2023/12/10(日) レース回顧

※指数はグリーンチャンネルの「先週の結果分析」のものを用いています。過去1年半までの指数を用いています。
※評価は軸自信度になります。好走率・回収率ともにA>B>Cになっています。Sは1着まで自信あるという意味です。

自著『「永遠の初心者を脱する!」ための競馬思考』・「余力ラップ」について触れていただいた山崎元様の記事掲載の『優駿』2023年8月号・「余力ラップ」私の記事が掲載された『競馬王』2023年7月号・10月号になります。

まえがき

こんばんは。
全日本2歳優駿に力入れて、的中もできたのは良いんですが、その分、回顧が……!
明日午前は用事あるので、今日中に終わらせたいところ……!
ほぼ全レースに結果コメントを打ち込むようにしたので、その成果がそろそろ表れてくるはず!

どうぞよろしくお願いいたします。

馬場・傾向回顧

中山芝は内枠先行有利の1600m・1800mも外枠だったり、差し馬だったりが来たりしています。
ほぼフラットなんでしょうね。
先行有利は間違いありませんが、差しもよく来るから厄介。
かなり時計が出ていてインが荒れている訳ではないというのに、内外フラットで差しも届きやすいとはどういう現象なんだろう……。その辺りは把握できていませんが、とにかくほぼフラット。

中山ダートは外枠先行有利ですが、差しなら内枠が来ていました。
まだ時計がかかりまくるという程ではなく、多少時計がかかっているな程度です。

阪神芝は内枠有利。時計も出ています。
外枠が来ているのは少頭数や新馬戦が中心です。
馬場が良くなって、よほどでない限りは外枠有利とはなりません。
1番分かりやすいので、阪神芝中心に予想を出せれば良いですね。

阪神ダートは外枠先行有利。
こちらはかなり時計が掛かっていますね。
次週は雨で傾向が変わるはずです。

中京芝は枠順フラットで、差しが届きやすい傾向にあります。
中距離の方が届きますが、短距離も比較的届いています。

中京ダートは含水率が低くて超が付くほどの差し馬場。先行不利と言っても良いくらいのレベルでした。ただ、次週は雨降るんですよね……。
低速馬場になって内の優位性は減りました。やや内有利かなという程度です。

個別レースの予想&回顧

中山1R
通常の中山ダート1200mらしいラップで、行った行ったの展開で特に言う事はなし。1.2着は時計が水準以上です。

中京1R
かなり低レベルで、スローにもかかわらず全馬バテているようなレース。

阪神1R
変則的なラップで、3F通過35.1秒は平均的にしてもそこからが13.1-13.0-12.1-13.0。時計は水準級ですが、特に評価すべきポイントはなし。

中山2R
ここも3F通過34.0秒でその後失速していくラップで1.09.4。馬場を考えれば低レベルでしょう。

中京2R
3F通過35.2秒でしたが、馬場を考えれば先行馬は厳しかったのだと思います。L1が12.5は速い。
2着アロットドリーム:超ハイレベルのメイショウナナクサ戦の3着馬。先行して2着なら評価できます。次走も勝ち負けでしょう。L1も自身12.6秒なので相手が悪かっただけです。
予想出しても良かったんですが、1.2番人気で堅くて面白くないのでやめました。

阪神2R
1000m通過64.0秒だというのにL4が53.2秒でL1も14.0秒。超低レベル戦です。
メンバーも弱いので、芝路線の馬があっさり勝つと思っていたら、弱いダート馬が1.2着。

中山3R
なんか書く意味がないレース多いですね……。
1000m通過64.4秒のスローで、L2が13.4-13.4。低レベル戦。

中京3R

1900mで余力ラップならレベルは高いです。ディープリボーンはさすがに強い。
3着キングレガリア:川崎の指数からは通用するレベルにありました。タフなダートが向いたと思いますが、インで進路を切り替えるロスがありながらスターグロウと差のない競馬は評価。

