ヴィクトリアマイル2020 予想 トラックバイアスが極端か。

展開

先週の東京は内・前有利。
Bコース替わりに、雨が降った今日も内・前有利だった。
明日は晴れて、万遍なく乾いて今日と同様の傾向になると読む。
もちろん、ペースが速くなれば差し馬も台頭するとは思うが、このメンバー。
果たして速くなるだろうか?
おそらくはコントラチェックの単騎逃げ。
番手にセラピア、トロワゼトワル、メジェールスー辺りだろうか。
昨年のアエロリットが刻んだラップが4ハロン44.8秒。
流石にこのペースにはならないだろう。
馬場が良すぎると、物理的に後傾ラップになりやすい印象がある。
いくら馬場が良いと言っても、騎手心理的に44秒台は普通に考えて速すぎるため、高速馬場にしては遅い、ということがよく発生する。
展開予想としては、4ハロン45秒台後半。
これなら、トラックバイアスを活かして前が残ると判断する。

◎ 9 セラピア
○ 17 コントラチェック
▲ 12 アーモンドアイ
△ 3 シャドウディーヴァ
△ 13 トロワゼトワル
△ 14 スカーレットカラー
△ 16 ノームコア
✕ 10 メジェールスー

見解

◎セラピア
ほとんど追わずの前走の指数が優秀。
前々走の1400メートル戦では4ハロン45.1秒のハイペースをこれも高指数で逃げ切り。
潜在能力はG1級だろう。
期待のオルフェーヴル産駒が歳を重ねて順調に成長してきた。
確実に先行出来る脚質はここでは魅力大。
栗東坂路でも三週続けて好時計をマーク。
これだけの時計を出せるなら一流マイラーの証だろう。
G1に向けての本気度も伝わってくる調整過程。
大舞台でも一発の可能性は十分にあるはず。

○コントラチェック
おそらくこの馬が展開の鍵を握るだろう。
馬場は当然高速馬場の方が良い。
逃げの上手いユタカなので、絶妙なペースで引っ張っていってくれるのではないか。
戦績からも分かるように、単騎でいけばかなりの能力を発揮する馬。
本命にしようか迷ったが、外枠を引いたことでセラピアを本命にした。
この馬もトラックバイアスを見方に粘り込む。

▲アーモンドアイ
説明不要だろうが、今回は急仕上げ気味という話をあちこちで聞く。
それでも当然、持っている能力は抜けているから牝馬限定戦なら上位必至。
スタートが悪い時が稀にあるのと、調整過程で印はここまで下げた。

△シャドウディーヴァ
サウスポーなので前走の大敗は気にしなくて良いだろう。
東京新聞杯は後方からただ一頭追い込んだ。穴なら。

△トロワゼトワル
どうやら今回は控える競馬をするようだが、それでも番手辺りには付けるだろう。
トラックバイアスを見方にして逃げ切った京成杯オータムハンデの内容は圧巻。
ここで巻き返してきても不思議はない。

△スカーレットカラー
昨年の府中牝馬ステークスの内容が圧巻。
阪神牝馬ステークスも、前有利な中でよく追い込んできている。
馬場が差し有利なら本命にしたかったが、今の馬場では押さえまで。

△ノームコア
前走はある意味叩きだったのだろう。
リピーターレースということもあり、この馬は押さえたい。

✕メジェールスー
おそらく通用しないが、馬場の恩恵を受けて万が一があるかもしれない。少額だけ購入しておく。