クイーン賞2020 予想 低レベルの牝馬限定交流重賞で前有利。

展開

※はじめに
船橋競馬場の砂が入れ替え。
以下、船橋ケイバのサイトから引用。

船橋競馬場では施設整備の一環として、次のとおり本場馬の砂の全面入替を行いましたのでお知らせします。
これにより、令和2年11月30日の第9回開催から新しい砂の馬場での開催となります。

産  地宮城県黒川郡大和町(旧産地:青森県六ケ所村)
砂  質山砂(旧産地は海砂)
砂  厚10.0㎝(従来は9.0~10.0cm)

正直、地方の馬場に詳しくないので、自分で調べた限りの情報しか持ち合わせていないが、時計は速くなっているという話。
肝心の伸びどころ。
12/1までは内前有利の馬場だったらしいが、12/2は雨の影響なのか、外差しが決まっていた。当日、前有利なのかそうでないのかは映像で見てから購入することを推奨する。
印もトラックバイアスの影響を特に加味していないが、差し有利のようなら購入額は控えめにしたい。
では、本題に入る。


牝馬限定の地方交流重賞は低レベルな傾向にあり、地方馬も馬券に絡みやすい。
このレースも過去10年で地方馬が馬券に絡まなかった年は1度のみ。
執筆現在、地方に移籍したばかりのラインカリーナが1番人気で、サルサディオーネが3番人気。中央勢のメンバーを見ても、今年は特にレベルが低いように感じる。

逃げ馬が非常に強いレースで、ここ3年連続で逃げ切り。
過去10年で見ても逃げ馬は[4.2.2.2]という圧巻の成績。
メンバーを見渡しても逃げに特別こだわるのはサルサディオーネくらいで、先行馬も少ない。
前狙いで勝負する。

◎ 9 サルサディオーネ
○ 3 パールデュー
▲ 4 メモリーコウ

△ 1 ラインカリーナ

見解

◎サルサディオーネ
今では1800はやや長そうなサルサディオーネに本命を打つ。

前走のJBCレディスクラシック当日の大井競馬場は、前が止まらないような馬場。
JBCレディスクラシックも、指数ダントツのマルシュロレーヌが差せず、2番手3番手に付けた馬で決着。
JBCスプリントは前半33.4秒というハチャメチャな超ハイペースながらも、前に行ったモズスーパーフレアとマテラスカイがそこそこ残ったので、前有利のトラックバイアスは相当なものだったろう。

それを考えれば、この馬の7着は物足りないが、そもそもこの馬は右回りが完全に駄目。
馬券圏内に入ったのは全て左回り。右回りの馬券圏内は0という徹底ぶり。参考外で良い。

前々走の日本テレビ盃は前半1000mが58.6秒という自滅して当然のペースで逃げたので、これも参考外。
同距離同コースで行われたこの惨敗で人気を落とすようなら美味しい。
執筆現在、3番人気はあまりにも美味しすぎて、レースが近づけばおそらくもう少し人気になるだろう。

今回と同じ船橋1800mで行われた報知グランプリカップが優秀で、決して楽ではないだろうペースの中、ここでも勝負になるレベルの指数で逃げ切っている。
破った相手も先日の浦和記念で0.1秒差のタービランスなのだから、その実力は本物。
この時が54.5キロで、今回が55キロと、そう斤量差もない。
左回りの船橋なら、やや長いと思われる1800mでも通用する。

他の先行馬、ラインカリーナ、ステラモナーク、パールデュー、いずれも逃げにこだわるタイプではなく(ラインカリーナは逃げたいが、行けない、ようなタイプに見えるが)、楽な単騎逃げが可能だろう。
問題は当日のトラックバイアスだけ。

○パールデュー
指数的には足らない馬だが、安定した先行力と、51キロという軽量、そして成長度を買って対抗評価としたい。

先行力だが、スローで先行してきただけではない。
骨折明けの3走前、芝スタートの東京ダート1600mでのものだが、前半3ハロン34.2秒という前崩れのペースを楽に先行している。
他のレースでもスタートはほぼ促すことなく楽に好位を取っているので、ここも安心して見ていられるだろう。

指数の方だが、牝馬限定戦は指数も低くなりがちで、高いものが必要とならない場合が多い。
骨折明けの3走前から追い切りでの時計も速くなっており、成長しているのが連勝につながっているのだろう。前走は同着だが、それでも勝ちきっていることを評価したい。

同じ先行馬のラインカリーナもスタートは速いのだが、毎度促しながらの先行策で今回は最内枠。3番枠を引いたこちらがスタートセンスの良さと軽量を活かして前に出てスムーズな競馬が出来る可能性は高い。

牝馬限定戦のここなら。

▲メモリーコウ
ここは軽度の骨折明け。
中間、追い切りは4本のみだが、最終追い切りで自己ベストを更新。

11/25 栗東坂路 50.6-37.3-25.0-12.9 一杯

仕上がっていないから一杯に追って自己ベストを更新してきたという見方も出来るため、正直どちらに転ぶか分からない。
それでも地方は合う馬で、指数的にも足りる。

その意味で単穴評価とする。

△ラインカリーナ
地方転入初戦。
近走の中央での惨敗はハイペースに巻き込まれたものばかりなのでそう気にする必要もなさそうだが、その前の地方交流重賞・マリーンカップとエンプレス杯で指数を落として馬券外に飛んでいるのは気になる。

前述した通り、最内枠でのスタートにも不安がある。
パイロ産駒で早熟傾向もあるのかもしれない。
それでも惨敗している中央での指数はそう悪くない。このメンバーでは高い方で、地方転入が良い方向に出ていれば。
船橋を知り尽くしている森泰斗が乗るのも好材料で、連下評価にはする。

他。
アッシェンプッテル

指数だけなら抜けて一番なのだが、とにかく前に行けない。
ここ三走の好走はペースも流れて差しも利く流れになったからこそのもので、流れたから指数も高く出ているものだと見たい。
サルサディオーネの単騎逃げと予想している以上、ここは軽視する。
このレース、過去10年を見る限り、後方から上がり最速を使うような馬は3着内もかなり厳しい。
印は打たなかったが、三連単を買うなら3着付けで押さえておくのも手だろう。
また、差しの利く馬場が継続しているようなら、評価を上げることも検討したい。

シネマソングス
地方交流では良いところなし。
東京、札幌での連勝は先行出来たが、スローペースに恵まれての先行だろう。
その連勝は共に36秒台前半の速い上がりを使ってのもので、上がりのかかる地方向きの馬ではないと見る。
中央のオープンクラスでは勝負にならないからここで賞金を稼ぎに来ているタイプだろう。
こちらは完全に切る。

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