2023/12/3(日) レース回顧

※指数はグリーンチャンネルの「先週の結果分析」のものを用いています。過去1年半までの指数を用いています。
※評価は軸自信度になります。好走率・回収率ともにA>B>Cになっています。Sは1着まで自信あるという意味です。

自著『「永遠の初心者を脱する!」ための競馬思考』・「余力ラップ」について触れていただいた山崎元様の記事掲載の『優駿』2023年8月号・「余力ラップ」私の記事が掲載された『競馬王』2023年7月号・10月号になります。

まえがき

こんばんは。
土曜分の回顧、結局、頑張りすぎてもうた……!
レースレベルをおおよそ書いて、TARGETに一括して全馬の結果コメントに残しておけば自分にも役立ちそうです。
日曜分、寝る前に終わらせます!

木曜は出かけてから競馬予想集中しなきゃ!

馬場・傾向回顧

中山芝の馬場差は土日共に-2.0秒(2000m)の超高速馬場。
イン圧倒的有利かと思いきや、外枠も来ていました。
道中で外を回している馬も来ています。
インが有利でない理由はないので、イン有利は間違いありませんが、外も走れる馬場という点には注意。
ただし、内枠有利な1600mが1Rのみ。1800mが0だったことも影響していると思います。1600m・1800mは次週、内枠有利になるはずです。

中山ダートの馬場差は1800mで-0.3秒、1200mで-0.4秒でした。土日共に同じです。
外枠が圧倒的有利でした。特に1800mでその傾向が顕著。真冬の低速馬場とまでは言えない水準でしたが、外枠有利傾向には注意しておくべきでしょう。

阪神芝の馬場差は-1.9秒(2000m)。
外枠が案外来ていましたが、単に少頭数の外枠や、外枠から先行してインを通せた馬が来ているだけです。

阪神ダートの馬場差は+0.2秒(1800m)
馬場差プラスゾーンということでタフな馬場になっていました。
という訳なので外枠有利。中枠辺りもよく来ていました。

中京芝の馬場差は-1.2秒(2000m)。
思ったよりも高速馬場でなかったのかという印象です。
内枠有利ですが、そこまで圧倒的に内有利という訳ではありませんでした。
ハイペースになって外枠の差し馬が伸びてくるレースがいくつかありました。

中京ダートの馬場差は土日共に-0.3秒(1800m)。
含水率が低い割には低速馬場とまでは言えない水準です。
「先週の結果分析」では「まだ散水しているから」だろうとのこと。それに伴って、内枠有利が強かったですね。1400mだけ外枠有利で、1800mは完全に内有利。1900mはほぼフラットという形になりました。

個別レースの予想&回顧

阪神1R
3F目から13秒台がずっと続く凡戦。1着アリエスキングだけは前走パフォーマンスが高かったので多少評価しても。

中京1R
1000m通過65.2秒はいくら何でもスロー。L2が12.7-12.6と速くなったので、差し切ったモモンウールーは多少評価。厳禁の外マクりで4着マリリアも評価ですが、レベルが低い中での好走です。牝馬限定戦なら通用はしそう。

中山1R
好時計ですが、L1が13.6秒で余力はなし。カラフルメロディーは上ではそう簡単には通用しません。

阪神2R
3F通過33.9秒はペースが速すぎました。
1着クランフォード:ハイペースを楽々先行。直線もほぼ持ったままで衝撃的な勝ち方です。これはかなりの素質馬でしょう。
4着コスモバシレウス:33.9秒の逃げでは止まっても致し方なし。前走も飛ばしているだけにもう少しゆったり運べれば良いのですが。
8着コーティアスマナー:3番手。強いこの馬ですら止まるペースで楽勝したクランフォードの強さが際立ちます。次走、人気が落ちればありがたい存在です。

中京2R
3F通過35.1秒なら平均的で、指数は102と優秀。
勝ったマヴォランテは初ブリンカーで楽な逃げでした。
2着ザウリ:比較的外目を回してロスはありました。好時計の2着は評価。

中山2R
1000m通過62.4秒で速め。L3は13.1-13.1-13.9と失速も、指数は102と優秀。
3着メイショウソムリエ:差す競馬で巻き返しはしましたが、最後は脚色同じに。消耗戦になったので、もう少しペースが緩んで切れ味を活かせるレースなら。

