秋華賞2020 予想 トラックバイアスは完全に外にある。

展開

重まで悪化した京都競馬場の芝のトラックバイアスは完全に外。
おそらく、通常のレース映像を見ているとどれだけの外有利かが分かりにくいと思う。
なので、パトロールビデオの画像を添付したい。
下の画像は、京都9レース紫菊賞のゴール前。
二週続けての雨で、内の馬場は完全に死んでいる。

ここまで来るとレース上がりも相当かかっていそうだが、意外にもそうかかっていない。
土曜の芝のレース上がりと、絶好調だった福永の着順を載せておく。
2R 37.2秒 福永 一着
3R 37.5秒 福永 一着
5R 35.6秒 福永 九着
8R 35.6秒 福永 一着
9R 35.2秒 福永 一着
10R 35.2秒 福永 二着
12R 35.9秒 福永 一着


スローペースが多かったのもあるが、それでも重馬場という感じはしない。
明日にはもっと回復するだろう。
そのため、重馬場巧者中心に狙う作戦は危険のように思う。少なくとも、桜花賞の重馬場とは全く違う。
外有利のトラックバイアスに関しては変わらないはず。

あとはペース。
基本、秋華賞は三コーナーの坂を除けば平坦なので、牝馬限定戦でもラップタイムが緩まず、スローになりにくい。逃げ馬不在のメンバーでも、何かが積極的に飛ばしていくのではないか。
フラワーカップでハイペースを先行して押し切ったアブレイズが外から行くか。
外枠を引いた馬の外差しが決まる流れになると読む。

◎ 13 デアリングタクト
△ 1 ミヤマザクラ
△ 5 ウインマイティー

△ 8 ソフトフルート
△ 9 サンクテュエール
△ 10 クラヴァシュドール
△ 11 フィオリキアリ
△ 12 マジックキャッスル
△ 14 オーマイダーリン
△ 15 ミスニューヨーク
△ 16 パラスアテナ
△ 17 ウインマリリン
△ 18 アブレイズ

見解

◎デアリングタクト
説明不要だろう。
エルフィンステークスを凄まじいタイム指数で勝った時点で、筆者の桜花賞本命はほぼ決まっていた。そのレースレベルを裏付けるかのように、スマートリアンやエーポス、ウインマイティーらが活躍。
桜花賞は道悪で前有利だっただろうが、そんなのもお構いなしに後方一気を決めた。
オークスはスローで位置取りが危なかったが、それでもねじ伏せるという……。

この馬の能力がこの世代の牝馬で一番なのは疑いようがない。
トラックバイアス有利の外枠を引き、すでにこなしている重い馬場にもなる。
おそらくはペースも流れるだろう。

不安材料はポジションが後方になりすぎることだが、それ以外に見当たらない。
おそらく、差しも利く流れになるので、唯一の不安材料すらもあまり不安にならない。
3冠は濃厚だと見る。

他はもう外枠は全部買うことにした。
内枠に怖い存在が少しいるのでそれを含めて購入。
馬券はデアリングタクトから三連複一頭軸流し、三連単一着流し。全て100円購入で19800円になるが、そのくらい購入する価値はあるだろう。
荒れるのを願う。

△ミヤマザクラ
展開のところにわざわざ福永を書いたのは、この馬が最内枠だから。
土曜の芝の成績を見る限り、完全に馬場も展開も読み切っている。
最内枠から上手く外に出せれば、一発の可能性はあるはず。
桜花賞は勝負所でずるずるとポジションを悪くしながら五着。個人的にはあのレースを評価している。重い馬場は血統からも向くだろうと思うので、内枠でも押さえておきたい。

△ウインマイティー
紫苑ステークスは出遅れ。後方待機で万事休すかと思いきや、上がり最速で0.3秒差まで詰めてきた。オークスは評価出来るような内容ではなかったが、あんな競馬が出来るのならチャンスありと見る。馬場も向く。

外枠勢は外枠という理由で買うので、コメントは残さない。
トラックバイアスというのは、馬の能力を簡単に凌駕してしまう破壊力のある予想ファクターだと思っている。利用出来る時は最大限に利用した方が良い。オッズにそこまで反映されないため、オッズ妙味が出やすいという利点もある。

もしかすると「外枠だけで?」と思っている人もいるかもしれないが、トラックバイアスの破壊力を知っているつもりなので、その点、ご了承願いたい。

他。
リアアメリア。
中内田厩舎は前哨戦から仕上げてくるので、上積みに疑問。
それと、ローズステークスのレベルにも疑問符が付く。
まず、超スローで時計的な価値がない。加えて、上がり3ハロン戦という、ディープインパクト産駒得意の流れになった。それを上手く先行出来たのだからあれくらいやれて当然だろう。
今回、再び先行出来るとは限らないし、先行してしまっては持ち味が活きないのでは。
内枠を引いたこともあり、バッサリ切りたい。

マルターズディオサ。
ラップの適性が幅広いレース巧者なのは認めるが、好走時はトラックバイアスを味方にしてきた感がある。阪神JFは極端な前残り馬場、チューリップ賞はレシステンシアが緩めて、その後ろの組に展開が向くような流れ。紫苑ステークスはスローを先行出来た。
今回、枠的にトラックバイアスを味方に付けるのが難しそう。
思い切って切る。

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