京都金杯2020 レース回顧

ラップタイム
200m400m600m800m1000m1200m1400m1600m
12.123.134.947.159.01:10.91:22.31:34.0
12.111.011.812.211.911.911.411.7
※スマホからの場合、左右にスクロールして見ることが可能です。
指数

タイムランク:D
メンバーランク:C
勝ち馬指数:96
馬場差:+0.9
トラックバイアス:内・前

※タイムランク、メンバーランク、馬場差等は、グリーンチャンネルの「先週の結果分析」における数値を利用しています。
※トラックバイアスはスマート出馬表を利用しています。「コース取り」と「位置取り」から判定されているものです。
コース取り:超外(有利)・外(有利)・超内(有利)・内(有利)
位置取り:超差(有利)・差(有利)・超前(有利)・前(有利)
※特に偏りがなかった場合は空白。

レース回顧

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2021/1/2執筆

例年、内枠先行有利になる反則的なレース。
11月の京都開催がCコースで、1月はAコース。その間にグリーンベルトが出来るため、内が有利、というロジック。
このレースも内枠先行で決着した。

1着、連下のサウンドキアラはスタートを決めてスムーズに先行。
前走リゲルステークスは前傾ラップで前壊滅のレース、差してきて3着だったが、元々は京都巧者。京都でしっかり巻き返した。

2021年は京都開催がないが、その後の成績を見る限り、坂のあるコースも克服している。それでも平坦か緩い坂のコースで強気になりたいタイプの馬に変わりはない。

2着に本命のダイアトニック。
前走のマイルチャンピオンシップはスローペースで外を通した差し馬のロスが大きくなるレースだった。今回は内枠に入って順当に巻き返し。

その後の成績を見る限り、課題だったスタートの遅さは克服している。
キーンランドカップはトラックバイアス、スプリンターズステークスは不利に泣いただけ。

3着ボンセルヴィーソ。
ダイワメジャー産駒の消耗戦タイプ。
ここは瞬発戦になったが、内枠先行有利のトラックバイアスを最大限に活かした。
また、前半47.1秒というスローも、馬場差+0.9秒という重い馬場も味方した。

この手のタイプは展開に恵まれたということで人気になりにくいが、前有利が競馬の本質。その後の戦績が示す通り、前有利の馬場や展開、また、元々得意の消耗戦で複数回、穴をあけている。

内枠先行有利故に、差し馬が来るとすれば、早めにスパートしても止まらない、長く脚を使える馬。

その点、4着のソーグリッタリング、5着のブレステイキングは傾向にぴったりな馬だった。

ソーグリッタリングはステイゴールド産駒という点からもその素質があると分かるが、消耗戦カシオペアステークス3着、直線長くて消耗戦の要素が問われる新潟の関屋記念で3着、ロンスパの消耗戦になった都大路ステークス1着と、その戦績からもここへの適性があると分かる。

ブレステイキングも馬場差-2.2秒ながらもレース上がり35.6秒かかったレインボーステークスを勝っていることから、ディープインパクト産駒の消耗戦>瞬発戦、タイプだろう。

6着、単穴のエメラルファイトは枠順、展開にも恵まれたが、伸びあぐねて5着。
その後の戦績はイマイチ。課題はスタートと成長力か。

7着、対抗のドーヴァーは完全な消耗戦向きの馬。
そういう展開なら。

1番人気を裏切ったカテドラルは、外枠というのが大きい敗因だが、その後の戦績を見る限り、現状1600mはやや長いか。
不利があって6着のマイルチャンピオンシップ、5着の富士ステークス、2着アーリントンカップは全てスローでスタミナがそう必要ないレースになった。
タフなレースになったマイルカップの3着は、内を突く競馬(トラックバイアス的には不利だったが)。
現時点では、勝った朱鷺ステークスのように1400mの消耗戦がベストだと見る。