阪神3R
牝馬限定戦。L1が13.7秒で上位3頭以外は上がり40秒以上。力量差が出た印象。
7着ブラックドレス:ウマい馬券で単勝173倍のこの馬に本命を打ちました。先行できたのは良いものの、失速しました。4角でどうしてか下がる場面もありました。前々走よりも走っていないと思います。もう少しやれるとは思うので、相手弱化でどこかで大穴をあけても。

中京3R
3F通過35.3秒で平均的な流れ。L1が12.4秒。ここで抜け出したローズバルサム抜きでも水準以上のレベルだと思います。
12着ミッキーマカロン:距離短縮を狙いましたが、案の定スタートが悪くて。そう負けた訳ではないので1400mの外枠なら。

中山3R
1000m通過61.5秒でL5が59.2秒。やたらと差しが決まりました。スローで馬群凝縮しての外差しとも聞きましたが、そういう判断で良いのかちょっと難しいところ。好時計でL2も11.5-11.6と優秀です。
1着ウインマクシマム:前走は追い出しを我慢してのキレ負け。中山で決め手不足を補えたというか、単純にこの馬が1番強かったと言えます。

中京4R

完全な2F戦。L2が11.0-11.1で、バテたような馬はほぼ不在。位置取り勝負になったので、単純に上がりの速さだけ見ておけば良いでしょう。
1着ナイトスラッガー:上がり差の出ないレースで、上がりだけで次点に0.7秒差を付けたのは評価。
5着サダメ:上がりは4頭いる2位タイですが、終いの伸び脚は勝ち馬に次ぐものがありました。新馬戦余力ラップだっただけに今回は外枠も響いたか。

中山4R
水準レベル。
勝ったグラスブランシュはL1で12秒台半ばと余力あり。

阪神5R
L2が22.8秒で余力ラップラップに足らず。高速馬場&1000m通過63.7秒と遅かったことも踏まえれば、さほど評価はできなそう。

中京5R

超スローの余力ラップ戦。1.2.4着馬評価。
1着アルトゥームは外を豪快に回して差し切り勝ち。
4着ロンフォン:スタートは出遅れて、直線モタれ気味。2戦目で改めて期待。

中山5R
L2が12.1-11.8の加速ラップ。時計的にクリスマスパレードは水準級の評価。
4着マイネルオーシャン:4角で勝ち馬が外に膨れたアオりを食らう不利。
5着ロイドール:4着馬同様、4角で勝ち馬が外に膨れたアオりを食らう不利。

阪神6R
平均以下のレベル。

中京6R
5F目にマクりが入ってペースアップ。差し有利。
7着キーチパルフェ:出遅れて力む。力を出し切れていないと鞍上。

中山6R

ラップ見て驚き。世代限定ダート1200mなのに3F通過34.2秒は緩んだ方。それは良いとしてもL2が12.3-12.3の持続ラップに。これは時計も優秀でハイレベル戦です。
1着グランオルカ:L1は11秒台では。前走も余力ありでしたが、更にパフォーマンスアップ。強い。
2着オウバイトウリ:短縮がハマったと思いますが、これも好時計で強い。

阪神7R
平均ペース。L5が58.4秒で水準以上。
2着エイトスターズ:後方で溜めていたのも良かったですが、この馬、世代限定戦の芝で負けてきただけで、力ある馬でした。次からはノーマーク厳禁。
3着ワイドアラジン:コーナーで外回される。
7着エマヌエーレ:コーナーで外回される。
11着ブルーウィン:コーナーで外回される。

中京7R
1000m通過61.6秒で6F目も12.5秒。これでは止まります。L2は13.1-14.1と完全に失速。ここまでバテては時計も出にくいレース。

中山7R
1000m通過62.1秒で、その後も緩まずハイペース。L2が13.1-13.7と止まっています。
3着ピッチパーフェクト:今回で2戦連続、マクって不利。もう少し上手く乗れれば勝てるレベル。

阪神8R
先行争いがかなり激化。惨敗した14~16着馬度外視。
4着タカラマドンナ:先行争いに巻き込まれて4着に残ったのはかなり強い競馬。
13着ミルトハンター:前に行き過ぎた面はありますが、左回りの方が良い模様。前走の東京で落馬したのは痛かった。

中京8R

L5が速くハイレベル戦。
1着ジューンテイク:新潟2歳Sで高い持続力を見せたので、5Fが速くて上がりが遅かったのが良かったのでしょう。

中山8R

中山芝2500mで余力ラップ戦って初めて見たと思います。時計も良くハイレベル戦です。

阪神9R
これで差し決着になるのかというラップですが、下りのL4で12.5秒というのが馬場を踏まえれば負荷が高かったのかもしれません。L4で速い速度で突っ込むと止まるんですよね。
8着バリアントバイオ:スタート出遅れ。直線も内目を突く。伸びてはいるものの、内不利だったか。