阪神3R
上位2頭の力があった割には時計的に平凡。インから差したオベイユアマスターは評価できると思います。

中京4R
3F通過34.5秒のあとが遅く、前残りに。
2着ブルボンクイーン:ブリンカー着用に距離短縮。このくらいはやれる馬。
8着カワ:外を回した分、伸びきれず。今村聖奈騎手から乗り替われば。
10着アンクローシュ:ペースが緩いのもあって3着とは0.3秒差。出遅れて大外回し。後方から上がり最速。

阪神4R

スローペース。前有利の中、差してきた馬は評価。勝ったチルカーノは外を回して楽勝。
4着ルージュピルエット:出遅れて外回して上がり最速。
5着ヒルノセビリア:大きく出遅れ。外を進出してよく伸びて評価。

中山5R
スローなので時計が遅いのは良いものの、後半も特に速くなくて低レベル。
3着ラスカンブレス:出遅れて終いは素晴らしい脚。この馬は評価。

中京5R
減速ラップで時計も遅く低レベル戦。
4着アスクデビューモア:上がり2位ですが、上がり1位のプレジャーを差しており、こちらの方を高く評価。狭いところをこじ開けてきました。

阪神5R
水準級でしょうか。
勝ったストーンズは早めに外から先頭。終い猛追されましたが、ギリギリ押し切り。
2着スピードリッチの方が急追しましたが、内でロスなく乗れています。

中山6R
1000m通過60.6秒と流れて、L2が11.7-11.9。上位2頭はまずまず評価。
7着ハイラント:2着馬より中山向きだろうと評価して印を回しました。出遅れましたが、外目進出で伸びては来ました。外すぎた分、止まった印象。内容は悪くないので次走、中山で改めて。
10着ウインプロティア:この最内枠が来なくて外枠決着だから馬場が難しい。福島の新馬戦はラップ面から優秀だったはず。競馬ブックでは「まだ少し緩い」という話。次走辺りは勝負になるはず。2000mよりは1800mがベターでしょうか。

中京6R
超好時計。土曜の中日新聞杯と同時計はさすがに高く評価。
1000m通過も59.0秒とハイペースでした。10着ガールズレジェンドが2.00.0なのでここまでは評価できます。レースとしてチェックしておくべき。
1着ラレーヌデリス:新馬戦はタスティエーラの2着で上がりは上回っていました。さすがに1勝クラスの馬ではありません。上で通用の器です。
2着アリスヴェリテ:このハイペースを2番手から抜け出して終い11.8秒でまとめたのはやはり強い。この馬も1勝クラスの馬ではないのですが、切れない分、勝ちきれません。

阪神6R
3F通過35.1秒は普通も、その後が12.2-11.8と速い。終い13.0と掛かったのは仕方なし。
1.2着を評価するくらいしか書くことはありませんw

中山7R
L4が50.5秒は馬場を考えれば速く時計も優秀。指数116で5着まで100のハイレベル戦。上位は次走も好走できるレベルです。
1着ミッキーファイト:L1地点で1馬身差があり、そこから差し切り。まだ余力があり、2歳馬で上位だと思います。
2着ブルーサン:1000m通過62.0秒は決して緩くなく、時計短縮の余地があるとは思えませんでした。これも指数108なので、すぐ勝てそう。
3着メイプルタピット:未勝利勝ちはL1・12.5秒をグングン差し切りで余力がありました。4角手応え抜群でよく伸びてきました。
5着ロードブレイズ:スタートで出遅れて隣の馬と接触。スタート悪い馬だけに仕方ないですが、レースレベルが高くなりすぎました。この馬も強くよく伸びています。

中京7R
平均よりは低いレベルでしょうか。
1着ミヤジシャルマン:未勝利2着時が強かったので1勝クラスでも通用する馬でした。また1勝クラスを使えるので引き続き注目。

阪神7R

超スローペースでマーブルロックは展開に恵まれましたが、ラップとしては優秀でまだまだ余力あり。
2着サンマルパトロール:後方は明らかな展開不利。

中山8R

超スローとはいえ、2500mでの余力ラップは優秀。
2着クロスザルビコン:L1で13.6秒と失速したところを差してくる。この距離安定。
4着タッチャブル:勝ち馬に早めにプレッシャーをかけられて厳しくなりました。0.8秒なら評価。
7着フクノブルジュ:先行するための延長だったと思いますが、結果的に後半が速くなりすぎました。1800m戻りで改めて。

