JBCクラシック2020 予想 頭不動。ついにオメガパフュームが大井で連を外すと読む。

展開

逃げ馬不在。
今回の予想で焦点を当てたいのはオメガパフューム。
大井2000mのG1を三連勝に二着一回という成績からこのコースが得意だという声を耳にする。
だが、筆者はオメガパフュームのG1三連勝に関しては、完全に展開が向いたものだと思っている。
G1三連勝の前半1000m通過タイムを記載
してみよう。
第64回東京大賞典 61.2秒
第42回帝王賞 61.2秒
第65回東京大賞典 61.6秒

何が言いたいかといえば、全てハイペースなのである。
従って、追い込み脚質のオメガパフュームが勝ったのは当然の結果
だと思っている。
2着に敗れた第43回帝王賞競走の1000m通過タイムは63.9秒と遅い。
それでも2着に来るのだから十分強い、
とだけここでは言っておこう。
今回はここまで遅くなるかは別としても、遅くはなるはずだと読む。

◎ 5 クリソベリル
○ 14 チュウワウィザード
▲ 3 ロードレガリス
△ 1 オメガパフューム

見解

◎クリソベリル
国内では無敗のダート王者。
スピード指数が大切になるダートで、三歳馬同士のレースは指数が低くなることが多い。この馬のジャパンダートダービーも高くない指数で、その次走の日本テレビ盃の1.1倍は危険だろうと思って見ていた。が、指数を大幅に上積みして楽勝。三歳馬が簡単に出せるような指数ではなかった。
G1チャンピオンズカップでも古馬相手に通用するかまだ半信半疑だったが、これが圧巻の高指数で快勝。あのレースは近年でも稀に見るレベルの高さだった。
ドバイ中止後の仕切り直しの一戦、帝王賞でも楽勝。
競馬っぷりも今では安定して先行出来るようになっており、スローペース濃厚なここでは強みになる。

中間は7本。
最終追い切り
10/29(木)栗東坂路 514-25.1-13.0 一杯
外アメリカズカップ一杯と併せで0.4秒先着。

終いが13.0秒とかかっているが、この馬は一杯に追っても割と終いかかるタイプなので問題ないだろう。チャンピオンズカップの時が終い12.9秒だった。当時よりは全体時計は速い。一週前は一杯に追って終い12.2秒で駆けており、力は出せる仕上がりのはず。
軸不動。

○チュウワウィザード
今回、オメガパフュームの逆転候補二頭の内、まずはこの馬を抜粋。
正直、力差は元々ないと思っているどころか、こちらの方が強いと思っている。その証拠に、オメガパフュームに何度も先着している。5回一緒に走って3回先着している。
負けた2回が大井2000mなので、人気は断然オメガパフュームの方に向かうのだろう。
だが、2回の敗因はしっかりしている。

昨年の帝王賞は「展開」のところで書いたようにハイペースになり、先行したこの馬向きの展開にならなかった。それでも1.1/4差の2着なので、そう差がないのだと分かる。
今年の帝王賞はスロー。それでもオメガパフュームに1.1/4差付けられるとはどういうことか?
これもまた位置取りの問題だった。
チュウワウィザードは基本、先行して粘り込むタイプの馬。
なのに今年の帝王賞では勝負所でルメールが動かず、オメガパフュームを先に行かせてしまった。
1.2角と3.4角でオメガパフュームと通過順位が逆転しているのは、そういう騎乗があったから。
上がりはオメガパフュームと同じタイムを計測しており、これも決して力負けではない。
今回、またルメールだが、同じ過ちは繰り返さないはず。

逆転出来るだろうもう一つの理由として、枠順がある。
今回、オメガパフュームが最内枠で、揉まれる危険性というか、競馬をしにくいのは間違いないように思う。対してこちらは外枠。今年の帝王賞時と逆になっている。枠順からも道中動きやすいのはこちらで、枠の利を活かして先行粘り込みを図ってくれるはずだと読む。

中間は9本。
最終追い切り
10/30(金)CW 81.5-65.7-51.4-38.1-12.5 馬なり
本数と時計だけ見れば全く問題なし。
主に三連単の2着付けで購入したい。

▲ロードレガリス
オメガパフューム崩しのもう一頭はロードレガリス。
中央でどんどん指数を上げ、アルデバランステークスではG1でも通用する指数で楽勝した。
平安ステークスは、乗り替わった池添が「集中させることが出来ませんでした」という敗戦の弁を述べている。今回は乗り慣れたユタカなので、その点は心配ないだろう。
前走の白山大賞典はロードレガリスが横綱相撲をしようとした分、マークしてきたマスターフェンサーの切れ味に屈しただけ。元々、マスターフェンサーは切れ味ある馬。あっさり交わされるのかと思いきや、思いの外粘る強い内容だった。指数も悲観するものでは全くなく、まともなら連勝時のパフォーマンスを披露してくれるだろう。
あとはしっかり先行してもらいたいが、地方交流重賞のユタカは信頼出来る。任せておけば問題ないはずだ。

中間は4本。
最終追い切り
10/29(木)CW 82.9-66.5-52.3-37.9-11.8 馬なり
順調なのではないか。

△オメガパフューム
すでに別項で書いたが、1枠、スローペースという危険材料があるにもかかわらず、クリソベリルに次ぐ、3番人気を引き離すだろう2番人気というのはやはり妙味に欠ける。
この馬の外のメンバーを見ても、この馬より先行力ある馬ばかりで、やはり下げざるを得ない可能性が高いだろう。
もちろん、能力は高いので2着に来ても全く不思議はない。
トリガミ覚悟か、そうならないようにこの馬の2着付けを押さえるのも手だと思う。

筆者は予算の関係から、2着付けを買うとしてもトリガミ覚悟の少額になりそう。
基本は3着付け中心。
オメガパフュームが2着に来るか来ないか、筆者が自分で強いた賭けである。
この賭けに勝てれば満足度もかなり高くなる。


中間は9本。
最終追い切り
10/30 CW 81.5-65.7-51.4-38.1-12.5 馬なり
これも追い切りに不安はなさそう。

他。
ダノンファラオ。
圧倒的に指数が足らない。ジャパンダートダービーの指数では古馬に全く通用しないので、日本テレビ盃の惨敗は想定内。それ以前のレースを見ても特筆すべき点がなく、ここは先行出来るにしても消しで良いだろう。
ノンコノユメ。
地方馬なので追い切りは自分には分からない。
この馬、オメガパフュームが勝った帝王賞で3着、東京大賞典で2着だが、大井の重賞でも勝ちきれないこの馬が上位に来られるくらい、追い込み馬に展開が向いたのだ。
丁度、オメガパフューム軽視の理由がこの項目で強化出来た。
追い込みではオメガパフュームに敵わないため、無印。
ミューチャリー。
単純に追い込み馬という理由で消す。能力もちと足らないだろう。
デルマルーヴル。
前走がやたら高い指数なので、印を打とうか迷ったが、そのラップを見てみると相当なハイペースだった。ここはスローで、この馬、末脚が爆発的に切れるという馬でもないため、消す。

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