チャレンジカップ2020　予想　適性の方を重視。

先週日曜の2000mでの馬場差は-1.0秒。
速い時計はまだ出る。
引き続きAコース使用。
内目は悪いだろうが、内回りなので内を通ってもまだ粘れる。
先週日曜7レースは最内枠を引いたイルマタルが内ラチ沿いを通って逃げ切り。

ここはメンバーの能力差が非常に大きい。
大荒れはないと見る。

阪神2000mはコース形態上、前半スローからのロンスパ戦になりやすい。
コース形態上の特性なので、ここもそうなる可能性は高いだろう。
前走も超スローで逃げたジェネラーレウーノのスロー逃げか。
ハイペース逃げの方が結果が出ている馬だが、前走は休み明けなので無理をさせなかった（スローで逃げた）という三浦騎手の話。
今回も前走に引き続き、南Wを使わず坂路だけの追い切りで、また無理をさせないのではないか。
初距離のレイパパレは無難に番手だろうと読む。

能力も大事だが、スローからのロンスパ適性重視で本命は決めた。

◎　11　ブラヴァス
○　7　レイパパレ
▲　1　ヒンドゥタイムズ
△　5　ロードクエスト
△　6　ジェネラーレウーノ

◎ブラヴァス
スローからのロンスパ戦ということで、丁度良い参考レースになるのが、前走、新潟記念。
前半1000m61.9秒、6ハロン目は13.0秒まで遅くなるという超スロー。そこから一気に11.9秒までペースアップ。今回出走のサトノクロニクルはペースアップに対応出来ず、ポジションを悪くした。
レース上がり33.1秒、サトノガーネットが31.9秒というとんでもない上がりを使ったことから、一見すると瞬発戦に見えるのだが、上位に来ているのは消耗戦タイプばかり。
3ハロン戦なら瞬発力型が来るのだが、4ハロン戦だとそういうタイプが来られないという好例となったレースだと思う。
余談だが、今後、ラップの説明に使ってみたくなるレースだった。

今回と近い流れになるであろう新潟記念を指数100で勝ったブラヴァスの本命は妥当だと見る。
スローだと通常、指数が低く出やすいが、それでも100を出したのだからハイレベルなレースだったと言って良いだろう。

3番人気のヒンドゥタイムズは、阪神2000m、そしてこれまた似たようなラップになる福島2000m（この七夕賞はかなり馬場が重く、特殊なレースに位置づけているが）でも破っており、ポジションも取れるブラヴァスを上位と見るのが通常の見方。
阪神2000mでは上がりで負けているが、並ばれてから絶対に抜かれないようなレースっぷり。着差以上の差があった。
ひねくれた見方はしない。

敗れるとすれば、1番人気のレイパパレだが、それについては次項に譲る。

○レイパパレ
前走の指数107はオープン換算しても100以上で、強いのは認める。
が、ここは初の2000m、加えて、ロンスパ戦も初めて、オープンで指数100を出した馬もいるこのレースで未知な馬を本命には出来ない。
そういう意味で対抗にする。

勢いのあるディープインパクト産駒に壁はない、とはいうが、阪神2000mはやはりディープインパクト産駒の成績が落ちる。

トリガミ覚悟でこちら頭の三連単も押さえるが、レイパパレ完全に消しの三連単も押さえるつもり。

▲ヒンドゥタイムズ
こちらも阪神2000mの適性はある。
前走のケフェウスステークスはハイペースになって差し有利の流れになり、先行したこの馬は苦しかったはずだが、それでも4着だったのは強い。
ここでも当然勝負になるが、ブラヴァスと同コースで完敗しているため、評価はここまで。

△ロードクエスト
小倉記念は行きっぷりが良すぎて早仕掛けになるという騎乗ミス。
前走の福島記念はハイペースだったが、トラックバイアスもあってやや前有利のレースに。
上がり最速を使うも、大外ぶん回しでは届く訳もなかった。
2000mで見限るにはまだ早い。
短距離では消耗戦タイプの馬で、スタミナさえ保てば、ここの適性はある。
馬場も外差し傾向、ここは少頭数で、しかも勝負にならなそうな馬もおり、追い込みがハマる可能性は十分ある。

△ジェネラーレウーノ
前走は追い切り時計こそ出ていたが、息が保たなかった。
今回も前走に引き続き、足元の関係で坂路のみだが、追い切り時計は抜群。
陣営は「筋肉の張りは戻った」と発言している。
中山2000mと阪神2000mはリンクするので、当然、この馬も適性はある。
息が保つか保たないか、それだけだろう。

馬券は、三連単で◎→○→▲△、◎→▲△→○、中心。
◎→▲△→▲△もプラスになるよう押さえて、○→◎→▲△、○→▲△→◎、はトリガミ覚悟で押さえる。