2023/12/2(土) レース回顧

自著『「永遠の初心者を脱する!」ための競馬思考』・「余力ラップ」について触れていただいた山崎元様の記事掲載の『優駿』2023年8月号・「余力ラップ」私の記事が掲載された『競馬王』2023年7月号・10月号になります。

まえがき

こんにちは。
今はウマい馬券が面白くて仕方ないです。
もしかしたら引かれてるのではないか?と感じているんですが、笑、結果が数字として公になるから楽しいんですよ。しかも今は好成績を残せていますから。
年間回収率の集計に入って4位になれたのも嬉しい!
どうやら、一定の予想レース数まで行かなければランキングに載らない方式みたいですね。
自分の後にデビューした方が載っているから「何でだろう?」と感じていましたが、予想レース数かあ!と気づきました。

ブログは見解を簡単にすれば、気力が持ちますね。
印中心で、結果を伴えるよう頑張ります!
軸自信度はこのまま、S・A・B・Cで継続していきます。
ウマい馬券、予想・見解文・動画も大変なんですが、買い目が案外、大変なんですよね。
あまり買い目を工夫する方ではありませんが、それでも考えますし、買い目を打ち込む作業も案外、時間が取られます。

先週打った印の馬の成績です。
来年からは印を統一しますね。ウマい馬券で△複数打っている時がありますが、そういう時は「連」に含めていません。「△」というよりもその下の「☆」の意味合いになっているんですよね。あくまで△1頭のみの時に「連」にしています。ウマい馬券の方でもそうした方が良いかなあと迷い中。来年までは今のスタイルで。

やっぱり複勝回収率は対抗の方が良くなりがち。
2頭だけ印を打つ場合、人気ない方を本命にすることが多いからだと思いますが、軸馬成績もウマい馬券で集計されているから精度高い方が良いんですよね。
とはいえ、今週は単勝回収率かなり優秀でした。穴目に本命を打てて勝ってくれたのが大きいです。

3場開催なので特に言及するまでもないというレースは飛ばしていきます。
では回顧、お付き合いどうそよろしくお願いいたします。

馬場・傾向回顧

中山芝の馬場差は土日共に-2.0秒(2000m)の超高速馬場。
イン圧倒的有利かと思いきや、外枠も来ていました。
道中で外を回している馬も来ています。
インが有利でない理由はないので、イン有利は間違いありませんが、外も走れる馬場という点には注意。
ただし、内枠有利な1600mが1Rのみ。1800mが0だったことも影響していると思います。1600m・1800mは次週、内枠有利になるはずです。

中山ダートの馬場差は1800mで-0.3秒、1200mで-0.4秒でした。土日共に同じです。
外枠が圧倒的有利でした。特に1800mでその傾向が顕著。真冬の低速馬場とまでは言えない水準でしたが、外枠有利傾向には注意しておくべきでしょう。

阪神芝の馬場差は-1.9秒(2000m)。
外枠が案外来ていましたが、単に少頭数の外枠や、外枠から先行してインを通せた馬が来ているだけです。

阪神ダートの馬場差は+0.2秒(1800m)
馬場差プラスゾーンということでタフな馬場になっていました。
という訳なので外枠有利。中枠辺りもよく来ていました。

中京芝の馬場差は-1.2秒(2000m)。
思ったよりも高速馬場でなかったのかという印象です。
内枠有利ですが、そこまで圧倒的に内有利という訳ではありませんでした。
ハイペースになって外枠の差し馬が伸びてくるレースがいくつかありました。

中京ダートの馬場差は土日共に-0.3秒(1800m)。
含水率が低い割には低速馬場とまでは言えない水準です。
「先週の結果分析」では「まだ散水しているから」だろうとのこと。それに伴って、内枠有利が強かったですね。1400mだけ外枠有利で、1800mは完全に内有利。1900mはほぼフラットという形になりました。

個別レースの予想&回顧

中京1R
L2が12.1-12.6ならまずまず優秀なレースで時計も及第点。

阪神1R
3F通過37.4秒は流石に超スロー。L2が12.0-12.4と速く大半の馬が大きくバテてはいません。
4着ダイヤメ:終いの伸び脚1番。

中山1R
余力こそない普通の減速ラップも、勝ち時計優秀。
4着マニーブルース:詰まる。
9着シェリングフォード:インで詰まる。
12着ニシノレヴィガータ:詰まる。