中京9R
3F通過33.8秒のハイペース。L2は12.0-11.8の加速ラップに。不利を受けた馬が目立ちました。
3着アスクドリームモア:直線ずっと詰まっていて、開いてからは伸び脚1番。巻き返せる馬。
10着アドマイヤジェイ:インで詰まる。ハイペースで手応えも怪しかった。度外視。
11着マイネルカーライル:これもインで詰まる。折り合いはマシで1400mくらいが良さそう。先行も不利で改めて期待。

中山9R
2番手以下は自滅が多かった印象。
11着サンティーテソーロ:スタート後衝突。いつもの行き脚が付かず2番手から。押して無理した分、失速。
12着タリア:サンティーテソーロと衝突。
14着ブレスレスリー:直線内にモタれ気味。

阪神10R
超好メンバーで超ハイペースの乱戦。追い込み決着で先行馬は全て度外視でオッケー。
1着コレペティトール:岩田康誠騎手のイン突きというか、後方まで下がってインに潜り込めた。
11着ケイアイセナ:L1近くまで先頭。ハイペースで頑張っています。
13着コスモサガルマータ:本命馬。外から早めに押し上げてしまってはどうしようもなくて。

中京10R
好メンバーが揃った一戦。やや速めの平均的なペースでほとんどは力を出せたように思います。
5着ディアサクセサー:出遅れて普段の競馬ができなかったにもかかわらず後方から差してくる好内容。
10着スズカコーズ:インでまともに追えず明確に不利。3勝クラスでも通用する力はあるので、外枠有利のコースで外枠を引ければ。
12着エリカコレクト:出遅れ。前々走はブリンカー着用で逃げ切った通り、先行策がベスト。逃げられそうなメンバーなら。

中山10R
1000m通過61.1秒のハイペースながら、L1で加速。時計的にも高いレベル。
3着モズマゾク:ずっとインを立ち回る好騎乗。もう一度やれと言われればなかなか難しいはずですが、元々、力はあります。
4着トラモント:やはり良馬場の中山ダート1800mは走ります。良馬場でこそ買いたい馬。

阪神11R
メンバーレベルはかなり微妙。3F通過34.2秒はハイペースで、差し決着に。
5着アイオライト:ハイペース先行で59キロを背負って5着は評価。

中京11R

1.50.6はこのレースとしてはまずまずで指数は100。昨年は低レベルでしたが、今年は格の高さを示したと言えるでしょう。ほぼインを通した馬しか走れないレースになりました。
3着ドゥラエレーデ:3歳馬で3着は優秀で、ダートの方が良いのでしょう。来年の飛躍に期待。

中山11R

馬場を考えれば、33.9秒は実質的にスロー。とはいえ余力ラップだったのでそれなりに評価。
5着サマートゥリスト:スタート五分でしたが、行き脚付かず後方から。直線では進路を切り替えるロスがあり、上位馬の中では1番ロスが響いた結果に。初の1200mで通用するところは示しました。

阪神12R
3F通過33.5秒はかなり速いペース。4F目も緩まず。トラベログはよく逃げ切りました。
7着ワーフデール:ベルウッドブラボーが外にヨレて不利を受けました。まともならもっと上の着順だったはず。距離短縮は成功したと見て良さそう。
12着フルメタルボディー:ベルウッドブラボーが外にヨレて不利を受けました。まともならもっと上の着順だったはず。距離短縮は成功したと見て良さそう。

中京12R

スローでの余力ラップとはいえ、L5も58.6秒と速かったのでまずまずでしょう。
2着マイネルカンパーナ:本命馬。ずっと狙っていてここで仕留められなかったのは痛い……。このくらいはやれる馬。
3着フォーグッド:切れる馬がほぼいなかったので、上がり性能上位でした。乗り難しい面があるという話ですが、今回は上手く乗れたのでは。
7着スリリングチェイス:スタート悪くインで動きにくい位置に。直線も狭いところに入って度外視でも。

中山12R
3F通過33.8秒。2勝クラスなら特別速い訳ではないですが、まずまず速い方。
2着フィールザワールド:なんで1200mを使わないのだろうとずっと思っていました。買えば良かったかなと後悔。上がり35.9秒を使えるなら1200mでもやっていけます。
10着ロードミッドナイト:直線はインで狭くなる場面がありました。すぐ開いて伸びてきています。

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