福島記念2019 回顧 馬場の悪化が……

ラップ
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12.323.635.147.259.21:11.51:23.61:35.71:47.41:59.5
12.311.311.512.112.012.312.112.111.712.1

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レース回顧

まず、馬場。
この時期の福島では珍しいことではないですが、土曜からの馬場悪化が早かったです。特に内ですね。
その結果、内枠は不利になりました。事実、内枠は全滅です。当日まで馬場はチェックの必要がありますね。

馬場差を考慮してもスピード指数的には凡戦でした。

逃げたのはリリックドラマ。
1000メートル通過は59.2秒で、やや速くなりました。
予想では早仕掛けになって上がり4ハロンから速くなりやすいと書きましたが、その4ハロンが12.1秒。次も12.1秒。思った以上に、この区間でペースアップがなかった。前半が速くて縦長になった分、リリックドラマが終盤で楽に行かせてもらえたのかなという印象です。

一着はクレッシェンドラヴ。
追い切り(と人気)で評価を下げましたが、杞憂に終わりました。
外を通って早めに上がっていっての押し切り。この馬の能力を考えれば順当な結果。

二着はステイフーリッシュ。
外差し傾向を読んだのか、消極的な競馬に思いました。
個人的に消耗戦に強いと思っているので、もっと強気に先行してもらいたかったです。また、クレッシェンドラヴが横まで並んできたところでペースアップを始めているんですよね。これではこの馬のしぶとさが活きない。
結局、クレッシェンドラヴの二着。並ばれる前に押し上げていけば勝つチャンスはあったと思います。
中谷騎手の重賞初制覇はまたもお預けとなりました。

三着はミッキースワロー。
この馬の競馬はしているのですが、やはり斤量が響いたかなという印象。
もう少し王道路線を進んで良い馬だと思うのですが……。

四着ウインイクシード。
四角で先頭に立つと駄目な馬、もう少し我慢したかった、と松岡騎手の談。
それでも先行勢で唯一残っていて、上位陣並に評価できる内容だと思います。

五着レッドローゼス。
流石に位置取りが後ろすぎました。前走、ポジションを取りに行って反応がなかったため、こういう競馬をしてみたと田辺騎手の談。

六着デンコウアンジュ。
本命でした。結果的に枠がもう少し外の方が良かったですね。
四角で内から他馬にぶつけられてバランスを崩してしまったと柴田善騎手の談。
期待していただけに残念ですが、敗因がしっかりしているので次走も注目です。

期待していたフローレスマジックも内枠に泣かされました。最初から最後までずっと最内を通って厳しい競馬でした。
予想の方にも書いていますが、展開不向きや不利が続いているので、人気が落ちても注目し続ける価値があると思います。