中京8R
ハイペースになりましたが、L2を12.8-12.8の持続ラップでまとめたのは優秀。フミサウンドはダートで変わりました。先行馬圧倒的不利の中、6番手からの勝利は評価。
2着ダノンアーリー:素直にこの馬場で36.3秒の上がりは速い。
4着オールマキシマム:4角でもたついてダノンアーリーに先に行かれました。終いの伸びはこちらが上。
5着ツヴァイシュテルネ:インでやや狭くなりました。

阪神8R

超スローからの余力ラップ。
2着ミタマ:ミタマが来るの!?と思いましたが、スローだったので納得しました。矢車賞は展開に恵まれてのもので、本質的には2400mは長いはず。人気になるので、相手関係次第で次走は軽視。

中山9R
ハイペースで差し決着に。
5着アイアゲート:2戦連続上がり最速。今回は大外ぶん回しが響きました。

中京9R
1000m通過62.8秒ならさほど速くないように見えますが、差し決着なので相当タフな馬場なのでしょう。
6着カプラローラ:1勝クラスはブリンカー着用で勝利。前走はハイペースで位置を取りすぎました。今回は内目でなかなか動けませんでしたが、終いはしっかり伸びています。次走大注目。
7着メイショウオーロラ:先行不利で、外目を先行。展開不向き。

阪神9R
このコースにしてはスロー。ブレイヴロッカーはすぐインに潜り込めたのが良かったのでしょう。L5・L4も速く、水準以上。
3着ビューティーウェイ:早めに外に出して伸びてきました。前有利だった展開を考えれば評価。

中山10R
ペースが流れたにもかかわらず、L1が12.6秒と速い。オープンクラスとしても水準以上でしょう。
14着ホウオウルバン:位置を取れたのは状態が上がってきた証拠だと思いますが、早々に失速。さすがに太かった。次走も中山を使うはずなので、絞れて注目。現役屈指の冬馬です。

中京10R
同日1勝クラスより時計が遅いですが、あちらが速すぎただけで、1.59.0は水準以上。
10着サクセスドレーク:上がりが速すぎました。前残りでは厳しい。力あるので上がりがかかれば巻き返し濃厚。

阪神10R
ハイペースの差し決着。リチュアルは強い競馬をしています。
5着ナリタフォルテ:先行してかなりしぶとい競馬はしています。
7着ステイブルアスク:マーカンド騎手が上手く乗ってくれましたが、進出が早くなりすぎました。2000mも長いのかもしれませんが、復調気配は見せました。上手い騎手が良いですね。

中山11R
3F通過33.5秒は実質的にスローですが、勝ち時計が速くテイエムトッキュウは強い。例年通りイン有利でした。このレースは時計が速いからインを回さないと間に合いません。
5着タガノクリステル:外目を追走してよく伸びました。道悪専用ではないですね。
9着アティード:出遅れが致命的。外を回すかあ、やっぱり……という結果。

中京11R
メイショウエニシアの大逃げ。勝ち時計1.07.6は速く、ドロップオブライトは上でも。

阪神11R

イン有利。1.32.6はかなり速く、桜花賞でもそのまま通用するだろう時計。今年の2歳牝馬は強い。
4着サフィラ:案の定、外を回されて不利。
7着スウィープフィート:出遅れて、外目を早めに進出する無理ある競馬。強い。

中山12R
1.33.0は好時計。ハイペースで先行して負けた組は度外視でも。

中京12R
中緩み区間が11.8-11.8であまり緩みませんでした。終い12.1秒と止まっている通り、脚質はフラット。ただ、ドリアードとマイネルラッシュの強い2頭が伸びきれなかった通り、追走した馬は苦しくなった印象。
6着ドリアード:不思議なレースで、追走した組は道中脚を削られた可能性があり。
7着マイネルラッシュ:上と同じく脚を削られた可能性あり。

阪神12R
指数は98と高め。L2が11.9-12.6は速い。
6着エミサキホコル:スタート後、挟まれて位置を悪くしました。度外視。

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