中京2R
牝馬限定戦でラップ・時計的に低レベル戦。1000m通過63.4秒のスローでしたが、5F目に12.4秒を刻んでペースアップが速くなったレース。差しは利く流れだったと言えます。

阪神2R
時計平凡ですが、L4が50.8秒ならレベルはまずまず。単純に1.2.3着馬の力が高かった。

中山2R
マクりによって5.6F目が12.3-12.4とペースアップ。そこから減速していくレースで時計的には平凡。初ブリンカーが1.3.5着。
5着タマモポロネーズ:出遅れてマクる。5.6F目がかなり速かったので止まったのは仕方ありません。
6着ファイントパーズ:最内枠で、スタートこそ決めたものの後ろになりすぎました。好枠ならもう少し位置を取れるはずで、次走注目。

中京3R
ペースは34.8秒とまずまず。L2が12.6-12.6で、勝ったスマートアンバーは上でも通用します。田口貫太騎手が良かったのかと思いましたが、単に休ませて良かったのかもしれません。4馬身差とはいえ2着以下も弱くはないでしょう。差してきた組に注目。
3着トーセンサウダージ:芝スタートならもう少し行き脚が付くと考えていましたが、最後方に。上がり最速と力は見せました。叩き2戦目の次走も注目。
7着コレクテイニア:前走が不可解な敗戦。今回もスタート悪くてリカバリー。3着とは0.2秒差で着順ほど負けていません。1勝クラス通用の器なので、程よく負けてくれたという印象。外枠でスタートさえ決めれば。
8着アファン:前走がハイレベルのメイショウナナクサ戦。今回も良い脚を使って伸びていますが、展開が不向きでした。次走人気落ちで超狙い目。1200mで差しの利くようなところがベター。

阪神3R

平均的に流れての余力ラップなら評価すべき一戦。
5着ポマール:アオッて2馬身出遅れ。最後方から厳しい位置でしたが、L1部分でよく伸びています。巻き返せるでしょう。
9着フラミングフープ:大きく出遅れ。コーナーで外々回っては止まって当たり前。今回は度外視。

中山3R
馬場差込みでも1.33.5の勝ち時計は優秀。L5が58.4秒とかなり速くハイレベルな一戦。メンバーも揃っていました。
4着パストラーレ:道中は掛かり気味に先行。外を回されてロスも響きました。最後まで止まっておらず、良い内容でした。
5着ケイケイ:出遅れた挙句に終始、外々を回されました。直線入り口でも外に弾かれて不利。終いの伸び脚は1番。人気にならない馬で、今回も上がり時計で目立っていないから次走も人気薄になりそう。これは次走、間違いなく買いの馬です。

中京4R

スローでL2は参考ラップですが、11.0-11.2とかなり速い。
勝ったタイセイフェスタは先行馬が外に膨れてインがガラ空きになった幸運もありますが、33.9秒の上がりはダントツで素直に評価。

阪神4R

ハイレベル戦。ブラーヴイストワルは前走逃げて失速していたことから危険かと思いましたが、今回は逃げて終いまでしっかり。
2着ワイマング:外の馬にインに押し込められて苦しい競馬に。終いは伸びて2着確保したことからも、スムーズだったら勝っていたのでは。
6着アタラヨ:先行態勢から控えて外を回すという少し酷い競馬に。何で控えたのかすぐ分かりませんんでしたが、折り合いを欠いていたから控えたそうです。外回しては伸びない阪神。今回は度外視。力あるので2度の凡走で人気落ちてくれれば。

中山4R
1000m通過62.9秒も速いですが、6F目が12.2秒とかなり速くなり、後は失速するのみで、L3が13.0-13.1-13.2。もう少し失速幅が大きくなっても不思議ないラップでしたが、さほどバテずに逃げ切った勝ち馬は時計面からも評価。チークピーシズ着用がハマった形。
他は9馬身離されているので何とも……。

