020 予想 地方馬もチャンスあり。

枠順

馬名性齢斤量騎手
1サロルン牡352.0赤岡修次
2メイショウオオゼキセ1051.0小谷周平
3サクセスエナジー牡658.5松山弘平
4イルティモーネセ752.0川原正一
5ベストマッチョセ756.0森泰斗
6ナチュラリー牡652.0笹田知宏
7ゴールドクイーン牝555.5下原理
8ツーエムマイスター牡852.0大柿一真
9ナリタミニスター牡552.0吉村智洋
10トップウイナー牡456.0和田竜二
11リョーノテソーロ牡553.0田中学
12ラプタスセ457.5幸英明
展開

園田1400mは外枠やや有利。
スタートから最初のコーナーまでが377mと長く、外枠の馬は内の先行勢を見ながら競馬が出来る、内枠の馬は外枠から被せられやすい、というロジックだろう。
兵庫ゴールドトロフィーも、過去を見る限りでは、やや外枠有利と言えるだろう。

脚質に関しては当然前有利ではあるが、能力があったり、斤量に恵まれていたりすれば、差しも問題なく届く。
行った行ったの決着は過去10年では皆無なので、前行く馬だけを狙うという作戦は危険か。

今日の園田競馬場が良馬場、そしてこのあとも雨は降らない予報なので良のタフな馬場で行われるのはほぼ確実。
上がり最速の馬でも37秒台はかかるだろう。前に行きたい馬が揃ったので、昨年のように上がり最速でも38秒台になる可能性もある。

展開はちょっと面白くなりそう。
能力だけなら一枚抜けていると思っているサクセスエナジーが3番枠を引いて、まともに先行出来るかが鍵。
とにかくスタートが悪く、揉まれ弱い逃げ・先行馬なので、外から来るだろうゴールドクイーンとラプタスに絡まれて馬群に沈む危険性もあると見ている。

中央馬の能力は高いが、そう一筋縄ではいかないと読む。

◎ 12 ラプタス
○ 3 サクセスエナジー
▲ 10 トップウイナー
△ 5 ベストマッチョ
✕ 1 サロルン
✕ 4 イルティモーネ
✕ 6 ナチュラリー
✕ 9 ナリタミニスター

見解

◎ラプタス
印は少し面白くない順序になったが、三連単で大荒れも見越して購入する。
追い切りに不安のある中央馬ばかりなのだ。
本命のラプタスもまたその一頭。
中間追い切り5本消化は良いのだが、全て馬なりで、全体時計も遅めのものばかり。
最も速いのが、12/13のもの。

栗東坂路 53.7-38.8-25.2-12.5 馬なり

全て坂路追いで、他の追い切りは一番速くて54.9秒。
不安ではあるが、前走時も4本全て坂路で馬なりの追い切りだから問題はそうないと判断したい。

その前走、東京盃は逃げて4着だったが、これは明らかなオーバーペース。
前半3ハロン33.8秒は大井の良馬場としては速すぎる。
差し馬向きの流れであり、勝ったジャスティン以外は差し馬が台頭したのも頷ける。
そのジャスティンは超前傾ラップになる中山ダート1200mのカペラステークスを勝っており、ハイペース適性が抜群にあった。
4着なら十分好走したという判断を下す。

前々走のプロキオンステークスもまた、馬場を考慮しても前半3ハロン34.3秒というのは少し速かった。
勝ったサンライズノヴァはともかく、デュープロセスが最後方から4着まで差して来られる流れ。

バレンタインステークスもハイペースでの惨敗。
負けたレースは全て敗因がはっきりしている。

小回り平坦のここなら多少速くても粘れるはず。
事実、高知、名古屋の1400mでは楽に逃げ切っている。
外枠というのも競馬がしやすい。
安定感を取って本命を打つ。

○サクセスエナジー
斤量を苦にせず、今年になって高い指数を弾き出しているサクセスエナジーはおそらく6歳にして本格化。能力だけなら一枚抜けている。
また、追い切りだけなら中央馬の中で一番これまで通りという印象を受ける。

問題はスタートの悪さ、行き脚の付きにくさ、揉まれ弱さ、の三点。
揉まれてしまうと平気で惨敗する馬なのは戦績を見て分かる通り。

地方馬がどれだけ速いのか不明な馬が多いが、内のサロルンも船橋のラップを見る限り、行かせれば速いようである。
ベストマッチョも、超超ハイペースになった前走のJBCスプリントで楽に先行出来ているように速く、位置取りも悪くしたくないだろう。
ゴールドクイーンもラプタスも当然速い。
ツーエムマイスター、ナリタミニスター辺りは未知だが、とにかく外枠から被せられてしまうとかなり危険。

この馬を頭にした三連単も買うが、この馬を外してラプタス頭の三連単も購入する。
いわゆる、ピンかパーだと見ている。

▲トップウイナー
順当にこの馬を三番手に推す。
が、この馬も追い切りが微妙……。
12/6から時計を出し始めて4本消化。
12/9、CWで一杯に追って出した時計はまずまずだが、他の坂路で追った3本の時計は全て馬なりで遅いものばかり。最終追い切りが中でも一番速かったが、

栗東坂路 56.9-40.9-26.4-12.7 馬なり

と非常に遅い。

元々、坂路であまり時計を出さない馬なので、いつも通りとも言えなくもないが、やはり中身がきちんと出来ているのか不安でならない。
地方交流重賞だと出るだけで賞金が得られる可能性が高いから微妙な追い切りで出してくる馬が少なくない。少なくとも、中央重賞よりはまともな仕上げが少ない、と断言出来る。

それでも能力を買って、この馬の入る組み合わせは多少厚めに購入予定だが、配当的には地方馬が来る組み合わせで儲けられるように買いたいところ。

△ベストマッチョ
地方馬のため、追い切りは分からないが、地方交流重賞での結果を見る限り、ここでも十分やれる馬。これも順当な4番手か。

あとは指数的に通用しそうな軽量の地方馬を買いたい。

✕サロルン
船橋の馬。
わざわざ前走で園田を使ってきたように、本気度は高そう。
中央馬に比べると指数は可愛そうだが、昨年のこのレースの指数が低く、中央馬のポカや、この馬自身が少しパフォーマンスを上げれば馬券圏内は可能。

✕イルティモーネ
昨年の2着馬がハンデ据え置きなのだから当然買い。
昨年はレース上がりがかかっていることから、かなりの消耗戦になったのだろう。
今年もそうなりそうなので。

✕ナチュラリー
良馬場で出した前走の指数がまずまず。1.58.7ではおそらく通用しないが、昨年の「佐用もち大豆G1登録」というレースでは1.27.3をマーク。この指数が高く、低レベル戦になれば浮上の余地あり。

✕ナリタミニスター
園田1400mの安定勢力。
今年9月の園田チャレンジカップの指数が高い。
軽ハンデでパフォーマンスが上乗せされれば。

※追記
ゴールドクイーン

消しだが、この馬が一番追い切りで不安。
ダートオープンで活躍していた時はCWを取り入れていたが、今回は坂路のみ。
そして全て馬なり。
好調時は51秒台を出せる馬だが、今回は出していない。
52秒台こそ出しているが、ラスト1ハロンの減速幅が大きく、勝つ気で使ってきているのか甚だ疑問。

逃げられなければ脆い馬で、近走ちぐはぐということもあり、嫌うことにした。

馬券は◎を一着固定の三連単一頭軸流し。これで42点。
あとは○→◎→▲△✕の三連単。これが6点。
これだけでも良いが、上位の印を打った馬の組み合わせは多少厚めに購入したい。

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