1-1 ジンギ 牡4 田中学 兵庫
2-2 スギノグローアップ 牡8 繁田健一 大井
3-3 ポルタディソーニ 牝7 宮下瞳 愛知
4-4 ドリームスイーブル 牡6 大畑雅章 愛知
5-5 メイショウカズサ 牡4 松山弘平 栗東
5-6 ウインユニファイド 牡9 和田竜二 栗東
6-7 クリンチャー 牡7 川田将雅 栗東
6-8 メイショウオオゼキ セ11加藤誓二 愛知
7-9 ノーブルサターン 牡7 戸部尚実 大井
7-10 ロードブレス 牡5 ルメール 栗東
8-11 サンデンバロン 牡9 丹羽克輝 愛知
8-12 バンクオブクラウズ 牡4 大野拓弥 栗東
10日の名古屋競馬場は稍重で終了。
レース当日は良馬場か、もしくは良に近い稍重だろう。
例年、地方交流重賞らしく2分2秒前後と時計のかかる名古屋大賞典だが、その割には上がり最速36秒台が出る年も少なくない。
過去を振り返ってみても、スタミナタイプでない馬が上位に来ることもあり、この辺りは194mという日本一短い直線だからこそ、なのだろう。
前走逃げたクリンチャーは今回、行きそうにも行けそうにもない。前走は最内枠を嫌っての逃げだろう。
バンクオブクラウズもテンが遅く、前走は押して押しての逃げだった。
ジンギは安定した先行力を誇るが、逃げにこだわるタイプではない。
という訳で、メイショウカズサの逃げが濃厚。
この馬が楽を出来るかどうかが鍵だと見ているが、ここはクリンチャーが強気に早めに仕掛けてくると見る。前走内容が破格すぎて、前有利の名古屋競馬場で消極策に出る理由が見当たらない。
そうなれば、上がりは必然とかかってスタミナタイプが台頭するレースになる。
ここは我慢比べのレース。
◎ 7 クリンチャー
○ 10 ロードブレス
▲ 6 ウインユニファイド
△ 5 メイショウカズサ
△ 12 バンクオブクラウズ
◎ クリンチャー
前走の佐賀記念がとにかく破格の内容。
58キロを背負っての逃げで、最速の上がり36.4秒の脚を使って後ろを9馬身も離すレコード勝ち。良馬場でのレコード勝ちなのだから、地方交流重賞の適性は疑う余地もない。
「佐賀記念2021 予想 クリンチャーの問題はスタートだけ。他は能力拮抗。」
前走で本命を打った際にも書いたが、ダート馬の中でもスタミナタイプでとにかくタフなレースに強い。
芝ではズブいような印象もあるが、ダートでは3.4角でスッと動ける瞬発力を見せている。
引き続き鞍上川田なら前を捉えそこねて負けるような真似はしないだろう。
早めに仕掛けて前を潰しにかかるはず。
スタミナ比べにしてしまえば、ほぼほぼ勝てると見る。
昨年のチャンピオンズカップでも本命を打った馬だが、左回りは駄目だという話で、あの時の大敗は気にする必要はないだろう。
今年は地方交流重賞で大暴れするのではないか。
帝王賞、金沢で開催されるJBCクラシックでも当然勝機を有するレベルにある馬。
58キロは前走背負っていて問題ない。
ここは負けられぬ。
○ ロードブレス
超スローはないと踏んだ川崎記念で対抗に推したが、結局、超スローの展開、内で動くに動けずに惨敗。度外視でいい。
この馬もクリンチャー同様にダート馬でもタフな部類。
スローになった東京のスレイプニルステークス、浦和記念で負けて、消耗戦になった日本テレビ盃で圧勝。
前の組は早めにクリンチャーが潰すと踏んでいるので、その後ろに付いていけば順当に2着を確保すると見る。
他の中央のメンバーは能力で一枚落ちる。
展開も向くと踏んでいるからには、ここは2番人気でも対抗を打つ。
▲ ウインユニファイド
対抗を打った佐賀記念は早めに脱落して、離された5着。
「佐賀記念2021 予想 クリンチャーの問題はスタートだけ。他は能力拮抗。」
あれを見ると物足りないのは確かだが、元々、大型馬で叩き良化型だという話。
前走も乗り込み量豊富で大丈夫だと思っていたが、時計的にも実力を出せていないのだから見直す価値は十分にある。
この中間、3本の内、2本は一杯に追って意欲的。
参考にしている調教派の予想家が強く推しているのも肯ける。
今回は54キロになるのも好材料。
元来、スッと動ける瞬発力を持っており、地方交流重賞も大丈夫のタイプと見ている。
昨年になって2勝を挙げたように、9歳でもまだダート馬として本格化したばかり。
巻き返す。
△ メイショウカズサ
前走はテンの3ハロン35.9秒というハイペースで逃げて大敗。
前半1000m通過こそ、61.3秒と特別速い訳ではなかったが、じぐざぐしたラップではスタミナを消耗して当然。差し決着になったので度外視は可能だが、それでも今回はクリンチャーに早めに来られて苦しい展開になると読む。
未勝利戦以外は自身の上がり36秒台で逃げ切っているが、それこそマイペースで行けたという証。
確実にもっと上がりのかかる地方交流重賞の適性は疑問視している。
休み明けで、元々追い切り動かないタイプだから時計面は別にしても、中間は4本のみ。
ここへの本気度がそう感じられず、陣営もまず地方交流重賞を使えるから使ってみた、くらいの意気込みではなかろうか。
展開面、状態面含めて連下候補。
△ バンクオブクラウズ
△ならこちらの方を上と見たい。
前走は1000m通過61.9秒こそ特別速くはないが、その後も緩みなく流れて厳しい流れ。
付いていった先行馬が崩れた中、2分9秒台での逃げ切りには価値がある。オープンクラスでも通用する時計・指数だった。
ただし、その前走はフェブラリーステークス前日で、内有利の馬場状態だった。
これをどう見るか。
また、東京ダート2100mで連勝してきた馬で、地方交流重賞の適性も疑問。
逃げられもしないだろうが、大外枠から自分のペースで運べれば、という印象。
そもそも中央馬が5頭だけで、3番手以下は能力拮抗と見ている。
舞台さえこなせれば3着は普通にある。
印はここまで。
馬券は購入したら貼り付ける予定だが、3番手以下の中央馬全て崩れることも想定に入れて、印を打たなかったジンギ、ノーブルサターンまで少額でも押さえておきたい。
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