中京5R

驚きのラップで、1000m通過65.2秒とはいえ、L2が11秒台でしかも加速ラップ。
勝ったスマラグドスは上でも通用するでしょう。時計の出にくいラップで、2Rの1勝クラスよりも勝ち時計が上。
5着トリグラフ:初ブリンカー。スタートで躓き気味で後ろから。やや力んでいて、直線では内に刺さり、バテた逃げ馬の後ろにいて思い切り後退。映像見ていてもかなりズルっと下がったので、巻き返せるはず。

阪神5R

勝ち馬のビザンチンドリームはやばい!33.9秒の上がりは次点に0.9秒差も付けています。L1では11秒フラット辺りで駆けているはずで、この馬は素質が圧倒的に上だったのでしょう。

中山5R
新馬戦としては33.8秒通過とハイペース。L2が12.0-11.6の加速ラップで、勝ち馬レザンノワールは高く評価できます。
3着ポムファッジ:スタートで外に大きくヨレて、コーナーでは終始外を回す競馬。ロスの多い競馬で3着は評価。

中京6R
スローになりやすい中京マイルとしては超ハイペース。フェイトは決め手不足でしたが、ハイペースにマイルということで決め手不足を補えました。
5着マイレーヌ:すんなりハナを奪ったかというところで、外から被されて控える羽目に。その上で超ハイペースになったので完全に展開不利でしたが、5着は立派。元々、余力ラップ戦の白菊賞で0.3秒差のある馬。近走距離を延ばしていましたが、マイルがベストでしょう。次走もマイルなら狙えます。

阪神6R
1000m通過64.8秒のスローペースなのにL4も52.3秒とかかって凡戦。

中山6R
こちらも1000m通過65.0秒の超スロー戦で、L4が51.8秒。
1着のダイヤモンドナイツはよく差し切ったという内容でこれは評価しても。
2着のカピリナも差のあるところからよく差してきました。

中京7R
クールブロンのマクりで、L5地点で12.1秒と速いラップを刻んでいます。そこからは減速し続けるラップ。1000m通過こそ63.1秒ですが、先行有利とは言えない流れに。
勝ったフミヤングフェイスの2.00.9は良馬場としては速く、L1も自身12秒台で走っているので上でも通用する水準です。ずっと好きだった馬がいよいよ本格化してきてくれました。
4着モズバンディット:道中、外々を回されて、4角でも外マクリのような形になって不利。外を回されるロスは防げるだろうと踏んでいましたが、ちょっと運もなかったですかね。断然の人気になったのに相応しい実力は持っています。次走は巻き返せるでしょう。

阪神7R
3F通過34.9秒のハイペースで、4F目も11.8秒とかなり先行負荷は高かったはず。
ラブリアージェはスタートさえ決めればこんなものでしょう。2着スナークメモリーも1200mがベストのはず。1.2着は超ハイレベルのメイショウナナクサ戦を使った組でした。
3着ジューンアース:ペースが速すぎました。3番手以下を離す2番手で負荷が高かったはずですが、3着なら良い競馬。
9着ラブミーモナコ:逃げられそうなメンバーでしたが、このハイペースになるとは想定外。どこかで楽に逃げられれば穴をあけられるはずの馬。冬場のタフなダートの方が良いはずで、1.2月辺りに注目。

中山7R
3F通過34.0秒とハイペースな方。結果からみても先行馬不利だったはず。
ニーナブランドは1年振りでダートもエーデルワイス賞惨敗のみ。これは買えないですが、1.11.7と好時計だったので上でも通用します。
9着ランベントライト:前走出遅れで、今回もスタートひと息。逃げられれば1勝クラスで通用するはずで。
13着エイシンエマーユ:スタートで出遅れ。直線はインを突いて良い伸び脚を見せたものの、前が壁になった模様。良い伸び脚だったので1200mでもやっていけるはずです。

中京8R
逃げ切ったサイレンスゴールドは3F通過34.2秒のハイペースでその後も12.1-12.2とハイペースを刻みました。さすがにL1は13.5秒とかかりましたが、それまでに築いたリードを守りました。
6着カネトシフラム:出遅れて後方から。終いの伸び脚はバトゥーキに次ぐもので、この脚を使えるなら差す競馬の方が合いそう。前走は休み明けで+18キロ&最内枠でスタート五分でしたが、被されて位置を悪くしました。

