200m | 400m | 600m | 800m | 1000m | 1200m | 1400m | 1600m | 1800m | 2000m |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
12.7 | 24.4 | 36.5 | 48.6 | 1:00.5 | 1:12.5 | 1:24.2 | 1:35.1 | 1:46.2 | 1:57.8 |
12.7 | 11.7 | 12.1 | 12.1 | 11.9 | 12.0 | 11.7 | 10.9 | 11.1 | 11.6 |
タイムランク:C
メンバーランク:A
勝ち馬指数:102
馬場差:-1.1
馬券はそう勝てなかったが、予想としてはほぼ完璧だった天皇賞(秋)。
馬券のみならず、全馬の評価までほぼ後悔なしに言い当てているつもりなので、是非、特に付け足すことも少ないこの回顧よりも予想をまず見てもらいたい。
ダノンプレミアムの逃げでペースは緩くなった。前後半60.5-57.3という完全な後傾ラップ。
勝ち時計は1.57.8は昨年の1.56.2よりもかなり遅く感じるが、昨年よりもスロー、馬場差も時計のかかる方向に働いたことから、指数にそう差はない。
アーモンドアイは昨年105→今年102に。
ダノンプレミアムは昨年100→今年98に。
両者共に力は出し切ったと見て良いだろう。
予想は「クロノジェネシスを倒せる馬探し」をテーマにしたが、フィエールマンが一角崩しをしてくれた。スローにしても上がり32.7秒の極限に近い末脚を繰り出せるのだから「中距離向きの瞬発力型ディープインパクト産駒」という筆者評は当たったと見て良いだろう。
スタミナも豊富で、昨年の有馬記念で超超消耗戦に対応出来たようにタフなレースになっても崩れるイメージはない。
1着アーモンドアイ
間隔の空いたローテーションなら衰えはなかった。
半馬身差でも危なげはなかった。
敢えて指摘するのなら、今回も前走の安田記念に続いて上がりで3位。
これは相手関係や位置取りもあるので、一概に言えるようことではないが、今までは有馬記念を除き全て上がり2位の末脚を使っていた。衰えの兆候はあるのかもしれない。
3着クロノジェネシス
三連単の3着付けなら買っておけば良かったと少々後悔したが、やはり良馬場ではこの馬を負かせる馬がいた。
が、北村友一騎手が取りたいポジションが取れなかったと謝罪しているように、まともなら2着を確保していたのだろう。時計の出る馬場でもここまで走り、時計のかかる馬場ならほぼ無敵とは恐ろしい牝馬である。
更に一段階成長したら、手のつけられない馬になりそう。
430キロ台だった三歳時から、今では460台にまで増えている。馬体重が成長のバロメーターになっているだろうところもあり、今後も気を払っていきたいところ。
4着ダノンプレミアム
川田も結果に納得しているようで「今出来る全力の走りをしてくれました」というコメントを残している。
逃げたこの馬向きの流れになったと思うが、超トップクラスには一枚劣るのだろう。
ディープインパクト産駒でここからの成長は期待しにくい。
現状の能力をキープして、今後、どこまでやれるかだろう。
5着キセキ
やはり切れるタイプではない。
逃げる等の工夫がなければ、この舞台は合わないだろう。
6着ダイワキャグニー
「強いメンバーを相手に、今までならやめていたのに、58キロを背負っても最後まで諦めないで走ってくれた」というウチパクのコメント。
去勢効果もあるのかもしれない。今まで崩れることも多かったが、今後どうなるか注目。
7着ジナンボー
「この馬には馬場が速かった」というデムーロのコメント。
時計のかかる馬場で、距離も2000mまでかなという馬か。
8着カデナ
「忙しい。全体時計も速いし、上がりも速かった」という田辺騎手のコメント。
タフなレース向き。
9着スカーレットカラー
「メンバーも強かったし、距離もあるのかな。体が増えていたのは良いこと。何もなければマイルチャンピオンシップへ」という調教師コメント。
ちょっとばかり残念な結果。やはり距離なのだろうか、マイルチャンピオンシップは既定路線のようなので、そこで期待したい。
12着ダノンキングリー
「道中で力んでいて、リラックス出来なかった」という戸崎のコメント。
昨年、本音はどうであれ、距離を理由に天皇賞(秋)を回避したことからも、ちょっと距離が長いのかもしれない。それでもここまで負けてしまうと何とも言えない。
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