阪神8R
1000m通過62.9秒でL4が51.2秒。時計的に微妙なレベル。

中京9R
前半スローでしたが、L5地点からペースアップ。やや前が有利だった程度で、そんなに展開の有利・不利はなかったと思います。L4が50.3秒で、時計的にも水準レベル。

阪神9R
3F通過32.6秒だけならまだしも、4F目まで10.8秒。4F通過43.4秒の1200m戦って記憶にないです。L1が13.3秒と完全に失速したというのに前が残りました。1.08.5なら好時計だと思いますが、再現性に関しては皆無なレースで、何と言って良いものか……。

中山9R

L5も58.7秒と速い水準で、中山としては評価して良いラップです。
5着ロジルーラー:インで蓋をされて窮屈なところに入りました。差がなく伸びてきているので良い競馬はしています。
6着マーゴットソラーレ:前走で東京をこなしているだけに、今の馬場自体は問題なかったはず。前走よりもスローの逃げで、鞍上によればもっと飛ばした方が良かったかもしれないという話。2着とは差のないレースはしています。もう少しやれて良い馬。

中京10R
ここも中京マイルとしてはハイペース。逃げたヒルノショパンに関しては最内枠からすんなりの逃げだったので不利という訳ではなかったと思います。
5着ダノンソフィア:通過順が5-8-10という通り、位置をズルズル悪く。外も回されたので不利でしたが、しぶとく伸びて5着確保。もう少し先行できる馬なので今回は不利判定で良いでしょう。

阪神10R
3F通過34.5秒のハイペース。中枠から外枠で上位独占。
勝ったタイセイブレイズは上でも通用するはず。
6着オンザダブル:スタートで出遅れましたが、上がり2位。勿体ない競馬でした。

中山10R

ペースが流れそうなメンバーでしたがスローペース。
5着パーサヴィアランス:ロスなく乗って好走でしたが、前走は早めに進出するキツい競馬で同着勝利。好時計でした。今回で2勝クラスでも通用すると示しました。
11着ヨンク:ブリンカー着用で前走よりは位置を取れました。ですが、前残りに泣きました。

中京11R
33.5秒通過のハイペース。
中京芝、前開催辺りからやたらペースが流れるんですよね……。何なんだろう……。1.20.0は好時計でしょう。
6着サトノペルセウス:インで狭くなる明確な不利がありました。3勝クラスでもやれますね。

阪神11R
1000m通過59.9秒は問題ないペースですが、6F目の11.5秒が速すぎます。6Fのロンスパになっては前に厳しいペースです。
4着エピファニー:外を回してロスありでしたが、4着まで来るとは驚きました。かなり好内容で、前走の1.57.2を信頼して良さそう。来年からは軽視できません。

中山11R
高速馬場だったにしろ、後半6F目から12.3秒に。ペースアップが1F早いのは確かです。位置取り勝負だと書きましたが、追いかけた組は完全に止まっているのでアイアンバローズはそれなりに評価して良いでしょう。とはいえ、テーオーロイヤルが33.9秒の上がりを使って届かなかった訳だから評価が難しいところ。
再現性のないレースではあるので、特に書くこともないかなという印象です。

中京12R
1000m通過60.8秒はこのコースとして速く差し有利の流れ。
4着キャリーハピネス:位置を取ったのも裏目に出ましたが、直線、インで狭くなったのも響きました。ウマい馬券でずっと不運続きと書きましたが、またしても運がなかったと思います。ここまでメンバーレベルが落ちて4着とは……。1勝クラスでは上の存在なので、どこかでは来ます。

阪神12R
1000m通過58.4秒のハイペースで差し競馬に。
2着ドクタードリトル:差し競馬の中、3番手から2着はかなり強い競馬。

中山12R
3F通過33.0秒で、その後も11.4秒を2度刻むラップ。開幕週の高速馬場とはいえ、速かったと見なしても良いはず。
2着リトス:10番人気で逃げて恵まれたようにも見えますが、2番手から追いかけた組が沈んでいるのでむしろ強い競馬をしているはずです。テンの1F11.6秒も速く、次走もメンバー次第で逃げられそう。並ばれてからもしぶとい脚を使って粘っています。1.07.9も速いので、次走も評価します。(もしかしたら恵まれた、というパターンもありそうですが……)

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